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下柳-矢野の41歳バッテリーと若手の今井の投げあいになるかと思いきや。。。下柳が、いきなり1点取られて2回KO桟原が、食い止め、金村が5回裏を抑えました。今井から、なかなら打てません。。。5回表チャンスで、高橋のライト線を廣瀬がファインプレー!!5回裏金村がフィリップス、栗原と連続三振!!内野安打と、センター前で、ピンチを作りますが赤松をセカンドフライに打ち取りました!6回表平野がセンター前鳥谷がレフト前ここで金本のライト前!!を栗原が飛びついてファインプレー!!阪神、なかなか昨夜からの雰囲気を払拭できません。。。しかし、ここで新井が、レフト線へ2点タイムリースリーベース!!!!!一気に逆転!!!!!これで、今井はKO。。。プロ初勝利ならず浅井もタイムリーで3点目!!6回裏からアッチソンかなり早い登板三者凡退に打ち取りました7回表完全に阪神ペース!!赤星が右中間に、とびつくもとれず、その間に二塁に平野がきっちり送って鳥谷がきっちりレフトライナーで、赤星が帰ってきました!!4点目!!またもや、横山から取りました!7回裏もアッチソンが三人でしめました!そして、8回、9回は、球児が三人ずつ!アッチソン、球児のパーフェクトリリーフ!!!!阪神がまたもや勝ち越し!!これで、7カード連続です!!そして、待ちに待ちました!!!!昨年、期待されて日ハムから、阪神に勝ち越していても、最後においつかれたり、もうちょっとなのに勝てず。。。結局、今年も勝てず、久保に初勝利を先にあげられて。。。その金村が、やっとの初勝利!!!なかなか勝てなかった久保のように、ここから勝ちまくってくれるでしょう!!!!ヒーローインタビューも金村でしたね。これから、先発ローテに入って3勝くらいあげてくれれば、ローテの谷なくなるんですけどね~阪 神 0 0 0 0 0 3 1 0 0 4 広 島 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 【投手】(神)下柳、桟原、金村暁、アッチソン、藤川-矢野(広)今井、小松、横山、林、シュルツ-倉【責任投手】(勝)金村暁15試合1勝1敗(S)藤川39試合4勝3敗19S(敗)今井6試合2敗【戦評】 阪神が7カード連続の勝ち越し。0-1の六回に新井の2点二塁打で逆転し、さらに浅井の中前打で1点。七回にも加点した。下柳を二回途中で見切った継投策も的中した。3番手の金村暁が移籍後初勝利。広島は序盤の拙攻が響いた。
Sep 6, 2009
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阪神・能見、マウンドで躍動!鯉料理で9勝目 水も滴るいい男!? 降雨で試合開始が30分遅れても関係なしだ。いや、むしろ大好きな鯉料理を想像し、ブルペンで舌なめずりをしていたのかもしれない。奇跡のクライマックスシリーズ(CS)進出に向け、再スタートを切る広島との3連戦。エース左腕の能見が、ぬかるんだマウンドで躍動した。 ブラゼルの2点適時打で先制した一回。先頭の東出に遊ゴロ内野安打を許し、赤松に送りバントを決められた。しかし、フィリップスをひざ下の速球で見逃し三振。続く栗原を平凡な左飛に仕留めてスコアボードに0を刻んだ。 二回は、一死から広瀬にセンター前に落とされたが、遊ゴロ、二ゴロと後続を断った。三、四回も3者凡退。回が進むにつれ、本来のテンポのいい投球が戻ってきた。 なぜか広島戦に強い。本人は「関係ないですよ」と首を振るが、今季の対戦成績は4試合で2勝1敗、防御率0・72。8月21日の京セラドームで二回に一挙7失点と大崩れした以外は、23イニング連続無失点を続けるなど、きっちり結果を出してきた。 春季キャンプは2軍スタートも高知・安芸に移動する直前に1軍に呼ばれ、ここまできた。キャンプ中は「トップを作るのが、とてもうまい投手。何とかしたい」と話す久保投手コーチと付きっきりでネットピッチを繰り返した。 能見は7回1/3を無失点で抑え、守護神・藤川にタッチした。この勝利で安藤を抜き、チームトップの9勝目。自身初の2けたという大台も見えてきた。阪神・藤川、しびれる場面で続けて直球勝負 2-0の八回2死満塁。阪神の藤川は3球続けて直球を投げ込む。栗原のバットは3度、空を切った。力で抑えた。しびれる場面にも「いいものを見せたいと思って投げた」と淡々としたもの。能見が八回に2安打で1死一、二塁とされる。ここで真弓監督は迷わず守護神を投入。赤松を三振、フィリップスに四球を与えたが、続く栗原を抑えた。九回も3人で片付け「うちらしい野球ができた」と笑った。 投球フォームにスタイル、グラブまで、進化を目指し「ことしはすべてを変えている」と話していた藤川。変化球の頻度が増えたこともあった。だが、勝負どころはやっぱり直球だった。 2006年や07年。終盤に阪神が追い上げを見せた時、中心には藤川がいた。3位を目指す戦いは、ここから厳しさを増していく。「自分までつないでくれたら必ず成果を出す」。守護神は力強かった。真弓監督(藤川を八回途中で投入)「しんどい展開だったので、球児に任せた。ここからは1試合、1試合」狩野(無失点リレーに)「能見さんも頑張ってくれて、球児さんもさすがの守護神。きょうは投手に尽きる」
Sep 4, 2009
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1ゲーム差の広島相手に、完封リレー!!能見も、球児もすばらしい投球でした!!!ルイス相手に、いきなり、満塁からブラゼルが2点タイムリー!!その2点を二人で守りきりました!!今日の能見も、すばらしい奪三振ショー!!7 1/3で8奪三振!!とくに、マクレーンからは、今シーズン、11の9三振となる、3三振!!そして、8回一死東出のセーフティバントで1,2塁のピンチここで球児!赤松三塁、フィリップスがフォアボールで満塁のピンチ!!四番栗原相手に、直球勝負!!三球三振!!!最後は、マクレーン、廣瀬と連続三振!小窪をサードゴロに打ち取って阪神勝利!!!阪 神 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 【投手】(神)能見、藤川-狩野(広)ルイス、横山、シュルツ、永川-石原【責任投手】(勝)能見23試合9勝8敗(S)藤川38試合4勝3敗18S(敗)ルイス23試合8勝7敗【本塁打】(神)(広)【戦評】 阪神が無失点リレーで一回にブラゼルの右前打で挙げた2点を守り切った。能見が7回1/3を5安打に抑え9勝目。八回のピンチは藤川が切り抜けた。広島はルイスが6回2失点にまとめたが、打線が精彩を欠いて連勝は4で止まった。
Sep 4, 2009
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阪神ついに燕と3差! 鳥谷打てば負けない 逆転3位が現実味を帯びてきた。阪神は6カード連続の勝ち越しを決め、ヤクルトとはついに3ゲーム差。初の3試合連続本塁打を放った鳥谷は「経験がないこと。チームに貢献できて良かった」と思わず笑みがこぼれた。 打線がうまく回っている。三回までに4点。4-1の五回には狩野が3点二塁打。六回に3点を返されたが、その裏に鳥谷が自己最多タイの15号2ランを放った。 鳥谷が打てば負けない。甲子園で本塁打を打った試合は2005年から引き分けを挟んで19連勝。「自分が仕事をして、チームが勝つのが一番いい」と力強く話した。 前半戦はチームも鳥谷も苦しんだ。フル出場にこだわる男が打撃不振から代打を送られる屈辱も味わった。「目の前だけに集中する。勝っていけば必ず雰囲気は変わる」。後半戦が始まる前、自らに語りかけるように言った。細かい修正を重ねて復調し、鳥谷と歩を合わせるようにチームも上昇した。 「状態がいい。(出遅れを)取り返せるチャンス」と鳥谷は言う。狙うはこのカードの3連勝。早くも第3戦に視線を向けた。燕追撃!阪神・狩野「背中が見えてきた」 阪神は五回の狩野の一振りが効いた。4-1のこの回、3四球で2死満塁とし、狩野が左越えに走者一掃の二塁打。「岩田に前回登板の疲れがあったように見えたし、どうしても1点欲しい場面だった」と満足げに振り返った。 中前打を放った四回には「すきあらばとタイミングを計っていた」と今季10個目となる盗塁も成功。打って走って岩田をもり立てた女房役は「はっきり(ヤクルトの)背中が見えてきて、目標が定まった」と口元を引き締めた。真弓監督(3位と3ゲーム差)「最後の試合をもらわないときのう、今日と勝った意味がない。あすも全力を尽くして頑張りたい」ブラゼル(14号2ラン)「打ったのは落ちる球。ずっと緩い球や落ちる球ばかり投げていたので、イメージをしっかり描けていた」岩田(7回4失点で4勝目)「前回も点を取ってもらった後に簡単に取られている。反省しないと」
Sep 2, 2009
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岩田が、好投!!これで6カード連続の勝ち越し!!!2回新井のライト前、ブラゼルもライト前葛城がライトオーバータイムリーツーベース!!3回には、金本のフォアボールからブラゼルがレフトへツーランホームラン!!5回金本、新井、葛城がフォアボールで二死満塁!あわや満塁ホームラン!!しかし、狩野の当たりはファール打ち直しは、レフトーバー3点タイムリーツーベース!!!6回には、赤星のツーベースから鳥谷がライトへツーランホームラン!!!!金村と、筒井がしめて、直接対決に大勝!!!とうとう3ゲーム差です!!!!!ヤクルト 0 0 0 1 0 3 0 0 0 4 阪 神 0 2 2 0 3 2 0 0 X 9 【投手】(ヤ)増渕、松井、鎌田-相川(神)岩田、金村暁、筒井-狩野【責任投手】(勝)岩田10試合4勝3敗(敗)増渕1試合1敗【本塁打】(ヤ)(神)ブラゼル14号2ラン(3回、増渕)、鳥谷15号2ラン(6回、松井)【戦評】 阪神が3連勝で6カード連続の勝ち越し。二回に葛城の適時二塁打などで2点を先行し、三回にもブラゼルの2ランで加点。五回には狩野の3点二塁打で突き放した。ヤクルトは6連敗で貯金がなくなり、4位阪神とは3ゲーム差。
Sep 2, 2009
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ツバメキラー”阪神・安藤、ヤクルトに7連勝 阪神の安藤がチームトップに並ぶ8勝目。6回で8安打を許したが、拙攻にも助けられて1点にしのぎ、昨年からのヤクルト戦の連勝を7に伸ばした。 ヤクルト戦7連勝は、阪神では1979年から80年にかけて小林繁が8連勝して以来。「勝てばいいんじゃないですか」と本人は言葉少なだったが、真弓監督は「問題ない」と粘り強い投球にほおを緩めた。阪神、館山をKO…ヤクルトに4ゲーム差 勢いの差がそのまま出た。阪神はリーグトップの14勝を挙げているヤクルト・館山を簡単に打ち崩した。 一回2死で鳥谷。「甘く来た球をしっかりとらえることができた」と真ん中の直球を右中間スタンドに運んだ。四回には金本が17号2ランを左翼席に放り込んだ。さらに2死一、三塁と攻め、矢野が外角低めのフォークボールを「食らい付いていった」と中前に運んだ。六回にも新井、代打桧山の適時打で2点。2試合連続で中軸がそろって打点を挙げ、館山を六回でKOした。 阪神は昨年、13ゲーム差を巨人にひっくり返されて優勝を逃した。今年は現在4位だが、クライマックスシリーズ進出へ向け、3位ヤクルトを追い上げている。選手会長の赤星は言う。「追われるより、追う方が楽。去年はどうしようもなくてつらかった。そういう経験をしている僕らにチャンスがある」。今はチームに硬さはなく、伸び伸びとしている。 3連戦の初戦に快勝した。後半戦開始時に13・5もあったヤクルトとのゲーム差は4に縮まった。矢野(四回に適時打)「1本出ると出ないとでは、大きく試合(の流れ)が変わる場面。食らい付いていった」桧山(六回に代打で適時打)「新井も4本打って、安藤もいい投球。僕は便乗しただけ」いくでCS!阪神・新井、今季2度目4安打 阪神・新井が打った。打ちまくった。快勝の中でひときわ輝く4安打1打点。カクテル光線を独り占めしたお立ち台で、ヒーローは“爆発”を謙虚に振り返った。 「1打席1打席の詰み重ねなので。少し気を緩めたら、すぐ打てなくなるので」。ハイライトは六回だ。目の前でアニキ・金本が右前打して迎えた無死一塁で魅せた。 館山の3球目をとらえた。振り抜いた打球は中堅フェンスを直撃。あとわずかでスタンドインという適時二塁打で、8月7日の広島戦(マツダ)以来、今季6度目となる猛打賞。リードを4点に広げ、粘るヤクルトを突き放した。ポイントになったのは、二回の第1打席だ。内角へのシュートを力で運んだ。「ボール球だったんですけど、うまく回転して押し込めました」。納得の一打は、新井ならではの“力業”だ。バットを折りながらも思い切り振り抜き、左前へポトリ。和田打撃コーチも「あの1本が大きかった。館山の球種を減らしたね」と振り返った。 この一打で優位に立つと、四回は甘く入った直球を中前へ。六回に追加点を奪うと、八回にも中前打。4月28日の横浜戦(倉敷)以来となる今季2度目の1試合4安打を記録し、快勝を締めた。 「手応えというより、一戦一戦頑張っていくしかない。気持ちを前面に出してやっていきたいです。きょうの1勝を生かすも殺すも、あした次第なんで、全力で頑張りたいと思います」。お立ち台で誓った。男に二言はない。クライマックス・シリーズ進出へ。新井はバットにありったけの力をこめる。奇跡やない!虎、鳥谷の弾丸14号で燕と4差 もう奇跡やない! 阪神は鳥谷敬内野手(28)が一回に先制の14号ソロを放つなど、クリーンアップが猛爆。19戦負けなしという若大将の不敗弾で勢いをつけて、3位ヤクルトに快勝、ゲーム差も「4」に肉迫した。クライマックス・シリーズ(CS)進出が、本当に見えてきたぁ!! まさに弾丸。これぞ勢いの差だ。夕焼けに染まり始めた一回。乾いた打球音が銀傘に響いた。しびれの残る右足で、しっかりとダイヤモンドを1周した。鳥谷が打ったら負けない。“神話”で早々と勝負を決めた。 「足が痛かったんで、どこに飛んだかわからなかったです。甘くきた球をしっかり、とらえることができました」 マウンドにはセ界ハーラートップの14勝右腕・館山。テンポよく二死を取られた後だった。2球目のフォークを自打球。痛みをこらえるように、打席の後方を歩いて、自らを落ち着かせた。カウント2-2からの6球目。「逆にリラックスしたのかな、というのもあるかもしれません」。最高の結果につなげた。 叩いた147キロ真っすぐは右中間へ一直線だ。先制14号ソロ。8月30日の巨人戦に続く2試合連続弾は、昨季の13本を上回り、2006年にマークした自己最多にあと1本とした。これで聖地で本塁打を放てば、2005年8月28日の巨人戦から19戦負けなしの18連勝(1引き分け)。虎の若大将の不敗神話が正念場の一戦にも効いた。真弓監督も「本当に最初の打席でホームランが出るようになった。相手のピッチャーは、二死後の一発は嫌だと思う」と3番を称えた。この一撃で打線を活気づけて4番金本も四回に中押し2ラン、新井も4連打と虎のクリーナップが揃って2試合連続打点を記録する大暴れ。館山を、ヤクルトを、一蹴した。 前半戦に沈んだチーム同様、鳥谷も後半戦から一気に巻き返した。7月下旬。球宴後からグリップ位置を下げ、足の上げ幅もコンパクトにして練習に取り組んだことがあった。「とりあえず、いろいろ試してやっています」。甲子園での全体練習前、室内練習場での早出特打は日課。汗だくのままグラウンドに飛び出す。復調を信じてバットを振り続けた。 3位・ヤクルトとの直接対決。その初戦に快勝してゲーム差を後半戦最接近の4差に。7月28日の最大13.5差から1カ月での猛追。昨年は巨人に13ゲーム差をひっくり返されて優勝を逃した。今度は虎の番だ。指揮官も「追い込みですから。一戦一戦、頑張りますよ」と力を込めた。クライマックス・シリーズ進出へ、もう奇跡ではない。 鳥谷も厳しい表情で気合を入れ直した。「あしたもこの勢いを続けていけばいいと思います」。夢が現実に。虎の熱い秋の戦いが始まった。虎・金本、激走!打っては10戦ぶり本塁打三塁ベースを勢いよく蹴った。3点リードの六回無死一塁。新井の当たりは中堅フェンスを直撃した。バックホームが右にそれる。一走・金本は右足から滑り込んでいた。点を取られたら取り返す。貴重な1点が、スコアボードに刻まれた。 「よう(三塁を)まわってくれたと思います」 六甲おろしの大合唱に包まれた試合後の聖地。真弓監督が激走のシーンを振り返り、白い歯をこぼす。お立ち台にたった弟分も、「ナイスランでしたね。『(ホームに)間に合わせていただきました』といわれました」と最敬礼した。オフには2度目の左ひざの手術を施し、今も試合前は入念なマッサージが不可欠な状態。それでも歯を食いしばって土を蹴った。真弓政権のマニフェストのひとつが、積極走塁。もちろん、その気持ちは誰にも負けない。アニキが背中で示すからこそ、ナインが刺激を受ける。そして、チーム一丸となる。 鉄人にはある目標がある。それは『8』という数字だ。あと1つ決めれば達成となる。それは41歳での盗塁数。「『抜かないといけないな』と話していたよ。はじめは『そんな記録達成できるなんて、明治時代の人かぁ!?』なんて、冗談で僕は言っていたんだけどね。カネはその方の名前を知っていたヨ」。岡野手チーフコーチが証言した。 その名は岩本義行。1953年、洋松(現横浜)に在籍時、41歳にして盗塁を8個決めた。41歳の最多は55年の戸倉勝城(阪急、21個)で現在、金本は3位。まずは同じ広島出身の大先輩、岩本に肩を並べてみたいというわけだ。 「いつもの浜風ではないしね。よかった。逆方向に打てているしね」 指揮官は放物線にも目を細める。四回一死一塁。左翼席最前列に10試合ぶりの17号2ランもたたき込んだ。通算438本で秋山幸二(現ソフトバンク監督)を抜いて歴代単独14位とする一撃だ。泥だらけになった背番号6のユニホーム。それこそがツバメを猛追する虎の象徴だ。阪神・桧山、川藤超えた!代打通算74打点 バットを折りながらも、打球に執念が乗り移る。六回二死一、三塁。代打・桧山は、館山の高めのチェンジアップをバットに乗せるとボールは中堅・青木の前にポトリ。ダメ押しの6点目だ。 「新井サンも(安打を)4本打っているし、安藤サンもいいピッチングをしてくれてた。僕は便乗しただけです」 6回、8安打を浴びながら1点で踏ん張った安藤の代打。燕にトドメを刺した“新代打の神様”は白い歯をみせて謙そんした。 8月23日広島戦(京セラD)以来、今季8打点目は、代打として通算74打点目。川藤幸三氏(現評論家)を抜き、球団歴代単独4位に浮上した。 調子の上がらなかった7月中旬、早出の若手より早く、午後1時前に室内練習場に入りバットを振った。「もうしばらくしたら若手が来るでしょ」。若手の邪魔にならない心配りと同時に、たゆまぬ努力。プロ18年目のこの姿勢が、勝負強さを支えている。 正念場の9月、頼れるベテランも最高のスタートを切った。阪神・矢野、女房のゲキ!攻守で貢献 女房のゲキが効いた。阪神・矢野は五回二死一、二塁ではマウンドに駆け寄り「絶対にゼロでかえるぞ」と安藤に気合を入れた。また四球などで役割を果たせなかった江草、阿部については「あのへんがしっかりしてくれれば、チームもよくなる」と叱咤激励。四回二死一、三塁では8月1日の巨人戦(甲子園)以来、出場12試合ぶりとなる適時打。攻守で貢献した。
Sep 1, 2009
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いやぁ~勢い、力の差ってのが、はっきりした試合でしたね。ヤクルトキラーの安藤が1点に抑えれば初回の鳥谷の一発!4回、平野のヒットから、中押し金本のツーラン!!!さらに、新井さんのヒットとブラゼルフォアボールで矢野のタイムリー!!まだまだ続きます。1点取られたあと、6回裏金本ヒット、新井さんのセンターオーバーツーベース!!金本が帰ってきて4点差!さらに、桧山も打ちました!!センターへタイムリーヒット!!クリーンナップ、代打の神様と主役が大活躍!!最後は、守護神球児まででてきて三者連続三振!!江草、阿部は、もうちょっとがんばってもらうとして。。。とにかく9月、勝ち星スタート!!対ヤクルト直接対決を勝利!!それも館山!!三連勝とは、いかなくても、とりあえず、一つ勝って、勝ち越しきめときたいところ今の阪神は、先発陣が安定してるし、クリーンナップが、やたら調子がいい!!今日の新井さん、4打数4安打!!そして、8月以降、バリ当たりの鳥谷!!間の金本も引っ張られて、調子上がってきました!!!これは、いっちゃうでしょう!!日本一!!!!クライマックスが奇跡とかっていうけど、そんなもんは、一度も疑ってなくて、闘えるのがあたりまえ!!奇跡の日本一!!!もう奇跡じゃない!!!ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪 神 1 0 0 3 0 2 0 0 X 6 【投手】(ヤ)館山、萩原、高木-相川(神)安藤、金村暁、江草、アッチソン、阿部、藤川-矢野【責任投手】(勝)安藤22試合8勝8敗(敗)館山21試合14勝4敗【本塁打】(ヤ)(神)鳥谷14号ソロ(1回、館山)、金本17号2ラン(4回、館山)【戦評】 阪神が快勝した。一回に鳥谷のソロ本塁打で先制し、四回には金本の2ランと矢野の適時打で3点を追加。六回にも2点を加えた。安藤は6回1失点で8勝目、ヤクルトには昨年から7連勝。ヤクルトは拙攻続きで5連敗を喫した。
Sep 1, 2009
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奇跡CSグイッ!阪神・金本、痛快G倒打ァ アニキでG倒&月間勝ち越しや! 阪神・金本知憲外野手(41)が五回に勝ち越しの中前適時打を放ち、巨人に快勝や。5カード連続の勝ち越しで、真弓虎初の月間勝ち越しも決めた。5差と再接近した3位・ヤクルトと、9月1日から直接対決。奇跡のクライマックスシリーズ進出へ、このままいくで~!夏休み最後の甲子園が大歓声に揺れた。総選挙一色の日曜日も、聖地の中は別世界。4万6835人の圧倒的支持を受けたのは、虎の“党首”金本だ。巨人のマジックを吹き消し、2004年以来、5年ぶりのG戦4カード連続勝ち越し。スタンドに沸き上がる『金本コール』に応え、4番がお立ち台へ上がった。 「まあ、え~。なかなかチャンスがあっても、チームの雰囲気がちょっとタイムリーが出ない感じがあったんで、気持ちだけというか。打った球種は覚えてない。技術より気持ちだけでした」 ファンを笑わせる“アニキ節”とは一味違う。胸の内をよりストレートに表す第一声だった。 1ー1で迎えた五回。二死無走者から作った一、二塁のチャンスに、打席へ入った。カウント2ー1から、高橋尚の138キロを一閃。鋭いライナーが中前にはねた。歴代単独11位となる4031塁打目は、千金決勝打。金本にとって、9試合ぶりの打点。適時打は実に13試合ぶりだった。 “夏男”も、今年はなかなか調子が上がらなかった。虎で過去6年間、5度の月間打率3割5分越えをした8月を、打率.239、1本塁打、8打点で終了。それでも最後の最後に魅せた。1、2打席目は粘って四球。70四球はセ1位だ。本調子ではなくとも、耐えてつなぐ。その積み重ねがここ一番の一打となった。 振り返れば昨年、対巨人7連敗フィニッシュの起点が、この夏休み最後の甲子園(30、31日と連敗)だった。虎党の悲鳴で幕を閉じた8月-。そして自身にとっても、阪神移籍後、初めて味わうG戦シーズン負け越しの始まりだった。今季は9勝10敗2分。残り3戦、勝ち越しの可能性を残した。何より阪神に、金本にとって、巨人に勝つことが最高の活力剤だ。 5カード連続勝ち越しで、真弓阪神初の月間勝ち越しも達成。指揮官は「球宴明けからチーム状態がよくなった。攻撃的な気持ちが出てきた」と手応えをみせた。3位・ヤクルトとは、ついに5ゲーム差。5月15日での4.5差以来、107日ぶりの“接近”だ。 「本当なら、3位よりも1位を狙いたいところですが…。3位から、日本シリーズに出るチャンスがあるんで。その第一段階として、(3位以内を)狙いたいです」 1位を狙うといえないのは不本意だろう。だからこそ『3位狙い』ではなく『日本シリーズ狙い』と表現した。目指すは常に頂点。残り32戦。9月1日から射程圏に入れた燕と直接対決。このまま一気にいく。鳥谷が“神話弾”!阪神、5カード連続勝ち越し 阪神が巨人に3-1で勝利し、5カード連続の勝ち越しを決めた。阪神は一回、鳥谷の本塁打で先制すると、1-1で迎えた五回に金本の中前適時打で勝ち越し。八回には新井の犠飛で加点した。先発の下柳は6回1失点で7勝目。 強烈な先制パンチを浴びせた。今季、聖地では最後となる伝統の一戦は、夏休み最後の試合。4万の大観衆が詰めかけた甲子園で、3番・鳥谷が目の覚めるような“神話弾”で試合の流れを引き寄せた。 一回だ。二死走者なしから、巨人先発・高橋尚の高めに浮いた直球を一閃。打球は、弾丸ライナーで右翼ポール際のスタンドに突き刺さった。 9試合38打席ぶりの本塁打。さっそうとダイヤモンドを駆け抜けると「初球から振っていこうと思っていました。(本塁打は)飛んだ場所がよかったです」とコメントを寄せた。 “不敗神話”で勢いをつけた。鳥谷が甲子園で本塁打を打った試合は、05年8月28日の巨人戦以来17試合負けなし。16勝1分けというデータがある。さらに、高橋尚とは今季3試合対戦し、虎の2勝1分けだったのだ。 1-1の同点で迎えた五回には主砲の金本が魅せた。二死一、二塁で中前打を放ち、二走・平野が快足を飛ばしてホームへ。20日のヤクルト戦(神宮)で一発を放って以来9試合ぶりとなる打点をマークし、試合の流れを再度引き寄せた。 次のカードは9月1日から、3位ヤクルトとの“直接対決”。クライマックス・シリーズ進出へ、何としても勝ちたい試合で、猛虎の3、4番が底力を見せつけた。阪神・真弓監督(5カード連続勝ち越し)「球宴明けから、チーム状態が良くなっている。攻撃的な気持ちが表に出てきた」阪神・アッチソン(2回無失点で16試合連続無失点)「リラックスすることを心掛けた。8月はいい月を過ごせた。9月もいい月にしたい」阪神・鳥谷、攻走!猛然ホーム大臣や ダテに6年間、甲子園を本拠にメシを食べてきたわけじゃない。金本は、ほぼ右翼定位置の浅いフライ。それでも左中間二塁打で出塁していた鳥谷には、タッチアップへの“勝算”があった。「自分たちでも嫌な風。後ろから入って、一発では(三塁へ)投げられないと判断しました」 左翼へ吹く通常の浜風と、風向きが逆。早大卒の野球エリートは瞬時に“レーザービーム”はないと読んだ。捕球と同時に二塁をけり、一目散。際どいタイミングで滑り込み、三塁を陥れた。新井の左中間犠飛で生還。「浅い犠飛でよく走ってくれた。右翼、左翼の捕球姿勢を見て、本当にいい判断だった」と真弓監督も手放しでほめた、値千金の激走だった。 金本と並んで立ったお立ち台。アニキから「いつも、そのくらい走ってください」と冷やかされ、客席がドッと沸いた。誰からも、本来の脚力を認められている証拠。カメラのフラッシュの中、打って走れる3番への期待を受け止めた。 夏休み最後の甲子園ナイター。満員の観衆の前で、バットもキレていた。一回に、高橋尚の内角直球を腕をたたみながら引っ張った。弾丸ライナーは、先制弾となって右翼ポール際へ消えた。 「一番狭いところなんですけど…。入ってくれと思って走りました。あそこに打ったことはなかった。たまたまです」 今年3月に、これまでの公表サイズから1メートル短い95メートルへ修正されたホームからの最短距離エリア。先制弾を突き刺し、もちろん勝った。甲子園で鳥谷がアーチを放てば、2005年8月28日から負けなしの17連勝。丸4年間守ってきた“不敗神話”の、新たなページを開いてみせた。 「あさってから(ヤクルトと)3連戦があるので、クライマックスシリーズ(CS)に出られるように頑張ります」 お立ち台でアナウンサーからマニフェスト(公約)を問われ、「CS進出」を口にした。日本一への希望をつかむため、いざ勝負のヤクルト3連戦へ。順位表に地殻変動を起こす日は確実に、近づいている。虎の防衛大臣!球児&アッチ圧巻パーフェクト接戦をモノできるようになった猛虎の強さがそこにあった。僅差の終盤戦をつないだ『A』と『F』が9人締めのパーフェクトリレー。アッチソンが充実した表情で振り返った。「リラックスして早く投げすぎないように気をつけていたよ」 1点リードの七回から先発・下柳をリリーフ。先頭打者の代打・大道を1球で二ゴロに仕留めると、後は心配なし。140キロ後半の直球と切れ味鋭いスライダーでG打線に手も足も出させなかった。八回には、昨年9月17日中日戦(ナゴヤD)以来の打席に入り、バットを振る積極性もみせた(結果は遊ゴロ)。これで16試合、19回1/3をゼロ封。昨季自身が記録した17試合連続無失点にも、あと『1』と迫った。 助っ投から“定位置”でバトンをうけた藤川も躍動。17セーブ目を挙げた。 「頑張りました」 2点リードの九回。まずは谷を真ん中高めの直球で空振り三振。続く阿部には今季最速154キロを投げ込むと、フォークで右飛に打ち取る。最後は脇谷のバットを、インハイの火の玉ストレートで空を切らせた。 本来ならウィリアムスと3人でつくる勝利の方程式。しかし、ウィリアムスは左肩の検査のため米国に帰国した。アッチソンは「穴を埋めようとみんなが、強い気持ちを持てば、ジェフ(ウィリアムス)も喜ぶよ」とリリーフ陣の思いを代弁する。 「8月はいい月だったけど、もう終わり。9月もいい月にしたいね」とアッチが言えば、球児も「もうあと残りゲームは少ないんで、頑張るだけです」。終わってみれば8月に2人が許した失点は計25イニングで1点のみ。 『J』の分まで-。正念場の9月、一丸となって勝利をつかみにいく。カ~ン房長官や!阪神・平野、挽回マルチ ノドから手が出るほど欲しかった勝ち越し点を演出した。それでも、試合後は失策を悔やむ言葉だけが口をついた。猛虎のガッツマン・平野が、ミス取り戻そうと、必死で打ち、走った。1-1の五回。二死走者なしからチャンスを作った。フルカウントから先発・高橋尚のスライダーを中前へと弾き返すと、続く鳥谷への6球目でスタートを切った。 21日の広島戦(京セラD)以来となる今季4度目の盗塁に成功し、ベテラン左腕に揺さぶりをかけると、鳥谷は四球。好機で主砲・金本へとまわし、勝ち越しのホームを踏んだ。 三回に6試合16打席ぶりのヒットとなる左前打を放つなど、2安打1盗塁と気を吐いた。勝利に貢献したが、喜べなかった。「やっぱり、あれが悔しかった…」と1点リードした直後の二回の守備を振り返った。 二塁後方へ舞い上がった打球を追ったが、見失った。普段の浜風とは違い、センターバックスクリーン方向へと強く吹いた風に押された飛球を捕球できず、記録は失策。同点に追いつかれるキッカケを作った。 「(ボールが)見えなかった。風もあったし…」 ロッカーへと続く道で、うつむきながら言葉を絞り出した。23日の広島戦(京セラD)ではお立ち台で「1戦1戦全部勝つつもりで、全員で力を合わせて勝ち続けたい」とファンに誓った。だが、宣言以降の5試合でノーヒット。スタメン出場しながら監督の、ファンの期待に応えられなかった。だからこそ、1つのミスが許せなかった。 悔しさをバネにする。背番号「5」の身上は全力プレー。チームの反攻に、持てるすべての力を注いでいく。
Aug 30, 2009
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やりました!!!またもや虚塵に勝利!!下柳、矢野バッテリーでの勝利!!そして同点からの勝ち越しタイムリーの金本!!!それと、なんといっても、今日の一番のヒーローは鳥谷でしょう!先制ホームラン!!最後の駄目押しは、鳥谷のツーベースの後金本のライトの浅いフライを、鳥谷が隙を狙ってタッチアップ!そして、新井が浅いレフトフライ普通ならタッチアップは無理ですが、そこはラミレスの守備。。。狙ったとおりに、ラミレスが補給姿勢を崩す間にホームイン!!!駄目押しの2点を、アッチソン、球児がバッチリしめました!!!!ヤクルトの試合中止で、5ゲーム差!!!!巨 人 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 阪 神 1 0 0 0 1 0 0 1 X 3 【投手】(巨)高橋尚、木村正、藤田-阿部(神)下柳、アッチソン、藤川-矢野【本塁打】(巨)(神)鳥谷13号ソロ(1回、高橋尚)
Aug 30, 2009
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阪神・狩野、逆転4号3ランで巨人を粉砕! 0-1の五回一死一、三塁。初球。三走・新井が投球と同時にスタートを切る。狩野はバントの構えをする。しかし、ファウル-。その直後だった。内海の低めのスライダーに手を伸ばす。浜風と虎党の声援に押された打球は、左中間スタンドで弾んだ。逆転4号3ラン。一気に、歓声が広がった。「スクイズを失敗しているんでね。とにかく気持ちを切り替えて、思いっきりいきました」 6月26日の横浜戦(甲子園)以来、出場41試合129打席ぶりの一発。宿敵相手に値千金の一振りとなった。 体を張って守りでも奮闘している。前日27日の横浜戦(横浜)。相手は0-0の四回一死一、三塁でスクイズを試みた。本塁に突っ込んできた体重100キロのジョンソンから強烈なタックルを食らい吹っ飛んだ。投手・久保からトスを受け、後転しながらも懸命にブロックした。 一夜明けたこの日、移動の際にJR新横浜駅のホームで「左腕がいてぇよ…。(ジョンソンの)鼻息まで聞こえてきたよ。でもおれ、意外と体は大丈夫だから」と気丈に振る舞っていた。 巨人相手に放った1本で、ブレークした2007年の3本を上回る自己最多となった。狩野の一打が勝利を呼び込んだ。真弓監督(3位とは5・5ゲーム差)「チームの状態がいい。相手を見ないで一戦一戦やっていくだけ」桜井(3安打)「今はイメージとバットが出る感覚が一致している」阪神・和田打撃コーチ(5得点の打線に)「きょうは桜井。出塁してつなぎもできていた」虎、狩野弾で燕と5.5差!奇跡CS可能や 虎が強くなって甲子園に帰ってきた! 阪神・狩野恵輔捕手(26)が五回に逆転3ランを放ち、5連勝中だった巨人に5-1と快勝。狩野は直前のスクイズ失敗を、豪快に取り返してみせた。3位ヤクルトが敗れ、5.5ゲーム差と最接近。クライマックスシリーズ進出も、もう夢の話ちゃうで~。大きな銀傘で跳ね返る大歓声が心地いい。『ただいま』代わりに、響かせた力強い打球音。狩野が、26日ぶりに帰ってきた聖地で、満員の虎党を喜ばせた。5連勝中の宿敵を一撃で轟沈だ。 「スクイズを失敗したんで、どうにかして取り返そうと必死でした。気持ちは切り替えられないですけど、思い切っていくしかないと思いました」 先発・内海のスライダーを強くたたいた。0-1の五回一死一、三塁。「(コースは)覚えてない。スクイズ失敗の方が頭にあって…」と、無我夢中で食らいついた。左中間席に入る逆転の4号3ラン。6月26日の横浜戦(甲子園)以来、出場41試合133打席ぶりの一発。ブレークした2007年の3本塁打を上回った。 その直前だった。「準備はしていた。得点圏で打っていないんで、何か(サインが)出るかなと思っていた」。初球。三走・新井がスタートを切る。バントの構えも、ファウル。嫌な雰囲気を自ら振り払った。 体を張って扇の要を死守する。前日27日の横浜戦(横浜)。スクイズを試み、本塁に突っ込んできた100キロの巨漢ジョンソンの強烈なタックルを食らい吹っ飛んだ。一夜明け、「左腕がいてぇよ…。鼻息まで聞こえてきたわ。でも俺、意外とそういうトコは丈夫だから」と気丈に振る舞った。 打撃不振に陥った8月上旬。精神的にも落ち込んだ。「また2キロやせたわ」と体重はキャンプから、計8キロも落ちていた。「絶不調。今は打てる気がしねぇ…」と弱音も吐いた。それでも、バットの重さは変えず、日々のスイングで力を抜くことはしなかった。 夏のロードを11勝10敗で終え、強くなって戻ってきた虎。3位・ヤクルトが中日に敗れ、5.5差と迫る。ヤクルトとは残り9試合あり、9月1日からは甲子園で直接対決3連戦が控える。29日からの巨人戦から6連勝で、ヤクルトが6連敗なら4日にも3位に浮上。夢も現実的なところにきている。 「まず上のチームがどうこうより、自分たちの野球をやりたいと思います。スクイズを失敗しないように頑張ります」と反省で締めたお立ち台。秋風が吹く聖地。だが、身を削る戦いの先に、アツ~イ季節が待っている。阪神・桜井、“内海キラー”の面目躍如 内海キラー”の面目躍如だ。桜井が、三回に右翼線二塁打を放つと、五回には中前打で、狩野の逆転3ランを誘発。今季、内海との対戦打率を.600(15打数9安打)とすると、七回は豊田から左翼線二塁打。18試合ぶり4度目の猛打賞を決めた。「(内海さんには)いいイメージがあるし、追い込まれてからもしっかり粘って打ち返せている」と、満足そうだった大暴れ8月!虎・鳥谷また打った6戦連続打 聖地を沸かす弾丸ライナー。ニューリーダー鳥谷が、後輩の気迫にバットで応えた。3-1で迎えた六回。先頭の大和がバント安打を狙って(投手失策)出塁すると、内海の内角直球を一閃。右翼線を破る今季20本目の二塁打が適時打。試合の流れを完全に引き寄せ、真弓阪神初の月間勝ち越しに王手をかけた。 「大和が何とか(塁に)出ようという気持ちを出して、(実際)出てくれたんで。大和の執念が打たせてくれました」 試合後はこんな粋なコメントも披露。一塁から生還した大和の激走も光る貴重な1点だった。 守りのミスを取り返した。四回無死一、三塁。1点覚悟で前進守備をとらなかった二遊間へ、おあつらえ向きの遊ゴロも…。鳥谷は、二塁に入った大和にトスをしようかと躊躇。自分で踏んで送球も、一塁はセーフ。要の二遊間のドタバタ。併殺狙いで併殺をとれず、続く谷は中前打。能見が踏ん張ったが、命取りになりえるプレーだった。 「僕のミスです」と“邪魔”になったことを猛省の大和だが、鳥谷は「あれは自分が声を出して、引っ張っていかないと。大和はこっちに任せているんで」と言い切った。平野、関本、藤本ら二塁は先輩ばかりだったが、大和は違う。自分が引っ張る自覚が、鳥谷をより成長させる。 これで6戦連続安打。前回14日の東京ドーム、プロ6年目で初アーチを放った苦手・内海からの適時打だ。しかも1、2打席目も一直、中飛と不運ながら快音を響かせた。「今までの感じより、しっかりとらえられているんで」。8月月間打率は.326、5本塁打、16打点。鳥谷のプレーが、虎の猛追と重なっていく。虎・高橋光3戦連続打点!右の代打神様 打球を目で追いながら、一塁へ走った。チームに勝利を、愛娘には“誕生日プレゼント”を届けた。いぶし銀のひと振りで、高橋光が巨人にトドメを刺した。 「あそこで1点取れるか取れないかで、だいぶ違う。1点とれてよかった」 振り返ったのは3点リードの七回二死三塁だ。巨人の3番手、左腕・藤田に対し、真弓監督が“右の切り札”をコールした。赤星に代わっての代打にバットで応えた。 カウント2-2から、内角への135キロを振り抜いた。糸を引くようなライナーで左前へと弾き返すと、三走・桜井は楽々とホームへ。これで26日の横浜戦(横浜)から、3試合連続で代打での打点をマーク。阪神では2002年に八木(現2軍打撃コーチ)が記録して以来。“神様”に並ぶ一打で、勝利を決定づけた。 前日27日は長女・ひかりちゃんの9回目のバースデー。「プレゼントはもうあげてきた。学校ではやっているゲーム」と試合前に祝ってきたが、“仕事場”からも快音を届けた。 「早いよなあ。この間生まれたばかりだと思っていたのに」。高橋家では午後8時就寝がルール。だが、夏休みだけは1時間の“延長”を設けている。きっと愛娘も雄姿を見ることができたハズだ。 「言葉だと簡単なんだけど、よかった。本当によかった」 優しい笑顔のままロッカーへと消えた。1人の選手として、パパとして、全力でつかんだ勝利がうれしかった。クライマックスシリーズ(CS)出場へ、虎の“仕事人”がさらに感覚を研ぎ澄ましていく。阪神・新井、好走で逆転弾呼んだ! 新井が好走塁で、狩野の逆転3ランをおぜん立て。先頭の五回、先発・内海の直球を右前へ。一死一塁となったのちカウント2-3でスタートを切り、桜井の中前打で一気に三塁へ突っ込んだ。「ランエンドヒットで、中前打だったんですけどね。微妙なタイミングだったけど、セーフでした」。真弓監督も、A砲の足攻に最敬礼した。阪神・大和イッキ本塁「最初から狙っていた」 5試合ぶりにスタメンの大和は、六回無死、2球目をプッシュバント。内海の悪送球を誘い追加点の口火を切った。さらに鳥谷が右翼線へライナーで二塁打を放つと、一塁から一気に生還。「最初から狙っていこうと決めていたんで」と胸を張った。
Aug 28, 2009
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阪神・能見、G戦4連勝!新キラー誕生や リーグ独走のG打線をひねりつぶした。スコアボードに「0」を記すたび、虎党はカタルシス(精神浄化)に浸った。能見が、7回1失点でチームトップの8勝目。巨人戦4連勝のたくましさが、格好よかった。 「(G戦)4勝はたまたまです。まっすぐの走りがよくなくて、ブルペンからヤバいという感じがあった。よく1点で収まったと思います」 四回に阿部、ラミレスに連打され、亀井の遊ゴロの間に先制点を許したが崩れない。一死一、二塁から脇谷を二ゴロ。飛び出した三塁走者を挟殺し、最少失点で切り抜けた。六回には阿部から始まるクリーンアップを3者凡退。亀井は外角の直球勝負で3球三振に切った。巨人戦4連勝は2005年の下柳、井川(現ヤンキース傘下3A)以来。これぞ猛虎の歴史に脈打つ打倒・巨人の血流だ。 「無四球ですよね?」。記者のスコアブックをうれしそうにのぞき込んだ。今季8敗目を喫した21日の広島戦(京セラD)で、二回に3四死球から1イニング7失点の大炎上。「四球を出すぐらいなら、打たれたほうがマシ」と、腹をくくった成果が誇らしかった。真弓監督も「自信をつけて投げていたし、次回が楽しみ」。もはや、首脳陣の信頼は揺るぎない。 試合前、左肩痛で離脱中のウィリアムスが一時帰国を表明した。飛躍のきっかけになった上手、斜め、横手から投げ分ける幻惑投法は、そもそも昨年9月にサイドスローの助っ人が上手投げで抑えた光景から得たアイデア。本格的に筋トレを始めたのも「ユーはパワーピッチャー」と指摘されたからだ。この日、言葉を交わす機会はなかったが、吸収したエキスは随所に現れていた。 「(勝利数は)未知の世界ですね。1試合1試合大事にして上位に食い込めるようにしたい」 年間4勝が精いっぱいだった左腕が歩む自己最多勝の道。04年に巨人戦6勝した福原以来の「G戦5勝」も見えている。現実味の出てきたクライマックスシリーズ(CS)進出。“10月”の伝統の一戦で、強打を封じる姿が待ち遠しい。阪神・能見が好投!本領発揮の「Gキラー」 阪神の能見が7回1失点で8勝目。巨人戦4連勝の「Gキラー」は「特別意識はしていない。たまたま」と照れ笑いを浮かべた。 3-1と逆転してもらった直後の六回は中軸を三者凡退に抑えた。「ポイントと思っていた。3人で抑えたら(チームが)乗っていけると思った」 前回の登板で5回7失点と崩れる原因となった四球もこの日はゼロ。「四球を出さないことをテーマに投げた」と左腕は表情を緩めた。
Aug 28, 2009
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本当に、虚塵キラーですね!!これで虚塵から四勝目!!ものすごく安定しています!守備のミスから取られた1失点のみそして、新井、桜井のヒットで、一死一三塁から狩野がスクイズ失敗。。。守備のミスの先取点だけに、いやなムードが流れます。しかし、一気に雰囲気を変えるセンターへのスリーランホームラン!!!!逆転!!さらに、内海のエラーの後、鳥谷のライト線ツーベース大和の、すばらしい走塁で一気にホームイン!!豊田から桜井がツーベース藤田から高橋が駄目押しタイムリー!!アッチソン、球児が、キュッと絞めて虚塵に勝利!!!!これで、クライマックスにいっても勝ち越せる!!!!ヤクルトも敗戦でとうとう5.5差!!!!!この勢いで日本一だ!!!!巨 人 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪 神 0 0 0 0 3 1 1 0 X 5 【投手】(巨)内海、豊田、藤田、野間口-阿部(神)能見、アッチソン、藤川-狩野【責任投手】(勝)能見22試合8勝8敗(敗)内海21試合5勝10敗【本塁打】(巨)(神)狩野4号3ラン(5回、内海)【戦評】 阪神は0-1の五回、狩野の4号3ランで逆転。六回に鳥谷の二塁打、七回に代打高橋光の左前打で1点ずつを加えた。能見は切れのある球を低めに集め、7回1失点で8勝目。巨人は内海がまたも崩れ、連勝は5で止まった。
Aug 28, 2009
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阪神・新井、連夜の2打点!“完全覚醒”や ブラゼルの特大弾から始まった虎の猛攻。その流れに乗り、阪神・新井が5番打者の仕事を果たした。追い込まれると、いつものようにバットを少し短く持った。フルカウントから振り抜くと、打球は二遊間を抜けた。 逆転に成功した五回一死満塁。高めのスライダーをたたく中前2点打。2試合連続適時打でB砲の2連発につなげた。真弓監督は5番打者の上昇気配を感じ取り、「万全でいいんじゃないかな」と手応えを感じ取った。 もはや、不振にあえいだこれまでの姿はない。和田打撃コーチはこの回の攻撃前に指示を出していた。「ボールが動く。タイミングは合っているけど、インパクトの瞬間で打ち損じている。見切りが早い」。先発・ウォーランド対策について、引きつけてセンター返しを心がけるようナインに助言をした。新井が打ったのは2番手・高崎からだったが、助言を忠実に体現し、3点差から5点差に広げ勝利を確信させた。 “儀式”はシートノックが終わると行われる。ベンチ前で円陣を組み、1人の選手が気合を入れる。前日25日、新井はこの“声出し係”を務めた。日替わりで任されるこの役目。実は、後半戦が始まってからの4連勝中も、背番号「25」が甲子園ベンチ前の真ん中にいた。ひと言、ふた言の言葉をかけ「いくぞ!」で締める。負ける度に交代し、赤星、葛城、大和らが努め、再び巡ってきた。この日は、珍しくその集合はなかったが、勢いそのままにビッグイニングを演出し、大勝に貢献した。関本が負傷離脱した後は、マウンドに歩み寄る回数も増えた。特に若い投手には、頻繁に声をかける。内野陣のリーダー的役割を自然と担うようになった。 これで8月成績は22試合で打率.333(89打数27安打)、16打点は今季の月別でベストを更新。4月の15打点を上回った。4打数1安打で今季安打数は99本。27日先発予想の三浦から、区切りの100本目を狙う。勝利につながる1本にしてみせる。日に日に成長!阪神・桜井、ハングリー打ァ B砲の衝撃弾の“余韻”もさめやらぬ内に快打を放った。五回先頭のブラゼルの同点弾に続き、阪神・桜井が低めの球を中前へ運んで出塁した。 「まだチャンスがあると思って、食らいついていきました。つなげばチームが乗っていくと思っていました」 前日25日に決勝タイムリーを放つなど、売り出し中の虎の主軸候補。容赦なく“流れ”をつかみとろうというハングリーな姿勢が、大量得点へのムードをつくった。“未完の大器”は日に日に、成長を遂げている。阪神・赤星、2年連続30盗塁へリーチ! 痛烈なライナーが左翼線を抜けた。五回に、チームへ3点目をもたらすタイムリー。当たりがよすぎて一塁で止まったが、阪神・赤星の顔には満足げな笑みが浮かんでいた。 「何より(高橋)ミツさんがラッキーな形でつないでくれたからね。一気にいけた」 ブラゼルの同点弾に続き、代打・高橋光の右犠飛で勝ち越し。なおも一死一、三塁と、1学年先輩からおぜん立てされた絶好機だった。単調なウォーランドの配球を読み、外角直球を逆方向へ。大量得点の“つなぎ”に貢献できたことを喜んだ。 「あのときは1点差だったので、(追加点で)いける気がした。これで乗っていかないとね」 一回一死から第1打席で左前打。二死一塁から、金本の打席で勝負に出た。カウント2-1で二盗スタート。今季29盗塁とし、リーグトップの荒木(中日)、福地(ヤクルト)に並んだ。昨年(41盗塁)に続く、プロ9年目で7度目の30盗塁へ王手をかけた。 首痛と腰痛で今季は2軍とのエレベーター生活。規定打席が不足し、リーグの打撃成績表から名前が消えた。今なお続く持病の痛み。それでも相手のスキをうかがい続け、タイトル戦線に踏みとどまる。マルチ安打と快足で、チームを引っ張ってきた。 「ロードといっても、(大阪の)京セラドームでできるから(悪影響はない)。こういう試合を続けていかないとね」 選手会長には、大勝に浮かれるそぶりさえなかった。大逆転でのクライマックスシリーズ出場へ、白星街道を走り続けるのみ。レッドの足も、止まることはない。阪神・鳥谷、ハマキラーや!2戦連続マルチ 「左対左」も全く苦にしない。阪神・鳥谷が五回一死一、三塁から、左腕ウォーランドの直球を引っ張って二塁の頭上を破るタイムリー。この回4点目を奪い、勢いづけた。 「流れに乗り遅れたくなかったので…。よかったです」 七回には桑原謙から二塁内野安打で出塁し、2試合連続のマルチ安打。今季の横浜戦は17試合で67打数26安打の打率.388、9打点2本塁打と無類のハマキラーぶりを発揮している。九回はベテラン・工藤の前に見逃し三振に倒れたものの、バットは好調。期待の3番が力を発揮すれば、虎打線は強い。阪神・狩野、チャンス広げる一打 ハマの助っ人を、阪神・狩野が奈落の底へ突きおとした。五回に、ブラゼルに同点弾を浴びて悔しがるウォーランドから、桜井の中前打に続いて中前打。ブラゼルの一撃を“単発”に終わらせず、チャンスを広げたことで試合を決めるビッグイニングを演出した。 スタメン捕手の座を争う矢野は、昨季打率.484と横浜で打ちまくって“ハマスタの鬼”。大先輩を差し置いて結果を残した26歳が、これからも勝負強さを発揮する。阪神・金本、歴代7位タイの1234四球! 阪神・金本が“世界の盗塁王”に並んだ。一回に四球を選び、五回一死一、三塁でも歩いて通算1234四球。福本豊氏(阪急、現野球評論家)とともに歴代7位タイとなった。九回の第5打席では球界最年長の工藤と対峙。フルカウントから内角シュートで空振り三振に倒れたが、左腕も146キロを出す意地と意地のぶつかり合いにスタンドは拍手喝采だった。虎・岩田、熱投140球3勝目も本人は反省 尊敬する左腕に並ぶまで、あと少しだった。帰りのバスへと続く道。白い歯がこぼれるナインの中で、下を向いていた。8回2失点。3勝目を手にしても、阪神・岩田は満足できなかった。 「球がずっと多くて。内容もそんなに…。(五回は)点をとってもらった次の回が大事だったのに。そこで先頭(打者)を出してしまいました」 複雑な心境だった。トップバッターの出塁を5度許した。8点リードになった五回も先頭打者の武山に中堅に弾き返された。後続を断ち、失点は四回の佐伯の適時打と、七回の代打・桑原義に一発を浴びただけだったが、試合のリズムを作れなかった悔しさが脳裏に焼き付いた。 140球でドラフト4位の新人右腕・西村(九産大)にバトンを渡すことを命じられた。サウスポーで3試合連続完投となれば、2003年の井川慶(現ヤンキース傘下3A)以来6年ぶりだった。その壁は高かった。 まだ25歳で伸びしろ十分。将来のエース候補だからこそ、首脳陣の期待も大きい。もちろん背番号21も分かっている。象徴が開幕前の左肩故障を乗り越えて今季初登板となった6月10日の西武戦(西武D)後。実は右ひじに張りが出ていた。またアクシデント。大げさにしたくなかった。“自然治癒”を待った。必死な思いが後半戦の復活劇につながっている。 「『外国人に捕らせろ』と(和田打撃コーチから)言われました」 打棒でも五回無死一、二塁で守備に不慣れな相手三塁手を狙い、三塁線に転がしたバントが内野安打となった。大量9得点につなげた。 ランナーを背負っても粘り勝ちできる。それが成長の証でもある。奇跡のクライマックスシリーズ進出へ。岩田の本領発揮はここからだ。(
Aug 26, 2009
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ベイビー祝砲!虎・ブラゼル1イニング2発 ブラゼル、ベビー誕生お祝い2発や! 阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が26日、横浜17回戦(横浜)の五回、1イニング2本塁打を放つなど、横浜に9-3で大勝。1発目の直後に第1子となる長男誕生の知らせを受けたB砲は、すぐさま祝砲の2発目。チームを4連勝に導き、30年ぶりの夏のロード4カード連続勝ち越しも決めた。3位・ヤクルトには6.5差。もう止まりまへん。横浜の夜空へ舞い上がった2つの白球は、虎とブラゼル家の未来を照らす希望の星だ。たった1イニングの間に起きた奇跡のストーリー。豪快2発で一挙9点&4連勝を演出した新米パパの笑顔が、まぶしく弾けた。 「最高の気分だよ!! チームの勝利に貢献できて、本当によかった。1本目の後に、子供が生まれたという知らせがあって、(2本目は)気持ちよく走れたよ」 お立ち台でのサプライズ報告に、球場は大歓声に包まれた。ウソのような本当の話。序章は0ー1で迎えた五回無死だ。 ウォーランドのカーブを一閃。同点12号ソロをバックスクリーンへ叩き込み、ベンチで朗報が舞い込んだ。日本時間午後7時過ぎに、米アラバマ州でラ二ー夫人が長男を出産。「父親ならみんな一緒だろうけれど、涙が出てきたよ」。歓喜に浸っている間に打線が爆発。打者一巡し、なお一死一、二塁。涙が乾く間もなく2度目の打席が回ってきた。 「頭の中では本塁打を考えてたけれど…野球の神様と、ファンのみなさまが打たせてくれた」 高崎の初球をとらえた打球は右中間へ。2007年6月16日・ロッテ戦(千葉)以来の1イニング9点を決める13号3ラン。“ゆっくり走る”の意味を込め『TROT(トロット)』と名付けた長男を祝うように、ダイヤモンドを回った。阪神では1982年の掛布雅之氏以来、4人目の1イニング2発。助っ人としてはカークランド以来、実に40年ぶりの快挙だ。 イニングの合間には、何度も夫人と電話。「2人とも元気よ」の声と写メールに頬が緩んだ。気がかりだった日々。米国では出産に立ち会うのは常識。それでも虎のために、日本で戦った。 19日のヤクルト戦(神宮)で左肩負傷も、前日25日からスタメン復帰。真弓監督は「ブラゼルがきっかけになった」と猛打に目を細めた。夏のロードの勝ち越しも決定。ロードでの4カード連続勝ち越しは30年ぶりだ。借金は8に減り、3位・ヤクルトとは6.5差。CS進出はもう夢ではない。 『コングラッチュレーション(おめでとう)!!』。スタンドからの大合唱に、B砲は「アリガトウゴザイマス」と日本語で返した。「素晴らしい日。一生忘れられない。2人とも愛しています。自分は今、最高の場所にいるよ」。海の向こうへ送ったメッセージ。パパの活躍と虎の快進撃をこれからも毎日、送り続ける。阪神・ブラゼル、長男誕生祝う2打席連発 0-1の五回、阪神の長い攻撃が終わると、スコアボードに「9」がともった。打者12人の攻撃で大量9点。2007年6月16日のロッテ戦以来となる1イニング9得点で大勢を決めた。 先頭打者の一発が猛攻の合図だった。「打てる球が来たら積極的にいこう」と、ブラゼルが同点弾を中越えに運ぶ。下位打線の3連打で無死満塁とし、ここで真弓監督が動く。「満塁にして最初の打者で勝負じゃないと重たくなる」。代打・高橋光の犠飛で勝ち越した。赤星、鳥谷も連続適時打で続き、最後は1死一、二塁からブラゼルがこの回2発目の3ランで締めた。 実は1本目の後、ブラゼルに第1子誕生の知らせが入った。「野球の神様が見ていてくれた。一生この日を忘れない」。米国で生まれた長男に届けとばかりに、高々とアーチを2本も放った。 今季初の4カード連続の勝ち越し、4日からの長期ロード勝ち越しも決めた。3位ヤクルトとは6・5ゲーム差。ツバメの背中が視界に入ってきた。阪神・赤星(左前適時打)「光さん(高橋光)が犠飛を打ってくれて楽に打席に入れた」阪神・鳥谷(赤星に続く適時打)「流れに乗り遅れたくなかった」阪神・和田打撃コーチ(ブラゼルに)「1打席目からタイミングが合っていて、打つなら彼とベンチで話していた」阪神・ブラゼル、1イニング2発で打線に点火 どデカイ一発が反撃の合図だ。ブラゼルの驚弾がバックスクリーンを直撃した。 「とにかく流れを変えたかったからね。よく入ってくれたよ」 序盤は苦しい展開。先発・ウォーランドの前に二回から3イニング連続で3者凡退していた。 1点を先行された五回、先頭打者で12号ソロ。この一発が猛虎を目覚めさせた。続く桜井が4試合連続安打を中前に弾き返す。狩野も中前打で一、二塁。岩田の三塁へのバントは内野安打となり、満塁と好機を広げた。 平野に代打・高橋光。「とにかくランナーを返したいとだけ、考えていました」と右犠飛で2-1と勝ち越した。さらに一、三塁から赤星が左翼線へ適時打。鳥谷も中前へ。金本が四球で満塁となり、新井が中前2点タイムリーで続いた。 そして、再びブラゼルが快音だ。13号3ランを右中間へ運んだ。1イニング2発は1982年8月24日のヤクルト戦で掛布雅之氏が記録して以来。外国人選手に限れば、69年のカークランドまでさかのぼる40年ぶりの“快挙”となった。 ブラゼルが打線に火をつけて一挙9得点のビッグイニング。2007年6月16日のロッテ戦(千葉マリン)以来の大爆発で試合の流れを決めた。 勝てば今季3度目の4連勝。夏の長期ロードも12勝9敗で勝ち越しが決まる一戦。ブラゼルがチームに勢いをつけた。
Aug 26, 2009
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ほんと~うに、すごかった!!!1点取られた後、5回表、先頭のブラゼルが、いきなり同点ホームランをバックスクリーンに!!!打てなかったウォーランドに噛み付きました!!そして、桜井 センター前狩野 センター前岩田の送りバント サードジョンソンが捕ってファーストに投げますが間に合いません!内野安打 ジョンソンまったく、前につめてませんでした。送球もそれてます無死満塁!!高橋光 ライトに犠牲フライ!逆転!! これもライト吉村、気が抜けてます赤星がレフト線タイムリーヒット!1-3で、岩田も三塁まで行きました鳥谷 センター前 4点目 赤星は三塁まで金本 フォアボール これで満塁ウォーランドは、これでKOですさらに代わった高崎から新井さんがセンター前!2点タイムリーヒット6点目!!でました!!神様ブラゼルの1イニング2本目のスリーランホームラン!!!!!一挙9点!!!岩田は2失点で3勝目!最後は、西村が絞めました!ありがとう横浜銀行!!これで12勝5敗!!そして、広島が、マエケン久々の勝利でヤクルトに勝利!!!!!とうとう6.5差です!!!!!阪 神 0 0 0 0 9 0 0 0 0 9 横 浜 0 0 0 1 0 0 1 0 1 3 【投手】(神)岩田、西村-狩野(横)ウォーランド、高崎、桑原謙、工藤-武山【責任投手】(勝)岩田9試合3勝3敗(敗)ウォーランド21試合5勝10敗【本塁打】(神)ブラゼル12号ソロ(5回、ウォーランド)、13号3ラン(5回、高崎)(横)桑原義1号ソロ(7回、岩田)【戦評】 阪神が4連勝で、今季初の4カード連続の勝ち越し。五回に先頭のブラゼルが同点ソロ。一巡後に再び3ランを放つなど、この回8安打で9点。8回2失点の岩田が3勝目。横浜は四回まで好投したウォーランドが五回に突然崩れた。
Aug 26, 2009
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逆転の虎や!奇跡CSへ桜井のV打で3連勝 また、またひっくり返した! 阪神は2点を追う八回、桜井広大外野手(26)の左翼線への2点打などで3試合連続の逆転勝利。8月初の3連勝で、借金「9」と7月7日以来の1けたに戻した。夏のロードも残り2試合。奇跡へ向けて、このまま突っ走るで~!りりしいツラ構えに、風格さえ漂った。2-3の八回二死二、三塁。勝負の分かれ目-。桜井が待つ、寺原の134球目。ゆっくりと揺らしたバットが、浮き上がったカーブに反応した。快音を残した鋭いゴロが、三塁線を破った。 「僕が打ったら勝ち越しだと思ったので、絶対に打ってやろうと思いました。『抜けてくれ』と思いながら走ったら、抜けてくれました」 2点を追う八回。無死一、二塁から金本の右越えの打球に、二塁走者・赤星が生還できない。新井の左犠飛で1点を返したのみ。その直後。「自信があるというか、結果が出ていたので甘い球がきたらいこうと思っていた」。ベンチ、スタンドを埋めたモヤモヤを吹っ飛ばす逆転の2点二塁打。課題とされる右投手を打ったが「まだまだです。貢献できるように頑張ります」と謙虚に話した。 二回先頭でも中前に弾き返し、3試合連続安打。真弓監督は「結果を残している。最後まであきらめなかったことが逆転につながった」。和田打撃コーチも「打席で雰囲気が出てきた。レギュラーをとるには右投手も打たないと。今の状態なら対応できる」と評価した。 毎日の打撃練習。2カ月前から取り組む工夫がある。交流戦後から、フリー打撃時の投手位置を18.44メートルから2メートル前に出した。従来は50~60センチだけ。和田打撃コーチの発案で「構え遅れ、立ち遅れを防ぐ」という意図。体感速度を上げ、速球派投手対策もあるが、直球に負けない力強いスイングに鍛えることも目的だった。 しかし、桜井はそれ以前から自ら投手よりに立って、練習に励んでいた。今でこそレギュラー格だが、前半戦は数試合、出番なしのときもあった。それでも「練習の1球目から本番のつもりで振りにいきます。僕は“調整”とか言える立場じゃないんで」と緊張感を持って臨んでいた。8月初の3連勝はすべて逆転。借金は7月7日以来の1けたに戻し、夏のロードを10勝9敗で、勝ち越しに大手をかけた。 「1戦1戦負けられない試合が続きます。3連勝できるように頑張ります!!」 三塁側スタンドの前で大きな声を張り上げて誓った。晩夏の夜、涼やかな横浜の風が吹く。長かったロードも、残り2試合。3位・ヤクルトとは7.5差のままだが、奇跡を信じる虎の反攻はここからだ。桜井が逆転二塁打!阪神、借金1けたに… 阪神は4試合ぶりの先制点を一回に挙げたが、二回以降は寺原を攻めあぐねた。クライマックスシリーズに進出するためには、最下位の横浜に負けてはいられない。終盤の八回、ようやく打線がつながった。 この日から先発に復帰した赤星が、三塁線を鋭く破る二塁打で口火を切った。鳥谷が四球、金本が右安打で続き無死満塁。新井の犠飛で1点差とした後、2死二、三塁で打席には桜井。「僕が打てば勝ち越し。絶対に打ってやろう」という強い気持ちが、逆転の2点二塁打を生み出した。 「最近調子がいい。結果を残してくれている」と真弓監督。対右投手での先発機会も増え「打席での雰囲気も出ている」と和田打撃コーチは言う。 桜井の一振りで試合をひっくり返した阪神。借金は1けたの9となった。阪神・赤星、気迫で逆転呼び込む! 疲れがたまっていた阪神の赤星が、5試合ぶりに先発に名を連ねた。3打席目までは無安打だったが、2点を追う八回に先頭打者で二塁打を放ち、チャンスをつくった。 三塁走者で、新井のファウルボールが右足を直撃したが、出場を続けて新井の左飛で生還した。常川チーフトレーナーは「右ひざの横に当たった。病院には行かない」と話し、軽症のもよう。赤星の気迫が逆転勝ちを呼び込んだ。(横浜)阪神・久保投手コーチ(2本塁打を浴びた安藤に)「低めに投げないと。気を付けないといけない」阪神・山脇守備走塁コーチ(打球直撃の赤星に)「右ひざを直撃した。当たった時は(痛みを抱える)腰の方が痛かったみたい」阪神・新井、先制の内野安打!足で稼ぐ 阪神は疲れがたまっていた赤星と左肩を痛めていたブラゼルがそろって5試合ぶりに先発復帰。本来の形が戻った打線は一回、先制点を奪った。 2死から鳥谷が右前打で出塁し、金本の強烈な一ゴロを佐伯がはじいて一、二塁。暴投で二、三塁とした後、新井の内野安打で得点した。 「何でもいいので、とにかく走者をかえしたかった」と新井。遊撃手の石川が待って捕球したこともあり、新井の足が勝った。虎・金本、ア然…フェンス直撃も赤星が拙走 勝ってよかった-。これが敗戦のハイライトになっていたら、悔やみ切れなかったはずだ。左翼席の虎党がヒヤヒヤし、金本の目が『?』となったのは2点を追う八回。無死一、二塁だった。 4番が寺原のカーブをとらえた。豪快な弾道は逆風に押し戻され、右翼フェンスを直撃。まず1点!! 金本が颯爽と一塁を蹴ったが…。二塁にはまだ一走・鳥谷の姿があった。その先には慌てて三塁へ進む二走・赤星。急いで一塁へと逆戻りした。 「あれ? ええ?」 思わず一塁の久慈コーチと顔を見合わせ、あ然ぼう然…。まさかの“ふん詰まり”の理由は横浜の右翼・吉村のトリックプレーだ。金本の打球にフェンス際で捕球体勢をとったため、赤星が思わず進塁をちゅうちょ、走ってきた鳥谷が急停止…となったわけ。吉村はクッションボールを素早く本塁送球し、結局、右越え単打となった。「あれはダマされた。打球音や当たりを見て(走者が)自分で判断して信用した方がよかった」と三塁ボックスの山脇コーチ。久慈コーチは「打った本人は感触バッチリだったからね。打球の強さを赤星ももう少し判断しないと。鳥谷も抜けたと思ったなら、後ろから(赤星に)『GO!!』と声をかけないと。追い越さなくてよかったよ」。一瞬の中では個々の判断に委ねられるだけに、反省点を指摘した。 もちろん走りの達人・赤星も重々承知。試合後は「僕のミスです」と表情を引き締めた。「入ったと思った打球だったのに、吉村の動きが目に入ってしまった。無死というのもあって(走るのをためらった)。自分の感覚を信じて判断しないといけない」と、自らを厳しく責めた。 4番の10打席ぶり安打と、今季7盗塁目が勝利に結びついた。決勝ホームとなった今季46得点目は、門田博光(元南海)を抜いて歴代単独8位の通算1320得点のメモリアル。ドタバタはあったが、勝利という結果と共に反省を生かせれば、虎はもっと勢いに乗る。阪神の逆転呼んだ「つなぎの鳥谷」 打線の“潤滑油”となった。2点を追う八回無死二塁。阪神・鳥谷の選球眼が好投を続ける寺原のリズムを狂わせた。粘った末、フルカウントからの7球目だ。内角低めの142キロのカットボールを自信をもって見送った。判定はボール-。悠然と一塁ベースに向かって歩いた。それだけではない。走ってもすごい。 「二塁から三塁にならいきやすいんで」 1点差に迫ってなおも一死一、二塁。ブラゼルの打席で捕手・細山田がワンバウンドするカーブを弾く間に果敢に三塁を陥れた(暴投)。 打撃は好調をキープ。一回二死走者なしで右前打。その後、新井の遊撃内野安打で先制のホームを踏んだ。第3打席の六回にも中前に弾き返して20日のヤクルト戦(神宮)以来、4試合ぶりのマルチ安打を放った。 「打撃? まあまあです。1打席目でヒットを打てたんで」 『走・攻』で活躍。3番打者のつなぎの姿勢が逆転勝利に結びついた。阪神・赤星、走塁ミスも打では存在感! 走塁では珍しくミスをした阪神・赤星だが、打ではさすがの存在感だ。左ふくらはぎ挫傷から復帰後は体調を見ながらの出場だったが、5試合ぶりのスタメン出場。3打数無安打で迎えた八回。寺原の150キロを弾き返し、三塁線を破る二塁打で逆転の口火を切った。 「気持ちです。あそこは塁に出るかで大きいから。とにかく気持ち」 三走の際には、新井の痛烈なライナー(ファウル)が右ひざの外側を直撃。倒れ込みヒヤリとさせたが、元気にプレー続行し、試合後は「大丈夫」とキッパリ。岡野手チーフコーチも「(赤星の)存在は大きいね。あした(26日)も大丈夫でしょう」と期待をかけていた。阪神・球児、悠然!3人斬りで16セーブ目 身はヨコハマ、心はナゴヤ!? それでも抑えてしまうのだから実にスゴイ。もちろん、球児ならではのジョーク。3連勝を締めた余裕の表れだ。 「(大事な初戦をとったが、との問いに)あぁ、そんなん全然、気にしてへんかったヮ。(阪神の)順位なんてのも、気にしてへんし。それよりも巨人の試合が気になって気になって(笑)。同点になってたでしょ?」 エッと驚く報道陣にいたずらっ子のような笑顔を浮かべた。ブルペンで準備しているとき、数百キロ西では首位攻防戦が繰り広げられていた。六回にラミレス(巨人)の一発が飛び出し、2-2。ブルペン内のテレビなのか携帯電話で見たのか、事実はカーテンの向こうだが、今月初となる1点リードのマウンドに向け、モチベーションを高めるひとつになったことは間違いないようだ。 「毎日、やることは一緒。一緒ですよ」 九回からマウンドに上がると、吉村をまず左飛に仕留めた。石川の三遊間を抜けそうな当たりを三塁・新井が好捕。代打・森笠に空を切らせて、三振でゲームセットだ。 昨季は追われる立場で巨人に抜かれた。今季は違う。それを「おもろいやん」と笑う。この日は全13球のうち、6球が変化球。代名詞の150キロ超も、わずか3球と“省エネモード”だった。これで4試合連続無失点で16セーブ目。これからの戦いに向け、まだまだ、余力はある。 「(お客さんに)いい試合を見てもらわないといけないからね」 誰よりもファンのことを考える。『あきらめる』というフレーズは、球児の辞書にない。(阪神・金村暁、中継ぎで流れ呼び込む 阪神・金村暁は2点ビハインドの七回から登板。吉村&石川に連続安打を許し、無死一、二塁のピンチを招いたが、細山田の送りバントを処理し、三塁封殺。さらに寺原を捕ゴロに仕留めて、江草にバトンタッチした。「先発でもいいんだけど、百戦錬磨というかね。低めで攻めることができているし、よかったと思う」と久保投手コーチ。8月上旬に中継ぎ転向し、これで4試合連続無失点。試合の流れを呼び込んだ。
Aug 25, 2009
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連勝!!今日も一丸です!8回!!一丸の攻撃!!!!!粘って、粘って、粘って、粘って赤星のレフト線ツーベース!!!!鳥谷が、最初の二球、完全にタイミングもあってなく、差し込まれてるのに粘って、粘ってフォアボール!!金本のライトフェンス直撃!!!走塁ミスなのか、ホーム帰れずしかし、満塁!!新井のファールが赤星の右足を直撃!!!!うずくまる赤星!!!!!悪いムードが、横浜を包みます。。。。立ち上がる赤星!!!ベースに戻っても、うずくまる赤星。。。大丈夫!!と追い込まれても、粘る新井!!寺原120球超えてますが、150km/h超えてますフォークも切れてます!!!良く見た新井!!バットがとまり、フルカウント!!真ん中、甘く入ったボールをレフトに持って行きます!!!!犠牲フライ!!2打点目!!!1点差!!!ブラゼル、フォークをキャッチャーが横にそらす間に、鳥谷は三塁にブラゼルは三振で、二死1-3塁桜井良く見ます1-3金本走って、2-3塁三塁線!!サード捕れない!!レフト線に抜け、2点タイムリーツーベース!!!逆転!!!!!!!あとは、勝利の方程式!!!アッチソン!!球児!!阪神勝利!!!!!! 神|100000030|4横|010002000|3 16回戦/横浜 横5勝10敗0分 打安BB盗失神|389220横|356212※BB…四死球数[勝]江草 4勝3敗0S[敗]寺原 2勝6敗0S[S]藤川 4勝3敗16S[本塁打]横 佐伯9号ソロ(2回裏/安藤)藤田4号2ラン(6回裏/安藤)[継 投]横 寺原→加藤康=細山田神 安藤→金村暁→江草→アッチソン→藤川=矢野
Aug 25, 2009
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試合つくった!阪神・下柳、5回2失点 先発・下柳はベテランらしい投球で5回6安打2失点と試合を作った。一回二死一塁でいきなり、栗原に左越え先制2ランを浴びたが、その後は粘り強く無失点。真弓監督は「立ち上がりに点を取られたけど、(そのあとは)無失点に抑えてくれた」と及第点を与えた。山口投手コーチは5回での交代について「(打順が)3回り目から苦しくなるからね。点差とタイミング」と説明した。12戦連続無失点!阪神・アッチ、4球星 真っ黄色に染まったスタンドがかたずを飲んで見守った。1点ビハインドの七回二死二塁。これ以上の失点は許されない正念場。筒井からバトンを託されたアッチソンは冷静沈着だった。 「しっかり抑えて得点を待つだけ」 打席には“虎キラー”のフィリップス(試合後の通算は27打数10安打)。追い込んでから、外角低めにスライダーを投げ込み、見逃し三振。その裏の逆転劇を呼び込んだ。打者1人、わずか4球で5勝目(2敗)。無失点ピッチも12試合に伸ばした。 実は鯉の新助っ人とは因縁があった。2004年、マリナーズ傘下3Aタコマ時代にさかのぼる。オールスター戦でフィリップス(当時ヤンキース傘下3Aコロンバス)と1度だけ対戦していた。結果は「サヨナラ本塁打を打たれたんだ」という。この日、抑えたことで「少しだけ借りを返せたかな」とほほえんだ。 “孤独”な戦いが続く。ずっと道標となっていた先輩助っ投のウィリアムスが現在、左肩痛で2軍調整中。1軍ブルペンではともに試合を観ながら、日本と米国の野球の違いや、配球論を伝授された。今も電話で頻繁に連絡を取り合う。「一日も早く回復して戻ってきてほしい」と『J』の復活を心底願っている。 「ストライクを先行させて、有利に投げられているのがいい結果につながっているよ」 自信に満ちあふれている。勝利の方程式『A』終盤戦を盤石にする。京セラドーム黄一色!阪神、Tシャツ配布 京セラドームでは『イエロー&イエロー大作戦』として、午後7時半までに来場した全員に黄色のTシャツが配布された。『ともに戦う。ともに喜ぶ。』という文字がプリントされている。阪神営業部関係者は「(プリントは)来年度のファンクラブのキャッチフレーズでもあります。(好評なら)来年以降(の実施)も視野に入れています」。黄色に染まったスタンドでの快勝に笑顔で話した。
Aug 23, 2009
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阪神逆転、七回一挙5点!3カード連続勝ち越し 脇役がつないだ。阪神は1-2の七回に5点を奪い、逆転に成功。今季初の3カード連続の勝ち越しを決めた。 1死一塁から桜井、矢野の連打で満塁とし、代打桧山の押し出し四球で同点。続く平野が右翼線に勝ち越しの2点二塁打を放った。右手の小指を負傷しながらも言い訳をせず、必死のプレーを続ける平野。五回の好機では凡退していただけに「もう一回、チャンスで回って来いと強く思っていた。命懸けだった」と熱く話した。 二、三塁となってさらに途中出場の浅井が2点中前打。神奈川・桐蔭学園高では同期だった平野と浅井。「プロの世界で一緒にお立ち台に上がれることは幸せ」と浅井は感慨に浸った。 チームは今季一番の上げ潮ムード。真弓監督は「集中打が出ると雰囲気も変わる」と自信を漂わせた。阪神桧山(七回1死満塁で同点の押し出し四球)「いい場面で使ってもらえるのは幸せ」平野がV打!阪神、七回イッキ5点逆転劇! 甲子園から京セラドームへ。12年の時を越え、同じ教室で夢を追っていた2人の高校球児が、晴れのお立ち台に肩を並べた。平野&浅井。神奈川・桐蔭学園で3年間クラスメートだったコンビが、チームを劇勝に導いた。 「最高です!!」 拍手喝さいの中、揃って第一声は同じだった。最高の一打-。まずは平野だ。七回。同点に追いつき、なお一死満塁。カウント2-1からシュルツの153キロを思い切り引っ張った。右翼線へ勝ち越し2点二塁打。自身21試合86打席ぶりの適時打に「切れるかなと思ったけど、ファンのみなさんの声援が後押ししてくれた」と顔を紅潮させた。 五回二死二塁ではブラゼル敬遠後に三ゴロ。「もう一度チャンスが回ってこいと思っていた。ここは打たないと、と。命がけというか…魂を込めてました」。そんなひと振りに浅井が続いた。 途中出場から、2打席目。一死二、三塁から150キロを叩き、しぶとくゴロで中前へ。試合を決定づける2点打に、「同級生の平野が打ってくれたんで、めちゃくちゃ楽に入れました」と顔をほころばせた。 桐蔭学園では3年夏に甲子園出場。浅井はエース、平野は主将で遊撃手だった。「夢みたいです。まさかこういう風に同じ舞台で野球をできるなんて、想像もしていないから。感極まるところはあります」と平野が言えば、浅井も「幸せですね」と目を細めた。 不思議な縁が導く、虎の大逆襲の序章。1番で赤星の穴を埋めるガッツマンは「代役と思っていない。全打席出塁を目指しています。1戦1戦全部勝つつもりで、全員で力を合わせて勝ち続けたい」と力を込めた。虎一丸。奇跡への扉は、厚い結束力で、こじ開ける。美しい流し打ち!虎・鳥谷、芸術タイムリー 調子がいい時の鳥谷は、美しい流し打ちを披露する。また、芸術的に左中間を切り裂いた。一回一死二塁での第1打席。外寄りの甘いゾーンに落ちてきたフォークを完ぺきにとらえた適時二塁打。2点を先制された直後の嫌なムードを吹き飛ばし、チームに勇気を与える一撃だった。 「何とかチャンスを生かしたかった。うまく引きつけて打てました」 打点は3試合ぶりだが、8月に入っての好調は続いている。8月打率は.319、12打点。これが本来の力だ。驚くことはない。 「借金はいくつになりましたか?」 報道陣に逆質問した背番号1。「10」と教えられると、表情を引き締めた。1けたにして、3位ヤクルトを追いかける戦いは、25日から舞台を横浜に移す。 「頑張ります」 横浜戦についてもいつものワンフレーズ。ただ、いつもより力強く感じられた。3番打者が元気になればなるほど、かすかな可能性も、膨らんでいく。さすが神様!阪神・桧山、顔で押し出し四球 代打の神様のオーラの効き目は抜群だ。まさに“顔”がもたらした同点劇だった。 1-2の七回一死満塁。『代打・桧山』-。マウンドにはシュルツ。2人が向き合う。カウント1-3。5球目、147キロの直球は高めに外れた。同点。押し出し四球を選び、前夜のサヨナラ劇のヒーローが2日連続で、殊勲の打点を挙げた。 「打ちにいってるよ。ノーツーからボール球を振ってしまったけど、あのケースは高めを狙っていたから。仕切り直して、平野がよく打ってくれたね」 冷静に見極め、一挙5得点のビッグイニングをもたらした。真弓監督は「ああいうところで、何とかつないでくれる。頼もしいね」と笑顔で振り返った。「いい場面で出させてもらえるわけだから、幸せだよ。あんな大きな声援の中で、いい経験をさせてもらっている」。暗黒時代を知るプロ18年目のベテランは、1打席勝負の充実感をかみしめた。 『打てなかったら、守備で貢献する。エラーしたら打席で取り返す。そうやってピッチャーをバックアップする。それをみんなで考えるのが、チームワーク』-。 8月上旬。高校野球を特集するテレビ番組を見ていた。智弁和歌山高・高嶋仁監督(63)のこの話に共感した。最多タイとなる甲子園での監督勝利数1位の58勝を誇る名将の言葉。プロである自分にも、当てはまることだった。「夏場はピッチャーはバテやすくなる。野手の援護がより、大きくなる」。気持ちを新たにした。 「ファンにとっては、先に点をとって安心してみられる方がいいんだろうけど、競ったゲームで勝てばもっと盛り上がるだろうしね」 たった1度だけ立つ打席。そこが勝負を分ける。鮮やかなヒットでなくとも、チームに貢献した。夏休み、日曜日の野球場は黄色で埋め尽くされた。選手も虎党も、まだ可能性をあきらめていない。その思いを分かち合う勝利だった。阪神・矢野、1号2ラン「分からなかった」 阪神の矢野が6-2の八回に今季1号2ラン。打った瞬間に、それと分かる当たりだったが「分からなかった。本塁打を全然、打ってないから」と苦笑いした。 本塁打よりも矢野が喜んだのが七回の打席。1死一、二塁で中前打を放ち、その後の逆転へとつなげた。「本塁打もうれしいけど、あのヒットが一番。チームに貢献できた」と表情を緩めた。(京セラ)阪神・和田打撃コーチ(初本塁打の矢野に)「あそこまで飛ばせることを証明した。もう一つ、元気が出てくるんじゃないかな」来季も現役一本!阪神・矢野、40歳初アーチ 阪神・矢野輝弘捕手(40)が広島戦の八回にトドメの1号2ラン。七回一挙5点の逆転劇にからむなど猛打賞の大暴れだ。来季も現役一本で臨むことが決まったベテランの意地の復活弾で、虎は今季初の3カード連続勝ち越し、3位ヤクルトと7.5ゲーム差。奇跡のCS進出へばく進や!! 思い切り振り抜いた。矢野が1号2ラン。40歳のベテランに忘れかけていた感触がよみがえった。 「最近は自分がホームランを打つなんて想像していなかった。何とかチームが勝つようにね。シモ(下柳)に勝ちがつかんかったけどチームが勝てるように頑張るだけ」 6-2とリードして迎えた八回。二死二塁で広島・牧野の直球を振り切った。打球は美しい放物線を描いて左翼席へ。2008年9月9日のヤクルト戦(甲子園)以来348日ぶり、40代になってから初めてのアーチでトドメを刺した。 大技だけじゃない。五回に右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、七回には一挙5得点の逆転劇のおぜん立て。一死一、二塁から鋭く中前へ弾き返して満塁に。「(七回は)きょう1番貢献できた1本。そういう意味で一番うれしい」。八回の一発と合わせて、今季初の3安打猛打賞。赤ヘル軍団を蹴散らし、ゲーム差を1.5に広げた。 昨年11月に右ひじ手術を受け、前半戦は2軍暮らしが続いた。今年12月で41歳となる。なかなか戦列に戻れない状況に限界説すらささやかれた。もともと指導者としての資質も見込まれているだけに、いつコーチ兼任になってもおかしくはなかった。しかし、球団首脳は矢野に関して“来季も選手一本”で現役の方針を明言した。「来年もやってもらうならコーチ兼任は考えていない。選手一本? そうなる」。あくまでそのプレーで虎を再生へ導いてほしい。望むところだ。球団方針にベテランもパワー健在の一発&猛打賞で応えた。 2軍での長いリハビリ生活も無駄ではなかった。必死で汗を流す若手との交流が刺激になった。育成枠の新人、藤井宏政内野手(19)を矢野は「息子」と呼んだ。『親子ぐらい年が離れているから』という理由であだ名を付けた。若手と一緒に白球を追いかけた日々。原点を立ち返り、復活へのエキスとなった。 「七回が大きかった。ヒットでつないでくれたのは大きいし、トドメの2ランもよかった」。和田打撃コーチも最敬礼のベテランの大仕事で2連勝。今季初の3カード連続の勝ち越しで夏の長期ロードを9勝9敗の五分に戻した。3位ヤクルトにも後半戦再接近の7.5ゲーム差。クライマックス・シリーズ進出へ、希望をつなげた。 「もっともっと貢献できるようにしたい」。残り38試合、死力を尽くす。そして来季へ。矢野がフルパワーを発揮する。阪神・桜井、逆転劇へきっちり中前打! 逆転劇につなげた一打だった。桜井は1点を追う七回一死一塁で中前打。同点に追いついた後、平野の右翼線2点二塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。「きっちり、ボール球を見極めて振らないようにしている。甘い球をしっかり打ち返したい」。八回二死からは左翼線二塁打で、矢野の1号2ランを呼び込んだ。真のレギュラーに1歩ずつ近づいている。威圧感!阪神・ブラゼル、連日の敬遠四球 威圧感はたっぷりだ。左肩故障でスタメンを外れているブラゼルが、五回二死二塁で代打登場。前日22日に続き、敬遠四球で勝負を避けられた。 19日のヤクルト戦(神宮)で左肩の痛みを訴えて途中交代。21日の広島戦(京セラD)からフリー打撃を再開し、この3連戦はすべて代打で打席に。和田打撃コーチは試合後、25日の横浜戦(横浜)からのスタメン復帰について、「そのつもりでいる。当日の状態を見てからだが、悪い状態ではないと思う」と明かした。
Aug 23, 2009
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3カード連続の勝ち越し!!!みんな黄色で感動でした!!!!下さんの好投で、1点差のままの7回またもや横山がマウンドに満塁から桧山が良く選んだ!!!同点の押し出し!!!そして、平野がやってくれました!!!ライト線深くに2点タイムリーツーベース!!!そして、同じ高校の同級生浅井がセンター前!!!7回一気に5点!!矢野の一発も出ました!!ヤクルト、今日は勝つだろうと思ってましたが、まさかの連続押し出しで7.5差!!!これは、いきますよ!!!!広 島 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪 神 1 0 0 0 0 0 5 2 X 8 【投手】(広)今井、横山、シュルツ、牧野-倉(神)下柳、筒井、アッチソン、金村暁、西村-矢野【責任投手】(勝)アッチソン52試合5勝2敗(敗)横山52試合2勝7敗【本塁打】(広)栗原17号2ラン(1回、下柳)(神)矢野1号2ラン(8回、牧野)【戦評】 阪神が逆転で今季初の3カード連続の勝ち越し。1-2の七回、代打桧山の押し出し四球で同点とし、平野の2点二塁打と浅井の2点適時打でこの回5点を挙げた。八回には矢野が1号2ランを放った。広島は継投が裏目に出た。
Aug 23, 2009
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阪神、代打桧山がサヨナラ安打「感無量です」 無我夢中でサヨナラ勝ちだと気付かなかったという。阪神の桧山は「プレーに入り込んでいて“打ったらサヨナラ”と忘れていた」と照れ笑い。1-1の九回1死満塁で中前に打球を運んだ。 九回、新井の中前打を足場に絶好機をつくり、代打桧山が告げられた。「内野が前に来ていたので、強い打球を打つ意識だった」。ファウルで粘り、6球目の内角の変化球をうまくさばいた。2004年以来のサヨナラ安打。お立ち台では「感無量です」と声を上ずらせた。 八回1死一、二塁で、併殺打に倒れた金本がヘルメットを地面にたたきつけ、ベンチに戻って今度はバットをへし折った。桧山は「珍しい。ここが勝負やと思っているから自然とそうなったんやろう」と同じベテランの心情を察した。 負ければフラストレーションが一気にたまる試合。一振りで救った桧山は「どんな形であれ、勝てて良かった」と大きく息をついた。阪神・桜井、右方向へ初本塁打「最高です」 勝利への執念が、未踏のゾーンへ白球を運んだ。 「『いってくれ』と思って走ってました」 右中間に描いた放物線は観客席下のコンクリートを直撃した。吉本二塁塁審が右腕をまわす。起死回生の同点8号ソロを叩き込んだ桜井が、桧山と並んだお立ち台で叫んだ。 「(阿部)ケンタがいい投球をしていたんで、何とか打とうと思ってました。満員のお客さんが入ってくださって、皆さんの前で打てて最高です。明日もみんなで力を合わせて頑張ります!!」 無数のフラッシュ&広大コールに何度も頭を下げた。1点を追う七回一死。完封ペースだった大竹の外角直球を一閃だ。 「右方向への本塁打はあまり記憶にないです」 その言葉通り、8年のプロ野球人生をひもといても、おっつけてほうり込んだものはない。通算17本目にして初。ここまで4試合で0勝1敗、防御率1.23とチームが苦にしていた苦手の大竹から26イニングぶりとなる得点をあげ、勝負の流れを引き寄せた。 4月12日の巨人戦(東京D)で栂野から放って以来となる右腕から4カ月ぶりの一発。 和田打撃コーチは「ああいう打球が打てれば幅が広がる。ポイントがしっかりとれて、下(半身)で打てている。アレができるようになれば、右投手も苦にはならない。いいところをみせてくれた」と納得の表情を見せた。 左肩故障のブラゼルは代打専門。葛城は一塁にまわる。左足負傷から復帰した赤星も万全ではない。外野手はツギハギだらけ。右には左、左には右。そんなことは言っていられない。だからこそ、首脳陣は対右が打率2割弱(対左.337)にもかかわらず、桜井の起用を決断した。その期待に応えてくれたことがうれしい。 「右(投手)を打っていかないとレギュラーをとれない。打てないとチームに勝利に結びつかない」。桜井もわかっている。つかんだポジションは離さない。真弓監督が悩むことなくスタメン表に書き込んでくれる日を夢見る。不動のレギュラー奪取、そしてクリーンアップ殴り込み。そのために、成長した姿をアピールする。阪神・桜井が同点ソロ「あまり記憶がない」 阪神の桜井が0-1の七回に同点の8号ソロを放った。桧山と一緒にお立ち台に上がり「何とかしようと思ったら、本塁打になった」と喜んだ。 チームは六回まで大竹の前にわずか2安打。七回1死で打席に入り、外角高めの直球を右中間スタンドへ運んだ。「あまり記憶がない」という右方向への一発。「うまく、しっかりたたけた。これからもそういう打撃ができるようにしたい」と笑顔だった。阪神、サヨナラ呼んだアニキの“爆発” 今季7度目のサヨナラ勝ちとわかるまで「間」があった。同点の九回一死満塁。代打桧山の打球は低い弾道で中前へ。センターの赤松が懸命に前進してきたが、「(打った瞬間でなく)一塁に走りながら落ちたとわかった。こういう(時間差のある)喜びもいいですね。感無量です」。前夜は大敗、この日も中盤まで無得点とフラストレーションがたまっていた分、大きな勝利といえる。 七回に桜井の一発で同点に追いついた。そして「事件」が起こった。八回一死一、二塁の好機で併殺打に倒れた金本がヘルメットを地面にたたきつけ、ベンチに戻ると、バットをへし折ったのだ。いつも冷静な男が他人の目をはばかることなく、怒りをぶつけた。よほど悔しかったのだろう。ベンチに緊張が走った。 「ボクはスイングルームでバットを振っていました。金本さんが…。珍しいよね。とにかく、勝ててよかった。どんな形であれ、勝てばいいんです」と桧山。「代打の神様」の一打はチームを救っただけでなく、「鉄人」のとがった気持ちも和らげた。阪神・金本激情カツ!桧山サヨナラ打呼んだ 怒、怒、怒、ドカーンで激勝だ。八回の好機で併殺に倒れた金本知憲外野手(41)がベンチ前で大暴れ。カツを入れられた阪神は九回、桧山進次郎外野手(40)の中前打で今季7度目のサヨナラ勝ち。4位再浮上で3位ヤクルトと8.5差。アニキの怒りで、今度こそ本当に虎が目覚めたと信じたい。 詰まりながらも、打球は中前に飛んだ。捕られるか、際どいタイミング。落ちれば勝利が決まるが桧山の頭の中に、そのことはなかった。 「打てばサヨナラということを忘れていた。その前に必死で(三振と判定された)ファウルをアピールしたりで。どうやって粘っていこうか考えて、ガーっと入り込んでいて…。自分の目ではショートバウンドで捕ったように見えたんでね」 一塁をまわると、必死に目の前の走者である赤星を次の塁へうながしていた。極限まで集中していた証しだった。ヒットを確認した仲間が“時間差”で出てきて、ようやく祝福の輪に埋もれた。1-1の九回一死満塁から、自身4度目のサヨナラ打。2004年8月27日の広島戦(甲子園)で延長十二回で勝負を決めて以来、1821日ぶりの快感に身を委ねた。 桧山の劇打は主砲が見せた並々ならぬ怒りが導火線になった。八回一死一、二塁。勝ち越しのチャンスで、金本は遊ゴロ併殺打。一塁を駆け抜けると、鬼の形相でヘルメットをグラウンドにたたきつけた。打撃用手袋も思い切り投げ捨て、ベンチ前のついたてを蹴っても怒りが収まらない。ベンチでバットを右手で取り上げると、床目がけて1度2度…とたたきつけ、最後はへし折ったバットをベンチ裏の通路に投げ込んだ。緊迫する虎ベンチ…。誰もがこのまま負けられないと感じたに違いない。代打の準備をしていた桧山は「カネもっちゃんも『ここが勝負』と分かって打席に立っている。自然とそういうふうになったと思う。珍しいよね」と、あらわにした怒気に、勝利への執念を感じ取った。そして殊勲の一打を放った。 「点がなかなか入らなかったが、最後に決めてくれました」と桧山を称えた真弓監督は「きのう(21日)も点を取ってないし、点が取れないとそういう心情になる。チームへの喝? そういう意味もあるだろう」と主砲の胸中を察した。 桧山はお立ち台で「感無量です。何とか打ててよかった。どんな形でも勝ててよかった」と話した。土曜日の連敗を「8」で止め、4位に再浮上。クライマックス・シリーズ圏内に望みをつないだ。夏休み、虎党でスタンドは満員だった。まだまた希望を抱き、夢を見ることができる。そんな夜になった。ブラ&赤星投入!真弓虎、総力タクト実った 攻め抜いて瀬戸際の戦いをモノにした。九回無死一、二塁と勝ち越し機をつかむと、真弓監督は迷うことなくタクトをふるった。広島のスキにつけ込み、惜しげもなくカードをつぎ込み、桧山の一打でサヨナラ勝ち。 「点がなかなか入らなかったが、最後に(桧山が)決めてくれました」 再び4位浮上も、指揮官に笑顔はなかった。 新井の安打と犠打野選で無死一、二塁。「バントはうまい。迷わなかった」(和田打撃コーチ)と、七回に8号同点ソロを放った桜井に犠打を命じた。一死二、三塁として狩野に代えて、代打・ブラゼル。敬遠四球は織り込み済み。一死満塁と塁を埋め、代打・桧山をコールし、劇的決着につなげた。 前半戦は、桧山を出しそびれたまま敗れることが多々あった。3位ヤクルトが負けて、差は8.5。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、残り39試合と背水の陣だ。総力で1点を奪い取る姿は、大反攻への強い意思のあらわれだった。 一方、世代交代という虎が抱える命題にも向き合っていた。先発ローテの谷間で、引き分けを挟んで8連敗中の“魔の土曜日”。それでも鯉のエース・大竹に、あえて今季先発2度目の阿部をぶつけた。24歳右腕が6回1失点と期待に応えると、七、八回はアッチソン、同点の九回も藤川をつぎ込む必勝リレー。 「大竹がよかったからね。もう1点やると苦しいと思って、早めに代えました。これからも1戦1戦、大事に戦っていきます」と、指揮官は淡々と振り返った。 落としていれば、“終戦”に近づくターニングポイントになりかねなかった。まだ借金11。完済を目指すことが、CS進出につながる。総力戦で、奇跡へ突き進む。阪神・藤川、満塁斬り「運がありましたね」 1-1の同点で迎えた九回二死満塁のピンチ。スタンドに詰めかけた虎党は薄氷を踏むような思いだったはず。だが、当事者は違った。 「緊迫感はなかったよ」 藤川は茶目っ気たっぷりに振り返った。赤松を追い込んでから、高めに伸び上がる150キロの“火の玉”で空転させた。百戦錬磨の男だからこそ、言える一言だった。 「きょうはタイガースに運がありましたね」 九回の登板直前には、金本がバットを叩きつけるシーンを目撃。「自分のやることをやる」。抑えることだけに集中した。一死から、小窪にはあとわずか数十センチでスタンドインという左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、ヒヤリとする場面もあった。まさに守護神の言うように「勝負は時の運」。でも、勝利の女神は球児にほほえんだ。無失点で切り抜けると、その裏にサヨナラ劇。4勝目(3敗、15セーブ)が転がり込んだ。 18日のヤクルト戦(神宮)以来、中3日の登板。今季は思わぬチームの低迷に登板間隔があくことが多い。シーズン当初はリズムをつかめず、「これまで投げない中で調整するってことが、なかなかなかったから」と苦悩した。改善策を模索するなか、ブルペンでの調整法を変えた。全く投げない日が2日続けば、必ず3日目には出番がなくても投球練習を行うようにした。そんなある日。気が付けば、熱がこもり50球近く投げる自分がいた。マウンドに立たずに負ける無力感…。汗とともに、悔しい思いも吹き飛ばしていた。 「毎試合、自分たちに運が向くように頑張るだけです」 愛車に乗り込むと“球児節”で最後を締めた。もちろん、努力しない者に『運』は向いてこないことを知っている。だからあえてそう言った。(
Aug 22, 2009
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やってくれました!!!!昨夜の悪夢から、今日も大竹から点が取れない重苦しい雰囲気。。。阿部がなんとか好投して最小点差まずは、桜井の一発!!これで、大竹をKOするも、シュルツが打てず。。。同点のまま、アッチソン、球児が踏ん張ります!!9回裏天谷三振のあと、小窪に、フェンス直撃、あと20cmでホームランのツーベースの後四死球で満塁のピンチ赤松を三振に取ります!!そして、横山から、かつてのチームメイト新井さんが先頭打者のヒットで出塁!葛城送りバントこれを横山がフィルダースチョイス!オールセーフで無死1,2塁桜井も、きっちり送りバント決めます!代打ブラゼルは敬遠で、満塁です!!代走赤星!サヨナラには関係ないがゲッツーをなんとか防ぎたいそして、満塁のチャンスを作り、代打の神様桧山!!!!追い込まれて、三振か!!桧山、猛烈に抗議します!!当たっています!!ファールの判定に、今度は、ブラウン監督が抗議仕切りなおし!!センター前でサヨナラ勝ち!!!!!やっぱり桧山です!!!!!広 島 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 阪 神 0 0 0 0 0 0 1 0 1X 2 【投手】(広)大竹、シュルツ、横山-石原(神)阿部、アッチソン、藤川-狩野【責任投手】(勝)藤川33試合4勝3敗15S(敗)横山51試合2勝6敗【本塁打】(広)(神)桜井8号ソロ(7回、大竹)【戦評】 阪神が今季7度目のサヨナラ勝ち。0-1の七回に桜井の8号ソロで追い付き、九回一死満塁から、代打桧山が中前打を放って試合を決めた。広島は三回に1点を先制したが、その後は攻め切れず、九回の好機も生かせなかった。
Aug 22, 2009
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虎CSまだいける!1イニング猛爆3発6点! お盆は過ぎましたが、虎祭りはこれからです。鳥谷敬内野手(28)、金本知憲外野手(41)、浅井良外野手(30)が三回、ドドンと1イニング3発を打ち上げて、ヤクルトに8.5差接近。クライマックスシリーズ出場圏内の3位が見えてきた。去年、巨人に13ゲーム差をひっくり返された借りを、ここから返すで!! 虎ナインが面白いようにフィールドを駆け回った。敵地をお祭り騒ぎにした主役はこの2人。鳥谷と金本。今季初のTKアベック弾がさく裂だ。 「バッティングカウント(0-2)だったので、思い切っていきました。1つ(順位が)上のチームなんで勝ちたいというのはあった。打線がつながれば、勢いもつく」 先陣を切った鳥谷が笑った。相手の2失策などで得た3点リードの三回だ。先頭打者で一場の真ん中高めの直球を一閃した。快音を残し、右翼席中段への12号。自身初となる月間5発目に「僕はホームラン打者じゃないです」と照れながらも、胸を張ってダイヤモンドを駆け抜けた。 「状態に手応え? いやぁ。1日で崩れたりするものですからねぇ」 背番号1は謙そんするが真夏に入って絶好調だ。8月の打率は.338、13打点。開幕からのスランプがウソのような好調ぶりだ。試合前に再会した恩師からも背中を押されていた。 「今はよくなっている。『忘れるな』と言っておいた」。野球評論家の中西太氏の声だ。鳥谷が阪神入団1年目の2004年秋季キャンプで臨時コーチを務めたことがキッカケで、節目節目でアドバイスをもらってきた。フリー打撃を見守った後、中西氏は次々と右翼席にほうり込む姿に目を細めた。まな弟子はすぐに結果で応えた。 そして、金本が続いた。「チェンジアップをうまくためて、打ってくれた」と和田打撃コーチ。8月に初めて描いた放物線は、右翼ポール際へ。19試合&79打席ぶりの16号で通算437号。秋山幸二(現ソフトバンク監督)に並んで歴代14位タイとなり、すぐ上には444号のミスタープロ野球・長嶋茂雄(巨人軍終身名誉監督)となった。 若き3番と不動の4番が快音の二重奏。復調してきた5番新井も8試合連続安打をマークした。このクリーンアップがかみ合えば、破壊力はさらに増すはずだ。 二死一、三塁で左翼席に突き刺した浅井(詳細は3面)も含めて、今季2度目の1イニング3発。5月以来、今季4度目の2けた10得点に真弓監督は「楽になりましたね」と胸をなで下ろした。後半戦が始まった時、3位ヤクルトとの差は13.5ゲームもあった。2カード連続勝ち越しでヤクルトとは8.5差に縮まった。後半戦は12勝9敗。残りは41試合。奇跡のクライマックスシリーズ進出へ、最も効果的な直接対決を制したのが、大きい。 「残り試合を全部勝つつもりでやりたいです」 鳥谷が気合を入れる。もう足踏みはしない。いや、できない。“TK砲”が最高のムチを入れた。虎・浅井トドメ弾!今季初“1番”働いた 大仕事をやってのけた。赤星の休養で巡ってきた今季初のスタメン出場で、神宮の夜空に特大の“花火”を打ち上げた。手に残る3年ぶりの手応えと、スタンドからの大歓声を全身で感じながら、1番・浅井がダイヤモンドを悠然と回った。 「試合前にスタメンと言われて、何かやってやろうと思っていた」 今季初のヒーローインタビュー。顔をしわくちゃにしながら、三回の1発を振り返った。リードを6点に広げ、なおも二死一、三塁の好機で、一場のスライダーを完ぺきにとらえた。 「追い込まれていたし、どんな球でも食らいついていこう」と心に決めて、振り切った打球はグングンと伸び、虎党で黄色く染まった左翼席中段で跳ねた。2006年5月14日のソフトバンク戦(ヤフーD)以来、1194日ぶりとなるアーチで9点差。2カード連続勝ち越しを決めた。 歯がゆい思いが、体を突き動かす。5月の練習中に右足首を痛め、1軍を離脱した。3カ月間のリハビリ生活から、8月4日に1軍に合流したが、今でも右足首へのテーピングは欠かせない。18日に、大和、清水ら若手と一緒に早出特打を行った際にも、入念にテーピングを巻いて参加。試合開始の5時間以上前に、神宮の室内練習場で、約1時間、ひたすらバットを振った。 「チームが苦しかった交流戦で何もできなかった。焦りもあった」 胸に抱く強い思いが、バットに込められている。 二回二死一塁の第2打席では中前へのタイムリーを放った。プロ8年目にして、自身最多となる1試合4打点をマーク。「1番・中堅」に“殴り込み”をかける大暴れ。ファンと首脳陣に、存在感を示した。 「まだまだ選手はあきらめていないので、応援よろしくお願いします!!」。お立ち台で、2度同じフレーズを繰り返した。Aクラス入りも、レギュラーの座もあきらめない。これからが勝負。チームのため、自分自身のために、何度でも特大のアーチを描いてみせる。阪神・新井、打撃好調2戦連続マルチ 新井が打撃好調ぶりを示した。七回先頭で中前打を放つと、九回一死一塁では右前に運んで桜井の犠飛につなげた。2試合連続となるマルチ安打をマークし、連続試合安打も「8」に伸ばした。一時は.213まで低下していた打率も、これで.241。このまま好調の流れに乗っていきたい。阪神・桜井、ヒット出ずとも大トリの犠飛 3カ月ぶりの10得点目は、桜井が刻んだ。3打数無安打(1四球)で迎えた5打席目。九回無死二、三塁で、フルカウントからの萩原のフォークを右邪犠飛。ヒットは出ずとも、最後に1打点を稼ぎ、「こういう1点は自分にも大きい? そうですね」と振り返った。 「がんばります」 1戦目は一発を含む2安打。前日19日はブラゼルの故障で急きょ6番に入って2安打。この日はそのまま、6番でスタメンに名を連ねた。ここに来て、より存在感を見せている大砲が、ポイントゲッターとなる。脇役もハッスル!虎・狩野タイムリー二塁打 虎の勢いを加速させた。5点差とした三回二死一塁。振り抜いた狩野の打球が、神宮の空に伸びる。フェンス直撃の中越え適時二塁打で6点目。まだまだ!! 若虎の牙を向く1打が、決定的なビッグイニングを演出した。 「リードが、0点でした。もっとリズムよくいきたかった。点は取られていない? それはそうですが…」 真っ先に狩野の口をついたのは、本職のリードへの反省の弁だった。バットの話は二の次。八回まで毎回、安打を許す久保を支えたが、自分の仕事に納得できなかった。 粘投する右腕をバックアップすべく、打席で奮起した。2試合連続適時打は6月3日の楽天戦(Kスタ宮城)、同5日のオリックス戦(甲子園)以来、自身48試合ぶりで今季2度目。浅井の1号3ランにつないで、一挙6得点。燕を息も絶えだえの状態に追い込んだ。 さらに五回一死走者なしでは2番手・松井から甘いシュートを右翼へ。俊足を生かし、二塁を蹴って果敢に三塁を狙い刺殺されたが、次の塁を狙う姿勢でチームをもり立てた。 それでも、捕手の仕事は守りの要。『守備で貢献してこそ』という背番号99にとって、久保に投げさせた136球には、満足できなかった。 「三者凡退のイニングがなかった。もっとポンポンいきたかったです」 2カード連続勝ち越しに沸く神宮の左翼席とは対照的に、最後まで表情は緩まなかった。大勝に浮かれない、飽くことなく向上心。この強烈な意思がある限り、奇跡の大反攻へ道は開けていく。
Aug 20, 2009
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阪神、ヤクルトに快勝!CS進出へチーム一丸 もしかしたら」という期待を抱かせる勝ち方だった。阪神が三回に今季2度目の1イニング3本塁打。5月10日以来の2けた得点で、3位ヤクルトに快勝した。 3-0の三回、先頭の鳥谷がカウント0-2から甘い直球を逃さずにとらえ、右翼席に運んだ。金本も16号ソロで続く。2死から狩野が適時二塁打。さらに1番・浅井も3季ぶりの一発となる3ラン。火付け役の鳥谷は「何とか(順位が)一つ上のチームに勝ち越したかった」。 後半戦が始まった時、3位ヤクルトとの差は13・5ゲームもあった。それが相手の失速もあって、1カ月弱で8・5差にまで縮まった。残りは41試合。逆転3位は夢物語ではない。クライマックスシリーズ進出へ大きな期待がかかる。 ヤクルトとの3連戦の直前、新井がナインの思いを熱く語っていた。「3位以内を誰もあきらめていない。可能性がある限り、何があるか分からない」と。 後半戦はこれで12勝9敗。一方のヤクルトは7勝14敗。逆転のチャンスは十分にある。鳥谷は「残りを全部勝つぐらいでいかないと」と前を見据えた。阪神・真弓監督(三回の6点に)「楽になりましたね」阪神・山脇守備走塁コーチ(欠場の赤星に)「疲労を考慮してのこと」阪神・浅井(今季初先発で3季ぶりの一発)「追い込まれていたので、食らい付いていった。初スタメンで、何かやってやろうと思っていた」阪神・久保、投げて7勝!打ってV打! 3者凡退は1度もない。毎回の10安打も浴びた。それでも、8回を2失点で投げ抜いた。今季最多の136球の熱投で久保がチームトップタイの7勝目(5敗)を飾った。 「取ってもらって、すぐに失点したことは反省しないといけないけど、結果的に八回まで投げられたのはよかった」 振り返ったのは打線が6点を奪った直後の三回。先頭の代打・米野から3連打。無死満塁のピンチを招き、青木の中犠飛と畠山の遊ゴロで2点を失った。 ベンチに戻ると、久保投手コーチに「しっかりせえ!!」とゲキを飛ばされ、目が覚めた。「四球は出さないように」と制球重視で、1四球にまとめた。 バットでも積極的な姿勢が好結果につながった。二回二死満塁から一場の外角のスライダーに食らいつくと、地を這うような打球で三塁・畠山のファンブルを誘った(三塁失策)。2者を生還させ、待望の先制点を呼び込んだ。三回には三塁内野安打を放ち、今季2度目のHマークも点灯させた。 プロ5年目の右腕には投球の美学がある。「芯をずらして打たせて取るとか、いろんな球種を使うのが、楽しい」。ルーキーイヤーの2005年に10勝をマークした。だが、プロの世界を経験し、翌年から打者との間合いなど、投球術で打ち取ることを意識するようになった。多彩な変化球を駆使して、凡打の山を築くことが生きる道だった。だから、はっきりとこう言える。「120キロの真っすぐでも打ち取れる自信がある」-。これが、久保のプライドだ。 「3連勝はしたかったですけど、勝ち越せたんで。次のカードで3連勝を願います」 あきらめるわけにはいかない。クールな男が前を見据えた。阪神・久保、得点直後の失点に反省の7勝目 阪神の久保が大量点にも助けられ、チームトップに並ぶ7勝目。「チームとしてもいい1勝になって良かった」と胸をなで下ろした。 「四球を出さないように意識した」と8回を1四球で2失点にまとめた。だが、本人は三回の失点に不満顔。「結果的に8回を投げられたのは良かったけど、点を取ってもらった後の失点は良くない」と反省した。阪神・金村暁が今季3度目のリリーフ 中継ぎに配置転換されている金村暁が今季3度目のリリーフ。8点リードの九回に15日の巨人戦(東京D)以来、4試合ぶりのマウンドを踏んだ。先頭の米野を二飛。福地を真ん中高めのフォークで三飛。川端には左前に弾かれたが、青木を一ゴロに仕留めて、ゲームセット。勝利のハイタッチを交わした。試合後は「お疲れ様~」と言い残し、急いでバスに乗り込んだ。
Aug 20, 2009
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久保七勝目!!そして、久々の浅井が大当たりでした!!一番大抜擢で、タイムリーとホームラン!!鳥谷、金本の連続ホームランもききました!!ヤクルトは、またも負け越し!これでクライマックスが近づきました!!阪 神 0 3 6 0 0 0 0 0 1 10 ヤクルト 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 【投手】(神)久保、金村暁-狩野、清水(ヤ)一場、松井、李恵践、高木、萩原-川本、米野【責任投手】(勝)久保18試合7勝5敗(敗)一場9試合1勝5敗【本塁打】(神)鳥谷12号ソロ(3回、一場)、金本16号ソロ(3回、一場)、浅井1号3ラン(3回、一場)(ヤ)【戦評】 阪神が12安打10得点で快勝。二回に浅井の中前適時打などで3点を先行。三回には鳥谷、金本の連続本塁打、浅井の1号3ランなどで大量6点を加えた。8回2失点の久保が7勝目。ヤクルトは5カード連続の負け越しとなった。
Aug 20, 2009
