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2016.01.19
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カテゴリ: ヒューマンドラマ
0290 The Lady アウンサンスーチー/ひき裂かれた愛 [ブルーレイ]

『0290 The Lady アウンサンスーチー/ひき裂かれた愛 [ブルーレイ]』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  リュック・ベッソン
・脚  本  レベッカ・フレイン
・製  作  ヴィルジニー・ベッソン=シラ
       アンディ・ハリース
・撮  影  ティエリー・アルボガスト
・音  楽  エリック・セラ

【キャスト】
・アウンサンスーチー…ミッシェル・ヨー
・マイケル・アリス(スーチーの夫)…デヴィッド・シューリス

『0290 The Lady アウンサンスーチー/ひき裂かれた愛 [ブルーレイ]』ウラ面

【仕  様】
・型  番  DAXA-4326

・製 作 国  フランス
・原  題  The Lady
・収  録  本編 133分+特典約49分
・音  声  1.英 語 (オリジナル) 5.1chサラウンド DTS-HDマスターオーディオ
・字  幕  1.日本語字幕
・サ イ ズ  16: 9 スコープ・サイズ 1080p High Definition
・そ の 他  片面2層、AVC、COLOR、dts-HD Master Audio 5.1、
       Blu-ray、セル専用
・日本公開日 2012. 7.21.
・リリース  2013. 2. 8.
・発  売  角川書店

・映像特典  1.メイキング&スタッフ・キャストインタビュー
       2.ジャパン・プレミアイベント映像
       3.予告編集(オリジナル予告・日本版予告)
・封入特典  ブックレット(16P)
・字幕翻訳  松浦美奈


【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :今、世界が注目するアウンサンスーチー
      孤独な闘いを支えた、知られざる愛の物語。

凛としたアウンサンスーチー(ミッシェル・ヨー)の横顔がオモテ面のジャケット。彼女の意志的な表情、雰囲気が全てを物語っていると言いたいようだ。その通りの作品だった。(笑)
ウラ面も、アウンサンスーチーの笑顔が中心。夫や子供たちの画像が、もう少し大きく使われていても良いような気がする。その方が、作品のテーマを伝えられたのではなかろうか。
いいジャケットだが、作品と同様に、アウンサンスーチーに注目し過ぎのような気がする。

【感  想】
「泣いたり喚いたり自暴自棄になったりしない」

ビルマ(現ミャンマー)を舞台にフランス人監督が中国系マレーシア人の女優を主演に迎えて撮り上げた作品。英国と仏国の合作になっている。映画の世界は多国籍だなぁとツクヅク感心してしまった。

現実のビルマがどうなのか、行ったことがないので分からない。けれど、アウンサンスーチーさんの軟禁が解かれたことは報道で知っている。よい方向に進んでいると思いたい。

――1988年、英国で家族と一緒に暮らしていたアウンサンスーチーは、ビルマで起きた学生のデモ隊と軍部の衝突に心を痛めていた。
そんな折り、病気の母の容態を知らせる電話が入る。彼女は、母を見舞うために帰国することになる。
しかし、それが彼女の、そして家族の長い戦いの始まりだった。
軍部にマークされる中、選挙への立候補を促す人たちが陸続と彼女の許を訪れる。彼女の父親が“ビルマ建国の父”と国民から慕われるアウンサン将軍だったからだ。
彼女は、ついに立候補を決め、国民の前で演説をすることになる。けれど、軍部がそれを看過するわけがない。彼女は自宅に軟禁されてしまう。
……というお話し。

アウンサンスーチーを演じるのは、ミッシェル・ヨー。『グリーン・デスティニー』や『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』でお馴染みの女優さん。
彼女は、顔立ちがキレイだとか美人だとか言うのとは、ちょっと違う。独特な雰囲気と生活感のある顔立ちが魅力的なのだと思う。好きだなぁ。いい歳のとり方をされていて羨ましい。本作品でも、その生活感がリアリティを持たせていた。

夫のアリス教授を演じるのは、デビッド・シューリス。こちらも、味わい深い顔立ちをされている。双子という役柄で、どちらも彼が演じていた。
幾つか出演作品を観ていると思うのだが、思い出せない。でも、彼のことは覚えている。そんな役者さんだ。

本作品は、家族の物語である。夫婦や親子の愛情が国家に断絶される。
歴史の境目にいたがために別れ別れになった恋人たちや家族の物語は、昔から映画の題材に取り上げられて来た。本作品が初めてってワケじゃない。
それでも、本作品が特別な感じがするのは、登場人物の精神が高いレベルにあるからだろう。自分の身に置き換えたら、そう思わざるを得ない。(笑)

実に18年間も軟禁されたら、こんなにも肯定的ではいられないと思うのだ。現状に馴らされてしまう。
無人島で数年も過ごしたら、島での生活を容認してしまう。帰る方法を探すことを諦め、島での生活に甘んじる。それがフツーだと思う。

ところが、アウンサンスーチーさんは、祖国のために民主化への信念を燃やし続けている。
その家族もまた、妻や母への思いを忘れずに理知的な手段を取っている。
……私にはムリだ。
あれだけの敷地だ、軟禁されたら、その中での生活を是とするに違いない。
もし、家族が軟禁され、自分たちには渡航の許可も下りないとしたら、半ば諦めムードだ。国が一個人のために尽力するとは思えないし、役人なんか信じちゃいない。
自分への言い訳のために行動はするだろうが、事態が打開されるなんて信じていない。
私自身は、その程度だ。

映画では描かれていないだけかも知れないが、嘆いたり、喚いたり、怒鳴ったり、モノに当たったり、絶望したり諦めたりしない。浮気もしなければ、グレて非行に走ったりもしない。
実に見事な人たちだと思う。揶揄しているわけではなく、心が穏やかで精神が高いレベルにある人だけが、信念を貫けるということだ。

映画としては、後半が端折り過ぎだと思うが、いい作品だった。
ポリティカルな側面から精緻に描いてサスペンスフルな作品に仕上げる手もあっただろう。そうしなかったのは、良くも悪くもリュック・ベッソン監督だからだと思う。

ビルマによりよい治世が訪れることを願って、オススメ!





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Last updated  2016.01.19 07:51:08
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