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2009.10.29
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カテゴリ: 読書、映画
田口ランディ「生きなおすのにもってこいの日」
生きなおすのにもってこいの日

その中に「ビョーキの家族をお持ちの方へ」という文がありました。

なぜそんな文があるかというと、

田口ランディのお兄さんが、引きこもりの末、飢死されて、

田口ランディの代表作であり、出世作である「コンセント」コンセント.jpg

という小説を書かれたのです。

私は引きこもりではなかったけど、

かなりひどいうつ病なので、とても関心を持って彼女の小説らを読んでいました。



そして、生理前なのもあって、非常に情緒不安定になっているので、



そしたら、この「ビョーキの家族をお持ちの方へ」という文が出てきました。



田口ランディのもとには、たくさんのビョーキ抱えた患者を持つ家族からメールがくるそうで、

「自分の家族が精神病で苦しんでいる。ほっておいたら死ぬかもしれない。

 しかし、どうしていいかわからない」

と悩んでおられるそうです。田口ランディもその分にもれず、悩んでいたそうです。

でも、「治療して普通の人に戻すようなことはできないなぁ」

と書いています。


では、どうしたらいいんだ。家族は見て見ぬふりをしていればいいのか?

決してそういうわけではありませんが、他人のビョーキを背負い込むのもどうかな

と思います。どんなに病んでいても、人生はご本人のものです。

家族が代わりに死ぬわけにも生きるわけにもいかないのです。



田口ランディが痩せたからと言って、お兄さんが生き返るわけでもありません。


田口ランディのお兄さんはずいぶんと生きることに悩まれましたが、お兄さんの人生にも愛や

希望や快感や幸せがたくさんあったと思います。悩みも痛みも幸せも苦しみも、

全部ひっくるめて、人生における経験はすべてお兄さんのものです。どんな小さな出来事も、

お兄さんの人生を彩る不可欠な要素であり、お兄さんにしか体験できないし、




具合の悪い家族をもつと、具合の悪くない家族も同調して具合が悪くなります。

家族と言う存在はとても厄介で、あまりのもお互い近しいので、自分と家族は他人である、

という、線を引きづらいのです。家族は自分に属するものという妙な親和性があるので、

借金を苦にした親は子供を道連れに心中したりします。子供は自分の人生がうまくいかないのを

親のせいにしたりします。しかし、家族であっても、一人の人間。個別の肉体を持っています。

親ががんになったからと言って、子供もがんにはなりません。家族だから相手の気持ちが

良くわかる、ということもありません。思い込みが強すぎてわからないことが多いくらいです。



ですから、ビョーキの人がいる家族もかなりビョーキだと思って間違いないです。なので、

家族のビョーキより自分のビョーキに気が付く方が、全体的には早く物事が安定します。

関係の安定とかバランスによって、ビョーキはビョーキなりに落ち着くことがあります。

その落ち着きのなかからそれぞれが生きやすい、それなりな方法がみつかり、すったもんだしながらも、

心は自分らしい方向に安定する、ということであって、ましてや解決というものも、

ありえないと思ってください。




家族の誰かがビョーキだとそんなに大変ですか?

たとえば、息子さんが働かないのは、それほど大きな問題ですか?家出ごろごろしているのなら、

留守番がいて好都合ではないでしょうか。留守を頼んで旅行や仕事にでも出かけてはいかがですか?

家族がビョーキだと、あなたに危害が及びましたか?家族のビョーキで、どんなデメリットがありましたか?

それほど大変なことですか?それほど苦痛ですか?

実はそう思い込んで申告に悩んでいるだけではありませんか?


家族のことより自分のことを考えてみてください。いま、自分はほんとうにまともなのか?

自分は正直なのか?自分はなぜこんなに家族のことで苦しんでいるのか?

ほんとうに家族のために考えているのか?

なぜそんなにイヤなのに逃げないのだ?

なぜいつまでも家族とかかわろうとしてしまうのだ?

自分のこの責任感の根拠はなんだ?

自分はなぜ自分だけの人生を生きられないのか、自分の罪悪感はどこからきている?

自分が親や兄弟を突き放せないのはなぜだ?

その辺りから、自分と向き合っていった方が、家族のビョーキの治療のために

悶々としているよりも、楽になれると思います。




つづく





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最終更新日  2009.10.29 09:30:32 コメントを書く


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