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稀代のポップ職人 Todd Rundgren の、3 枚目のソロ・アルバムにして初めての 2 枚組アルバム。なにがしかのコンセプトやテーマがあるわけではないらしく、ヴォーカル、ギターは当然として、その他の楽器の演奏からプロデュースに至るまで全ての作業を独りでやる、と言う我々凡人には思いもつかない意図を基に制作を開始したようですが、結果的に演ってみたら良い曲が沢山出来たので 2 枚組にしてみました、とでも言った感じでしょうか。なにしろいきなりの "I Saw The Light" です。Todd の代表曲でもあり、最早ポップ・クラシックと呼んでなんの差し支えもない名曲がオープニングです。以降、およそ 90 分間に渡ってこれでもかと言う程に美しいポップ・ソングを惜しげもなく披露してくれています。"I Saw The Light" と双璧を成す Nazz 時代の "Hello It's Me" の再演あり、ユーモラスなインストゥルメンタルあり、"Torch Song" や "Dust In The Wind" と言った泣けるバラッドあり、Todd にしては珍しい比較的ヘヴィーなロック・ナンバー "Black Maria" や "Little Red Lights" があり、キラキラしたメロディーが並ぶ中で気だるい雰囲気のヴォーカルが印象的な "I Went To The Mirror" があり、、、等々ヴァラエティーも豊富で飽きさせません。こんな調子で全 25 曲、お腹一杯でもう沢山、となりそうなのに何故かそうはならない。やたらに長い楽器のソロ・パート等で無駄に(?)引き伸ばすことなく、3 ~ 4 分程度に楽曲をコンパクトに纏め上げている辺りが一因かな?。この曲もう少し聴きたかったなぁ、と思わせるぐらいの按配と言うか、匙加減がポップ職人たる所以でしょうか。【Track Listings】- Disc 1 - 01. I Saw The Light02. It Wouldn't Have Made Any Difference03. Wolfman Jack04. Cold Morning Light05. It Takes Two To Tango (This Is For The Girls)06. Sweeter Memories07. Intro08. Breathless09. The Night The Carousel Burned Down10. Saving Grace11. Marlene12. Song Of The Viking13. I Went To The Mirror- Disc 2 - 01. Black Maria02. One More Day (No Word)03. Couldn't I Just Tell You04. Torch Song05. Little Red Lights06. Overture : Money (That's What I Want) ~ Messin' With The Kid07. Dust In The Wind08. Piss Aaron09. Hello It's Me10. Some Folks Is Even Whiter Than Me11. You Left Me Sore12. Slut
2013.04.24
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念願の 1st ソロ・アルバムがセールス的に惨敗を喫した David Bowie が、レコード会社を移籍して再起を賭けて放った 2nd アルバム。アポロ 11 号が成し遂げた「人類にとっての大きな飛躍」に冷水を浴びせるような内容の(勇躍地球から旅立ったトム少佐が、妻への愛の言葉を残して宇宙の孤児となってしまう)タイトル・トラック "Space Oddity" がとにかく強烈。David Bowie の初期のイメージを決定付けた楽曲であることは確かなのですが、こんな重苦しい作品をシングルに持ってくると言うのは、当時としては危険な賭けでもあったのではなかったでしょうか。なにしろ世界中が人類初の月面着陸のニュースに興奮している最中だったのですから。結果は、勿論 Bowie の思惑通り。後々までライヴでの重要なレパートリーになるだけあって、今聴いても古臭さをまったく感じさせません。しかし、そんな楽曲の完成度以上に、10 年後に自らオチ("Ashes To Ashes") をつけなくては気がすまない辺りに、David Bowie の凄さを感じてしまいます。オープニングの印象が強過ぎて、アルバムの全体像がやや見え難いのですが、サイケデリック風味のフォーク・ロックを基調に、"Letter To Hermione" や "An Occcasional Dream" のような美しいメロディーのバラッドがあり、ヒッピー・ムーヴメントへの醒めた視線を感じさせる "Cygnet Committee" や "Memory Of A Free Festival" と言った長尺の物語があり、とバラエティーに富んだ作品集。グラム・ロック期の華やかで、如何にもな「ロック」な音を期待すると肩透かしを食らうでしょうが、実質的な 1st アルバムと考えれば及第点以上の内容ではないでしょうか。【Track Listings】01. Space Oddity02. Unwashed And Somewhat Slight Dazed03. (Don't Sit Down)04. Letter To Hermione05. Cygnet Committee06. Janine07. An Occasional Dream08. Wild Eyed Boy From Freecloud09. God Knows I'm Good10. Memory Of A Free Festival
2013.04.17
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