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黄金期の Deep Purple から脱退。雌伏 3 年の時を経て Ian Gillan がリリースした Ian Gillan Band 名義の 1st アルバム・・・なんてエラそうに書いてますが、実は私、Black Sabbath や Led Zeppelin は好きで聴いてるんですが、何故か Deep Purple とは相性が良くないらしく、せいぜい "Machine Head" を聴いた程度です。それもとっくの昔に処分しちゃったぐらいで。"Black Night" とか "Burn" とか有名どころは知ってはいますけど。元 Deep Purple の肩書きかなぐり捨てて、Quatermass や Roxy Music での活動が有名な John Gustafson ら腕利き連中を従えて奏でるは、意外や意外、ファンキーなロックン・ロール。でも、師匠は相変わらずシャウトしまくってます。大事なソロ・キャリアの一発目に "Child In Time" なんか持ってくるし、どういう心算なんだか。"You Make Me Feel So Good" とか "My Baby Loves Me" とかシンプル過ぎる曲名見てると、あまり深くは考えてなさそうですね。文句ばっかり言ってますが、ハマると結構クセになるアルバムです。Ian Gillan 自身はあまりファンキーな音楽が似合ってるとは思いませんが、彼を支えるしなやかで、時としてエキゾチックな表情も垣間見せる演奏が気持ち良いのです。特に冒頭の 4 曲がカッコ良い。4 曲入りの EP にしときゃ良かったのに、なんてな(笑)。最後に、画像が小さくてわからないと思いますが、ジャケット写真結構怖いです。写っているのは白いワンピース着た女の子ですが、右手に持ってるのはリヴォルヴァー?。しかも、顔は Ian Gillan です。コレは夢に見そうだ。【Track Listings】01. Lay Me Down02. You Make Me Feel So Good03. Shame04. My Baby Loves Me05. Down The Road06. Child In Time07. Let It Slide
2012.01.31
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特に理由はないんですが、突然聴きたくなって週末実家に帰ったついでに、段ボールに詰め込んで放置プレイ中の CD の山から引っ張り出して来ました。なにはともあれ、"Dub Be Good To Me" でしょう。Clash の名曲 "The Guns Of Brixton" のベース・ラインを大胆にサンプリングしたこの作品。私は Clash の大ファンだったので(今でもそうだけど)、さすがに初めて耳にした時はなんだかなぁ、って感じでしたが。原曲のクール・ダウンとヒート・アップが同時進行しているような不思議なグルーヴは単純化され、ダビーでゆるいダンス・ミュージックに変貌しています。あとやはり "For Spacious Lies" も外す事は出来ません。こう言うのをファンカラティーナって言うんでしたっけ?。この曲のみならずアルバム全体に言える事ですが、明日出来ることを今日やらない的姿勢とでも言いますか、勿論 Norman Cook 本人がそうなのかどうかは知る由もありませんが、そんなリラックスした雰囲気、語義矛盾ですが踊ることを強いないダンス・ミュージックみたいな佇まいが風通しを良くしている様に思えます。【Track Listings】01. Burundi Blues02. Dub Be Good To Me03. Before I Grow Too Old04. The Ragged Trousered Percussionists05. For Spacious Lies06. Blame It On The Bassline07. Won't Talk About It08. Dance To The Drummer's Beat09. Babies Makin' Babies(Stoop Rap)10. The Whole World's Down On Me11. Tribute To King Tubby12. For Spacious Lies (12"Version)
2012.01.30
