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通りすがり@ はいはい ゼミで年金制度調べていて検索で行き着き…
2004.07.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
球団経営の状況は非常に公表されている数値が少なく、
把握が非常に難しいですが、公表されている数値を総合して
現在の近鉄がどんな経営状況にあるかを判断するとともに、
改善すべきポイントを挙げてみたいと思います。

◎球団経営状況
1.選手・スタッフ年俸 約25億円
 2004年の近鉄の選手の年俸の合計は約20億円。
 スタッフの年俸合計は、約5億円。

2.その他支出 約30億円

 新人獲得に使われる編成費 約5億円。
 その他支出 約17億円。
 ※後ほど説明します。

3.興行収入 約10億円
 年間観客動員数約330万人を誇るダイエーは年間の興行権を
 33億から35億程度で売却しています。
 この数字は、興行に掛かる費用(球場使用料、プロモーショ
 ン費用等)を入場料から引いた数字ですので、入場者一人
 あたりの興行による利益が1000円程度と考えることができ
 ます。
 近鉄の場合の年間観客動員数は約140万人。

 でしょう。同規模の球場を利用している近鉄が、半分以下の
 観客動員でありますので、ざっくりこれくらいかなと推測
 してみました。

4.放映権料 約5億円

 ダイエーはパリーグで一番高いですが、近鉄の場合は、凡そ
 半分程度かなということで、ざっくり推測してみました。

すると、
収入の合計が約15億円
支出の合計が約55億円
約40億円の赤字ということになります。

さて、その他支出の項目でその他支出と記述した部分は、
ダイエーホークスの支出構造を同様の分類にした場合に、
ホークスの年間の運営費用とされる約60億に帳尻があう
ように数字が、17億円です。
ちなみに、この17億円は、興行以外に関する活動費用や、
球団職員の人件費と考えられますが、詳細はわかり次第、
公開していきたいと思います。

まあ、もっとも支出に関しては、ほとんどホークスの数字と
同じものを持ってきていますから、選手の年俸の合計の差
約5億円が違うだけですけど(^^;;

そうしたら、ピッタリ年間の赤字額といわれる40億の数字が
出てきました。

まあ、正確ではないですが、全貌を把握するにはいい数字が
出たと思います。

◎経営改善方針
1.収入を伸ばす
 ライブドア堀江社長の提案書は、収入を伸ばす方法が中心
 でした。インターネットポータル企業たるライブドアとの
 シナジーという点で考えると、及第点の戦略であったと
 思います。後に述べるように、費用の削減は球界全体の
 歩調をあわせないといけないということと、現在公表され
 ている球団の経営指標が少なく、実際には経営してから
 しか分からない点も多いため、提案書もプロモーション
 戦略中心にならざるを得ないと思います。

 そのため、提案書では球団のプロモーションとしての戦略のみ
 を書いていましたが、球団サイト運営の成功は、ライブドア
 自身の集客力を高め、ポータルとしての価値をさらに高める
 ことになります。

 ライブドアの目標としているヤフーでは、
 『ファンタジーサッカー』というコンテンツを運営しています。
 これは、Jリーグの仮想チーム運営みたいなものですが、
 この参加者が約20万人います。仮に、1週間20万PV、露出
 単価5円で計算すると、単純に露出した広告収入だけでも
 1週間100万円、年間で4800万円。
 これをきっちりセグメンテーションした顧客層に対して、
 広告を展開すると、さらに付加価値を高めて、クリック率が
 あがるとすぐに年商1億円のビジネスになりますね。
 この1億円という数字は、先ほどの放映権料から考えると
 破格の数字であることが分かります。

 比較の対象として『ファンタジーサッカー』を用いたのは
 ゲームとリアルのコンテンツとしての魅力の差が
 ヤフーとライブドアの差をちょうど相殺して、同規模の
 ビジネスになるのではないかという私の推測によるものです。

