別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

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2024.12.29
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【はやし浩司より、Yさんへ】
 前兆期は、すでにすぎています。そう考えてください。また「3日」とか何とか、時限を決めて、
子どもを追いつめるのは、かえって逆効果ですから、注意してください。これについては、すで
に前に書いたとおりです。
 で、学校恐怖症と怠学のもっとも簡単な見分け方としては、つぎのようなものがあります。
学校恐怖症の子どもは、学校へ行かない間、家の中に引きこもる傾向を示すのに対して、怠
学の子どもは、ほかに目的があって、学校をサボるということ。そのため、学校へ行かない間
は、平気で外出したりします。
 しかし「首に縄つけて……」というのは、恐ろしく乱暴な言い方ですね。怠学的な不登校児で
あれば、それなりに効果的(?)かと思いますが、学校恐怖症であれば、その一撃が、取り返し
のつかないトラウマ(心の傷)となって、心をキズつけてしまうことになりかねませんので、ご注
意ください。
 症状からして、午前中はひどく、午後は快方に向うという、日内変動が見られますので、やは
り学校恐怖症を疑ってみたほうがよいかと思います。だから前回も書きましたように、本人が
気分がよくなるのを待って、2、3時間目から登校をうながしてみるとか、午後からの登校をうな
がしてみるのがよいかと思います。
 Yさんが不安なのは、よくわかりますが、その不安感を、シャドウとして、子どもも感じ取ってし
まいますので、ご注意ください。親のピリピリ、イライラは、百害のもとです。
 お子さんの様子を見ていませんので、これ以上のことはよくわかりません。表情だけ、どこか
柔和で、何を考えているかわからないといった様子であれば、(つまり情意と表情の遊離現象
が見られるようであれば)、不登校は、かなり長期にわたると覚悟することです。「なおそう」と
考えるのではなく、「あなたは、つらいけど、よくがんばっているのよ」と、子どもを包むようにし
て対処します。
 こうした症状は、下の子どもが生まれたことによる、赤ちゃん返りがこじれて、起きるものと、
私は考えています。何%かの子どもがそうなります。(世間の人たちは、赤ちゃん返りを軽くみ
る傾向がありますが、決して、赤ちゃん返りを軽くみてはいけません。)かん黙症や、自閉症の
引き金を引いてしまうことも、珍しくありません。
 「お兄ちゃんだから……」という安易な『ダカラ論』をぶつけないこと。Yさんが住んでいる地域
のことをよく知っていますが、その地域は、そうした封建主義的なものの考え方が、いまだに根
強く残っているところです。注意してください。(このことは以前にも、書いたと思いますが……。
外の世界からそれを見ると、よくわかります。)
 「うちの子は、どうなるのだろう?」と不安になられる気持ちはよくわかりますが、今こそ、あな
たの真の愛情が試されるべきと考えて、つまり十字架を1つ背負うつもりで、この問題に対処し
てみてください。
 「まあ、いいわよ」とあなたが思えるようになったとき、(実際、今どき、不登校など、何でもな
い問題ですが)、不安は、あなたのほうから去っていきます。『不幸は、それを笑ったとき、向こ
うから去っていく。しかしそれを恐れたとき、不幸は、あなたを重荷となって苦しめる』というの
は、私が作った格言です。
 この問題の解決には、数か月単位の忍耐と努力が必要です。ここで症状をこじらせると、半
年から1年単位での不登校につながる危険性があります。心の休養を大切に。「気分転換」な
どと安易に考えて、子どもをあちこち引き回すのも避けてください。安静と安心感、それに心の
安定が、何よりも大切です。もし午後、1時間でも学校へ行くようなら、「よくがんばったね」とほ
めてあげてください。「もうあと1時間行こうね」などと、子どもを責めてはいけません。
 それ以上に症状がひどくなるようであれば、心療内科を訪れてみるという方法もありますが、
私は薬物治療については、疑問に思っています。どうか、慎重に!