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阪神・安藤、粘りの投球で久々の白星 本調子には遠かった。阪神の安藤は毎回走者を背負った。それでも6回1失点(自責は0)で、7月3日以来の7勝目。「調子は良くなかったけど、何とか粘れた」と安堵(あんど)の表情だった。 球の切れがいまひとつで、空振りが奪えない。ファウルが多く、投球数は6回で116。最大のピンチは1-0の二回。四球、失策、死球、押し出し四球で1点を失った。なおも無死満塁で、一気に崩れてもおかしくない場面だった。 「今までは1点を守りにいって、2、3点と取られていた」とここで開き直った。ストライクを先行させ、続く3人を抑えた。「最少失点でいけたのが良かった」と表情を少し緩めた。 チームの神宮での連敗を4で止め、4位に再浮上。「上位チームに勝ち越していかないといけない。3連勝したい」と安藤は力強く言った。阪神・ブラゼル(11号ソロを含む2打点)「この3連戦は大事なものになる。大きな勝利だった」阪神・桜井(7号ソロ)「塁に出ようとした結果が本塁打になった。初戦を取れたし、3連勝できるように頑張りたい」阪神・真弓監督(3本塁打の打線に)「嫌なムードの中での本塁打。効果的だった」2失策これでソーリー!虎・ブラがトドメ弾 ドカーン! 迫力が違う。音が違う。アッという間に右翼席中段に突き刺した。2つの「E」が刻まれたスコアボードをチラリと見た。ベンチ前での祝福の嵐に照れた。ブラゼルが汚名返上弾。神宮の杜でのトドメの一発だ。 「2つエラーして、2打点。こういうことは本当は起こりたくないことなんだけどね(笑)。エラーをしないようにしないと。いい球がきたら振ろうと決めていたよ」 2点リードの八回一死。右腕・萩原の149キロ直球に迷いはなかった。2試合連発となる11号ソロ。四回無死一、二塁で左翼線に適時二塁打を放っただけではない。新井、桜井と続いた虎の花火3発の大トリを務めた。 「ここのファンはスゴイ。大切な3連戦だったから初戦をとれてよかった」 自らの拙守から始まった戦いだった。一回先頭の川島慶の遊ゴロを処理した鳥谷の送球をそらし、二回無死一塁では武内の鋭い打球をミットに当てながら捕ることができなかった。奇跡のクライマックス・シリーズ(CS)進出へ3連勝しかないこのカード。それだけに、聖地に劣らない大声援を背に胸をなで下ろした。 練習中、マスコットバットが折れたりすると、周囲を見渡す。チビっ子ファンがいれば手渡してあげる。理由は簡単。「子供が好きだから」。パパの優しい目になった。ラニー夫人(29)は長男(第1子)の出産準備で米国に帰国中。9月5日の予定日は大幅に早まりそうだ。ワクワクドキドキ。パパさんは大きな夢をもっている。 「彼(息子のこと)を日本に連れてくることができればいいね」 チームを勝利に導き、来季も残留。そして、神戸市内の自宅で3人の温かい家庭を築きたい。その思いがあるからこそ、今季、セ・リーグで最も得意としているヤクルト戦(打率.375、2本塁打、5打点)で爆発できる。「明日もハッピーなヒットが打ちたいね」。B砲のジャパニーズドリームに終わりはない。阪神・新井「会心の当たり」の13号に笑顔 阪神の新井が二回、先制の13号ソロを放った。「久しぶりに会心の当たりでした」。石川の甘い変化球をとらえた打球は高々と上がり、左翼席上段まで届いた。 「(好調を)継続していきたい。自分のスイングをしっかりしていきたい」と話していた新井は、これで6試合連続安打。背番号25に引っ張られるようにチームも3本塁打で、4位に浮上した。「明日、明日、明日です」と新井は早くも気持ちを切り替えていた。新Mr.オーガストや!阪神・新井が先制弾 威勢よく、神宮の夜空へ最初に打ち上げた。フォロースルーのあと、反動で体が「く」の字に折れる。これが確信をもった証拠だ。漆黒のバットをほうり投げ、薄暮に描く放物線の行方を追った。黄色に染まった左翼席上段に着弾。強烈な先制パンチ。新井が3発の先陣を切った。 「打ったのはチェンジアップ。よかったです」 二回一死。石川の外角に浮いた変化球を見逃さなかった。14日の巨人戦(東京D)以来、3試合ぶり&13打席ぶりとなる13号ソロ。エース左腕・石川の出ばなをくじく一発。胸を張りながら、ウイニングランを終えた。 「きょうのは完ぺきだったね。これまでは心・技・体、全部で崩れてしまっていた。技術的なことだけではなく、“(あれこれ言う)外野”とも戦っていたし。力が抜けて、我慢もできているし、安定してきた」 密着指導する和田打撃コーチが目を細める。開幕直後から打撃不振に陥った。打率は2割5分にもまだ達していない(.235)。プロである以上、結果がすべて。スタメン落ちもささやかれた。しかし、これで最近5試合で打率.412、2本塁打、4打点。勢いを取り戻しつつあるのは、間違いない。 「交流戦前の神宮(5月15~17日の3連戦3連敗)から、チームが打てなくなってきていたからね」。和田コーチも今年初めて、神宮で笑った。攻撃陣のスランプ。その筆頭だった新井がピリオド。もう大丈夫だ。一戦必勝。背番号25は前を向き、ありったけの力を込める。桜井が千金弾!阪神、CSへ燕の尻尾見えた 真夏の桜や! 阪神は、桜井広大外野手(26)が六回に貴重な中押しの7号ソロを放つなどで、3位ヤクルトを4-1で下し、4位に浮上した。5連敗中だった神宮の夜空に打ち上がった3発の大花火こそ、虎の反攻のノロシ。奇跡のCS進出へ、ツバメも一気に蹴散らしてみせる!! 真夏の夜空を彩る300発の大花火。圧巻は虎の特大3発だ。今季4戦全敗、昨季から5連敗中だった鬼門で豪快な初勝利。これが奇跡のクライマックス・シリーズ(CS)進出への前祝い。新井、ブラゼルに負けじと、燕キラー・桜井がドカン!! あきらめないチームのファンの夢を乗せ、美しい“夜桜”が咲き誇った。 「その前の打席で、凡退していたんで。どうにかしたい気持ちが強かった。とにかく塁に出ようという気持ちが、いい結果につながりました」 五回終了時に行われた花火ショーの直後だった。六回二死。フルカウントから石川のスライダーを、思い切り振り抜いた。左翼・福地も動けない完ぺきな一撃が、黄色で染まった左翼席上段へ着弾。3試合ぶり7号ソロは、リードを2点に広げる貴重な一発となった。 「でもチャンスで打たないといけません」 偵察メンバーから7番に入ったこの試合。四回に1点を勝ち越し、なお無死二、三塁で二ゴロに倒れていた。試合後は反省しきりだったが一発を含む2安打で結果は出した。これで4勝9敗となった今季の対ヤクルト戦で、桜井は対戦打率.389を誇る。最大13.5差あったゲーム差は8.5に縮まり、残り11試合。奇跡的とも言えるCS圏内の突入には、直接叩くしかない3位のツバメ。逆襲に背番号51はカギを握る存在だ。 期待に即、応えた。前日17日の神宮室内での練習。真弓監督自らフリー打撃の投手を務めてくれた。実は雨天中止だった5月5日も神宮室内で指揮官の球を打った。その時も6日の中止を挟み、7日に石川から一発を放った。「投げてもらう気持ちに感謝してやっています」。頭を下げた。 キャンプからずっと目をかけてもらってきた。「(うれしい)というより『打て!!』ということですから」。投げてもらう1球1球、アドバイスされる一言一言を常にズシリと感じてきた。『打て!!』の2文字。無言の重さ。それを今はただ、思い切りバットにぶつけていくだけだ。 「点が入らない中で、みんな効果的な本塁打でしたね」。真弓監督も直接指導が実を結んで目を細めた。3タテを喫した5月15~17日は激しい罵声を浴びた同じ神宮は、声援であふれていた。 さあ、まずは3タテ返し。「とりあえず初戦をとれたんで。3連勝したいです」。桜井が気合を込めた。19、20日もヤクルトに勝つ。若き主砲が奇跡の扉を開いてみせる。
Aug 18, 2009
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いやぁ、ヤクルトの拙攻に助けられましたね。新井のホームランで先取点を取ったのに、無安打で同点さらに満塁で、どうなるかと思いましたその後も、守備のミスやフォアボールでランナーを出すも、2回の1点だけ新井の一発の後は、ブラゼルのタイムリーツーベース!!体勢崩して、よく流しました!!そして、その前のアニキの盗塁もすごかった!!さらに、桜井の一発さらに、駄目押しのブラゼル11号!!久々に安藤に白星がつきました。ヤクルトは、後半戦調子崩している上に、故障もあって、ほんと、沈んでますね。この様子だと、3位も、すぐに見えてくるのでは!!阪 神 0 1 0 1 0 1 0 1 0 4 ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 【投手】(神)安藤、江草、アッチソン、藤川-矢野(ヤ)石川、李恵践、萩原、押本-相川【責任投手】(勝)安藤20試合7勝8敗(S)藤川32試合3勝3敗15S(敗)石川21試合9勝6敗【本塁打】(神)新井13号ソロ(2回、石川)、桜井7号ソロ(6回、石川)、ブラゼル11号ソロ(8回、萩原)(ヤ)【戦評】 阪神の安藤が6回1失点で、7月3日以来の7勝目。毎回走者を許す苦しい投球だったが、要所を締めた。打線は四回にブラゼルの二塁打で勝ち越し、六回には桜井、八回にはブラゼルがソロ本塁打。ヤクルトは拙攻の連続だった。
Aug 18, 2009
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下柳「感謝」阪神40代バッテリー、初勝利 久々の白星を手にした。「感謝、感謝」と6月5日以来の勝ち星を挙げた阪神の下柳。4度目の40代バッテリーで初勝利の矢野も「うれしい1勝」と余韻に浸った。 下柳は本調子ではなかったが、5回をソロ本塁打2本の2点に抑えた。4-1の三回2死一、三塁で赤星が右中間への大きな当たりを好捕。「ずっと使ってくれた首脳陣、守ってくれた野手に感謝」と何度も頭を下げた。 矢野は7月中旬に1軍に合流し、下柳、安藤のときにだけ先発マスクをかぶってきた。何よりも、投手のことを思いやる矢野。その2人に勝ち星が付かない現状に「責任を感じていた。何とかしたかった」。先発マスクのときに、今季初めて先発投手に白星が付いたのを真っ先に喜んだ。 矢野は下柳の投球術を「こっちが考えている以上の球を投げる」と言う。互いを認め合う2人が、また一歩踏み出した。阪神・真弓監督(八回から藤川を投入)「藤川が2回いって、何とか勝てた。出て行くときから2回と決めていた」阪神・藤川(2回無失点)「シモ(下柳)さんが頑張っていたので、熱くなった。頑張りたいと思った」阪神・鳥谷(三回に適時打)「失策で好機が回ってきた。リラックスしようと思って、打席に入った」阪神・下柳「感謝、感謝」久々の白星 久々の白星を手にした。「感謝、感謝」と6月5日以来の勝ち星を挙げた阪神の下柳。4度目の40代バッテリーで初勝利の矢野も「うれしい1勝」と余韻に浸った。 下柳は本調子ではなかったが、5回をソロ本塁打2本の2点に抑えた。4-1の三回2死一、三塁で赤星が右中間への大きな当たりを好捕。「ずっと使ってくれた首脳陣、守ってくれた野手に感謝」と何度も頭を下げた。 矢野は7月中旬に1軍に合流し、下柳、安藤のときにだけ先発マスクをかぶってきた。何よりも、投手のことを思いやる矢野。その2人に勝ち星が付かない現状に「責任を感じていた。何とかしたかった」。先発マスクのときに、今季初めて先発投手に白星が付いたのを真っ先に喜んだ。 矢野は下柳の投球術を「こっちが考えている以上の球を投げる」と言う。互いを認め合う2人が、また一歩踏み出した。連敗止めた!阪神・下柳、72日ぶり美酒 五回二死一塁、鳥谷が木村拓の鋭い打球を止めた。振り返りざまに二塁に送球するのを見届けて、下柳はゆっくりとマウンドを降りた。5回を5安打2失点とゲームを作り、6月5日のオリックス戦(甲子園)以来、8試合72日ぶりに6勝目(8敗)をあげた。 「感謝、感謝。ずっと使ってくれた首脳陣、守ってくれた野手に感謝。リリーフ陣にも感謝、感謝だね」 41歳の大ベテランが何度も『感謝』の2文字を繰り返した。負けていれば自己ワーストを更新する7連敗。先発ローテ落ちどころか、来季以降の自分の評価が危うくなる崖っぷちに踏ん張った。4度目となる40歳・矢野との『40代バッテリー』プロ野球史上初勝利のオマケ付きだった。 らしい投球を取り戻した。スライダーとシュートで揺さぶり、要所でフォーク。決定的なビッグイニングを作らせなかった。2失点はラミレス、亀井のソロ。被害を最小限に抑えて、2番手・江草にバトンを渡した。 7月中旬から打撃練習を積極的に行った。広い足幅で、時には1時間近くも打ち込んだ。「ホームランを狙うぞ!」。プロ19年で通算0発の男がこう言って、トレーナー陣を笑わせた。決して明るさは失わなかった。 ただの気分転換ではなかった。「(打撃練習は)下半身が安定するし、体のキレも出る。ブルペン以外の練習が大事」と山口投手コーチ。汗を流し、白星を追い続けた。 「(5回という)イニングは決めていました」。久保投手コーチも、連敗脱出に胸をなでおろした。「久々の勝利? 勝ちは勝ち」。当の本人は早くも次のマウンドへ思いをはせる。41歳の反撃が始まった。阪神・矢野、1562日ぶり盗塁決めた! 下柳との40歳バッテリーで史上初の勝利を飾った矢野は、「充実感があるね。俺が受けている安藤と下柳が勝っていないのは知っていたし、責任を感じていた。(史上初は)だいぶ前から言われていたけれど、達成したというよりも(今後も)勝つたびに伸びていくわけだから」。まだまだ通過点とばかり、言葉に力を込めた。 六回には2005年5月7日の日本ハム戦以来、1562日ぶりとなる盗塁もマーク。「もっと楽にセーフかと思ったけれど。何年ぶりかな?」。攻守に示す健在ぶりが、よりチームを乗せていく。
Aug 16, 2009
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阪神、G相手に3カード連続の勝ち越し決める! 阪神は1点ビハインドの三回、鳥谷の左前適時打で同点とし、ブラゼルの10号3ランで、4-1と逆転に成功。2点差に詰め寄られた六回からは迷わず先発の下柳から江草、アッチソンとつなぎ、巨人の反撃ムードを断ち切った。 追加点が欲しい阪神は八回、先頭打者の新井がこの日2本目の安打となる二塁打で出塁し、さらにチャンスを広げ、無死満塁として、代打・高橋光が貴重な適時打で貴重な1点を加点した。守護神・藤川を八回の頭から投入する執念を見せた阪神は巨人相手に3カード連続の勝ち越しを決めた。阪神・ブラゼル、意地の勝ち越し3ラン! 阪神は、これで巨人戦は3カード連続の勝ち越し。三回に勝ち越しの10号3ランを放ったブラゼルは「タイガースがいいチームと証明できた」と胸を張った。 一回の第1打席は2死満塁で高めのつり球を振って三振に倒れた。「何としても取り返そうと思っていた」。三回は2死一、二塁で甘く入った変化球を右翼席へ。「あの場面で打てて良かった」と笑顔を見せた。快感!首位イGメ!虎ブラゼルがV10号 あっぱれ、ド迫力-。阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が三回に勝ち越しの10号3ランだ。特大のG倒弾に、一塁の守備でも気迫のプレーをみせつけた。これで巨人に3カード連続の勝ち越し。首位いじめの虎がセ界の台風の目になった。 海の向こうへ、まだ見ぬ息子へ思いを伝えた。ありったけのパワーでフルスイング。“祝砲”を飛ばした。オレンジ色で埋まった右翼席へ。ライナーが一直線! 「完ぺきだった」。ブラゼルが、ゆっくりとベースを1周した。ド迫力で決めた。 「タイガースとジャイアンツのライバル関係は知っている。勝ってタイガースもいいチームだと証明できたと思う。本当によかったよ」 流れを一気にものにした。三回。鳥谷の同点打後、金本の中前打などでなおも二死一、二塁。130メートルの特大弾が右翼席上段に突き刺さった。勝ち越しとなる、4試合ぶりの10号3ランだ。 一回二死満塁の好機で高橋尚の高めのつり球に空振り三振に倒れた。「借りを返すことができた」。笑顔を見せた。真弓監督も「先に1点を取られて(相手に)流れがいった中で出たホームラン。大きいよね」とB砲の奮闘をたたえた。 フルパワーで大ハッスル。4-2の八回無死二塁では、あと数十センチ高ければ本塁打となる右翼フェンス直撃の二塁打で好機を広げ、貴重なダメ押しの5点目につなげた。それでも「三回の一発でエネルギーを全部使ってしまって、届かなかったよ」とおどけた。さらに守備でも魅せた。その裏の二死。ラミレスの一塁エキサイト・シート付近に上がった飛球に猛チャージ。「何とかして、自分を犠牲にしても捕りたかった」。客席に倒れ込みながら、つかんだボールは離さなかった。 うれしい知らせがきた。9月5日が予定日だった長男の出産が、かなり早まり近日中となった。帰国しているラニー夫人(29)とは、携帯電話で連絡を取り合っている。「母子ともに健康な状態だよ。そのまま元気に生まれてくれればね。みんなで、そう祈ってほしいよ」。球団は助っ人砲について来季も残留の方針。それでも本人は家族のために契約を盤石にしたい。出産には立ち会えそうにないが、パパになる身として、猛烈にやる気満々なのだ。 「父親になることは、もちろん楽しみだし、子供が生まれてきたら、その子のためにも打ちたいと思うよ」 早くもその思いを示した。夏のロード初のカード勝ち越し。それも首位巨人に3カード連続の勝ち越しだ。今季100試合目(42勝54敗4分け)で借金12と苦闘は続くが、ブラゼルの、虎の、見せた意地こそが希望の光。18日からの3位・ヤクルト3連戦(神宮)にもひと泡吹かせて、奇跡の扉をこじ開けてみせる。阪神・赤星、“走・守”で勝利に貢献や! 1番・赤星が魅せた。1点を追う三回無死。二ゴロを木村拓が後逸するのをみるやいなや、迷わず二塁へ。無死二塁のチャンスを作り、一挙4点の逆転劇を呼び込んだ。直後の守りでは、二死一、三塁から阿部の中堅右への大飛球をフェンス際でジャンプ一番、好捕した。昨年5月3日の中日戦(ナゴヤD)以来の1試合4三振ながら“走・守”で勝利に貢献した。阪神・新井が気迫のヘッド!追加点を演出 新井が貴重な追加点を演出した。先頭で立った八回、フラフラと上がった打球が二塁・木村拓と右翼・谷の中間に落ちる間にヘッドスライディングで二塁へ。続くブラゼルの二塁打ではタッチアップの態勢を取ったため、三塁止まりとなったが、高橋光の適時打で生還した。真弓監督は「ちょっとしたスキをついてね」と気迫のヘッドスライディングを評価した。絶好調や!阪神・鳥谷、4試合連続打点だ 相手のミスは逃さない。鳥谷がまた打った。1点を追う三回、敵失から生まれた一死三塁。高橋尚のスライダーをとらえた打球が左前に跳ねた。 「エラーでチャンスが広がると、点が入ることが多い。そこで点を取ると流れも来ますから」 貴重な同点打は、昨年5月以来、今季では初の4試合連続打点だ。B砲の決勝弾も呼び込み、まさに流れを引き寄せた。 13日の中日戦(京セラD)では暴投の後に2ラン。前日15日は2失策が絡んだ好機で2点打。勝負所を逃さない一撃が頼もしい。遊撃の守りでも、2点リードの五回二死一塁で木村拓の三遊間のゴロを好捕し、二塁封殺。ミスの目立った巨人と対照的に、堅い守りでリズムを作った。 有言実行。前日15日の敗戦後「これをあしたにどうつなげるか」という決意を体現した。「きのうの追い上げが今日につながりましたね」。 この2安打で打率は.275。8月は打率.356、11打点で得点圏打率も.438を誇る。18日からの3位・ヤクルトと3連戦(神宮)でも大暴れしてみせる。“夏男”阪神・金本、2試合連続のマルチ 4番・金本が、2試合連続のマルチ安打。三回一死一塁で高橋尚から中前打し、B砲の一発をお膳立てすると、五回にも右前打を放った。 前日15日には3本の二塁打を放つなど、これで3試合連続安打と、状態がよくなってきた。最初は調子を落としていた8月もこれで月間打率.264とした。自他共に認める“夏男”が、ようやく目覚めた!?熱投30球!阪神・球児、志願2イニング 東京ドームがどよめいた。本来ならいるはずもない姿がそこにあった。3点を守る八回。背番号「22」が“志願”のマウンドを踏んだ。2回を炎の30球。これこそが藤川の心意気だった。 「シモさん(下柳)が頑張ってくれていて、久々に熱くなったというか、頑張りたいと思った」 6連敗中の先発・下柳は当初から5回の予定。リリーフ総動員で臨んだ一戦に球児も高ぶる感情を抑えられなかった。「(僕も)八回から行くと思った」。七回が始まると体が自然と動き出した。ブルペンでの猛烈デモ。山口投手コーチも「本人が勝手にやっていた」と驚いた。その意気にベンチも応じた。 昨季10月5日のヤクルト戦(神宮)以来の八回先頭からの2回登板だった。いきなり木村拓を歩かせたが、「気合が空回りしました」。続く、阿部を追い込んでから外角フォークを打たせて、投ゴロ併殺。ラミレスは一邪飛に仕留めた。九回も四球こそ与えたが、アウトはいずれも空振り三振だ。 「きょうは大事な試合だったから」。癖がばれないように少し屈んでからセットポジションに入るなど、細心の注意を払って、2日の巨人戦(甲子園)以来、12試合ぶりの14セーブ目を挙げた。 「ちょっとしんどい…」。8月7日の広島戦(マツダ)の試合前。疲労からか体に異変をきたしていた。練習はフェンス沿いを歩くことに大半を費やし、キャッチボールも感触を確かめただけ。約20分という短さで切り上げた。それでもその日、九回は当然のようにマウンドに立ち3人締め。強い責任感が体を動かした。 守護神の“志願”の早い準備が攻撃でも功を奏し、八回一死満塁でアッチソンへ代打を投入できた。これが貴重な追加点をもたらし、久保投手コーチも「いってくれるというので助かりました」と目尻を下げた。 「久しぶりにうちらしい勝ち方ができた」。球児は前を見据えた。残り44試合。死力を尽くす覚悟はできている。
