サイド自由欄


プロフィール

hihitos

hihitos

2012.04.18
XML
カテゴリ: お話
 人間の世界では、優秀な者が上の世界に上がり、劣ったものが下の世界に落ちるとされた。

 ただ、人間界周辺の近隣にある他の二つの世界との関係に実際は上下などなく、三つの他の周辺にだって世界は存在し、それらは、いつも近い世界を侵食するよう試みており、その中の、たまたま近しいもの同志が協定を結んだのであって、それで三つの世界に仕分けのルールができた。

 人間の世界と呼ばれる領域には制限がなく、生命が無秩序で、そして無数に増えるようだった。そして、その近くの一つの世界は平穏で、だからか、隣人の活発さに対処することが、宿命となった。
 更に、その近くのもう一つの世界は、ただただ消耗し、内部で苛まれ、横たわるしかないようで、他にある、どの世界よりも他の世界を吸収するしか生き残れない。

 三つの世界の均衡を作るには、人間界から消耗の世界へと部分が自然に流入するルールを生み、そのシステムを完成させることが最短で最善と思え、退屈があって他の世界を意識しすぎた平穏すぎる世界は、他の二つが上手く結びつくよう仕向けた。

 それは、生命の売買とも取れるのだが、そのことを知っていたのは平穏な世界だけで、その流通を仕切った彼らは、当たり前に、それを伏せた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.01.16 20:02:26
コメント(0) | コメントを書く
[お話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: