風の吹くまま 気の向くまま

風の吹くまま 気の向くまま

2005.05.08
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カテゴリ: 本棚
 メフィスト賞を受賞した作品だそうです。

 ある雪の日、学校に閉じこめられた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関、そして他にはだれも登校してこない、時が止まった校舎。学園祭での自殺事件に関連があるらしいと思い始めるが、8人は死んだクラスメートの名前を思い出すことができない。8人の中にその人物がいる・・・?そして5時53分に消えていく仲間たち・・・
 ホラーとミステリがまじった作品です。

 雪に閉ざされた・・・という状況が怪奇な現象によってつくり出されているところが、本格ミステリとは別のものだな~と思いながら読みました。人が他人の心の中に閉じこめられるということがあるらしいとは。
 その、閉じこめている人物が誰か?また、自殺した生徒は誰か?という謎とき、さらに終わりの方で明かされるある人物の正体も意外でした。

 出てくる高校生のキャラクターとしては、どこかで読んだことがあるような造形で新鮮味はなかったです(生徒会とか男言葉を使う女子高生とか学年トップの生徒とか一見不良とかちゃらちゃらした女子とか・・・)が、ひとりひとりの背負う背景がとても印象深く、泣かされつつ読みました。

 新書3分冊(上中下巻)でしたが二日がかりで一気に読んでしまいました。

冷たい校舎の時は止まる(上) ( 著者: 辻村深月 | 出版社: 講談社 ) 冷たい校舎の時は止まる(中) ( 著者: 辻村深月 | 出版社: 講談社 )





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最終更新日  2005.05.08 16:10:47
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