(はやし浩司 不登校 学校恐怖症 学校拒否症 怠学 アメリカ内科医学会 米内科医学会
 診断基準 はやし浩司)
2007/10/19
【補記】
 それにしても、「首に縄つけてでも……」という言い方には、驚きました。今でも、そういう言い
方をする人がいるのですね。子どもの人格や人権を、いったい、どのように考えているのでしょ
うか。
 私はこの言葉の中に、恐ろしいほどの親意識、権威主義、それに上下意識を感じました。
と、同時に、それを口にする人たちは、学校神話、学歴信仰の盲信者という印象ももちました。
「子どもなど、親の意思でどうにでもなる」とでも、そういう人たちは考えているのでしょうか。
 あまりにも無知、無学、メチャメチャ! そしてあまりにも日本的! 逆の立場で、自分がそう
されたときのことを考えてみたらよいのです。ただ単なる(比喩(ひゆ))では、すまされません。
 だからといって、子どもを甘やかせとか、学校へは行かなくていいと言っているのではありま
せん。日ごろから、もっと子どもの心に耳を傾ける姿勢が、親側に育っていれば、こうした発想
は、出てこないはずです。あるいはひょっとしたら、こうした問題は起きなかったかもしれませ
ん。
 まさに原始的というか、後進国的というか。あまりにも心の問題を、安易に考えすぎているの
では! 子どもに何かをさせるときには、ある程度の強制力は必要かもしれません。が、それ
は子どもを見ながら判断します。相談してきたYさんのお子さんのケースでは、幼いころ神経症
を発症し、心は、疲れているはず。ボロボロかもしれません。
 私には、Yさんのお子さんの悲痛な叫び声が、聞こえてきます。表面的には元気でも、それ自
体が、仮面と考えてよいのではないでしょうか。
 こうしたケースでは、親が「学校へ行かせよう」とあせればあせるほど、その(あせり)が、子ど
もの心の中に、緊張感を作ってしまいます。つまり子どもの不登校の問題は、子どもの問題で
はなく、親の問題だということです。それに気づけば、あとは、時間が解決してくれます。
 夫が単身赴任で、同居していないとか……。この問題は、Yさんひとりで、解決できる問題で
もないように思います。子育ては、それだけ重労働だということ。加えて、Yさんひとりで対処し
ていると、Yさん自身が、育児ノイローゼになってしまうかもしれません。何とか、夫に、いっしょ
に住んでもらうわけにはいかないでしょうか。内政干渉ですみません!
++++++++++++++++++++++
ついでながら、「学校恐怖症」について書いた
記事(中日新聞掲載済み・2001年10月1日)
を、ここに添付しておきます。
この原稿は、あちこちの団体や個人に、無断で
転載、転用されています。やめてほしいですね、
こういうことは!
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【子どもが学校恐怖症になるとき】
●四つの段階論 
 同じ不登校(school refusal)といっても、症状や様子はさまざま(※)。私の二男はひどい花粉
症で、睡眠不足からか、毎年春先になると不登校を繰り返した。
が、その中でも恐怖症の症状を見せるケースを、「学校恐怖症」、行為障害に近い不登校を
「怠学(truancy)」といって区別している。これらの不登校は、症状と経過から、三つの段階に
分けて考える(A・M・ジョンソン)。心気的時期、登校時パニック時期、それに自閉的時期。こ
れに回復期を加え、もう少しわかりやすくしたのが次である。 
(1)前兆期……登校時刻の前になると、頭痛、腹痛、脚痛、朝寝坊、寝ぼけ、疲れ、倦怠感、
吐き気、気分の悪さなどの身体的不調を訴える。症状は午前中に重く、午後に軽快し、夜にな
ると、「明日は学校へ行くよ」などと、明るい声で答えたりする。これを症状の日内変動という。
学校へ行きたがらない理由を聞くと、「A君がいじめる」などと言ったりする。そこでA君を排除
すると、今度は「B君がいじめる」と言いだしたりする。理由となる原因(ターゲット)が、そのつ
ど移動するのが特徴。 
(2)パニック期……攻撃的に登校を拒否する。親が無理に車に乗せようとしたりすると、狂っ
たように暴れ、それに抵抗する。が、親があきらめ、「もう今日は休んでもいい」などと言うと、
一転、症状が消滅する。ある母親は、こう言った。「学校から帰ってくる車の中では、鼻歌まで