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所謂ひとつの「フュージョン」ってことでよろしいんでしょうか?こちら方面の事情には明るくないのでややへっぴり腰です。8 分超の長い曲が 3 曲もありますが、ほどほどに疾走感もあり、頻繁に場面転換があるので飽きずに聴き通せます。下品な(?)例えではありますが、なかなかイカせてくれない意地悪な Miles Davis と違って、手順通りにきっちりフィニッシュまで導いてくれるのが Return To Forever、ひいてはフュージョンと言うジャンルの本質の一端かとも。Miles の "A Tribute To Jack Johnson" なんかもそうですが、実際に聴いてみると世間で喧伝されているほど「ロック」は感じられない。なんとなくジャズには興味はあるんだけど、何から聴いたら良いのかわからない、そんな時に、「ロック」っぽいと言う理由だけでこの辺りの作品を齧ったヒトは大抵そう思うんじゃないでしょうか。えっ、どこが?みたいな。「ジャズからのロックへの回答」的な惹句はむしろ逆効果だと思いますね。フュージョンならフュージョンで良いんじゃないかと。なに言いたいんだかわからなくなってきましたが。私はどちらかと言うとリラックスしたい時、なにも考えたくない時によく聴きます。【Track Listings】01. Hymn Of The Seventh Galaxy02. After The Cosmic Rain03. Captain Senor Mouse04. Theme To The Mothership05. Space Circus06. The Game Maker
2012.01.29
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このリアル「鉄腕アトム」みたいな容姿でポップ・ソングやらバラッドを、それが正統な(?)カウンターテナーの唱法なのかどうかは寡聞にして知らないが、とうとうと歌い上げるのである。これをキワモノと言わずして真っ当に評価しろ、と言うこと自体無理難題と言うか。そもそもは David Bowie のバック・コーラスとして脚光を浴び、ソロ・デビューに繋がったようだが、後に King Crimson のヴォーカリストの座に納まる Adrian Brew の例を出すまでも無く、Bowie の人選の妙にはしばしば感心させられることが多い。故に Nomi の起用もその才能を認めこそすれ、奇を衒った訳ではないのだろう。どういった時代に、どんなタイミングで評価されるのか皆目わからないし、そんな機会が果たして訪れるのかどうかも心許ないが、せめて "The Cold Song" と "Total Eclipse" だけでも後世に残れば良いかな、と思う。1983 年 8 月 6 日、AIDS 合併症により 39 歳で夭折。その僅か 3 日前の 8 月 3 日には、David Bowie の壮大なエピゴーネンとして、或いはグラム・ロックの徒花として不幸な運命を辿った Jobriath が同じ病に倒れている。なんという偶然か。【Track Listings】01. Keys Of Life02. Lightnings Strikes03. The Twist04. Nomi Song05. You Don't Own Me06. The Cold Song07. Wasting Time08. Total Eclipse09. Nomi Chant10. Samson And Delilah(Aria)
2012.01.28
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中味もよくわからないまま買いました。完璧なジャケ買いですね。紫のドレスに身を包み荒野に独り立つ女性。物憂げな表情は、その背中の翼ゆえか。スペインはバルセロナ出身のゴシック・メタル・バンド。2002 年リリースの恐らくは唯一のアルバムではないかと。「ゴシック・メタル」と言われても今イチ理解出来てないですが。神秘主義、耽美性、疾走感より重厚さ、世に言う「メタル」バンドであればギターがフィーチャーされるべきソロ・パートで、フルートやピアノ、チェロなどアコースティックな楽器が重用される、そんな感じでしょうか。このバンドも正式メンバーにチェリストがクレジットされています。更に、リード・シンガーは Sonia と言う女性ですが、クセのない艶やかなクリーン・ヴォイスと、な、なんと所謂「デス声」を使い分けているところが最大の特徴。どう考えても喉に相当負担掛かりそう。ただ、Sonia の声と同様、肝心の楽曲にもクセが無さ過ぎて、あとひと捻りあればもっと良い作品になったんじゃないかなぁ、と。私的には及第点ではありますが、ジャケットには負けてます。で、次作にすごく期待してたんですが。解散しちゃったかな。【Track Listings】01. Love, Sweet Death 02. The Eternal Flight 03. I'm The King Again 04. Land Of Rain 05. The Shine Of The Unknown 06. The Mermaid Chant 07. Man Lives Apart
2012.01.27
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良くも悪くも 'All songs produced by David Bowie' と言うクレジットそのままの作品である。名義は Iggy Pop なのに、まるで Bowie のアルバムに客演しているかのような印象すらある。にもかかわらず、ご本人がこれまた無意識過剰な方のようで周囲の評価など意に介さず、柳に風状態で気持ちよさ気に歌っておられます。Grace Jones が "Nightclubbing"、元 Bauhaus の Peter Murphy が "Funtime" を、更には Bowie 自身が後年 "China Girl" をカヴァーしヒットを飛ばすなど、内容は次作 "Lust For Life" に比肩するクウォリティーだと思うのだが、つい昨日まで "Search And Destroy" などと叫んでいた人が、突然「僕のチャイナ・ガールを見つめているとまるで自分が Marlon Brando みたいに悲しい気持ちになっちゃうよ」では違和感アリアリだったであろう。Bowie のアドヴァイスなのかどうかは知らないが、Stooges 時代と比べると歌い方も随分変わっていて、抑え気味と言うか低音を生かした唱法になっている。"Tiny Girls" なんて子守唄みたいに聴こえる。聴き手の方も余りにも唐突で耐性が出来ていなかったのだろう、明るくハレの印象が強い "Lust For Life" 程には評価されなかった理由のひとつはその辺りにもあるのかも知れない。でも、"Heroes" のパロディみたいなジャケットはどうにかならなかったのか、とかなんとか言いつつ、結構好きで聴くんですよね、コレ。【Track Listings】01. Sister Midnight02. Nightclubbing03. Funtime04. Baby05. China Girl06. Dum Dum Boys07. Tiny Girls08. Mass Production
2012.01.26
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純度 100%、混じりっ気なしのロックン・ロール・アルバム。YouTube で 70 年代の彼らのライヴ映像を観ることが出来るのだけれど、かつてこの日本でこのアルバムを入手することが比較的難しかった時代、そんな時代に私がバンド名やルックスからイメージしていた彼らの姿と、PC の小さなディスプレイに映し出された映像から受ける印象にはかなりの隔たりがあった。確かに、派手な化粧を施し、ヒールの高いブーツを履き、身をくねらせながらカメラに挑発的な視線を送る David Johansen からは(勿論、Johnny Thunders を始めとする他のメンバーからも)、ある種の禍々しさを感じないわけにはいかないが、それ以上に、疲れや退廃とは無縁の、抑えきれないエネルギーの、いわば健康的な「若さ」の横溢とでも言うべきものこそが画面一杯に映し出されていた。考えてみればすぐにもわかるのだけれど、David Johansen はこのアルバムがリリースされた当時、若干 23 歳だったのだ。音楽雑誌ではすでに Rolling Stones、とりわけ Mick Jagger との相似性が大きな話題になっていたのだけれど、まんまとその罠に嵌まり込んでいたわけで。ライヴ・バンドとしてピークを迎えつつあるなかで、最も悪魔的で(?)淫靡な魅力を撒き散らしていた Mick Jagger。そのイメージをついつい重ねてしまっていたのだ。私だけ?【Track Listings】01. Personality Crisis 02. Looking For A Kiss 03. Vietnamese Baby 04. Lonely Planet Boy 05. Frankenstein (Orig.) 06. Trash 07. Bad Girl 08. Subway Train 09. Pills 10. Private World 11. Jet Boy
2012.01.25
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なにしろ「カルメン」で「マキ」なんである。おちょくってる訳でもなんでもなく、この名前から受けるインパクトは相当なものがあった。私が初めて意識して聴いた日本のロックは、このカルメン・マキ & OZ と頭脳警察解散後にソロとなった PANTA である。両者ともその奇矯な(失礼)ステージ・ネームに対する純粋な好奇心から興味を持ち始めたのだ。まあ、それはそれとして。沈鬱なピアノのイントロに導かれて始まる "六月の詩"。こんな暗い音で幕を開けるこのアルバム。そこかしこに欧米のハード・ロックやプログレの影響は垣間見えるが、カルメン・マキのシャウトしながらも、どこか哀しみを湛えてでもいるかのようなウェットな歌声が、私にとってのこのバンドの魅力の大半を占めている。長尺の曲を飽きさせずに聴かせるアレンジ力も素晴らしい。とかく「日本のロックなんて・・・」と揶揄された時代に、これだけ豊かな叙情性を備えたアーティストが居たことを、もっと誇っても良いんじゃないかと思います。【Track Listings】01. 六月の詩02. 朝の風景03. Image Song04. 午前 1 時のスケッチ05. きのう酒場で見た女06. 私は風
2012.01.24
