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2004年04月18日
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僕の母方の祖母は84歳。
今は、叔父夫婦(母の弟夫婦)が介護をしている。

緑内障と糖尿病で目をやられて、
今は全盲状態になっている。

それでも祖母は明るい。

叔父夫婦が自分の世話をしてくれているから、
こうやって生きていられると感謝の念でいっぱいだ。

そんな、祖母の楽しみは、ラジオ。
目が見えないので、昼間っからカーテンの閉まった部屋で、

病気についての情報も入ってくるし、
時報で時間もわかる。自分が若かった頃の歌が聞けたりと
とても楽しいと言って聞いている。

もう一つ、大好きな物がある。

 電話だ。

祖母を見て、人間の能力はすごいなと思わされる。

通常、電話と言うのは電話番号を押さないといけない。
普通の人でも、いつもかける先の電話番号なら、
10や20ぐらいは覚えているのだろうが、
ちょっとかけなかったり、携帯を電話帳代わりに利用するば、
たちまち忘れてしまう。かけようと思って電話番号を

祖母は全盲である。書きとめておいても見えないので、
記憶するしかないのである。

びっくりしたのは、僕の母親(祖母から見て娘)の友人の
電話番号を覚えているのである。

僕なんか、娘の友達の名前と飲み屋のお姉さんの名前との


それはさておき、祖母は毎日、僕の母に電話をしてくる。
それも最低でも1日に3回はかかってくる。
お店の事や、孫(僕や妹)の事、曾孫の事。
取るに足らないおしゃべりを毎日している。

そんな母娘(おやこ)にストップがかかった。
介護してくれている叔母が、祖母と母で叔母の悪口を
言っていると思い込んでいるそうだ。

以前から、同じような理由で、
母からは、祖母に会いにいくのもだめ。
母から祖母への電話もだめ。と言う状態になっていた。

でも、祖母から母へのアプローチは、
母の方からやめる事が出来ないため、
前述のように、祖母からの電話は、
頻繁にかかってきていたのである。

それにストップがかかったのである。
しかも、祖母には何も言わず、こちらから断ってくれと言うのだ。

僕の母は自分を産んでくれた母親に、
自由に会ったり話したり出来ないばかりか、
話をしたい母親から電話があっても、
何かしらの事情(嘘)を作って、
話をしないようにしなければいけなくなったのだ。

僕は決してマザコンではない(と思う)が、
他人の事情で、自分の母親に会ったり、
話したりすることが出来なくなるのは耐えられない。
しかも、その事情を抱える他人が、
自分の兄弟夫婦ならなおさらだ。

いつも、気丈な母ががっくりしている。
唯一、元気が出るのが孫(僕の娘)を見るときだけになった。

介護をしている方々は、
日々の事で、本当に大変だと思うし、本当に感謝をしている。

だが、母親の今の姿を見ていると、
胸から熱いものが込み上げてきて仕方がない・・・





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最終更新日  2004年04月18日 21時35分28秒
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