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2020.08.23
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カテゴリ: 邦画
1968 眠りの森


※ジャケット(オモテ面)

【スタッフ】
・原  作  東野圭吾「眠りの森」(講談社文庫刊)
・脚  本  櫻井武晴
・脚本協力  真野勝成
・音楽プロデュース 志田博英
・主 題 歌  「街物語(まちものがたり)山下達郎
       (ワーナーミュージック・ジャパン)
・バレエ監修・バレエ協力
       K-BALLET COMPANY
・企  画  那須田淳

・アソシエイトプロデューサー 高成麻畝子
・演  出  土井裕泰
・製作著作  TBS

【キャスト】
・阿部 寛
・石原さとみ
・音月 桂
・木南晴夏
・宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)
・益子 倭 (Kバレエカンパニー)
・竹財輝之助
・加藤虎ノ助

・仲間由紀恵
・トリンドル玲奈
・映美くらら
・松尾貴史
・名高達男

・堀内敬子
・草村礼子
・柄本 明
・山崎 努


※ジャケット(ウラ面)

【仕  様】
・型  番  TCED-2117
・製作年度  2014年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  TBS
・販 売 元  TCエンタテインメント株式会社
・ビデオ企画 ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  TBS系列にて2014年 1月 2日放送
・リリース  2014.05.28
・収  録  本編 127分
・サ イ ズ  16: 9 LB
・音  声  1.日本語 (2.0ch ステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :----

TVシリーズ『新参者』の正月特番2作品目。これまでと違い、何だかヘンテコなデザインになっている。真ん中に阿部寛さんを配置するのは仕方ないとして、その下にはNYの街、そして、なぜか柄本明さんと山崎努さん。(巨大なゴジラかっ)
ウラ面は、菱形にカットされた画像が並んでいる。これって、旅館とんに於いてある木製のパズルみたいだ。(苦笑) ムダに余白も出来ているし、うーん、このジャケットって失敗じゃない?

【感  想】
「自分勝手な人たち」

オペラほどではないにしても、バレエの舞台装置も美しい。ダンサーが安全に踊る空間を維持しつつ華美にすぎず、物語世界を再現する。美しく神秘的で、造形や照明、装置の動きや移動等、その演出意図を読み解くことは刺激的だ。

けれど、本作品では、少しだけ映る程度。まぁ、当然なんだけど、ガッカリした。ワガママなダンサーのお話しはつまらなかったし、原作が東野圭吾さんのミステリー小説なので、明かされる真相はアクロバティック。「そんなバカな」と思うこと頻り。説得力は、皆無だった。

――高柳バレエ団の事務所で男の遺体が見つかる。近くにはダンサーの斎藤葉瑠子が気を失って倒れていた。警察は、襲われた彼女が正当防衛で殴り殺したものと見ていた。
しかし、所轄の刑事の太田は、バレエ団のダンサーたちが何かを隠していると直感する。本庁から派遣された捜査一課の加賀もまた、「正当防衛ではない」と疑っていた。やがて、殺人の線が濃厚となり、石神井北警察署に捜査本部が設置される。
死んだ男が画家の卵で、NYに旅立つ直前だったことから、同じNYで研修していたトップダンサーの高柳亜希子とライバルの森井靖子が捜査線上に浮かび上がる。バレエ団の絶対君主たる演出家も怪しい。特殊なバレエの世界が、太田と加賀の捜査で解き明かされて行く。
しかし、『眠れる森の美女』の公演初日、開幕直前に第2の殺人事件が起きてしまう。
……というお話し。

肉体を極限まで研ぎ澄ますバレエ・ダンサーの世界は、これまでにも多くの作品で描かれて来た。それらに較べると、だいぶ甘い。浅岡美緒役を演じた石原さとみさんは、いい女優さんだし、最後のカットは見応えがあった。演技は文句のつくようがないが、逆立ちしてもダンサーには見えない。立ち姿からしてムリだ。
ちなみに前述の[ストーリー]に名前の出て来ないキャラクタを彼女が演じていることからして、その役回りが分かってしまう。それ以上の役割りを与えるべきだったな。加賀と恋愛させるとか。(笑) 脚本が浅い。

その点、プリマの高柳亜希子役を演じた音月桂さんの肉体は、まずまずと言ったところ。鍛えられていた。それでもジャンルの違いは明らかだったが……。
本作品は、特殊な世界が舞台だから、端からTVドラマとして製作するのはムリだったのだ。企画の失敗だと思う。

でも、ミステリーとしては無理矢理な真相なので、映画だとコメディになってしまうかも知れない。(苦笑)

美緒に訪れた不幸は、想像するだけで足がすくむほど怖い。けれど、そこから始まるドタバタが、全てを台無しにしている。例えば、彼女の代わりに捕まった葉瑠子は、見つかるまで気絶のフリをしていたワケ?

恋を諦め、間違いとはいえ恋人をナイフで刺した亜希子は、日本に逃げ帰り、ダンサーとして成功する。そんな女を忘れられず、いつまでもグズグズして病死する男って何だよって思う。また、そういう男を「先輩」と慕う男が、亜希子をNYに連れて行こうとして殺される。喚くばかりで話しにならない場面にはガッカリした。学生演劇並みの稚拙な脚本と演出と演技だ。

そう言えば、加賀がNYで捜査する場面では、道端で刑事にヒアリングしていた。日本の警察は、こんなに軽くみられているのか? 正規の書類で確認することも許されないのか? 差別もいいところだ。

いろいろ取り除いて見えて来るのは、自分勝手なダンサーたちの姿だった。

結局、犯人がどう裁かれたのか判然としない。(溜息)
事件後、石神井北警察署の廊下で、亜希子は普通に加賀と会話しているが、何のお咎めナシなんて信じられない。罪と罰をキチンと描かずに、お涙頂戴のエピソードだけをクローズアップするのは、ひどく公平さを欠いているようで気持ち悪い。

もしかしたら、あれだけ自分勝手な人たちだったから、死んだ森井靖子に罪を着せたかなぁ。(笑)

亜希子「いいよね、靖子ちゃん、死んじゃったし。梶田先生を殺したの、靖子ちゃんだし」
美緒「そんな……」
葉瑠子「美緒ちゃんは、アメリカで手術を受けるの。美緒ちゃんの耳は必ず治るわ」
美緒「でも……」
葉瑠子「そうすれば、また踊れるの。お願い、そうして」
美緒「はぁ」
亜希子「そうね。今から私たちは魔法にかかるの。美緒ちゃんの手術が成功して舞台に戻って来るまで、嘘をつきとおすの」
美緒「そんなお金ありません」
亜希子「スタジオを抵当に入れて、銀行からお金を借りるから大丈夫」
美緒「バレます。加賀さん、捜査オタクだって言ってました」
亜希子「平気よ。売れない画家二人は私が殺したようなもの。私は、男をダメにする女なんだから。あの刑事だって破滅させられるわ。今夜、誘惑しちゃう。任せて」
――なぁんてね。(笑)

なので、オススメ致しません!


【 東野圭吾原作作品 】
『0783 手紙 [ブルーレイ]』
『0313 容疑者Xの献身』
『0301 真夏の方程式』

【 『新参者』シリーズ 】
『1962 新参者1』
『1963 新参者2』
『1964 新参者3』
『1965 新参者4』
『1966 新参者5』
『1967 赤い指』





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Last updated  2020.08.23 05:30:06
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