昨日で大相撲春場所が終わり、横綱白鵬が全勝優勝を飾りました。先場所、全勝優勝をした横綱日馬富士は9勝6敗という、横綱としては非常に恥ずかしい成績でした。
さて、この春場所で僕がひそかに注目していた力士がいました。その力士は、東十両9枚目で、春場所の成績が3勝12敗と大きく負け越した元大関の雅山(みやびやま)です。その雅山が現役引退を発表しました。

雅山が大関だったのは、たったの8場所で、けがもあって、すぐに大関から陥落したので、雅山が大関だったことを知っている人も少ないかもしれません。雅山が大関に昇進した当時は、勢いがあったというか、本当にとんとん拍子に昇進して行きました。
ところが、大関に昇進するにはちょっと早すぎたのか、あっという間の陥落でした。雅山が大関から関脇に陥落したのが平成13年でした。
それからがこの力士の特徴的なところなんですが、陥落してから10年以上も現役力士として活躍したということで、元大関がこんなに長く現役を続けた例はないそうです。
雅山は先場所、幕内で大きく負け越し、今場所(春場所)十両に陥落しました。十両でなら、もうしばらくは現役として活躍できるのではないか、十両優勝もできるのではないか、と思っていましたが、あっさりと十両1場所で引退となりました。
十両の9枚目で3勝12敗ということは、来場所は幕下に陥落するということになると思います。幕下という階級は、給料ももらえない地位となるため、元大関としては幕下で相撲を取るということは、プライドが傷つきますし、引退はやむを得ないでしょうね。
もともと、かつて大関だった力士が十両で相撲を取るということも珍しいので、雅山が十両で相撲を取ったということに関しては、ある意味で尊敬に値するのかもしれませんが、一部には、元大関が十両で相撲を取ることに難色を示す向きもあるようです。
さて、先場所はロボコップと異名を取った人気力士の高見盛が引退しましたし、今場所は元大関の雅山が引退することになりました。個性的な日本人力士が相次いで、引退することになり、土俵の上が少し寂しくなりました。
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