 また、ライブドアポータルの利用価値を高めることを
 第一目標としているライブドアにとっては、この利用者数の
 増加というものは単純に1億円という数字以上に付加価値の
 高いものになります。

 例えば、新規1ユーザ獲得につき、500円の成功報酬を
 球団に対してライブドアが支払ったらどうでしょう?
 仮に、10万ユーザ増加したとすると、5億円ですね。

 また、ネーミングライツという観点から、やはりライブドア
 が球団に対して命名権料を支払うとすると、
 近鉄が売ろうとした金額が35億円とすると、これで赤字が
 解消。

 ライブドアの本業が予定通り推移するのであれば、
 これくらいの支出までは十分に耐えることが可能でしょう。

 個人的には、ダイエー球団が切迫しているとよく言われますが、
 ダイエー本社の支払う広告費用が5~15億円(年によって異なる)
 ネーミングライツを考えると、これは安すぎるのでは?
 まあ、ダイエー自体の体力の無さで球団のツケが出来て、
 累積損失が70億円、という状況だと思います。

 話はそれましたが、実は近鉄自身の40億円という赤字は
 問題ですが、そもそも近鉄が自社の名前を球団名につけて
 いるわけですから、そのネーミングライツをきっちり
 支払えば、赤字は解消しちゃうんじゃないの!?
 というオチです。
 あと、重要なのが、

 テレビを中心とした既存メディアを巨人に握られている中で


 Webがメディアとしてテレビの対抗勢力となる流れに沿って
 巨人中心主義への対抗勢力になって欲しい


 ということです。
 実際、現時点でも夜の時間帯にテレビとインターネットの
 視聴時間が逼迫してきているという統計もあります。
 (Webによる統計なので信憑性は?ですけど)

2.経費を減らす
 これは、非常に難しいことが分かります。
 というのも、基本的に費用構造がどの球団も同じだからです。
 つまりは、球団経営の根本から変えなくてはいけない。
 例えば、ドラフトの逆指名制度。
 これを廃止して、高額になる契約金を引き下げるとか、
 ドラフトの枠の売買、トレードを可能にすることで、
 戦力補強の選択肢を増やすとか。
 特に、完全ウエーバー制にした場合、下位球団のドラフト枠
 は非常に価値を持ちますから、戦力均衡化という意味でも、
 意味は大きいと思います。

 また、支配化選手の大幅削減(2軍の廃止)とチーム数の増加、
 一部リーグ、二部リーグ制の導入。

 これは、今の一リーグ制の流れと逆になりますが、
 結構、2軍の監督、コーチ等のスタッフや、2軍選手の
 施設等管理費用や、遠征費用、年俸などなど、、
 かなりの負担となっていることが分かります。
 チームを小さくして、固定費用を削減することは、
 非常に経営改善を考える上で大切だと思います。

 また、強くなった2部チームは1部チームと入れ替えを
 することで、今の閉塞感のある状況ではなく、
 新陳代謝を活発にすることで、各チームの危機感を煽る
 ことができ、それが全体を活性化するのではないかと
 思います。

 もちろん、球団単体のコスト削減というのもある程度は
 ありますが、選手の年俸を削減すること一つにしても
 選手会との合意や、他球団との協調も大切ですから、
 結局は、球界全体の見直しが必要になってくるんですよね。

 あと、近鉄の場合の特殊事情としては、大阪ドームの
 失敗がありますかね。不便な場所にあるということと、
 近鉄がホームにするにはちょっと規模が大きすぎて、
 コストが高すぎたということでしょうかね。
 是非、これは阪神に夏場ホームを譲り、使用料を按分する
 など、コストを削減して欲しいものです。

最後になりますが、万一ライブドアが近鉄を買収できた場合、
私は球団の株を買うことにします。
それは、現状30億ほどの評価でしか無い近鉄ですが、
ライブドアのメディア戦略がうまくいけば、ダイエーの
200億円の評価を上回るものになりうると思うからです。
是非、頑張って欲しいものです。






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Last updated  2004.07.17 10:42:50
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