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とりあえずジャケットはこの日本盤で決まり。これ以外のものは最早 "The Kick Inside" とは認めない(笑)。Pink Floyd の Dave Gilmour に見出され EMI と契約。更に 1978 年リリースの本作でのデビューまでにレッスンやリハーサルに 2 年余りの月日を費やした等のエピソードからも、パンク・シーンとはなんの関係もないことは明白なのだが、当時は「ニュー・ウェーヴの歌姫」的な捉え方をしていたように思う。まあ、だからどうなんだと言われても困るし、本作の前では余りにも瑣末なことなのだが。とにかく内容が素晴らしい。デビュー作にしてこの完成度。後年の作品に比べるとまだまだシンガー・ソングライター然とした佇まいではあるのだけれど、変幻自在とでも表現したくなるほどに、特徴的なハイ・トーン・ヴォイスが曲毎に、いや、フレーズ毎に様々な表情を見せてくれる。デビュー・シングルの "Wethering Heights"、'rolling the ball,rolling the ball,rolling the ball to me' と言うリフレインが印象的な "Them Heavy People"、なんと 14 歳の時に作ったとも言われている "The Man With The Child In His Eyes" 等々。挙げだせば全曲解説でもしそうな勢い。ちょっとだらしないぐらいにベタ褒めです。しかし、その才能故か、完全主義故かアルバムとアルバムとのインターバルはどんどん長くなって行く。5 作目 "Hounds Of Love" から 6 作目の "The Sensual World" までおよそ 4 年。2005 年リリースの "Aerial" に至っては、前作 "Red Shoes" からなんと 12 年もの月日が流れているという有様。正直、もう少しコンスタントに活動していてくれたら、今以上に彼女の評価は高くなっていたのでは、と残念な気持ちもあります。【Track Listings】01. Moving02. The Saxophone Song03. Strange Phenomena04. Kite05. The Man With The Child In His Eyes06. Wethering Heights07. James And The Cold Gun08. Feel It09. Oh To Be In Love10. L'amour Looks Something Like You11. Them Heavy People12. Room For The Life13. The Kick Inside
2012.01.23
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50 年代、60 年代ならいざ知らず、記念すべき(?) 1st アルバムの冒頭を飾る曲は意表をついて他人のカヴァー・ヴァージョン。しかも、Cure のデビュー・シングルのカヴァーなんだけれど、原曲の雰囲気を残しているのはイントロとエンディングだけ。中味は一体何処が "Killing An Arab" なんですか?と思わせるほどに、原型を留めないゴリゴリのデス・メタルの意匠を施すと言う趣向。これだけでまんまと彼らの術中にはまる私であった。そんな彼らの音の基本はと言えば、轟音ギターに甘美なメロディー。となるといかにもシューゲイザーの典型のようであるが、My Bloody Valentine 等に比べるとはるかにスラッシュ的要素が色濃い。その上、"Earth Thing" においてサンバ風のブレイク・パートを挟むなど、なかなか一筋縄ではいかない彼らだが、最大の特徴は良く言えば少年のように繊細な、悪く言えばフワフワなよなよしたナラサキのヴォーカル・スタイルだろう。この辺りは好き嫌いが分かれるところだとは思う。ランニング・タイムは僅か三十数分で、アルバムと言うにはあまりにも短いけれど、未だにファンの間で高い人気を誇る "Amethyst" や "Blink" を含む聴き応え十分な初期の重要作です。【Track Listings】01. Killing An Arab02. Amethyst03. Your Melody04. Earth Thing05. Summer days06. Snow07. Blink08. The Visitors
2012.01.22
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前回に引き続き、私の初体験シリーズ(微妙)第 2 弾。初めて買った Led Zeppelin のアルバムがこのライヴ盤だった。理由は簡単。当時の Zeppelin の最新作がこれだったのだ。アナログ盤 2 枚組で、確か 4,000 円ぐらいはしたはず。中学生には大金だ。ショップでレコードを手に取ってはまた戻しを何度も繰り返し、ためつすがめつ散々迷って買った今となっては微笑ましい記憶があります。確か、1976 年辺りのリリースなので、Rolling Stones の "Black And Blue" や Bob Dylan の "Desire"、David Bowie の "Station To Station" なんかと並んでヘヴィー・ローテーションだった。但し、1 枚目の A 面だけ(笑)。CD で言うと Disc One の "Rock And Roll" から "Rain Song" まで。"Rock And Roll" から始まるファスト・ナンバー 3 連発は強烈だった。今でもゾクゾクする。が、しかし、"Dazed And Confused" が鬼門だったのだ。アナログ盤の片面を使い切ったこの大作は、正直映像がないとかなりキツイ。頬っぺの赤い地方都市の初心な(推測)少年には、Jimmy Page のやってることが全く理解出来なかった。近年出た「最強盤」とやらである程度は実現するのだが、この曲じゃなくて "Black Dog" や "Thank You" で良かったんじゃないかと、今でも思う(笑)。【Track Listings】- Disc One -01. Rock And Roll02. Celebration Day03. The Song Remains The Same04. Rain Song05. Dazed And Confused- Disc Two -01. No Quarter02. Stairway To Heaven03. Moby Dick04. Whole Lotta Love
2012.01.21
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前 3 作と比べて素っ気ないほどに簡素なジャケット・アート、オープニングにしては余りにも不穏な弦の響き。ジャズ・ロック的展開をみせる大曲があり、冗談とも本気ともつかないポップ・ソングがあり、クラシカルなインストゥルメンタルがあり、安っぽいソープ・オペラ仕立ての曲があり。なにやら複雑怪奇な作品なのだが、実は私が最初に買った King Crimson のアルバムは、コレ。動機はなんだったんだろう。たまたまショップに "In The Court Of The Crimson King" や "Red" のストックが無かったのかもしれない。前作 "Lizard" まで受け継がれてきた「静と動の対比」と言う構成は崩れており、本作をもって Robert Fripp と袂を分かつ Peter Sinfield の意向が強く反映されたものかとも思うが、情緒、沈静、哀感、そんなキーワードが頭をよぎる。とまれ、タイトル・ナンバーたる "Islands" の厳かな美しさには、雑多な欠点(?)を補って余りあるものがある。いや、むしろ混沌の果てに辿り着けばこその、深い美しさなのか。この 1 曲の為だけにでも買う価値は、ある。【Track Listings】01. Formentera Lady02. Sailor's Tale03. The Letters04. Ladies Of The Road05. Prelude:Song Of The Gulls06. Islands
2012.01.20
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アメリカ人なのに(?)ヨーロッパを拠点に耽美的な作品をリリースしていた Tuxedomoon のダンディー担当(嘘)、Blaine L.Reininger がグループ在籍中に発表した 1st ソロ・アルバム。ジャケット同様音の方はややチープ。中近東っぽい旋律が出てきたり、はたまた中国風だったり、或いはビミョーなノリのラテン系があったり、所謂ひとつの無国籍音楽とでも言いましょうか。但し、自ら大海原に乗り出そうとしているワケではなくて、あくまでブリュッセルのカフェに居ながらにして世界中の音楽を蒐集しているような雰囲気。でも、David Bowie の "Sons Of The Silent Age" を結構マジでカヴァーしている辺り、やはり雀百までなんとやら、基本は Tuxedomoon 同様の耽美路線です。私が持っているのは、痒くない所にまで手が届く音源発掘作業でお馴染みの LTM Recodings からリリースされた物。11 曲目以降がボートラになってます。【Track Listings】01. Broken Fingers02. Nur Al Hajj03. Magic Time04. Petit Piece Chinoise05. Right Mind06. Gigolo Grasiento07. Spiny Doughboys08. Sons Of The Silent Age09. Uptown10. Les Nuages11. Playin' Your Game12. Magnetic Life13. Birthday Song14. Nur Al Hajj15. Broken Fingers
2012.01.19
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1966 年にリリースされたオフィシャルとしては最初のベスト・アルバム。Lennon/McCartney のペンによる 2nd シングル "I Wanna Be Your Man" こそオミットされているが、初期のシングル・ナンバーが網羅されている。近年の Stones の作品ってジャケット・デザインがどうにもイケてなくて、それだけで買う気が失せるのだが、コレはジャケットもカッコ良い。初めて「ロック」と言う音楽を知ったのは、確か 13 歳の頃だったか。以来、一番多く聴いたレコード(今は CD)だと思う。"Satisfaction" とか "Pain It,Black" とか、その曲名を目に、耳にしただけで今でもワクワクするし、"Have You Seen Your Mother・・・" の猥雑なイントロが始まった途端に、一気に十代のあの頃に引き戻されてしまう。渋い(と言うより、なんとか渋くキメようとしてる)"Little Red Rooster" で締める辺りも最高。コレと "Through The Past,Darkly" の 2 枚は墓場まで持っていくのだ(笑)。【Track Listings】01. Have You Seen Your Mother,Baby,Standing In The Shadow?02. Paint It,Black03. It's All Over Now04. The Last Time05. Heart Of Stone06. Not Fade Away07. Come On08. (I Can't Get No)Satisfaction09. Get Off Of My Cloud10. As Tears Go By11. 19th.Nervous Breakdown12. Lady Jane13. Time Is On My Side14. Little Red Rooster
2012.01.18
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デビュー EP に数曲追加してアルバム・サイズに拡大した、カナダ出身のインダストリアル・ユニットの最初期(?)の音源。我が国においては悲しい位に知名度が低い。後年のノイズ塗れの偏執狂的サウンドに比べると、音圧低め、暗さ控えめ。ある意味牧歌的なエレクトロニック・ポップとさえ言いたくなるほど。私のように 80 年代後半の音源から遡って聴いて来た人間にしてみると、腰が砕ける想い。さすがにひと様にお薦め出来るような作品ではないが、そこかしこに後のグロテスクでダークなノイズ・マニアの萌芽が見え隠れはしている。【Track Listings】01. Smothered Hope02. Glass Houses03. Incision04. Far Too Frail05. Film06. Manwhole07. Ice Breaker08. Solvent09. Sleeping Beast10. Glass Out11. ...Brap
2012.01.17
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何処かの新聞か雑誌の切り抜きを拡大コピーしたと思しきモノクロの粒子の粗いジャケット写真。殴り書きのようなアルバム・タイトルとアーティスト名のクレジット。これだけでも十分不穏な空気は伝わってくる。でも、それは Mark Stewart の仕掛けたトリックなのだ。Pop Group 解散後の 1983 年にリリースされた Mark Stewart の 1st ソロ・アルバム。他のメンバーが Pigbag や Maximum Joy と言った新グループで、まるで呪わしき桎梏から解き放たれたと言わんばかりに開放的で正に「ポップ」な音楽を奏で始めていた頃、Mark Stewart は更なる(ダブの)泥沼へと自らズブズブと嵌まり込んで行ったのであるが。とかく政治的メッセージがどうの反社会的思想がどうのと、音楽とは関係ないところで取沙汰されるヒトだが、取り敢えずそう言うのは一度何処かに放り出して、頭を軽くしてこの音に浸り込んでみると良いと思う。荒々しくも豊穣な音の世界の虜になること必至です(と言い切って良いのか!?)。【Track Listings】01. Learning To Cope With Cowardice02. Liberty City03. Blessed Are Those Who Struggle04. None Dare Call It Conspiracy05. Don't You Ever Lay Down Your Arms06. The Paranoia Of Power07. To Have The Vision08. Jerusalem09. The Wrong Name And The Wrong Number (Original Version)10. High Ideals And Crazy Dreams
2012.01.16