歌っていました」と。たいていの親はそのあまりの変わりように驚いて、「これが同じ子どもか」
と思うことが多い。 
(3)自閉期……自分のカラにこもる。特定の仲間とは遊んだりする。暴力、暴言などの攻撃的
態度は減り、見た目には穏やかな状態になり、落ちつく。ただ心の緊張感は残り、どこかピリピ
リした感じは続く。そのため親の不用意な言葉などで、突発的に激怒したり、暴れたりすること
はある(感情障害)。
この段階で回避性障害(人と会うことを避ける)、不安障害(非現実的な不安感をもつ。おのの
く)の症状を示すこともある。が、ふだんの生活を見る限り、ごくふつうの子どもといった感じが
するため、たいていの親は、自分の子どもをどうとらえたらよいのか、わからなくなってしまうこ
とが多い。こうした状態が、数か月から数年続く。 
(4)回復期……外の世界と接触をもつようになり、少しずつ友人との交際を始めたり、外へ遊
びに行くようになる。数日学校行っては休むというようなことを、断続的に繰り返したあと、やが
て登校できるようになる。日に一~二時間、週に一日~二日、月に一週~二週登校できるよう
になり、序々にその期間が長くなる。
●前兆をいかにとらえるか 
 要はいかに(1)の前兆期をとらえ、この段階で適切な措置をとるかということ。たいていの親
はひととおり病院通いをしたあと、「気のせい」と片づけて、無理をする。この無理が症状を悪
化させ、(2)のパニック期を招く。
この段階でも、もし親が無理をせず、「そうね、誰だって学校へ行きたくないときもあるわよ」と
言えば、その後の症状は軽くすむ。一般にこの恐怖症も含めて、子どもの心の問題は、今の
状態をより悪くしないことだけを考える。なおそうと無理をすればするほど、症状はこじれる。悪
化する。 
※……不登校の態様は、一般に教育現場では、(1)学校生活起因型、(2)遊び非行型、(3)
無気力型、(4)不安など情緒混乱型、(5)意図的拒否型、(6)複合型に区分して考えられてい
る。
 またその原因については、(1)学校生活起因型(友人や教師との関係、学業不振、部活動な
ど不適応、学校の決まりなどの問題、進級・転入問題など)、(2)家庭生活起因型(生活環境
の変化、親子関係、家庭内不和)、(3)本人起因型(病気など)に区分して考えられている(「日
本教育新聞社」まとめ)。しかしこれらの区分のし方は、あくまでも教育者の目を通して、子ども
を外の世界から見た区分のし方でしかない。
(参考)
●学校恐怖症は対人障害の一つ 
 こうした恐怖症は、はやい子どもで、満四~五歳から表れる。乳幼児期は、主に泣き叫ぶ、
睡眠障害などの心身症状が主体だが、小学低学年にかけてこれに対人障害による症状が加
わるようになる(西ドイツ、G・ニッセンほか)。集団や人ごみをこわがるなどの対人恐怖症もこ
の時期に表れる。ここでいう学校恐怖症はあくまでもその一つと考える。
●ジョンソンの「学校恐怖症」
「登校拒否」(school refusal)という言葉は、イギリスのI・T・ブロードウィンが、一九三二年に最
初に使い、一九四一年にアメリカのA・M・ジョンソンが、「学校恐怖症」と命名したことに始ま
る。ジョンソンは、「学校恐怖症」を、(1)心気的時期、(2)登校時のパニック時期(3)自閉期
の三期に分けて、学校恐怖症を考えた。
●学校恐怖症の対処のし方
 第一期で注意しなければならないのは、本文の中にも書いたように、たいていの親はこの段
階で、「わがまま」とか「気のせい」とか決めつけ、その前兆症状を見落としてしまうことである。
あるいは子どもの言う理由(ターゲット)に振り回され、もっと奥底にある子どもの心の問題を見
落としてしまう。しかしこのタイプの子どもが不登校児になるのは、第二期の対処のまずさによ
ることが多い。
ある母親はトイレの中に逃げ込んだ息子(小一児)を外へ出すため、ドライバーでドアをはずし
た。そして泣き叫んで暴れる子どもを無理やり車に乗せると、そのまま学校へ連れていった。
その母親は「このまま不登校児になったらたいへん」という恐怖心から、子どもをはげしく叱り
続けた。が、こうした衝撃は、たった一度でも、それが大きければ大きいほど、子どもの心に取
り返しがつかないほど大きなキズを残す。もしこの段階で、親が、「そうね、誰だって学校へ行
きたくないときもあるわね。今日は休んで好きなことをしたら」と言ったら、症状はそれほど重く
ならなくてすむかもしれない。
