神経内科医の徒然診療日記・コロナの時代

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takamatsu0224

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Nov 13, 2013
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カテゴリ: 医学関連
  脳や脊髄などの運動神経細胞が死滅し、全身の筋肉が動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の新たな原因遺伝子を発見したと、東京大医学部の辻省次教授や国立精神・神経医療研究センター病院の高橋祐二神経内科医長らの国際研究チームが発表した。論文が10日付の米人類遺伝学会誌電子版に掲載された。

 この遺伝子が作るたんぱく質「ErbB4」は、運動神経細胞の外部にある栄養物質から刺激を受け、細胞内の機能や筋肉との接合部の機能を維持する働きを活性化すると考えられる。遺伝性や非遺伝性の患者で、この遺伝子が変異し、働きが落ちているケースがあることが分かった。

  辻教授は「ErbB4を刺激する薬を開発すれば、治療薬になるだろう」と話している。

コメント:

  ALSの治療薬の開発には世界の研究者が凌ぎを削っています。

ですから、遺伝子が作るたんぱく質「ErbB4」が見つかっても、遺伝性ALSには関連するかもしれませんが、非遺伝性のALSで、どれだけ関連するものかは、ErbB4を刺激する薬を作って、動物実験を行ってから、可能性があれば開発されて、臨床応用されるかもしれません。

いづれにしても、iPS細胞の臨床応用など期待できるものが少しでも進歩するとよいと思います。






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Last updated  Nov 13, 2013 10:49:23 AM コメントを書く


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Comments

DUGAとも @ Re:頸性めまいその2(頸部自律神経系)(06/24) 私もこの目眩かもしれません!効果的なス…
takamatsu0224 @ Re[1]:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 大黒町さん >色々新しい病気が出てきて不…
大黒町 @ Re:ギラン・バレーとジカ、やはり関連(03/08) 色々新しい病気が出てきて不安になります…
大黒町 @ Re:睡眠不足でたまる脳内物質が記憶力減退の正体だった。(01/25) これは役に立ちますね。 引用させてくださ…
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