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くう☆☆さんコメント新着
サキからの報告日記にたくさんメッセージをいただき、
ありがとうございました
サキ本人がとても嬉しそうに読みながら、
みなさんにお返事を書かせていただきました。
今日は、息子ヒデキ(小6)の柔道の話題です。
昨日2月28日(日)は、ヒデキが小学生として参加する 最後の団体戦 がありました。
ヒデキが 大将 を務めるのも、最後になるかもしれません。
早朝から向かったのは、東京都武蔵野市。
5・6年生は 3人制。
37チームを4つのブロックに分けて、 トーナメント方式 で進みます。
(トーナメントかぁ...。
一回戦で負けちゃったらおしまいか
)
東京 での試合は、自宅から 片道2時間 かかります。
もう何年も、
早朝から頑張って出かけては
あっけなく秒殺されて帰る
の繰り返しを見てきた私たち夫婦にとって、
トーナメントではない試合の方が嬉しい のです。
ところが、配られた資料に...
「 初戦で敗退したチーム には、
フレンドリー試合 があります」
要するに
どのチームも最低2試合はできます
というわけです。
(よかったぁ~~~)
一回戦の相手は、そこらじゅうに道場がある Y道場。
名前を聞いただけで、ヒデキは少し青ざめています
私は、昔のように
ヒデキの相手の選手をこそこそ探すような真似 は...
はい、しました(笑)
(やった
ヒデキより小柄な子だ)
と喜んで、すぐに
(でも、Y道場の大将になるくらいの子だから
上手なんだろうな)
と、余計に不安になりました。
そして、いよいよ 試合開始。
「一回戦で負けても、フレンドリー試合があるからね」
と、声をかけていた息子たちのチームですが、
先鋒のS君
が、 まさかの
優勢勝ち。
続く 中堅Hちゃん
も、 奇跡の
一本勝ち
で、
チームの勝利があっさり決まったのです
こうなったら、大将のヒデキも負けるわけにはいきません。
「はじめ」
数秒経って、とりあえず秒殺はされずにすみました。
相手の選手は、やはりとても動きの良い子でした。
背負い をかけてきたり、 足払い を繰り返したり...
ヒデキは かなりの苦戦 を強いられているようでした。
ところが、 ついにそのときが...
(おっ!
足がかかった
)
ヒデキのかけた 大外刈り の足が、いい感じで相手にかかりました。
そしてそのまましっかりとかけて...
「いっぽ~~~ん」

それは、とても 気持ちの良い一本勝ち でした。
(弱いチームだったのに、
みんな成長したなぁ~
)
続く二回戦の相手は、同じ Y道場 の 別のクラブ でした。
もう、 体格が違いました。
特に6年生の2人は、 高校生のような身体つき でした。
さすがに今度ばかりは無理だろう、と思いました。
3人とも、秒殺されて終わりました。
そこで試合終了のはずでした が、ヒデキたちのチームは、
フレンドリー試合も出来る こととなり...
最後の試合ではヒデキは 数秒間のうちに一本勝ち。
こうして、小学校最後の団体戦が幕を下ろしました。
「ヒデキ、
相手に技をかけるときって、
どんな技にしようか?
って考えてるの?
それとも、 身体が自然に動くの? 」
「考えるよ。
組んですぐに、 相手の特徴 がわかるからね。
今日の最初の相手とかは、
動きが早くて、背負いばかりかけてくる から
内股とかはダメで、大外でいこう!
って 決めるわけ」
「どうしてそういう子だと 内股はダメ なの?」
「ああいう技は、
あんなに動きの速い子にかけようとすると、
スネを蹴っちゃったりして ケガすることがあるんだよ。
だから
スキを見つけて一気に大外で!
と思ったんだ」
「へぇ~~っ、
すごいね」
「でもね、
今日のあの大外刈りは、足をかけた瞬間、
おっ、いいところだ
これはもらった
って、初めて思ったんだよ
」
「すっごいじゃん
それって、すごい進歩したってことじゃないの?」
よくわからないのですが、
そういう気持ちで試合ができる、って
すごいことなんじゃないかな?
って思ったのです。
これまでビビリ屋で、相手のペースでしか試合ができなかったヒデキが、
ずいぶん気持ちも強くなったような気がします
来週は、小学生最後の個人戦 「しょうじゅう杯」
に出場します。
これまで金メダルをとったことのない子 しか参加できない
というユニークな大会です。
どうかヒデキが、 悲願の金メダル で有終の美を飾れますように
ひなたまさみ