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2007年05月13日
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カテゴリ: 旅
島根県安来市。今回の旅で立ち寄るまで、この町の読み方を知らずに過ごしてきました。「やすぎ」です。この町に、世界一の日本庭園を誇る足立美術館と、世界二位のバリスタが営むカフェがあります。ひとつの町に、違うジャンルでワールドクラスのものがあるのは珍しいことではないでしょうか。それぞれ行ってみました。

☆足立美術館
「世界一の日本庭園」…不思議な語感ですが、確かに、足立美術館の庭園は、アメリカの庭園専門誌が4年連続でナンバーワンに選んでいます。今まで京都や滋賀のお寺の庭を見てきたので、どこが違うのか、見てみたいと思っていました。

入館料は2,200円と結構なお値段。美術館+庭園入場料ということなのでしょう。なかなか来られないところだし、よーく目に焼きつけておこうと気を引き締めました。

館内を歩くと、すぐに広大な枯山水庭園が窓越しに広がります。芝生と樹木のみずみずしい新緑がガラス越しに猛烈アピールです。すべてがスムーズに丸く刈り込まれています。視線を左に移すと、そこが庭園の中心部。庭園の基幹を構成する石組が見られます。あまりゴツゴツと派手な石を使ってないところが、庭全体に落ち着いた印象を与えているように感じました。驚いたのは、庭園の遠くに滝が流れていたこと。明らかに人工の滝で、庭園の景観のためにつくられたものです。いったい、どんな「ひょうげもの」が、この庭を造ったのでしょうか?

足立美術館・枯山水庭1

足立美術館・庭2

足立美術館は、大阪の繊維問屋を営んでいた足立全康氏が、1970年に創設したもので、13,000坪におよぶ6つの庭園と、横山大観を中心とした近代日本画の膨大なコレクションを誇ります。庭園はメインの枯山水庭のほかに、苔庭や白砂青松庭など、どれも実にきれいに整備されていました。窓枠を額縁や掛け軸の大きさに切り取り、その窓越しに庭園を観賞するなど、さまざまな視点が仕掛けになってわかりやすく用意されています。

足立美術館・枯山水庭3

足立美術館・庭4

美術館の2階には、横山大観と榊原紫峰による昭和期の日本画が、1階には河井寛次郎と北大路魯山人の陶器が展示されていました。河井寛次郎の作品は素朴な形と独特の色合いが見事に溶け合っていました。

客がどっと押し寄せる事態を想定して、動線がしっかりと出来ています。順路に沿って歩いていくと、流れるように出口にたどりつきます。でも、見事な庭園をゆっくりと眺め、空間を共有したくても、それはガラス越しであったり、座る場所がなかったり。仮に座る場所があっても、そこは喫茶店で、コーヒー代を払わないとゆっくりできません。京都のお寺のように、縁側に腰掛けてほっこりしたいのですが....せっかくの「世界一」だけに、それがちょっと残念でした。


☆カフェ・ロッソ


バリスタとは、イタリアのBAR(バル)のカウンターで働くスタッフのことですが、それが転じて、様々なコーヒーに精通し、最高の状態でコーヒーを提供できる人のことを指します。コンテストでは、15分間にエスプレッソ、カプチーノと、エスプレッソベースのオリジナルドリンクをそれぞれ4杯いれます。その際に、確かな技術力と創造的な味などを競うのだそうです。

カフェ・ロッソ

店内に入ると、空が見える明るい空間に、香ばしいコーヒーの香りが広がり、ぐっと期待が高まります。日曜の夕方で客の入りは半分程度。客層は20代?50代で、落ち着いた雰囲気がとてもいいですね。

カフェ・ロッソ:カプチーノとジェラート

早速、カプチーノと、ジェラート・コン・カフェ(コーヒーのかかったジェラート)を注文。その際に、カプチーノの泡の模様のリクエストをすることができます。ハートや白鳥など、いろいろあるみたいです。僕は何も言わなかったのですが、白鳥の柄をつくってきてくれました。

カプチーノは(味の表現はなかなか難しいのですが)、香りが高く、しっかりとコクがあって苦味がきつくない。泡がしっかりとしていて細かい、そんな感じでした。ジェラートも、コーヒーがかかったことで、さらに上品な味わい。

「バリスタ世界二位」というのは最大の誘因になっていますが、実際に行ってみると、そういう大義名分よりも、カプチーノがおいしいかどうか、そのお店でゆったりと落ち着けるかどうかのほうが大事だなと思いました。店の雰囲気や客層がよくて、とてもいい時間を過ごすことができました。記念に、コーヒー豆をひとつ購入しました。





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最終更新日  2012年04月11日 13時35分24秒
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