B級映画ジャケット美術館

B級映画ジャケット美術館

PR

×

Profile

helen5015

helen5015

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

ikigai@ Re:2444 RAKUEN2 [VHS](08/03) このVHSテープについて詳細な解説を書いて…
王島将春@ Re:2255 時をかける少女(2010)(06/06) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
聖書預言@ Re:1438 アイアン・ソルジャー/人類滅亡計画と救世主(03/12) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…

Freepage List

2020.02.16
XML
カテゴリ: ゾンビ映画
1779 デッド11/復活ナチゾンビ軍団


※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 レオ・シャーマン
・製  作  フィリス・レイング
       マーティン・カッツ『コズモポリス』
       ジェームズ・フラー
         『ステイク・ランド/戦いの果て』

【キャスト】
・ロッシフ・サザーランド『ハイエナ・ロード』
・カリーヌ・ヴァナッス『スウィッチ』


※ウラ面

【仕  様】

・製作年度  2017年
・製 作 国  カナダ
・原  題  Trench11
・発  売  株式会社ファインフィルムズ
・販  売  株式会社ファインフィルムズ
・DVD制作 ----
・提  供  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・字幕監修  ----

・リリース  ----
・収  録  本編 91分
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.オリジナル 英語・ドイツ語
         (ドルビーデジタル 5.1ch)

・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:[トロント・アフターダーク映画祭2017
      作品賞(他3部門)受賞]
        最後の敵は“ヤツ”ら!
        連合軍 vs ゾンビ軍団!!
      大戦終了の果てに現れた、
      新たな地獄(ゾンビ)!!
      壮絶ホラーアクション作品!!
・ウラ面 :ナチスの最終秘密軍団が現る!
        もう一つのゾンビ世界大戦が勃発!!

うん、いかにもモンスター・ホラー映画っぽいジャケットだ。鉄のヘルメットにフルフェイスの防毒マスク、割れたガラスから寄生虫がニョロニョロと這い出して来ている。実に気持ち悪いイラストだ。そこに連合軍の兵士たちの画像が重ねられ、バイオハザードのマークも忘れてはいない。タイトルの下には、舞台となる地下施設の廊下だ。出て来るモンスターが、ゾンビでも感染者でも人造人間でも使えそうな汎用性の高いレイアウトだ。
一方、ウラ面は、おとなし目の仕上がり。主人公の顔が大きく扱われている点は、いい。おざなりになりがちなので、高く評価したい。でも、全体的にイマイチかなぁ。
ちなみに、演じたロッシフ・サザーランドは、ドナルド・サザーランドの息子。キーファー・サザーランドとは異母兄弟になるらしい。

【感  想】
「ナチスドイツへの道」

第一次世界大戦末期、ドイツ軍の地下施設を舞台にしたホラー映画。「大戦」「ドイツ」「地下の秘密施設」と来れば、ほぼ間違いなく、非人道的な実験によって生み出されたモンスターが出て来る。三題噺のお約束みたいなものだ。(笑)
人造人間なのかゾンビなのか魔物なのかはさておき、ここまでイメージが固まってしまうと、新たな切り口を見出だすことは難しい。
本作品は、ナチスドイツが生まれる土壌を描くことで、新たな切り口を見いだそうとしたように見える。そのため、少しエンターテイメントの路線から外れてしまったが、面白い作品に仕上がっている。

――第一次世界大戦の末期、連合軍は破竹の勢いでフランスからドイツ軍を追い出していた。
その最中、連合軍の混成部隊がドイツ軍が残した地下施設を偵察するために出発する。戦争終結に向けた総攻撃のために、1班( 6名)以上の戦力を割くことは出来なかった。
一方、敗戦を悟ったドイツ軍もまた、地下施設を爆破するために動き始める。施設への入口を封じはしたものの、極秘の実験を連合軍に渡すわけにはいかない。完全に破壊する必要があった。
連合軍とドイツ軍は、どちらも地下施設に侵入するが、彼らが目撃したのは、実験で変異した寄生虫によって凶暴化したドイツ兵の姿だった。
……というお話し。

主人公は、カナダ人の工兵バートン。《工兵》というのがポイントで、塹壕を作ったり、建設関係の仕事を担う技術者だ。地下施設への侵入と脱出のためには、工兵の力が必要になる。映画において、戦闘に携わる歩兵や砲兵がクローズアップされることはあるが、工兵というのは珍しいのではなかろうか。
彼は、何日も地下に閉じ込められていたにも関わらず、自力で脱出した経験を買われて、今回の計画に抜擢される。(いい迷惑だな)

連合軍は、英国軍の将校と従軍医師、米国軍の兵士 3人とバートンを入れて 6名編成。最小単位だ。
そんな小さなチームでも、同じ連合軍でも、英国軍将校が米国軍兵士を見る目は差別的だ。片や戦場でもお茶の時間を欠かさず、片やヘロインで興奮状態を維持しようとする。その状況を静かに黙って見ているカナダ人の工兵が主人公なのは、本作品がカナダの作品だからに他ならない。

ドイツ軍の将校は、フランス軍の兵士は「戦闘はダメ、料理はうまい」とか、カナダも「植民地」として蔑視していた。それは、歴史的な事実なのだろう。
当時、カナダは英連邦の一員として大戦に参戦していた。もともと傭兵が産業として成り立っていた国だ。金で動く兵隊という認識が、蔑視の根底にあるのかも知れない。

そんな国と国の関係を織り込むことで、本作品は、他の類似作品とは一線を画す出来映えとなった。とはいえ、第一次世界大戦時の各国兵士の感情など、私には知るよしもないのだが……。
そんな差別的な認識が、やがて
ナチスドイツの台頭を許す土壌となったことは、想像に難くない。

寄生虫によって凶暴化した兵士も出て来るし、気持ちの悪い解剖シーンもある。眼窩を圧したら、スパゲッティみたいな寄生虫が鼻や口からグニョグニョと出て来るカットは、悪夢のようなインパクトがある。グロいショットにも手を抜いていない。(拍手)
確かに、ホラー映画の体裁は整っている。でも、前述した通り本作品が力を入れているのは、そんなところではない。おそらく、英国軍の従軍医師とドイツ軍将校が、人体実験の是非について話す場面こそ、本作品のクライマックスだろう。

感染系ゾンビ・ホラーだと思って観ると肩透かしをくらうことになる。敢えてオススメは致しませんが、比較的キチンと撮られた作品ですので、興味のある方は観て下さい!(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.02.16 05:30:10
コメントを書く
[ゾンビ映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: