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2015.07.13
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カテゴリ: SFホラー映画
0100 地球最後の男/オメガマン

『地球最後の男/オメガマン』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ボリス・シーガル
・製  作  ウォルター・セルツァー
・脚  本  ジョン、ウィリアムズ、
       ジョイス・フーパー・コリントン
・撮  影  ラッセル・メティ

【キャスト】
・ネビル………チャールトン・ヘストン
・マサイアス…アンソニー・ザーブ
・リサ…………ロザリンド・キャッシュ
・ダッチ………ポール・コスロ

『地球最後の男/オメガマン』ウラ面

【仕  様】

・製作年度  1971年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE OMEGA MAN
・収  録  本編:98分、映像特典:14分
・音  声  1.オリジナル<英語>(モノラル)
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB シネマスコープサイズ
・そ の 他  片面2層ディスク、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、セル専用
・発 売 元  ワーナー・ホーム・ビデオ
・字幕翻訳  宍戸 正

       2.オメガマン – 最後の生存者(約10分)
       3.オリジナル劇場予告編

【ジャケット】
・オモテ面:The last man alive... is not alone!
・ウラ面 :“地球最後の男”人類最後の戦い!
      チャールトン・ヘストン主演のSFアクション!


ジャケットのデザインとしては、古めかしい。昔、2番館でかかっていたB級映画のチラシみたい。手抜きかなぁ。(嘆息)
ウラ面も、さっぱりしている。素材が少なかったのだろうか。もう少し手を入れて欲しかった。

『地球最後の男/オメガマン』ピクチャ・ディスク

【感  想】
「無人の都市と男が独り」

終末を描いた作品が好きだ。

人類は死滅し、誰もいないビル街や無人のショッピングモールを、カメラは映し出す。
道路にはゴミが舞い、車が朽ち果てている。草木が繁茂して、少しずつだが、街を自然に返そうとしているかのようだ。
静けさだけが世界を支配していた。
――こうしたイメージは、本作品によってカタチ作られたと言っても過言ではない。私にとっては原体験のようなものだ。

だから、多少感傷的になっている。

でも、客観的にみても、終末映画の代表格の1本であることに間違いはないだろう。個人的には名作だと思っている。(笑)
ただ、陳腐化が激しいので、いまの人たちにはむかないかも知れない。(苦笑)

――1976年、中ソの細菌戦争で人類は死滅してしまう。
生化学者のネビルは、自ら開発した抗体によって生き延びたものの、孤独や“ファミリー”との戦いに倦んでいた。
“ファミリー”は、ウィルスに感染しながらも死ななかった人たちだ。色素が抜け落ち、太陽光のもとでは生きていられない。彼らは、指導者“マサイアス”の許に集まり、文明を憎み、その象徴であるネビルを狙っていた。
そんな或る日、ネビルは、ゴーストタウンと化したロサンゼルスの街で、人影を見掛ける。
……というお話し。

冒頭、誰もいないビル街を車で疾走するシーンが見事。これに尽きる。
『アイ・アム・レジェンド』でも、このシーンを再現していたが、凌駕することは出来なかった。

学生の頃、オールナイトで映画を観た後、明け方間近の有楽町の街を歩いたことがある。空は明るくなっているが、街は薄い闇に沈んでいる。車はまばらにしか走っておらず、歩いている人はいない。
あの時、私の神経はぶっとんでいた。麻痺していたと言うべきか。
痺れた感覚のまま、銀座から築地を抜けて港まで歩いた。街が目覚めて動き出すとともに、私の神経も落ち着き始め、どこぞのゲートにもたれて眠っているところを、お巡りさんに起こされた。(笑)

たぶん、私は歩きながら、本作品のネビルを追体験していたと思う。明け方の無人の街は、それほど強烈なヴィジョンだった。映画の世界が目の前に現れたのだから……。

いまは、ひと晩中、車は走っているし、ビルから吐き出された酔っ払いがクダを巻いている。有楽町にパチンコ屋を作ったり、銀座にファーストフードが出店を始めた辺りから、あの街は静けさを失ったのだと思う。
ザンネンなことだ。

主人公のネビルを演じるのは、チャールトン・ヘストン。言わずと知れた名優。いまとは違う肉体派のスターだった。
ボディビルダーとは違うし、格闘技で魅せるわけでもない。並外れた体躯と存在感、演じた役柄の数々から、そう言われている。
でも、意外とそうではないんじゃないかと個人的には思っている。(笑)

監督は、ボリス・セイガル。映画よりTV畑の方だった。飛び抜けた才は感じられないが、どの作品も分かり易い。
『刑事コロンボ』シリーズでも何本かメガホンを取っている。脚本の意図をよく汲み取る、いい監督さんだと思う。

原作は、リチャード・マシスン。暗喩を散りばめて、この時代らしい社会風刺を物語の中にこめている。アイデアだけではない作家だった。
『激突!』もそうだが、人間の根源的な恐怖に言及する作品が多かったと思う。

私にとっては、忘れ得ぬ作品なだけに、公平な評価は難しいが、おおぜいの人たちに観て欲しい逸品と思う。

オススメ!





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Last updated  2015.07.13 06:38:18
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