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昨日金運についての話題があったので、そのお金とランについてお話します。これからお話しするのは実話ですので、そんなことあるわけ無いだろうと思わないでいただきたい。その道の方はどなたの話か分かると思うのですが、もう話しても大丈夫でしょう。
古典園芸品種は投機の対象として、現在も高値で取引されています。フウランの古典園芸品種のことを風貴蘭と言いますが、バブルが過ぎ去った頃のお話です。私は古典園芸品種専門のバイヤーと園芸店の店主と一緒にある園芸家の棚にお邪魔しました。私は一切口を出さないとの約束の上での同行です。
フウランの瓶入り
これはある古典園芸品種の組織培養苗です。
園芸家の棚を覗くと、20畳位の栽培場に有名無名の風貴蘭が所狭しと並べてありました。園芸家はバイヤーに一つ一つの蘭の説明をするのですが、バイヤーはあまり聞いていない様子、何か探していました。
そして、問題の風貴蘭の場所に行くと、「これが16万で、これは12万でどうだ!」バイヤーは強い口調で言い放った。園芸店の店主はこっそり私に「あれが3000万で、もう一方のが2000万だった、○○○と言う品種だ」と教えてくれました。
今の風貴蘭は斑入り物が主流になっています。
2、3年前バイヤーがこの園芸家を訪ねたとき、この風貴蘭を合計5000万円で買うと言ったとき、欲が出たのか「うん」と言わなかった。その後、青物と言われる斑の無い品種の値崩れが起こり(バイオで出せるとの噂がたった為)、このような事になった。
私はびっくりして様子を伺ってみていると、園芸家の顔色が変わってきた。バイヤーはその様子を見ながら「あの時売っていれば、良い値段で買ったのに。もう青物はだめになった」と言い、園芸家は黙ったまま暫くじっと立っていたが「うん」と言った。
この返事の後、バイヤーは園芸家の棚の風貴蘭を勝手に取っては、これは2000円、これは8000円、捨て値でどんどん持ち去ってしまい、棚から良い物が消えてしまった。
私は園芸店の店主に「バイヤーは何で、あの凄そうな風貴蘭に手を出さなかったのか?」とたずねると、「あれはみんな彼が園芸家に売ったものだよ、駄物だ」と店主はあっさりと答えました。あれから私は風貴蘭に対する目が変わってしまった。
現在も風貴蘭には1000万クラスのものが何品種かあり、これらを遥かに超える値段のものもあります。恐ろしい世界ですね。
Sarcochilus ceciliaeをずっとビンの中で育て、ビンの中でピンクの花が咲かないか試しています。
今日は春にアッツ桜の組織培養をするための準備をしました。いままで、蘭の組織培養が主でしたが、蘭以外では数えるほどしかやってこなかったので、上手くいくかとても心配です。蘭の世界でもデンドロをやっている人はカトレアは難しいと言い、種類によって結構難しいことが多いのです。
増して、蘭から離れて貴重なアッツ桜にメスを入れなければいけないので、できる準備は今から行っていきます。
ガステリア属臥牛錦
綺麗な斑入りでしたが、夏の暑さで少し葉が痛んでしまった。
まず、アッツ桜の芽を無菌のビンの中に入れるのですから、アッツ桜も少しでも菌が少ない管理にしなければいけません。今まで土に植えていましたが、今回はロックウールに移植し、少しでも菌を取り除いておきます。
グロダン社製 ロックウール
左側が撥水性、右側が親水性 ロックウール栽培でこの二つの混合割合が企業秘密とされています。今回はアッツ桜が水を好むので、6:4で親水性を多くします。
アッツ桜
左から黄花アッツ桜、新品種3、アッツ桜(梅弁中輪)このアッツ桜をバケツに漬けゆっくり土を落とした後、水道でもう一度洗って、綺麗にします。
先ほどと同じ順番です。新品種3には花芽が少しですが見えます。
ロックウールに植えつけたところ、二重鉢にしたのはアッツ桜を少しでも地面から離したかったため
最後にパーライトを置き、ロックウールの表面が硬くなるのを防ぎます。
これで準備が終わりではなく、春にもう一度同じ作業をして、アッツ桜を少しでも綺麗にします。グロダン社のロックウールはトゲが少なく、植物を痛めないのでこれを使用しました。
培地はこれからじっくりと考えて、自分で一つずつの成分を調合するだけです。検体が僅かなので、とても心配(^_^;) 品種や個体が違っても培養結果に大きな差がでるので、全てに良い培地は見つからないと思います。