2001年12月18日
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今日の新聞の片隅に
「あなたが持っていない物を、それを必要としない人に売るのがビジネスである・・・ユダヤ格言」
というコラムが載っていて、
「必要としない人に売るって?」と考えてみたら、思い当たる事があった。(「あなたが持っていない物」の部分はちょっと横に置いておいて)

(その1)
10年位前、当時は社会人3年目で、同期の友人に「やせたくない?」と誘われ、ほいほいついていった先は、補正下着の店。店と言っても、マンションの1室で、中では下着姿にタオルを巻いただけの若い女性がうろうろしている妙な世界だった。
私も嫌と言えず、あれよあれよという間に下着姿にさせられ、3サイズを測ってもらい、次に補正下着を着せられ、店員の手が私の贅肉をヨイショとブラジャーやガードルの中に押し込み、
「どう、さっきと全然違うでしょ?」と
店員は得意そう。

結局、店員の
「産後は必ず体型が崩れるんだから、これさえあれば大丈夫だって!」
の言葉に納得してしまい、隣に友人もいるので顔を潰すわけにもいかず、30万円の契約をしてしまった。当時はまだボーナスに見込みがあったので、それを当て込んでの買い物だった。
でも、後で友達3人紹介して契約するとプレゼントがもらえるというマルチ商法と分かり、私はまんまと引っかかったのだった。(その友人はサッサと会社を辞めちゃうし…)
結局1ヶ月使って、きつくて耐えられず、今だに捨てられずにタンスの上に置いてある。

(その2)
8年前、シンが産まれてまだ間もないころ、「布団を無料でクリーニングします。」という電話がかかり、「無料」に弱い私はOKしてしまった。
訪ねてきたセールスマンは外国製の大きな掃除機を取り出し、布団の上をギューンと掃除した。
フィルターの中に仕込んだ黒い布を取り出し、
「こんなに小さなほこりもしっかり吸い取るんです。」
「お子さんのアトピー心配でしょう?ダニも全部吸い取りますよ。」

と、次々にまくしたてた。
私は買う気はさらさらなかったが、そばで聞いていた母(産後の手伝いに来ていた)が、すっかり乗り気で
「母さんが買ってあげるから。赤ちゃんのアトピー心配だし、あんたは掃除嫌いだから、高い掃除機と思ったら頑張って使うんじゃない?」
と言って30万だか35万の契約書にサインしてしまった。
どう考えても掃除機1台30万は高い。でも母にとっては、ものすごい吸引力はそれに値したのかも。(母は月給18万なのに)

ぽつりと「本当に掃除ちゃんとするんか?」とだけ。
実際、あまり活用していない。吸引力はすごいが重い…。いや、それ以前に私のズボラさが原因か…。

クーリングオフしようとは思わなかったが、なにせセールスマンが「今お使いの掃除機は下取りします」と言って、2000円で持っていってしまった。
きっと、クーリングオフしても古い掃除機は帰ってこないようになっているんだろう。つまり、クーリングオフしてもまた新しい掃除機を買わないといけない…。人間の心理をうまく突いているなあ。
感心してしまう。そのずる賢い知恵をもっといい方に生かせばいいのにねぇ。
でも、今でこそ怪しい電話は即「結構です!」ガチャンと切っているが、私のようなだまされやすい人間がいるから、この手の商法は永遠に無くならないだろうなあ…。

「必要としない人に売る」って難しそうで簡単なのかも。





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最終更新日  2001年12月19日 18時05分15秒
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