関西ひとりジョーズ紀行

関西ひとりジョーズ紀行

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kimama

kimama

コメント新着

あなたの夢は何ですか@ Re:ハダカの山@岡山・西大寺会陽(02/16) 岡山市北区に位置する岡山商科大学は、中…
ひとり旅@ Re:本場の茶会に飛び込み参加@京都・大徳寺(05/28) 古い記事にコメントしてごめんなさいね。 …
ぎっ太@ Re:正倉院展をスムーズに見るには...@奈良国立博物館(10/29) 観覧の日割りの仕方、すごく参考になりま…
eggplapla@ さすが! 中村親方のお言葉は身にしみます。 多謝…
kaorita@ 楽しみです はじめまして! 私も明日こちらの卯庵に…

フリーページ

2007年01月07日
XML
カテゴリ: 旅
サッカー日本代表の胸には、三本足のカラス(三本線のアディダスではなくて)のマークが入っています。このカラスは八咫烏(やたがらす)。八咫烏は、太陽の化身で、天・地・人を顕わす3本の足があるとされています。熊野の神様に仕え、日本を統一した神武天皇を大和国・橿原まで先導したという故事にならって、導きの神として知られています。

その八咫烏にちなんだ神事が、毎年1月7日に熊野本宮(ほんぐう)大社と熊野那智大社で行われます。熊野本宮大社は世界遺産・熊野古道の目的地で、中世には「熊野詣」という言葉もあったほど信仰の地として歴史的に有名ですから、一度行ってみたいと思っていました。八咫烏神事が一般に公開されているかどうかわからないまま、この3連休を活かし、見に行くことにしました。


ふだん、旅には鉄道やバスをフル活用しますが、下調べをすると、熊野本宮大社を通るバスは少なく、日帰りで大阪に戻るには午後5時過ぎのバスに乗らなくてはならないことがわかりました。八咫烏神事の開始時間は午後5時ですから、これではほとんど神事を見ることができません。ということで、今回は自宅の近くからレンタカーで向かうことにしました。

ところが、この日は台風並みかそれ以上の強風。阪神高速→阪和自動車道と、ただでさえ横風の強いラインですから、その力は強烈。強風で車が揺れハンドルがままならないこともしばしばあって、恐怖を感じました。

大阪から熊野までは車で3時間半から4時間かかります。渋滞がなくてもそれくらいかかるのです。ダイレクトで行くにはしんどいので、途中、白浜の近く「とれとれ市場」という魚市場兼特産品マーケットに寄り道して、昼食をとりました。町は閑散としているのに、この市場には地元の人たちや観光客がどっと押し寄せ、活気にあふれていました。まぐろの解体ショーには人だかりができていました。昼食では幻の魚・クエのお刺身や、和歌山名物の「めはり」(高菜でおにぎりをまいたもの)などをいただきました。珍しいものばかりです。

それにしても、熊野本宮大社までの道は遠い!白浜を出てからも、山がちでトンネルが続く道を50km走ります。

熊野本宮大社の近くで駐車して、、まず最初に目につくのは巨大な鳥居です。高さ33.9m、幅42mもあって、圧倒的な迫力があります。もちろん日本一の大きさです。ただし、完成したのはつい最近です。この鳥居の立っている場所が「大斎原(おおゆのはら)」といって、かつて三つの川が合流する中州で、明治22年の大水害まで熊野本宮大社の社殿があったところです。ここは圧倒的な緑と清流に囲まれて、自然崇拝の地であったことが推察できます。少し立っているだけで、清々しい気持ちになってきました。

大斎原から、現在の社殿まではおよそ500m。158段の石段を上がり、門をくぐると、3棟の社殿が横並びに建っています。その社殿の前の4カ所で祈りを捧げました。近くにちょっと思い込みの激しそうな6人が大声で独特の呪文を唱えていました。これは熊野の威を借りた新興宗教か? 大きな神社に行くと、たまに見かける光景です。熊野本宮大社は、神仏習合の地として発展してきた歴史もあるので、それも「あり」なのかもしれませんが...

熊野本宮大社は、崇神(すじん)天皇65年、つまり紀元前32年に出来たという古い歴史をもつ神社です。日本最古かと思ったら、それは奈良の大神神社みたいです。熊野には、本宮大社・那智大社・速玉大社と、歴史ある三つの神社(熊野三山)がありますが、本宮大社が最も古く、中心的な存在です。カラス文字で書かれた「牛王神符」(ごおうしんぷ)は、熊野オリジナルのものです。八咫烏神事は、本宮大社と那智大社で同じ日に行われる、熊野オリジナルの神事です。国家攘災と国民除疫を祈ります。



神事の最中に大きな白い無地の懐紙が配られました。横二つ折りを、さらに内側に三つ折にしたこの紙は、白紙午王というそうです。拝殿での儀式が終わった後、参列者全員(150人はいたでしょう)がこの懐紙を持って拝殿に上がり、神職に宝印を押してもらうことができます。紙の持ち方が独特で、右手のひらを垂直に立てて、その掌の部分に紙の中心が来るように左手で押さえます。宝印を捺す神職の力はすごく強く、全身でしっかりと受け止めなくてはいけませんでした。白紙は朱色の印が捺された貴重な護符となり、1年間の幸福と健勝に寄与するのだそうです。


熊野本宮大社は、豊かな自然に囲まれた、厳かで清々しい空気に包まれていました。八咫烏神事も、参列者がそれほど多くないためか、その厳かな雰囲気が引き継がれていました。めったにない貴重な神事を見て、体験することができて、非常によかった!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年04月16日 15時37分30秒
コメントを書く
[旅] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: