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2008年01月19日
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しんしんと降り積もる雪に、埋もれるようにひっそりとたたずむ合掌造りの家、窓からもれる暖かい明かり...日本の原風景ともいえる世界遺産・白川郷のライトアップは、一年に7日しか行われません。このため、非常に人気があり、混雑回避のため、観光バスは完全予約制、マイカーも駐車場が満車になれば入村お断りという制限つき。比較的空いているのは、毎年ライトアップ初日ということで、スケジュールが合ったので行ってみることにしました。

白川郷の夕暮れ

白川郷は岐阜や高山から山間部をくねくねと北上するイメージがありますが、金沢から行けば、北陸自動車道で小矢部砺波JCT経由、東海北陸自動車道で白川郷ICまで、およそ1時間あまりで着きます。とはいえ、バス路線は便数が少ないので、レンタカーで行くことにしました。

金沢を出たのは、午後3時30分過ぎ。白川郷までの道路は、長いトンネルがいくつも続き、この地域の厳しい地形と工事の難しさを想像させます。車はスタッドレスタイヤに4WDと雪道仕様でしたが、道路に積雪や凍結はなく、活躍の機会がないほどでした。

途中休憩ありで、白川郷に着いたのは午後4時45分でした。すでに村の中心部に車は入ることができず、マイカー用の臨時駐車場(寺尾臨時駐車場)に誘導されます。このとき、ライトアップ協力金500円を支払います。寺尾臨時駐車場からライトアップ会場にほど近い白川診療所までは、約15分おきに無料シャトルバスが運行されていました。バスの運転手さんは「今年は雪が少なくてねぇ...」と言っていました。

ライトアップは17時30分~19時30分の2時間です。バスの運転手さんによると、集落全体を見渡せる絶好の撮影スポット・萩町城跡の展望台は、何時間も前からアマチュアカメラマンが陣取っていて混んでいるとのこと。ということで、展望台は後回しにして、集落の中を歩き回ることにしました。

まずは、村で最も大きく、代表的な合掌造りとして知られる和田家住宅へ。国の重要文化財に指定されています。江戸初期の建築文化を残していて、一階には立派な欄間が見られました。およそ60度という急勾配の屋根は、雪を落とすためではなく、床面積を最大化するための工夫なのだそうです。2階以上は養蚕が営まれたことがわかるように、展示されていました。

和田家住宅2階@白川郷

白川郷の集落は、山の風向きに直面しないように、住宅の屋根がほとんど同じ方向を向いています。これに、釘を一本も使わずに茅葺き屋根をたばねて、柱にむすびつけられます。したがって、風に強い構造になっているのです。

合掌造りの屋根裏@白川郷

つづいて、村内のライトアップされた地区を回ります。通行人が多く、やはりライトアップは人気があるのだな、と実感。多くのカメラマンや携帯を持った人たちが立ち止まったところがあれば、そこは撮影ポイント(のはず)。ということで、いろいろと撮影してみました。

白川郷ライトアップ1

つららツリー@白川郷

これは明善寺鐘楼。
明善寺鐘楼@白川郷



展望台では、恐れていたほどカメラマンが多くいるわけではありませんでした。というのも、展望台のすぐ近くに設けられた撮影スタンドから集落を見下ろすと、アングルが限られることがわかります。ズームを変更して撮るくらいしかできません。このような制約のおかげで、立派なカメラを抱えたオッサンたちに不愉快な思いを感じることなく、ゆっくりと写真を撮ることができました...が、自分のデジカメではなかなかいい写真が撮れません。光の調節が難しく、ズームも不充分。こんな感じになってしまいました。

展望台より白川郷ライトアップ

ということで、これは肉眼でしっかりと目に焼き付けた方がいいだろうということになります。空気が冷たくて、透明感すら感じます。屋根に残る雪と、一軒一軒の明かり、合掌造りの屋根の形が折り重なるように迫ります。これが、日本の原風景なのか、と静かな感動を覚えました。

なんといっても、チープな広告やネオンがないのがいい。奇抜な形の建物もない。合掌造りが同じ方向で立ち並ぶだけ。ゴツゴツとした地面は雪が隠してくれます。素朴で力強い印象が残ります。ヨーロッパの都市と同じように、美しい景観にはネオンと広告と建物を徹底的に規制する必要があるのでしょう。そんなことを考えながら、凍結して滑りやすい坂を、転ばないようにゆっくりと下りました。

白川郷ライトアップ2

ライトアップが始まって1時間半。ツアー客も、マイカー客も、約1時間で帰っていく人が多いようで、人通りが少なくなっていきました。静かな白川郷は、さらに透き通るような純朴な感じがしました。雪は少ないものの、寒さは確実に自分の体にしみこんできていました。





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最終更新日  2008年01月26日 06時42分35秒
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