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2004年02月02日
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ご多分にもれず、


でも、映画やドラマは正直あまり見たくない。
理由は、最後に必ず斬り殺されるからである。
気分が乗ったときでないと見ていられなくなるのだ。

坂本竜馬の物語はたいていこうだ。
おおらかなる竜馬がその性格のまま時代の波に乗って、
その時代を代表する人物達と知り合い、その人物達との交流によって、
竜馬が思い描く日本という国を生み出そうとする。

そのおおらかさに映画やドラマを観ている男は、
憧れ(僕だけか?)、楽しみ、思うように事が進む過程を満喫するのである。
まるで子供に戻ったかのように、
現実の苦しいことやしがらみや家庭の内情(すみません僕だけです)を忘れて、
やっぱり男はこうありたいよなぁ・・・と思わせてくれる。
しかし・・・しかしである。
最後には竜馬は斬殺されるのである。
涙など出る状態ではない。
ただ、自分がその現場にいるかのようにあっけにとられることしかできないのである。
しかも犯人(下手人か)は不明。
そこで、物語は唐突に終わり、たいがいの見ている人の頭の中には、

と、なんとなくノスタルジックな感傷に浸り、
時代の寵児としての竜馬の存在に納得するのである。
いや、自分の心を納得させるのである。
この、天国から地獄へのギャップが、子供に戻っていた男心に傷を作るのである。

だから、今回の10時間ドラマ「竜馬がゆく」も録画して、


感想は、市川染五郎は名優だと思った。
竜馬を取り巻くその他の俳優さんたちも、非常によく選ばれており、
感情移入がしやすくとても楽しく見ることができた。

このドラマを実際に見るまで、
「染五郎じゃだめだよぉ」
と、嫁さんに抗議をしていた。染五郎は好きな俳優の一人だが、
僕の中の竜馬とイメージが合わなかった。
しかし、うれしい誤算とでも言おうか、
染五郎の竜馬にほれてしまっている自分がいた。
「高知出身かよ」とまで思わせる完璧な土佐弁。
竜馬を思わせる子供のような立ち振る舞い。そして笑顔。
第四部を観るまでに、竜馬と染五郎が僕の頭の中で完全に一致していた。
嫁さんも「竜馬の顔になったね」と言っていた。

DVDに焼いて保存しようと心に決める(実際に焼きます)ほど面白かった。

ひとつ心に響いた台詞があった。

「この世に絶望らぁ無いきぃー!」(この世に絶望って言うこと無いよ!)

ドラマを見終わった後、
この台詞を思い出し、心の傷が少し癒えた。





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最終更新日  2004年02月04日 04時38分48秒
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