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なんと言っても、レンズに銃口を向けながら屈託のない笑みを浮かべているポートレイトのインパクトが大。一見美人風だが Evanescence の例もあるので(失礼)、取り敢えず不問ってことで。OD と Jessi の男女二人から成るフィンランド出身のインダストリアル・メタル・ユニット。オープニング・ナンバー "My Law" の怒涛の疾走感が圧倒的だが、やはり最大の聴き物は Jessi の、怒号風高速ラップから北欧風の美しいメロディーを歌い上げるスタイルまで、動と静の落差のあるヴォーカリゼーション。CD 時代には珍しい 40 分少々の短い作品だが、似たような曲調が多く、後半に聴き進むにつれ単調でやや辛くなる。時間的にはこの辺りが妥当。同時期にデビューし、似通った音楽性を持つ Evanescence との差は、この辺りにあるのかな、と。【Track Listings】01. My Law02. Big Brother03. Shine For Me04. Not Against Me05. Solar Red06. Tension07. Removed08. Can't Stop Fighting09. Made To Fail10. Test Animals
2012.01.15
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灰野敬二(vo, g)、三浦真樹(g)、小沢靖(b)、アクイ(ds)によるフリー・フォームなロック・バンド(と言い切ってしまおう)の 1st アルバム。今手元にある CD には、「不失者」と言うクレジット以外にアルバム・タイトルと思しき表記がないのだけれど、リリース元の PSF Records のサイトではシンプルに "Live" と題されているので、そちらを採用させて頂いた。ちなみに上記メンバーの表記すらないので、同じく PSF Records を参照しています。不失者と言うと、トリオで轟音サウンドと言うイメージが強いが、ここではギターが 2 本のカルテットで、どちらかと言えば「静」の部分を感じさせる楽曲が多い。更にはソロや広範に及ぶ各種サイド・プロジェクトの中で最も、世に「ロック」と呼ばれている概念の範疇に括られるような音に近い。なんだかまどろっこしい書き方になりましたが、早い話が数多ある灰野作品の中では最も取っ付き易く、「ロック」的なカタルシスが得られる作品だと思いますです。はい。【Track Listings】- CD 1 -01. あっち02. 暗号03. すきにすればいい04. とどかない- CD 2 -01. ふわ ふわ02. なったんじゃない03. 迷子04. ここ
2012.01.14
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イギリス人なのに奇を衒ったとしか思えないネーミング、やっつけ仕事のような悪趣味ジャケット、カテゴライズ出来ない奇妙な音楽性、更には日本の婦女子を熱狂させたド派手なルックス。これだけ揃えば 1978 年当時の少年達から思いっ切り敬遠されるのは仕方ない。世間では比較的評価の低いアルバムのようだけれど、そんなに悪い作品とは思えない。異形のファンク・ミュージック。ラストを飾る 10 分にも及ぼうかという大作 "Television" が圧巻。パンク/ニュー・ウェーヴの嵐が吹き荒ぶ彼の地で、よくもこのような作品が生み出せたものだ、と感心。デビュー作にしてはやけに老成した感があるのは、David Sylvian の文学趣味の成せる業か。【Track Listings】01. Transmission02. The Unconventional03. Wish You Were Black04. Performance05. Lovers On Main Street06. Don't Rain On My Parade07. Suburban Love08. Adolescent Sex09. Communist China10. Television
2012.01.13
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1974 年の "We Had It All" から、なんと 10 年の時を経てリリースされた作品。Simple Minds や Heaven 17 を手掛けた Peter Walsh が共同プロデュースしている性か、当時のニュー・ウェーヴ/ポスト・パンクが好きなヒト達にも十分アピール出来る音にはなっているのだけれど、いかんせん御大 Scott が我関せずとばかりに、地を這うようなバリトン・ヴォイスで朗々と歌い上げるのだ。これはさすがに too much だったかもしれない。いや、私はそんなところが好きなんですが。10 年後、更には 20 年後にリリースされる "Tilt"、"The Drift" と言った作品に比べれば遥かにポップなのだが、ジャケットの Scott が怖い。何かを語り始めようとした途端、突然彼からありとあらゆる言葉が永遠に失われ(或いは何者かに奪われ)てしまった。自分が陥った状況に驚愕しながらも、必死で言葉の切れ端を見つけ出そうと空白の荒野を彷徨っている、そのような表情に見える。勿論、深読みのし過ぎだとは思うけれど。怖い。【Track Listings】01. Rawhide02. Dealer03. Track 304. Sleepwalkers Woman05. Track 506. Track 607. Track 708. Blanket Roll Blues
