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2007年11月10日
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カテゴリ: 伝統文化
日本の美術史上、最も豪華絢爛な桃山時代に活躍した絵師・狩野永徳。当時「天下一」と言われたにも関わらず、その作品の多くは戦火で消失、「彼の作品に間違いない」というものは10点しかないと言われます。展覧会をするには致命的なほどの少なさです。今回の展覧会では永徳の代表的な作品がほぼすべて集まり、「30日間、京都限定」で行われます。この貴重な機会、少しでも興味がある者としては行ってみたくなるものです。

その結果が、最長120分待ち(!)という過熱ぶりになって現れています。そういえば、相国寺で行われた伊藤若冲展は最長5時間待ちでした。こうなると、朝一番か閉館間際が一番良い、ということで、今回は延長された閉館時刻(20時)に見終わるように行ってみることにしました。

狩野永徳展@京都国立博物館2

京都国立博物館に着いたのは、午後5時40分。このとき「30分待ち」の表示が出ていました。博物館の外のテント下に4列で並びました。数十人ずつ入っていっては、列が止まりました。結局事前のお知らせよりは早めに、博物館には午後6時少し前に入れました。音声ガイドを借りて、入館。

まず、眼に飛び込んでくるのは、大徳寺・聚光院の花鳥図や琴棋書画図です。お茶会に行ったときなどによく見ていたのですが、こうやって美術品として展示されると、改めてその美術的価値の高さに驚きます。永徳24歳のときの作品です。線の一本一本が力強いのが印象に残ります。

展覧会の中心部分には、目玉の展示品「洛中洛外図屏風」があります。永徳23歳のころの作品です。ここには人だかりができて、なかなか近づくことができません。なにせ、一枚の屏風に2500人近くの人がいきいきと描かれるという細かさですから、みなガラスケースに目を近づけてゆっくりと見てしまいます。実際見てみても、筆で書いたとは思えない細さです。鉛筆で書けるかどうか、という感じです。背後からは「動きながら見てください」と誘導の声がかかりますが、なかなか思うように動いてはくれません。

展示の終盤は、桃山時代らしい、豪華絢爛でスケールの大きい絵が登場します。絵柄も松の木の直径が1m以上と大きな描き方のものが数多く見られました。信長や秀吉など、多くの戦国武将に重用された狩野永徳は晩年、さばききれないほど多くの発注を受けていました。戦国時代は「描けません」と言うと、あっという間に首を飛ばされてしまうので、発注を受けざるをえません。当然、細かい絵を描く時間はなく、スケールの大きな絵が中心になってしまったのでしょう。永徳は結局、過労のために亡くなったという説があります。

狩野永徳展@京都国立博物館


確かに、これだけの作品が一度にそろうのは、大変なことです。作品の出身は、アメリカのメトロポリタン美術館や、フランク・ロイド・ライト財団、宮内庁三の丸肖蔵館、東京国立博物館に、米沢市上杉美術館、南禅寺などなど、すごいところばかりです。

見る側にとっては、永徳の作品を一度に見ることで、彼の人生と作品、それに時代背景がシンクロしてきて、非常に面白くわかりやすかったです。もちろん、絵も迫力、見応え満点でした。結局、京都国立博物館を出たのは、午後7時45分。閉館15分前でした。





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最終更新日  2007年11月11日 21時28分07秒
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