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2007年11月03日
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テーマ: 京都。(6234)
カテゴリ: 伝統文化
京都の名刹は、多くの国宝や重要文化財を所有していますが、それらが展示されたり、美術館に貸し出されることは少なく、蔵の中に眠っています。そのお宝を見る機会が、年にたった一度「曝涼展」(=虫干し)として訪れます。大徳寺の場合には10月第一週の日曜日、そして妙心寺は11月3日を含む2日間です。2年越しに訪れた、この貴重な機会を逃してはならじと、朝から行ってみました。

この曝涼展は、それほど積極的に宣伝されているわけではありませんが、知る人ぞ知る展覧会なのか、ぱらぱらと訪れる人がいます。妙心寺本坊で拝観料500円と1000円のパンフレット代を支払って入ります。本坊の中には、掛け軸が並びます。さすがに仏画が多いです。十六羅漢像、涅槃図、布袋図、寒山拾得図などなど。このほかに、妙心寺の山内に玉鳳院を建てた花園法皇の肖像画、妙心寺を開いた関山慧玄が大徳寺を開いた大燈国師から「関山」の道号をもらった墨跡(国宝)などなど、国宝や重要文化財が惜しげもなく並んでいました。

なんと、第一会場と第二会場の間で、お抹茶と和菓子をいただくことができます。もちろん無料。これも普通の美術館では考えられないところです。

展示物の中には、もちろん狩野探幽や狩野山楽の虎や龍の絵もあるし、海北友松の屏風絵、それにお茶会で掛けたら参加者が卒倒するほどの名墨跡も並んでます。よくよく考えると、すんごい価値のあるものが、実に無造作に掛かってます。説明は至ってシンプル。禅問答のようです。だから「曝涼」なのか。もう少し価値がわかるようにしてくれればいいのに。実にお寺の展覧会らしい、渋さ満点、価値満点の展覧会でした。





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最終更新日  2012年04月06日 16時24分58秒
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