 また第三期においても、鉄則は、ただ一つ。なおそうと思わないこと。私がある母親に、「三
か月間は何も言ってはいけません。何もしてはいけません。子どもがしたいようにさせなさい」
と言ったときのこと。母親は一度はそれに納得したようだった。しかし一週間もたたないうちに
電話がかかってきて、「今日、学校へ連れていってみましたが、やっぱりダメでした」と。親にす
れば一か月どころか、一週間でも長い。気持ちはわかるが、こういうことを繰り返しているうち
に、症状はますますこじれる。
 第三期に入ったら、(1)学校は行かねばならないところという呪縛から、親自身が抜けるこ
と。(2)前にも書いたように、子どもの心の問題は、今の状態をより悪くしないことだけを考え
て、子どもの様子をみる。(3)最低でも三か月は何も言わない、何もしないこと。子どもが退屈
をもてあまし、身をもてあますまで、何も言わない、何もしないこと。(4)生活態度(部屋や服
装)が乱れて、だらしなくなっても、何も言わない、何もしないこと。とくに子どもが引きこもる様
子を見せたら、そうする。よく子どもが部屋にいない間に、子どもの部屋の掃除をする親もいる
が、こうした行為も避ける。
 回復期に向かう前兆としては、(1)穏やかな会話ができるようになる、(2)生活にリズムがで
き、寝起きが規則正しくなる、(3)子どもがヒマをもてあますようになる、(4)家族がいてもいな
くいても、それを気にせず、自分のことができるようになるなどがある。こうした様子が見られた
ら、回復期は近いとみてよい。
 要は子どものリズムで考えること。あるいは子どもの視点で、子どもの立場で考えること。そ
ういう謙虚な姿勢が、このタイプの子どもの不登校を未然に防ぎ、立ちなおりを早くする。
Hiroshi Hayashi++++++++++Jan. 06+++++++++++はやし浩司※
最前線の子育て論byはやし浩司(036)
●保護司
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自治会長が、保護司の仕事をもってきた。
さあ、私は、どうすべきか?
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引きうけるべきか、引きうけざるべきか……それが問題。
 つい先日は、自治会の副会長職を断ったばかり。しかしいつもいつも、断ってばかりいるわ
けにはいかない。自治会長には、世話になっている。
 保護司……一応、身分は、国家公務員。任期は2年。ただし、無給。おかしなことだが、私
は、「保護司」の「司」に、親しみを覚えた。「浩司」の「司」と同じ。結構、私にも、単純なところ
がある。
 そこで床についてから、分厚いパンフレットを読む。ウム~。読めば読むほど、ウム~。
「保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える、ボランティアです」(第2章冒頭)
とある。
つづいて「使命」として、「保護司は、社会福祉の精神をもって、犯罪をした者の、改善厚生を
助け、犯罪予防のため世論の啓発に努めています」とある。
ますます考えこんでしまう。
善人の仮面をかぶるのは、簡単なこと。が、その仮面をかぶってできるような仕事ではない。
相手は、それぞれ、大きな問題をかかえた人たちである。そういう人たちを相手に、私のような
人間は、どう対処すればよいのか。
 ワイフはのんきに、「あなたもそういう年齢になったのよ」と言う。つまり社会に、恩返しをする
年齢になった、と。
 しかし、これはむずかしい仕事である。それに責任は、重大! 子育て相談とは、わけがち
がう。「忙しいから、今日は、失礼します」と、逃げるようなことは、許されない。
 が、何といっても、一番、警戒しなければならないのが、「仮面」。そういう例は多い。たとえ
ば、他人には、すばらしくよい人を演ずる人がいる。面倒見もよい。世話好き。しかしそれは外
面(そとづら)。本当に他人のために働いているかというと、そうではない。自分をよい人間に見
せたいために、そうする。そういうのを、心理学でも、「愛他的自己愛」という。そういう人にとっ
ては、「あの人はいい人」とうわさされるのが、何よりも快感なのだ。
 しかし仮面は仮面。わかりやすく言えば、「化けの皮」。大切なことは、その人のために、どこ
まで親身になって、つまり真剣に、考えてやることができるかということ。が、私に、それができ
るか?
 私は、幸か不幸か、(幸に決まっているが……)、何かの犯罪を犯した人たちとは、無縁の世
界で生きてきた。知りあいの中にもいない。そういう私が、保護観察中の人たちと、どうやって
向きあえばよいのか。さも私は善人でございますというような顔をして接するのは、私のやり方
ではない。かといって、そういう相手を説教したりするような立場でもない。
 保護司の役割の第1は、「犯罪をした者の、改善厚生を助け、犯罪予防のため世論の啓発
する」とある。
仕事の内容としては、(1)保護観察を受けている少年やおとなの指導として、毎月面接や、家
庭訪問を行う。(2)刑務所や少年院に入っている人の帰住先の調整として、出所後の生活設
計などについて、引き受ける家族と話しあいなどをする。(3)犯罪や非行の予防活動として、
犯罪や非行をした人の立ち直りを見守るよう、広く社会に呼びかけを行う、とある。
 保護司研修制度というのもある。保護司として活動する前に、地域別定例研修、特別研修、
自主研修、新任保護司研修、第一次研修、第二次研修……などなど。
 私には私の仕事がある。このところ、時間が合わないため、講演すら断ることが多くなった。
息子の1人は、まだ大学生である。ボランティア活動をするといっても、仕事を犠牲にするわけ
にはいかない。こうした研修会が、私の仕事と重なったら、私は、どうすればよいのか。
 考えれば考えるほど、気が重くなる。
 やはりこの仕事を引き受けるかどうかは、もう少し様子を聞いてからにしよう。こちらから「や
ります!」と手をあげてするような仕事ではない。時間的にも、今の私には、まったく余裕がな
い。
●ライブD・ショック
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株価が急降下している! 昨日1日だけで、
日経平均は、500円近くも、値をさげた。
今日も午前中だけで、444円も、値をさ
げた。
きっかけは、ライブD社の粉飾決算(?)
しかし……
2007年10月19日(金)
++++++++++++++++++
 現在、日銀は、ゼロ金利政策(量的緩和策)を実行中! わかりやすく言えば、日銀は、市中
銀行をとおして、日本中に、お金をバラまいている。今の日本は、「お金がジャブジャブの状
態」(某経済誌)だそうだ。
 おまけに、原油価格は高止まり。加えて、ドル安。「景気はよくなった」とはいうが、中身は、あ
のバブル経済の時期そっくり。
 そこで株式市場は、いつ日銀が、量的緩和策を解除するか。その時期を見きわめようと、
戦々恐々としている。そんな状態。解除されたとたん、「日本経済には、急ブレーキがかかるこ
とになるかも」とのこと。
 今回のライブDショックは、その引き金を引いてしまった。「株価がさがるのは、年度末決算
がすんだあとの4月ごろ」と、大方の経済評論家は、読んでいた。しかし株価は、先手、先手で
動く。
 ところで昨夜、仕事の帰りに書店で読んだ週刊誌には、ある若い男性の手記として、こんな
記事が載っていた。
 「今は、株で、もうけどき。100万円をサラ金で借りて、ネットで、信用取引。年末から年始に
かけて、25万円のもうけ」と。週刊誌の名前は忘れた。
 つまりサラ金で100万円借りてきて、そのお金で株を買う。株を売買するときには、信用取引
という方法がある。ある一定額の損(このばあいは100万円の損)をするまで、株を売買する
ことができる。この方法だと、100万円で、10万円の株を、たとえば50~100株も買うことが
できる。現物売買では、100万円では、10万円の株なら、10株しか買えないのだが……。
 信用取引では、株価があがれば、もうけも大きいが、株価がさがれば、100万円は、そのま
ま、パー。
 今ごろその手記を書いた若い男性は、たぶん、大損をして、泣いていることだろう。つまり株
式の売買のこわいところは、ここにある。わかりやすく言えば、バクチ。「もうけた、もうけた」と
喜んでいると、その人は、もっと、もうけたくなる。そしてもっと大きなお金を、そのバクチにかけ
るようになる。
 そして最終的には、大損!
