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2020.08.02
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カテゴリ: 邦画
1947 64 -ロクヨン-/後編


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・主 題 歌  小田和正
       「風は止んだ」(アリオラジャパン)
・原  作  横山秀夫
       『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)
・監  督  瀬々敬久
・エグゼクティブプロデューサー 平野 隆
・企  画  越智貞夫
・プロデューサー 木村理津
       大原真人

       浅野博貴
       伊藤正昭
・脚  本  久松真一
       瀬々敬久
・音  楽  村松崇継
・共同プロデューサー 藤井和史
・ラインプロデューサー 武石宏登

【キャスト】
・佐藤浩市
・綾野 剛
・榮倉奈々
・夏川結衣

・窪田正孝
・坂口健太郎
・筒井道隆
・鶴田真由
・赤井英和

・烏丸せつこ
・小澤征悦
・金井勇太
・芳根京子
・菅原大吉
・柄本 佑
・椎名桔平
・滝藤賢一
・奥田瑛二
・仲村トオル
・吉岡秀隆
・瑛太
・永瀬正敏
・三浦友和


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  TCED-3265G
・製作年度  2016年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  TBS
・販 売 元  TCエンタテインメント株式会社
・配  給  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  2016全国劇場公開作品
・リリース  2016.12.09
・収  録  本編 119分+特典映像
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープ・サイズ
・音  声  1.本編映像 DolbyDigital 5.1ch
         サラウンド
       2.特典映像 DolbyDigital 2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
         (本編のみ)
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  1.スペシャルインタビュー
         (原作:横山秀夫)
       2.特別対談
         (佐藤浩市×永瀬正敏×緒形直人)
       ほか


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:わずか7日間でその幕を閉じた、昭和64年。
      その間に起きた少女誘拐殺人事件、
      通称「ロクヨン」。
      未解決のまま時は過ぎ、
      時効まで1年と迫ったある日、「ロクヨン」
      を模した誘拐事件が発生する――
        原作と異なるラスト、慟哭の後編。
      その結末に涙する。
・ウラ面 :日本映画界最高峰の
      オールスターキャストが集結!
      究極のミステリーが2部作感動巨編となり
      映画化!

『/前編』と同じレイアウト。対になるように、下地の色を黒に変えている。並んでいる顔写真は、同じ出演者のもので、違うショットが使われている。表情が、ちょっと違うかな。まぁ、2部作だから、これは当然のデザインと言えるだろう。
ウラ面は、やはり佐藤浩市さんが70%を占めている。悪いとは言わないが、前編、後編ともに同じレイアウトで、本編画像から作品の雰囲気が伝わって来ないとなると、ちょっと不満が残る。うーん、こんなに大きくしなくてもよかったんじゃないか? オモテ面をあのレイアウトで行くなら、ウラ面はもっと工夫が必要だったな。
一方、ディスクの方は、雨宮が電話をかけ続けた電話BOXの画像が使われている。ストーリー上で、最も重要な場所だ。うん、なかなかいいチョイスだ。

【感  想】
「ゴルフの方が健康的」

『64 ―ロクヨン―』の後編。物語は展開したものの一気に陳腐化、失速。野外のロケが多くなり、演出も役者さんもガス欠状態。集中力に欠けていた。その上、最後は釈然とせず、モヤモヤしたものが残った。前後編の2部作は失敗だったんじゃないか? むしろ、TVで全6話くらいのミニシリーズとして撮った方が、しっかり描き込めたような気がするな。(書いてから知ったが、既にTVドラマになったとのこと。世事に疎い私は知らなかった)

――「ロクヨン(翔子ちゃん誘拐殺人事件)」を模倣した事件が発生。捜査本部が設置され、県警内は署員を総動員して対応に当たっていた。
勿論、広報官の三上は、捜査には携われない。報道協定を結ぶための会見が開かれるが、ここでも匿名発表を命じられ、事態は紛糾。然も、会見に遣わされたのは頼りない若手だったものだから、会見場は怒号の嵐。誘拐事件とあって、中央から集まった記者たちの容赦ない追及が始まる。それは、県警の記者クラブの比ではなかった。
三上は、広報官として少しでも情報を得ようと各方面と接触するうちに、この事件に隠された真実に近づくことになる。
……というお話し。

所轄の警察署を束ねる県警、全国の警察を束ねる警察庁。小さな組織と大きな組織、そこで繰り広げられる群像劇としては、少々食い足りない。『/前編』で強い印象を残したキャラクタが、みんなフェードアウト。県警の記者クラブなんかは「東京にやられっぱなしで、私たち悔しいです」と愚痴る始末。「何だよ、戦えよ!」と思ったのは、私だけではあるまい。揃いも揃って、みんな“借りて来た猫”みたいになりやがって、腹立たしいこと。組織とは、そういうものなのかも知れないが、映画というエンターテイメントである以上、ここでこそ映画的ウソをついて欲しかった。

ただ一人、戦ったのは三上広報官だけだが、彼にしても、クライマックスで足を踏み外して、映画を台無しにしてしまう。組織の枠組みを出て、○○誘拐の犯人と同じ行動をする。これでは何の解決にもならない。それに、○○誘拐事件の犯人たちは警察に出頭したと言うのに、三上だけはおとがめなし。最後がこれでは釈然としないし、気持ち悪い。この辺りが「台無し」と言う理由である。

それに、多くのことが観客に明かされないのもいただけない。それは、ミステリーとしては、卑怯だ。目崎の下の娘は、いつどうやって雨宮と知り合ったのか、以前からの知り合いでなければ、雨宮の車に乗ることも、雨宮の自宅を訪ねることも出来なかったはずだ。雨宮と目崎は知り合いでないことは明らかだし、何だか「ノドの奥に引っ掛かった魚の骨」みたいで気持ち悪い。(それとも、目崎の下の娘は、誰の車にも平気で乗る子なのか? 三上の車にも乗ってたし、家庭でも学校でも、ちゃんと教育されていないってことか?)

それにしても、何だって三上は目崎の下の娘を連れたまま、目崎を呼び出したんだ? 父親として夫として人間としての自覚を取り戻したはずの三上の行動とは、とても思えない。目崎が自宅から移動することは分かっていたわけだし、娘を下ろして現場に向かっても十分間に合うだろう。なぜ娘を連れて行った? 目崎を逮捕したら、娘が乗っている車に乗せるつもりだったのか? 全く意味不明。それに、どんなタイミングであれ、逮捕された父親の姿を見れば娘が傷つくのは分かっているのに、まるで人非人だな。それに泣き叫ぶ娘の脇をスルーするしね。どうして、こんなクライマックスにしちまったんだろう。

映像特典に収録された原作者、横山秀夫さんのインタビューによれば、結末は小説と違うらしい。どこからどう違うのかは知らないが、三上が目崎を呼び出して以降は、丸ごと違うのではないかという気がする。原作者として、こんな失礼を許すべきではなかったと思うな。

本作品が、どれほどの評価を得たのか、興行収入を上げたのかは知らない。けれど、広告やヨイショ記事が伝えるほどには、よい作品ではなかった。

だいたい、カワイイ女の子が出て来ない。それに、前後編で他作品の紹介映像なんかを含めると 4時間超ある。これだけあったら、スループレイで1ラウンド回れるぞ。(ゴルフの話しですので、念のため)

どう考えても、ゴルフの方が健康的なので、本作品はオススメ致しません!(典型的な古いタイプの日本映画だった)


『1946 64 -ロクヨン-/前編』





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Last updated  2020.08.02 05:30:06
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