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2007年11月04日
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カテゴリ: 伝統文化
平城宮跡に続いて、唐招提寺金堂の平成大修理を見に行くことにしました。こちらも11月2日から3日間だけの特別公開。「天平の甍(いらか)」と親しまれている国宝の屋根に近づけるチャンスは、これが最後ということで、先ほどの平城宮跡よりも多くの見学者がやってきていました。

近鉄西ノ京駅を降りると、そのほとんどの客が、唐招提寺に向かって歩いて行きます。これは大変な混雑になりそう...と恐れながら、拝観料600円を払って、中に入ります。2階中央に、いきなり左右の鴟尾(しび)がお出迎え。そのどちらかが、鑑真和上が持ってきたという天平時代のものだということのようですが...本当かな?

唐招提寺の鴟尾

屋根のコーナー下部分に多くの人が群がり、写真を撮っています。「金堂の隅鬼」を撮影しているのです。これは軒下の隅尾垂木と隅木に挟まれた部材に施された鬼型の彫刻です。「邪心を持った者は建物に近づくな、清らかな心で参拝せよ」と四方に告げているのだそうです。普段は尾垂木があるために見ることのできないものです。それにしても、1200年あまりの屋根の重さに耐えながら、睨んでいるのか、笑っているのか...

唐招提寺「金堂の隅鬼」

鬼瓦も変わっています。瓦の横には、元禄時代に焼かれたものだという記載があります。唐招提寺の金堂は、元禄と明治に2度の大解体修理をしているのだそうです。鬼瓦は、明治の改修時には変更されなかったということでしょうか。

唐招提寺金堂・鬼瓦

屋根を間近で見る機会は、ほとんどありません。ましてや、1日に2度つづけて、大きな屋根を見ることができるとは! 唐招提寺の屋根は、著名な宮大工がいうように、美しいカーブが見られました。それに加えて、国宝の重みを感じました。





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最終更新日  2012年04月06日 14時31分48秒
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