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2017.10.23
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0933 クレイジーズ

『0933 クレイジーズ』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ブレック・アイズナー
          『サハラ/死の砂漠の脱出せよ』
・製  作  マイケル・アグィラー
       ロブ・コーワン
       ディーン・ジョーガリス
・製作総指揮 ジョージ・A.ロメロ『ゾンビ』
         『サバイバル・オブ・ザ・デッド』
       ジェフ・スコール

・脚  本  スコット・コーサー『マシニスト』
            『テキサス・チェーンソー』
       レイ・ライト
・オリジナル脚本 ジョージ・A.ロメロ
・撮  影  マキシム・アレクサンドル
             『ヒルズ・ハブ・アイズ』
・特殊メイク ロバート・ホール
   『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』
・音  楽  マーク・アイシャム『ミスト』
                  『クラッシュ』

【キャスト】
・ティモシー・オリファント(楠 大典)

・ラダ・ミッチェル(北西純子)『サロゲート』
                 『サイレントヒル』
・ジョー・アンダーソン(宮内敦士)
・ダニエル・パナベイカー(たなか久美)

『0933 クレイジーズ』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】

・製作年度  2010年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  THE CRAZIES
・発  売  株式会社ハピネット
・販 売 元  株式会社ハピネット
・提  供  株式会社ショウゲート
・価  格  ----
・本編翻訳  中川 綾
・吹替翻訳  ----
・翻訳監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開日 2010年11月13日
・リリース  ----
・収  録  本編 101分
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコ
・音  声  1.英 語 ドルビーデジタル
         5.1chサラウンド
       2.日本語 ドルビーデジタル
         2.0chステレオ(吹替)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語吹替用字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、劇場公開時PG-12、
       レンタル専用
・映像特典  ----


【ジャケット】
・オモテ面:感染パニックホラーの傑作が誕生!
        一杯の水で狂暴《クレイジー》になる
・ウラ面 :ジョージ・A.ロメロの
      感染系映画の傑作が、今、蘇る!
        バイオ兵器に犯された街からの
        サバイバル脱出アクション!!

レンタル用のわかりやすいジャケット。不穏な空気の街、車や建物から炎が上がり、遠くに防護服姿の人影が見える。下方の中央には主要登場人物を配置し、上方には防毒マスク。これで物語世界を網羅しているので、雰囲気を伝えることに成功している。セル版のジャケットもホラー映画っぽくて良いが、ジャケットとしての役割を十分に果たしているのは、レンタル版の方だと言えるだろう。
ウラ面も、隙間なく、大きく、或いは小さく画像を組み上げてシンプルなレイアウトながら、なかなか良い出来映えだと思う。情報量も多い。
模範的なジャケットだと思う。

『0933 クレイジーズ』ディスク
※ディスク

【感  想】
「意外と面白かったロメロ監督作品のリメイク」

ゾンビ映画の巨匠として有名なジョージ・A.ロメロ監督だが、ゾンビ映画でない作品も少なからず撮っている。本作品のオリジナルに当たる『ザ・クレイジーズ』も、その1本。興収は上がらなかったようだが、私たちの世代にはカルト的な人気をほこった作品である。こうしてリメイクされるところをみると、本国でも人気があるのだろう。再評価されるのは喜ばしいことである。

これまで、G.A.ロメロ監督作品のリメイクにはロクなのがなかった。『デイ・オブ・ザ・デッド』然り、『ゾンビ3D』然り。おおよそオリジナルへの敬意を欠いた独り善がりな作品ばかりだった。――ところが、本作品は、なかなかの力作。ゾンビ映画でないところもポイントが高い。何よりも、インディペンデントと違って予算が潤沢についたせいか、スケールが大きいことがアドバンテージだろう。ロメロ監督も嫉妬を覚えたに違いない。(笑)

――ある日、米国の田舎町で、温和しかった住民が突然凶暴化する。野球場に銃を持って現れたり、妻と子供を家ごと焼き殺したり……。精神に異常をきたす未知の病気だろうか、ウィルスかも知れない。そこへ軍隊がやって来て町を封鎖。武力で住民を隔離し始める。身重の妻と離ればなれにされた保安官は、封鎖地区からの脱出を計画する。
……というお話し。

演出が達者な監督さんで、淀みなく物語をつむいでいる。また、不条理な状況に陥った市民の恐怖を描くことより、サバイバルに重点を置いたところもいい。いまさら国家の非情さだの、体制側の無言の暴力だのと怒りを露わに語られたところで、面ばゆいだけだ。この30~40年で国家の威信は失墜しており、誰も助けて貰えるなんて信じていない。だから、主人公たちがひたすら街を目指す衝動がよく分かる。弱い草食動物や小魚が群れたがるのと同じだ。

自分が感染しているかも知れないと考えた時、目の前の暴力から逃れて大きな街を目指すことは正しいのか? 政府の指示に従って隔離されるに任せる道もある……。日本人は後者だろうなぁ。規則や規律に従順な民族だもん。
荒廃した街で略奪をする者たちの姿もカメラはとらえる。これもまた、日本人には考えにくい行動だ。切羽詰まった時、ちゃっかりと必要な分だけ拝借するのが日本人っぽい。

先日、とあるホテルの朝食ヴッフェで、長蛇の列が出来ていた。トレイのあるところから皆、順番に料理を取って行く。サラダの場所からメインの料理、スープ、パン、フルーツに辿り着くまで20分。ヴッフェって、任意に好きな料理を取っていくシステムじゃなかったっけか? 日本人ってヤツは人数が増えれば増えるほど規律を求める民族らしい。並ぶのが面倒くさい私は知人と一緒に、並ばずに取れるものしか食べられなかった。彼は香港の人間だが、仕事で欧州や米国を転々とする生活をしていた。彼いわく「食堂でトレイを持って並ぶのは米国じゃあ刑務所の囚人だけだ」とのことだった。一瞬、ムッとしたが、納得してしまった。(笑) 日本が国際社会に遅れてしまうのは、この民族性のせいだろう。もっとガツガツ、何でもカンでも自分のものにする欲望がないと競争に勝つことなんか出来やしない。

途中、何度か『ウォーキングデッド』を思い出した。主人公が保安官で、人間でなくなった“バケモノ”どもに追われるからかも知れない。

オススメ!





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Last updated  2017.10.23 06:35:56
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