 だから私のような素人が株式売買をするときには、絶対に守らなければならない大原則があ
る。それは(1)最高限度額を必ず、決めておくということ。100万円までとか、200万円まで、
とか。あくまでも小遣いの範囲でするのがよい。(2)信用取引はしない。あくまでも現物売買。
そして株価がさがったら、その株は塩漬けにして、3か月でも半年でも、じっとがまんしてもつ。
 だいたい、働きもしないで、お金をもうけるという、その根性がまちがっている。……というの
は、この現代社会においては、通用しない考え方かもしれないが……。
(補記)
 何を隠そう、この私もこの2日で、x万円の損をしたのだ。ハハハ。
Hiroshi Hayashi++++++++++Jan. 06+++++++++++はやし浩司
●ものは、言いよう
+++++++++++++++
みなさん、往生際(ぎわ)が悪いですね。
弁護士法違反と、組織犯罪処罰法
違反の罪で逮捕、起訴された、
あの西村S悟議員が、今度は、拉致問題
にかこつけて、議員職にしがみついて
いる(?)
+++++++++++++++
 新聞報道によれば、逮捕、起訴されたにもかかわらず、あの西村S悟衆議院議員は、つぎの
ように述べているという。
 「弁護士の名義を貸す見かえりに違法な報酬を受け取ったとして、弁護士法違反と組織犯罪
処罰法違反の罪で起訴された、衆議院議員、西村S悟被告(57・前民主党議員)が(1月)17
日、東京都内で記者会見し、『(K国による)拉致被害者救出のために議席を維持しなければ
ならない』として、議員辞職しない意向を明らかにしたという」(サンケイ新聞)。
 ものは、言いようである。拉致問題を、自分の政治的利益に利用している議員は多い。が、
ことここにいたってまで、拉致問題にかこつけて、議員職にしがみつくとは!
 西村S悟被告は、昨年末(05年)11月18日の段階では、まだつぎのように述べていた。
「本日11月18日の朝刊各紙に、私の法律事務所の元職員が(非弁活動)(弁護士資格が無
いのに弁護士活動をすること)をしたとして検察が捜査に入る旨の記事が掲載されました。以
下、この点について事情をご説明致します。
1、非弁活動の容疑については、元職員本人も認めており事実であろうかと思います。
2、では、私がその非弁活動を知っていたかどうかでありますが、本年はじめ頃に、大坂  府
警から教えられるまで、全く知りませんでした。そして、私は、大阪府警の捜査員に全ての事情
を説明しました。
大阪府警の捜査は、4月末ころに終了したと思いますので、事件はそのころ検察庁に送られ
処理されたと、私は思っていました。
しかしながら、今朝の事態を迎え、驚いている次第であります。
3、この非弁活動を行なった者は、私の法律事務所にいた者であることは事実であります  
ので、今になっていくら悔いても致し方の無いことながら、このたびの事態を迎えて、私の元職
員に対する管理監督の不行き届きを深く反省し、皆様にご心配をおかけしていることを、深くお
詫び申し上げます。
  以上が申し上げるべきことの骨子であります」(「西村S悟の時事通信」・Eマガより抜粋)
と。
 つまり西村S悟議員は、(1)知らなかった、(2)私は関係ない、(3)驚いている、と。が、一転
逮捕、起訴されると、今度は、「拉致問題解決のために、議席を確保しなければならない」と。
 どうやら西村S悟議員は、相手の立場でものを考えることができない人のようだ。そういう議
員が、何かの会合に顔を出せば、拉致被害者およびその家族の人たちは、かえって迷惑する
のではないか。そんな簡単なことさえ、西村S悟議員には、まったく、わからないようだ。
 ……あるいは、それほどまでに、権力の座は、魅力的なのか? どの人も、一度手にした
ら、もう手放せない……といった心境になるらしい。私には無縁の世界の話だが、想像はでき
る。あのインチキ論文を発表した韓国のU教授にしても、いまだに、「技術はたしかにある」
「(研究室の胚性幹(ES)細胞は、(同僚たちによって)すりかえられたものだ」などと主張して
いる。
 みんな、どこまでがんばるのだろう? また何のために? 私には、理解できない。
Hiroshi Hayashi++++++++++Jan. 06+++++++++++はやし浩司





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Last updated  2024.12.29 17:29:22


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