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今日はフォークとナイフのお話をしてみたいと思います。
前までは1533年フランソワ1世(後のアンリ2世)と、
カトリーヌ・メディチとの結婚から
フランスに広まったとされてきました。
でも最近では、この結婚によってすぐに、
今までの宮廷の食事スタイルが変わったとは
考えづらいのではないか!と言われています。
理由の一つとして、
結婚当時、カトリーヌは幼かった事が挙げられます。
10歳以上年の離れたフランソワには、多くの恋人がいて、
幼いカトリーヌには見向きもしなかったのです。
後にフランソワとカトリーヌの間に王子が生まれ、
カトリーヌが発言力を持ってから
少しずつ食事のスタイルが変わってきました。
それまで、男の社交場であった
夜会(スーぺ)の席にカトリーヌは進んで出席したと言います。
その事で、他の諸侯の奥方達も列席する様になり、
夜会の席が華やかになっていきました。
その席で、男達は政治や狩の話、
奥様達はファッションや料理の話が中心になっていき、
思考を凝らした料理、華やかな食器が登場してきます。
こうなってから初めてフォークとナイフの出番となります。
男達だけの宴会の時は料理は手掴み、
又は、腰に下げているサーベルで切り取って食べていました。
なので、料理も手で掴める様、冷たい物だったんです。
女性が夜会に参加してきた事で、
まさかお洒落をした女性が手掴みで食べる訳にはいかないので
いろいろ食器類が必要になって来た訳です。
その食器を紹介したのが、
すでにルネッサンスが起こっていたフィレンツェ出身の
カトリーヌだったのです!!
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