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2008年03月20日
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飛び石連休にたまったマイレージを使ってどこかに行こうと思って空席をみてみたら、大阪-大分便が空いていました。大分空港は、大分市から離れた場所にあって、国東半島の隅にちょこんとあります。国東半島は、奈良時代から平安時代にかけて六郷満山と呼ばれる仏教文化が栄えたところです。石仏や磨崖仏など、今もその遺跡が半島の至る所に散在しています。ということで、この日の遺跡めぐりでは「仏の顔も三度まで」というわけにはいきません!

午前8時45分に大分空港に到着。レンタカーの手続きをして、すぐに出発です。

まず国東半島の最深部・岩戸寺に向かいました。誰もいない、閑散としたところでした。百年経っても景色が変わらないような感じです。こうやってみると、石の仁王像というのは、風化した後のディテールの粗さがかえって周囲の環境と一体化してきて、それが味になっているような気がします。
岩戸寺仁王像

向かって右側にあった像は、1478年に造られたもので、在銘丸彫り仁王像としては日本最古だということです。
岩戸寺仁王像3(在銘丸彫り日本最古)

導かれるように参道を奥へと進んで行くと、国東半島で最古の宝塔という国東塔がありました。あまりにもひっそりと建っているので、これが重要文化財だとは気づかないほどです。
国東塔@岩戸寺

茅葺き屋根のお堂も、鄙びた感じで、このお寺の雰囲気にピッタリでした。
岩戸寺のお堂

続いて向かったのが、文殊仙寺(もんじゅせんじ)。カーナビに行き先を入力しようと思ったら、寺の名前が案内リストにないことが発覚!ナビ頼りだったので、看板を見逃すなどして道を2度間違え、30分も迷ってしまいました。電話番号を104で聞けばよかった...着いてみると、やはり参道の両脇に立派な仁王様がお出迎え。
文殊仙寺入口

石段を上がり、奥に進むと、表情の豊かな石仏が並びます。苔むした感じがまた風情を増しています。
石仏群@文殊仙寺

両子寺(ふたごじ)では初午大祭が行われていました。正午の餅撒きにちょうど間に合いました。自分もひとつだけCatchできました!
餅撒き@両子寺


両子寺参道

富貴寺。九州最古の木造建築という国宝・大堂のバランスの良さに惹かれます。雨の日は中に入ることができませんが、この日は快晴。わずかに残された内側の壁画を見ることができました。
富貴寺大堂

お堂の周りには、様々な石像美術があります。無造作に、それでいて周囲と溶け合っています。
笠塔婆@富貴寺

元宮磨崖仏は、偶然通りがかりました。これは薄い石板に薄く彫られていました。ギリシャ彫刻のような感じさえします。
元宮磨崖仏

あいにく、真木大堂は、改修中のため閉鎖されていました。石仏ばかり見ていたので、このへんで9体の木像仏像群を見たかったのですが、残念。

そして、最後に、熊野磨崖仏。鬼がわずか一夜で築いたという伝説の石段を登っていきます。この険しさは、まるで新宮の神倉神社のようです。99段あります。
石段@熊野磨崖仏

石段を上っていくと、突然、巨大なふたつの磨崖仏が現れます。その迫力に、思わず「おおっ」と声をあげてしまいました。
熊野磨崖仏

右手奥に高さ約6.8mの大日如来、
大日如来@熊野磨崖仏

左手前に高さ約8mの不動明王がそびえます。不動明王の表情がどことなく柔らかく、探せばいそうな顔で親しみやすい感じです。
不動明王@熊野磨崖仏

この巨大な磨崖仏、今からおよそ900年前につくられたとされています。

それにしても、なぜこの国東半島には石仏がこうも多いのでしょうか? 周囲は緑豊かで、木で仏様をつくることだって充分にできたはずです。近畿地方ではほとんど見られません。近くには神仏習合の発祥地、宇佐神社があります。つまり、神でも仏でもいいから助けてほしい、それだけこの土地の人々は、今の痛みや苦しみから逃れたいという思いが強く、その思いの強さが岩を削るという行為に発展させたのかもしれないと、勝手に想像するのでした。その石仏が風化を重ねて、今日のマイルドな姿にかわり、周囲の風景に溶け込んでいるところに、味わい深さを感じるのでした。

富貴寺の石仏






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最終更新日  2008年03月24日 23時54分33秒
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