2012.01.12
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私が持ってる国内盤 CD のジャケットは、ここに掲げた画像の通り主人公の輪郭すら判別出来ないほどに暗い。これだけでも手に取るのを躊躇わせるのには充分だ。でも、中味は全然暗くない。むしろ、明るい。開放的とさえ言える。後の "Bitches Brew" や "Pangaea" に比べれば。聴き手を選ぶような冷徹さは、ない。この次に一体どんな音が出てくるのか、演者ですらワクワクしながら演奏しているように思える(結果論的には Teo Macero のマジックなのかもしれないが)。Peter Barakan 氏が本作のライナーの締めの言葉として「これだけは、騙されたと思ってもいいから、一度は聴いて欲しい。人生が変わるよ。」と書いている。言いたい気持ちもわからなくもないけど、そういう「縛り」は良くないなぁ(笑)。だって、ここにあるのは純粋に楽しい音楽なんだから。【Track Listings】01. Shhh / Peacefull02. In A Silent Way / It's About That Time
2012.01.11
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1972 年リリースの 1st アルバム。初めて聴いたのは、確か中学生の頃だったか。あのジャケットを抱えてレジまで行くのにはそれなりの勇気が必要だった。"Country Life" 程直截的でもなく、扇情的でもないのだけれど、なんとなく他人に見られてはマズいように思えたのだ。ひとつの楽曲の中に多種多様なアイディアを放り込み、尚且つプログレ・バンドのように十数分にも及ぶ大曲にすることなく、あくまでもポップ・ソングとしてコンパクトにまとめてしまう手法は、後の 10CC や Queen の "Bohemian Rhapsody" に先んじて秀逸。唯一欠点(?)を成すのは、(アナログ盤ではゲートフォールド内側の)各メンバーのとんでもないポートレイト、、、ではなく(笑)、"Virginia Plain"。オリジナルのアナログ盤には未収録だったはず。なにもよりによってボーナス・トラックをアルバムのど真ん中に配することはないだろうに。【Track Listings】01. Re-make/Re-model02. Ladytron03. If There Is Something04. Virginia Plain05. 2 H.B.06. The Bob (Medley)07. Chance Meeting08. Would You Believe?09. Sea Breezes10. Bitters End
2012.01.10
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David Pearce と Rachel Brook から成るユニットの 1st アルバム。シンプルで美しいジャケット・アートとは裏腹に、全篇を覆い尽くす執拗なまでのフィードバックの洪水。2nd アルバム "Further" 程には洗練されていないが、その分原初的な危うい魅力も。そこはかとない悪意を感じる Suede のカヴァー、"The Drowners" は余計。【Track Listings】01. My Dreaming Hill02. A Silent Tide03. Moonset04. Make Me Dream05. Wish06. Popol Vuh 207. The Drowners08. Still09. Popol Vuh 110. The Season Is Ours
2012.01.09
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Soft Cell 崩壊後、Marc & The Mambas 名義の作品を経て、1985 年にリリースされた 2nd ソロ・アルバム。やはり、タイトル・トラックと"Love Letter"が出色。この頃はまだまだちょっと風変わりなシンガー、と言う程度の認識だったと思う。【Track Listings】01. Traumas,Traumas,Traumas02. Stories Of Johnny03. The House Is Haunted04. Love Letter05. The Flesh Is Willing06. Always07. Contempt08. I Who Never09. My Candle Burns10. Love And Little White Lies11. Stories Of Johnny with The Westminster City School Choir12. Love Letter with The Westminster City School Choir
2012.01.08
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