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2016.02.27
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0329 テンプル騎士団/失われた聖櫃〈アーク〉

『0329 テンプル騎士団/失われた聖櫃〈アーク〉』オモテ面

【スタッフ】
・製  作  ティヴィ・マグヌソン「氷の国のノイ」
       ミー・アンドレーセン
・監  督  カスパー・バーフォード
・脚  本  フィリップ・ラゼブニク「ポカホンタス」
・撮  影  ヤン・リヒタ・フリス
・編  集  カスパー・ライク

【キャスト】
・ユーリエ・グルントヴィ・ヴェスター
・ニクラス・スヴァーレ・アナセン
・クリスチャン・ヘルボ・ヴィンペア

・ピーター・ガンツェラー
    「幸せになるためのイタリア語講座」
・ウルフ・ピルガード「モルグ」

『0329 テンプル騎士団/失われた聖櫃〈アーク〉』ウラ面

【仕  様】
・型  番  ATVD-12091
・製作年度  2005年
・製 作 国  デンマーク
・原  題  THE LOST TREASURE OF THE KNIGHTS TEMPLAR
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、NTSC、
       日本市場向、DOLBY DIGITAL、DVD、
       レンタル専用
・発  売  アット エンタテインメント株式会社

・収  録  本編 87分
・音  声  1.デンマーク語[ドルビーステレオ]
       2.日本語[ドルビーステレオ]
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語吹替用字幕

・リリース  2006.10.06.

【ジャケット】
・オモテ面:「一つの手が導き 一つの手が扉を開ける」
・ウラ面 :探せ 追え 謎を解け――――
      タイムリミットは2日後の夜明け!
        大人も子供も楽しめる
        極上のエンターテイメント作!

オモテ面だけ見ると、テンプル騎士団の騎士が大写しになっている。本格的なアドベンチャー映画のカンロクだ。辛うじて、子供たちの姿が確認できる程度におさめている。
一方、ウラ面は、子供たちを中心にしたデザインになっている。ひと目で、子供向けの作品であることが分かる。
いい作りだ。
本作品は、キャッチコピーの通り、大人も子供も楽しめる。ジャケットも、それに違わない出来映えだ。素晴らしい。

【感  想】
「デンマーク映画は侮れない」

ファミリー映画だけど、なかなか面白かった。デンマーク映画? 『バベットの晩餐会』もそうだったが、独特な雰囲気がある。透明感のある映像が、いい。唯一無二だ。

――デンマークのボーンホルム島。夏休み、12歳になるカトリーヌは、父親と一緒にこの島にやってくる。
彼女は、友達のニスがテンプル騎士団について調べていることを知って、手伝うことになる。島には騎士団にまつわる言い伝えが残っており、ニスは、財宝が島にあると信じていた。
スポーツ万能のマティアスと、何故かニスの幼い妹のフィエも加わって、宝探しの冒険が始まる。
……というお話し。

多少、説明不足な気もするが、大人が観ても違和感なく楽しめる作品だった。

カトリーヌは、厳格な父親と上手くコミュニケーションが取れずに悩んでいる。その悩みを打ち明けたヨハネス神父が崖から落ちて死んでしまったり、悲しい事件も起きる。基本的には、彼女が主人公なのだろう。
けど、ほかの子供たちも生き生きしているので、ちょっと影が薄かった感じもする。(笑)
カトリーヌを演じるのは、ユーリエ・グルントヴィ・ヴェスター。長い名前だなぁ。うまく発音出来ない。

謎を解いて行くのはニス。スポーツ用品店の子供なのに、好奇心旺盛なガリ勉タイプ。児童向けの図書なら、間違いなく彼が主人公だ。
演じるのは、クリスチャン・ヘルボ・ヴィンベア。こちらも長い名前だ。(笑)

マティアスは体格がよくてガキ大将タイプに見えるが、意外と温和しい。
でも、自転車で車を飛び越えたり、ボールで敵を倒したり、結構活躍していた。それに、なかなか良い顔つきだ。
ニクラス・スヴァーレ・アナセンって子が演じていた。この子の名前も長いな。(苦笑)

ニスの幼い妹のフィエが可愛らしくて、頑張っていた。こんな小さい子を連れて冒険でもなかろうと思っていたら、バイクに森の中を追い回されたり、クライマックスでは悪者相手に戦っていた。(笑)
演じていたのは、フレデリッケ・トーマッセン。ようやく普通の名前だ。(笑)

――ヨハネス神父からカトリーヌが貰った指輪を手がかりに、4人はカギと一枚の手紙を手に入れる。着々と財宝に近づいていたが、“黒の兄弟団”の魔の手も近づいていた。
彼らも、騎士団の財宝を狙っており、メンバーの誰かがヨハネス神父を崖から突き落としたとカトリーヌは思っていた。
夏至の日の出の時に、手紙が示す場所に行けば、財宝が見つかる。あと少しで全ての謎が解ける。
しかし、黒の兄弟団が行く手を阻んでいた。
……という展開。

ヨハネス神父を演じたのは、ウルフ・ピルガード。どんな役者さんなのか知らないが、本作品では重要な役回りの登場人物を演じてソツがなかった。

厳格な父親クリスチャンは、ピーター・ガンツェラーが演じた。ヒゲをたくわえた寡黙な男。もうちょっと描写が欲しかったところ。

謎を秘めた円形協会や遺跡などが登場し、魅力的なロケ地を選んでいて、映像面でも楽しませてくれた。
何度かヨットを操艇するシーンがあり、これも見どころの一つになっている。

大人向けの映画づくりのフォーマットで、子供向けの映画を作ったような印象だ。なかなか珍しいのではなかろうか。
特にカメラは優れている。こんな光で撮られたら、とても子供向けだなんて言えない。

そう言えば、デンマーク映画界は、CG等による映像の加工を否定している。そんな方針が、本作品でも見え隠れする。安易にコンピュータに頼らず、レンズ1枚で勝負しようって心意気が素晴らしい。きちんとセットを組み、小道具にも手を抜かない。好みだ。(笑)

押し付けがましくない良質な児童図書を読んでいるような気分だった。

オススメ!





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Last updated  2016.02.27 07:42:48
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