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2017.06.28
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カテゴリ: 邦画
0816 TERRACE HOUSE/CLOSING DOOR

『0816 TERRACE HOUSE/CLOSING DOOR』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・テーマソング Taylor Swift
    「We Are Never Ever Getting Back Together」
        (ユニバーサルインターナショナル)
・製  作  フジテレビジョン イースト・
       エンタテインメント
・配  給  東宝

【キャスト】
----

『0816 TERRACE HOUSE/CLOSING DOOR』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】

・製作年度  2015年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  フジテレビジョン
・販 売 元  ポニーキャニオン
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 129分

・音  声  1.オリジナル音声 5.1ch サラウンド
       2.オリジナル音声 2.0chステレオ
・字  幕  ----
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用


【ジャケット】
・オモテ面:バイバイ、テラスハウス。
・ウラ面 :「あの扉の向こうには、続きがありました。
      本当のラストは、ここから始まります。」

オシャレなジャケットだが、これでは何がなんだか分からない。TV番組を見ていた方や番組のファンにはピンと来るものがあるのだろう。(笑)
でも、私は一度もTV番組を見たことがないし、そのタイトルさえ知らなかった。だから、本作品は、「なんだろう、これ……」という興味から手に入れた。映画なのかビデオ映画なのか判然としない。コメディなのかシリアスなのかも分からない。現代が舞台のようだが、いまどき帽子のつばを後ろにしてかぶるヤツがいるとは思っていなかったので、「古い作品か?」と思っていた。(苦笑)
確かに、共同生活を送っていた住居“テライハウス”は、まるでモデルハウスのようにオシャレだったけど、おおよそ現実感がなくて、失笑モノだった。
せめて、TVのリアリティ番組の映画版で、「新作撮り下ろしです」と、ハッキリうたっておいて欲しかった。(溜息)

『0816 TERRACE HOUSE/CLOSING DOOR』ディスク
※ディスク

【感  想】
「自分自身を演じるシロート役者の共同生活」

TVのリアリティバラエティ番組の劇場版。知っていたら観なかったのに。失敗した。(汗)

もう長いこと、TV番組を観ていない。旅行や出張先のホテルでチャンネルを合わせることもあるが、たいていはうっとおしくなって消してしまう。
何だって、あんなにガチャガチャしているのだろう。これは、ニュース番組でもバラエティでもドラマでも同じ。天気予報ですら、常に音楽やセリフや効果音が流れっぱなしの上、画面にはテロップや情報が映し出される。一瞬でも間が空いたら放送事故だと思っているのではなかろうか。(溜息)

地方に行くと、グンとチャンネル数が減る。地方局独自の番組もあって興味深いが、数分で飽きてしまう。むしろ、映像の質が低く、出演者もシロートっぽい分、イタイタしいので見ていて辛くなって来る。
きっと、どの局の人たちも皆、何か強迫症を患っているに違いない。(溜息)

私も昔は『進○!電波少年』や『あい○り』を観ていたくちだから、番組の構成そのものに違和感は感じていない。けれど、それを「劇場用映画でやられても……」というのが、素直な感想である。然も、コメンテイターまで出て来てアレコレ言う始末。何だか終始“ドン引き”だった。

更に悪いことに、鎌倉・湘南のお店や風景の映像も挿し込まれる。映像そのものはオシャレだし、馴染みのある場所も多くて、個人的には“一服の清涼剤”だった。
でも、作品全体からすると、コメンテイターの場面と同様に、物語を分断し、流れを悪くしていることは否めない。
ストーリーは“あってなきが如し”とはいえ、視聴者の集中力を削ぐ結果になっているのは、確かだ。

リアリティ番組でも、出演者への“仕込み”は当然あるだろう。製作サイドとしては、落ち着くべきところに落ち着かせたいはずだ。
本作品でも、時々あざとい仕込みが見え隠れしている。もともとTV出演したくて集まった人たちなわけだから、或る程度はその意図を汲み取って、自らの行動をコントロールしているはずだ。そういう部分もあるだろう。

共同生活は、バランスの上に成り立っている。
最初にメンバーが集まった時は、力が拮抗している。各人が干渉し合わないので、この時が平衡状態だろう。しかし、少しずつ力が加わって平衡が崩れて行く。好き嫌いから始まり、家事手伝い、共有部分での過ごし方、意見の主張や反発などもあってバランスが失われる。それを最小限度にとどめるためにルールがあるのだが、いずれは崩壊する。
誰かが去り、誰かが残る。家族でない限り、長くは続かない。だから、リアリティ番組とはいえ、「ガマンしろ」とか「好きなら告っちゃえ」とか番組から知らず知らずのうちに力が加わるのは避けられない。記録映画とは違うのだ。

――テラスハウスから退去しようとした男の子の前に、1人の女性が現れる。
「テラスハウス、まだ続くみたいですよ」
「え? そうなの?」
斯くして、男の子はテラスハウスに残ることを決め、新たにやって来た4人と共同生活を送ることになる。
……というお話し。

金融会社でOLをして、週末はグラビアアイドルをしている女の子。服飾の専門学校に通う女の子。雑誌社で編集をしている男の子。子供たちにバスケを教えているフリーターの男の子。リアリティ番組という不可思議な空間で自分自身を演じる彼らの生活に、現実感はない。まるで長編のCMを観ているような雰囲気だ。(スポンサーが集めやすそうだ)

米国のリアリティ番組のように破天荒な展開はないが、奇異な感じは本家以上かも知れない。いまの若者が、役者さん以上に上手に自分自身を演じる姿を見ていると、「勘違いして役者を目指すヤツが増えるんだろうなぁ」と思った。
邦画を観ていると、どの作品も端役に至るまで同じ役者さんに埋め尽くされている。それは、役者の層が薄いからだと思っている。
おそらく、勘違いした子たちが役者を目指し、本当に役者を目指す子たちが育たない土壌のせいだろう。キレイな花を咲かせようと植えた草花が、雑草のせいで育たないのと同じだ。

リアリティ番組は、出演している子たちには思い出づくりになるかも知れないが、日本映画やTV界に何も残さないような気がする。(溜息)

オススメ致しません!(TV番組のファンの方だけどうぞ)





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Last updated  2017.06.28 05:17:58
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