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2018.09.10
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1255 ビギニング


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 マーク・ファーミー
・製  作  ティム・マドックス
       ブレット・ソーンクエスト
              『INFINI/インフィニ』
・脚  本  シヤン・チョン
・脚本・編集 ガブリエル・ダウリック
                 『バトルヒート』
・撮  影  キーラン・ファウラー



    『ファイナルバトル・オブ・ロストアイランド』
・ケンドラ・アップルトン
・ブレン・フォスター『沈黙の処刑軍団』
・トッド・ラサンス『スパルタカス3/ザ・ファイナル』
・ウィリアム・エモンズ『キリング・ゾーン』


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00104
・製作年度  2014年
・製 作 国  オーストラリア
・原  題  TERMINUS
・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ

・販 売 元  株式会社エルディ
・販売協力  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----

・吹替演出  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録  本編 approx. 93分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.オリジナル (英 語) 5.1ch
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、DVD、
       DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向け、
       セル専用
・映像特典  オリジナル予告編


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:“謎の物体”は、世界を救うのか――。
・ウラ面 :人類の未来はひとりの人間に託された――。
      生命の起源に隠された謎に迫る
      世紀末SFアクション!!

眼下に都市を見下ろす女性の後ろ姿。娘のアニーだろうか。遠くに立ち昇るキノコ雲が、核戦争の勃発を伝えている。その上空には、落下する隕石が描かれ、アニーの脚には、隕石の中の生命体の触手が絡みついている。なかなか凝ったイラストだ。これ一枚で、物語世界が伝わって来る。
ウラ面は、ザックリとしたレイアウトだが、考えられたデザインになっている。隕石から伸びる触手、左側に並べられた画像には片足の帰還兵ザックとアニーが印象的に使われている。右下には宇宙から見た地球だろうか、きちんとストーリーが伝わって来る。
小品だが、出来映えはいいし、個人的には好きな作品なので、思い切りジャケットもほめたい。(笑)

【感  想】
「終焉が始まり」

暗いSFファンタジー映画。終始、陰鬱なムードに支配されている。この監督さんのテイストなのだろうけど、説明が少ないし、ダメな人には全く受け付けない作品ではなかろうか。
個人的には嫌いではない。むしろ、構図や描写が丁寧なので好感を持っている。(笑)

――中東との紛争が激化しつつある時代、TVでは頻りに悪化しつつある状況を伝えていた。いまにも核戦争が起きそうな勢いだ。
妻を亡くしたばかりのデビッドは、自動車修理工場の閉鎖で無職になってしまう。然も、彼の誕生日に帰省した娘のアニーから学費の滞納で大学を中退させられたことを知らされる。何もかも、うまく行っていなかった。(それでも、娘から贈られた腕時計が嬉しくて、さっそく着けているお父さんが可愛い)
その夜、車を走らせていたデビッドは、間近に隕石が落下するのを目撃。凄まじい閃光にハンドルを誤り、事故を起こしてしまう。
一方、帰宅しない父親を心配するアニーは、心あたりを捜してまわり、やがて、事故で横転した車とともに呆然と佇む父親を発見する。不思議にもケガはないようだ。それどころか、病院で検査をすると、母親に移植したはずの腎臓まで元に戻っていた。
ひとまず安堵したアニーだったが、デビッドは、自分の身に起きた不思議な現象が、隕石のせいではないかと思い始めていた。
……というお話し。

正直、小さな希望を描くために、ムリヤリ“文明社会の終焉”を用意したようで、ちょっと鼻白んでしまったのは、私だけではあるまい。(地味な演出なのに、やっていることは、あざとい)
でも、ラストシーンに静かな余韻が残るのも確かだ。派手な演出はなく、説明も最小限に抑えられ、決して観客に優しい作品ではない。それでも、「いい作品だ」と思えるのは、作り手がマジメだからだろう。

オーストラリアの映画は、基本的に生真面目だ。ここ数年、日本に紹介される本数が格段に増えたが、そんなイメージを持っている。ドイツ映画ほど堅苦しくはないが、アメリカ映画のようにフザけた部分が少ない。
例えば、デビッドの行動に『未知との遭遇(77)』のリチャード・ドレイファスを重ねることが出来たとしても、片や異星人に囲まれてマザーシップに乗り込み、何処かに飛んで行ってしまうのに対し、片や他人のために“箱舟”をせっせと作る。核戦争の勃発を予見していたかどうかは定かではないが、自らのために作ったのでないことは確かだろう。
この辺りの違いが、お国柄ってヤツなのかも知れない。(どのエピソードも既視感が否めない点はマイナスだが、物語は綺麗にまとまっている)

父親のデビッド役を演じるのは、ジェイ・コートラエ。知らない役者さんだと思っていたら、『ファイナルバトル・オブ・ロストアイランド(10)』に出演していたらしい。記憶にないなぁ。(汗)

娘のアニー役を演じるのは、ケンドラ・アップルトン。割と好みの顔立ちなので応援してあげたいが、日本に紹介されているのは本作品だけ。ちょっとザンネン。

隕石(生命体?)の力で、失った足が生えてきた帰還兵ザック役を演じるのは、トッド・ラサンス。TVシリーズ『スパルタカス』でユリウス・カサエルを演じた方。本作品でも、なかなかの熱演だった。

カット数は少ないながらも特撮やCGの出来映えは良い。違和感が少ない。
ただ、台詞での説明を排して、映像で語ろうとしているので、ややもすると置いてけぼりにされてしまう。人物の描き分けもいまいちハッキリしないし、難点は多々ある。
それでも、壊れた“腕時計”を映した最後のカットには、心洗われる。観客を選ぶ作品ではあるが、好きになれば、忘れ得ぬ作品になれるかも知れない。

オススメ!





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Last updated  2018.09.10 05:30:08
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