Aug 16, 2009
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よかった!!やっと下さんで勝てた!!虚塵キラー復活ですね!!これで能見と二人で、残りカード全勝ち越しだ!!そして、相手のミスにつけこみました!!赤星、セカンドエラーの隙に、よく走りましたね。平野の送りバントに、鳥谷のタイムリー!!金本も連打!そして、高橋尚の1000三振を祝うブラゼルの10号スリーラン!!!本当に、いい祝いになりました!!高橋のダメ押し打も効きました!!ラミレスのファールライナーをラミレスだとファインプレーになる守り(他のレフトなら楽勝プレーだけど)で、虚塵に勢いがついてのクリーンナップ球児が8回からの登板、フォアボールを出すも、シンノスケを投手ゴロゲッツー!!そして、ラミのファーストエキサイトシートへのフライをブラゼルが虚塵ファンの妨害に遭いながらも、フェンスにしがみついてもぎ取る超ファインプレー!!!!最後は、球児が三つの三振で下さんに久々の勝利をプレゼントしました!!!!!これで、またもや虚塵戦勝ち越しです!!!!阪 神 0 0 4 0 0 0 0 1 0 5 巨 人 0 1 0 1 0 0 0 0 0 2 【投手】(神)下柳、江草、アッチソン、藤川-矢野(巨)高橋尚、木村正、豊田、藤田、野間口-鶴岡【勝】 下柳 6勝 8敗 0S 【負】 高橋尚 5勝 5敗 0S 【S】 藤川 3勝 3敗 14S 【本塁打】(神)ブラゼル10号3ラン(3回、高橋尚)(巨)ラミレス18号ソロ(2回、下柳)、亀井19号ソロ(4回、下柳)
Aug 16, 2009
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能見、虎投トップ7勝&巨人戦3連勝! 打線だけじゃない。マウンドでは能見が躍る!踊る!? 6回0/3、8安打3失点で自身4連勝。チームトップの7勝目(7敗)をマークするとともに、巨人戦は3連勝とGキラーぶりを発揮。真弓監督も「キレがよかった」と及第点を与えた。 「ボールも高かったし、(一回の3点で)有利には進められたんですけど、ダメでしたね」 それでも本人は反省は怠らない。3点リードの二回二死、谷に4号ソロを浴びる。七回無死二塁では、再び谷に2ランを打たれた。同一選手からの2被弾は初めて。続く阿部に二塁打を許し、マウンドを降りた。細心の投球を心掛けた。走者を背負えばチェンジアップ、フォークで2併殺。失点は2被弾による3点だけに抑えた。 試合前、甲子園初出場の母校・鳥取城北高(鳥取)の試合を宿舎ホテルでテレビ観戦。自身の出場がかなわなかった夢舞台。母校は敗れたが、全力プレー、そして悔し涙に胸を打たれた。「だから(入れ込みすぎて)ダメだったのかなあ」と話すほど集中していた。 卒業後、10年以上たつが母校に能見の名が残っている。高校3年間、走り続けたグラウンド外周“能見ロード”と呼ばれている。その道を走り続けた後輩たちは、自分が届かなかった聖地にたどり着いた。負けるわけにはいかない。 「年間通して、投げたことはないですから」 反省する姿勢がある限り、白星は積み重なっていくはずだ。お祭り3発でG倒や!鳥谷、猛虎火つけ弾 お祭り3発で、痛快G倒や! 阪神は、鳥谷敬内野手(28)の2試合連続の先制11号2ランが火付けとなり、新井、桜井とともに3発で、伝統の一戦に快勝だ。連続試合出場700試合の節目となった3番打者は、鉄人ならぬ“超(鳥)人”的タフネスさで夏のロードをけん引する。祭りのごとく、熱気にあふれた東京ドーム。屋根に覆われた敵地の空を制したのは鳥谷だ。 「きのう嫌な負け方をしていたんで、試合前から、どうしても先に点を取りたいと思っていました。積極的に行くことだけ、考えていました」 先制2ラン&ダメ押し三塁打。殊勲の男は、声に力がこもっていた。前日13日、一回に先制2ランを放ちながら逆転負けした中日戦(京セラD)の重苦しさを払拭した。 またも一回だ。先頭の赤星が安打で出塁。大和が送って、一死二塁。「1、2番のいい攻撃でできた流れを意識しました」。内海の初球。117キロスライダーを振り抜いた打球が右翼席へ消えた。昨年9月16-17日の中日戦(ナゴヤD)以来となる、2戦連発の先制11号2ラン。入団以来、78打数13安打(打率.167)と苦にしてきた左腕・内海から6年目で初アーチだ。 「今まで打ってないから、今日も打てないという訳じゃない。悪いイメージはないんで、ドンドン振っていこうと」 新井、桜井も内海の球を外野スタンドへ運んだが、トドメも“トリ”だ。4点リードの七回二死三塁。野間口から中堅フェンス直撃の適時三塁打。「もう1点取れば勝てると思っていた」。金本も続いて、この回2点。両軍合わせて6本のアーチが飛び交う中、真弓監督が「最後にいい形で点がとれた」と目を細める本来のつなぎで、空中戦にケリをつけた。 連続試合出場は、これで歴代21位の700試合に達した。虎では歴代5位だ。「やっている間は早いか遅いかわかりません。短いような長いような…。とにかく、最初から最後まで試合に出続けたいんで」。早大でも4年間全イニング出場。入団時から『全試合』は常にキーワードだった。 デビューした2004年4月2日の開幕戦。上原(当時・巨人、現・オリオールズ)のフォークにほんろうされ、プロの壁を実感したのも、ここ東京ドームだった。次カードで早々にスタメン落ち。悔しさを胸に、同年9月9日・ヤクルト戦(甲子園)から始まった全試合。鉄人・金本の背中を見ながら6年。“鳥人”が積み重ねた数字は、成長という形で示す。 「3つ勝って帰るくらいの気持ちでいきたい」 ベンチ前でインタビューを終えると、通路で「6つですね」と訂正した。Gの後は、18日から神宮で、9.5差に迫った3位のヤクルト戦。CSをかけた東京6番勝負。夢は鳥谷のバットがつなぐ。阪神・鳥谷、節目の700戦連続出場で3打点 先制の2ランに駄目押しの適時打。7点を奪った阪神打線に、効果的な3打点で勢いをもたらしたのは鳥谷だった。 一回1死二塁。「どうしても先に点が欲しかった」と2試合連続となる11号2ランを右中間席に運んだ。さらに、5-1の七回2死三塁。今度は中越えに適時三塁打を放ち「もう1点取れば、勝てるというのがあった」と表情を少し緩めた。 「逆方向に大きい当たりを打てる時は(状態が)いい」と、ようやく調子を上げてきた。序盤からの不調を脱するきっかけとなったのは、打席での意識付け。「金本さんがいるからどんどんいこうと思って」と鳥谷。不動の4番が後に控え、自身は思い切りよく振って出る。先制2ランも初球で「積極的にいくことだけを考えた」と無心だった。 連続試合出場は現役では金本、ラミレスに次いで700に到達した。「長いような、短いような。分からないですね」とこの日一番の笑顔を見せていた。真弓監督(打線に)「追加点が欲しいところで取れない試合が続いていた。きょうはすんなりと取れた」桜井(四回に内海から6号2ラン)「制球がいい投手なので、(狙い球を)絞りやすいこともある」阪神・桜井、得意内海撃ち「相性がいい」最初にあがる花火も迫力があるが、夏祭りの中締めの一発はより派手にいきたい。3-1の四回一死一塁。次の1点が流れを左右する。内海に対し、フルカウント。内角低めの直球に、桜井のバットが火を付けた。 「追い込まれていたので、何とか打ってやろうという気持ちで打つことができました。うまく反応して、体を回転し、すくい上げることができました」 高く舞った打球を見上げて、走った。「いってくれ」と願った。虎党で埋まる左翼席に届いた。6号2ランは出場9試合ぶりの一発。中押し点を奪い、流れを渡さなかった。「相性がいいんだと思います。コントロールがいい分(狙い球を)絞りやすい面もあります」 “内海キラー”だ。今季対戦成績は打率.538(13打数7安打)、2打点。打つ自信があった。六回一死一、二塁では2番手・野間口から四球を選んだ。それでも真弓監督は「ボール先行だから、打ってほしかった。ボール気味の球を打ってヒットにするのは難しいんだけれど」と注文。将来の主軸候補だからこそ、レベルの高い内容と攻める姿勢を求めた。 「映像は毎日、見ています。力が入りすぎ。それを感じました」 日々の自己分析が、成長につながっている。空いた時間を見つけて、打撃フォームをチェックするのが日課になった。打席に入り、構える際に一塁側にバットを揺らすのは余分な力みをなくすため。グリップを柔らかく握り、インパクトの瞬間に最大の力が発揮できるようになった。 「ずっと感じはいいです。納得はしていないですけど、1本でも多くと思っています」 世間はお盆休み。チームは下位に低迷しているものの、多くの虎党が敵地の東京ドームを黄色く染めた。宿敵・巨人に勝つことは、阪神ファンの最大の喜びでもある。遠方から応援にきた人もいる。桜井のホームランと勝利が、そんな人びとの思い出になった。8月好調や!!阪神・新井、12号ソロ 東京の虎党もメガホンを振りかざして、歓喜の盆踊りだ。鳥谷の11号2ランで先制した直後、新井が続いた。高めに浮いた直球をとらえて、左翼席前列へ。6日の中日戦(ナゴヤD)以来、7試合ぶりの12号ソロ。“内海太鼓”を連打して、お祭りムードを盛り上げた。「打ったのは真っすぐ。先っぽです。よかったです」。短いコメントで喜びを表した。今季、対左投手は打率.280。対右投手の.212と比べると、左腕キラーぶりが際立っている。それを改めて実証した形だ。 前夜13日(中日戦、京セラD)も鳥谷の10号2ランで先制しながら、追加点が取れずに無残な逆転負けを喫した。自身は2打数1安打、2四球。チャンスを切り開く機会がなかったが、同じ過ちは繰り返さない。 「前日の試合も鳥谷が一回に(本塁打を)打ったが、あとが続かなかった。きょうはその後、本塁打が1つ出た。効果的に点が取れました」 真弓監督は、A砲の一発を貴重な二の矢と位置づける。先頭打者の四回には中前打で出塁。桜井の6号2ランにつないで、中押しを演出した。 遅ればせながら上昇気流に乗った。8月は12試合で44打数16安打、打率.364で9打点。2本塁打と、不振にあえいだ前半戦の借りを返すかのように打っている。和田打撃コーチも「新井がポンポンと打ってくれたのは大きいね」と、納得の表情をみせた。 金本が、8月打率.205と苦しんでいる。鳥谷とともに脇を固める新井の活躍が、奇跡の大反攻へのカギ。誰にも「今さら」とは言わせない。復帰の阪神・赤星が2安打2得点!盗塁も 阪神の赤星が「1番・中堅」で先発に復帰した。2日の巨人戦で左ふくらはぎ外側を痛め、13日に出場選手登録されたばかり。 第1打席で内海から左前打で出塁し、鳥谷の2ランで先制のホームを踏んだ。七回にも安打を放ち、盗塁も決めた。痛みはまだ残るというが、2安打2得点の活躍に「思った以上にできたと思う」と手応えをつかんでいた。阪神・赤星、鮮やか先制劇の一番太鼓や! 鮮やかな先制劇の、一番太鼓はこの人だ。スタメンの「1番」に復帰した赤星が、第1打席から仕事きっちりだ。 「スタメンで出る以上、自分にできることをしようと思った」 一回、左前にフラリと落とす安打。ここから3点先取をもたらした。2日の巨人戦(甲子園)でホーム突入の際に左ふくらはぎを負傷。10日の抹消期間を最短で復帰した。前日13日の中日戦(京セラD)ではベンチ待機だったが、宿敵相手の先発出場で持ち味を発揮した。 七回にはまたも、左翼線へ。ラミレスがライン際を詰める“赤星シフト”のすき間に弾ませた。さらに今季28個目となる二盗に成功。荒木(中日)と並ぶ、リーグトップタイだ。鳥谷の連続適時打で生還、さらに金本の適時打も生まれ、勝負を決めた。 七回裏の守備から退いたことからも、まだ患部は万全ではない。鳴尾浜でのリハビリ期間中は足を引きずりながら、練習をこなしていた。それでも「思ったよりできたと思います」と、役割を果たした。そして勝利につながった。手負いの体で戦うことが報われた。阪神・金本、Gにトドメ刺す適時打! 前日13日はノーヒットだった4番・金本が、巨人にトドメを刺した。3打数無安打で迎えた七回。鳥谷の適時三塁打が飛び出した直後の二死三塁で、野間口の147キロを叩き、中前へ鋭く抜ける適時打。7-1と突き放した。「金本も最後に出してくれたから。この1本は(今後へ)大きいと思うよ」と和田打撃コーチ。得意の8月は、まだ44打数9安打(.205)だが、ここから、上昇カーブを描いていきたい。
Aug 14, 2009
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やりましたね!!!またもや能見が好投!!谷の二発だけに押さえきりました!!!そして、鳥谷!新井!桜井の一発攻勢!!鳥谷はタイムリーも!金本もタイムリーでました!!内海に、またもや投げ勝ちましたね!!!連勝記録伸ばしましょう!!!クライマックスに行っても、能見がいれば勝ち越せる!!!阪 神 3 0 0 2 0 0 2 0 0 7 巨 人 0 1 0 0 0 0 2 0 1 4 【投手】(神)能見、アッチソン、藤川-狩野(巨)内海、野間口、木村正-阿部【責任投手】(勝)能見20試合7勝7敗(敗)内海19試合5勝8敗【本塁打】(神)鳥谷11号2ラン(1回、内海)、新井12号ソロ(1回、内海)、桜井6号2ラン(4回、内海)(巨)谷4号ソロ(2回、能見)、5号2ラン(7回、能見)、ラミレス16号ソロ(9回、藤川)【戦評】 阪神は一回に鳥谷の2ランと新井のソロで3点を先行。四回に桜井の2ラン、七回には鳥谷、金本の連続適時打で2点を加えた。能見は七回途中までを3失点で7勝目。巨人は能見に3連敗。得点は3本塁打による4点のみだった。
Aug 14, 2009
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今季一番!阪神・岩田、内野ゴロを重ねて完投 今季一番の出来だった。阪神の岩田が1失点で完投勝ち。左腕は「イワタコール」に迎えられてお立ち台に上がった。 一回に先頭の井端に三塁打を許した。「あと1本出たら相手に流れが出る」。ここから決め球のスライダーを低めに集め、3者連続で空振り三振を奪った。前回の登板は七回途中3失点で降板しただけに「前はカウントを整えようとか、余計なことを考えた。きょうは目の前の打者だけに集中した」。無心で腕を振り、好調中日打線を4安打に抑えた。 今月2日、甲子園に自身と同じ1型糖尿病を患う子どもたちを招待した。今でも1日4度のインスリン注射を欠かさない岩田。自身の活躍が子どもたちの励みになる。勝ち星の少ない今季を振り返り「もっともっと結果を残さないと」と貪欲(どんよく)に話した。 9三振を奪ったが、内野ゴロでアウトを重ねた。今季初めて見せた本来の投球。「僕はゴロピッチャー。持ち味を出せた」と笑顔が広がった。阪神・桜井(七回に代打で2点三塁打)「もう1点欲しい場面で打てて良かった。打っていかないと、レギュラーが取れない」阪神・和田打撃コーチ(5試合ぶりの打点の金本に)「カネ(金本)うんぬんじゃなくて、鳥谷、新井が当たってきたのが大きい。(マークを)分散できる」阪神・岩田、無心の投球で完投勝利! 阪神は四回、ブラゼルの9号ソロ、岩田の右前適時打で2点を先制すると、1点を返された七回には金本、桜井の適時打で4点を加点した。阪神先発の岩田は4安打1失点完投で今季2勝目を挙げた。 一回無死三塁のピンチをしのいだ。対戦成績で6連敗中と苦手としている朝倉との投げ合い。勝つための条件の一つが序盤に試合の流れをもっていかれないことだった。 「(好調・中日が相手ということは)意識しすぎないようにして、頑張ります」 前日11日は短距離ダッシュなどで調整した後、無心で挑むことを強調した。前回の登板(5日)では七回一死まで1失点と安定した投球をみせていたが、その後、連続四球をきっかけに3失点。責任を痛感した。 そんな思いを胸に秘めて挑んだマウンド。いきなり右中間を破る三塁打を許した井端を背中越しに警戒しながら、落ち着いて後続打者に立ち向かった。 “クセ者”荒木から空振り三振を奪うと、続く森野はフォークでこれまた空振り三振。そして、リーグの本塁打王争いを独走中のブランコは、スライダーで空振り三振に仕留めた。 決して得意ではない打撃でも粘った。二回二死一、二塁から外角高めの初球シュートを二塁ベース右へ内野安打。二塁走者の葛城が三塁ベースをオーバーランして得点には結びつかなかったが、四回には適時打で2点目をたたき出した。3連敗中とあって重苦しいムードが漂う中、岩田は黙々と左腕を振った。 打線も岩田の力投に応えるかのように七回、金本、桜井の適時打で4点を加点し、岩田を援護した。岩田は9回4安打1失点の完投で2勝目を挙げた。阪神・岩田、スカッと暑さ忘れる完投ショー 外野フライは1つもなかった。奪ったアウト27個のうち、飛球は遊撃と自らが捕った2つだけ。「ゴロピッチャーなんで」。阪神・岩田が自画自賛した。自身最多135球。1失点で今季2度目の完投勝利。プロ初打点のオマケもついて文句なしだ。 「低めに集められていたのがよかった。(一回は)あと1本出ていたら、イヤな方向に進んでいたと思うし、三振をとれたことがよかった」 絶体絶命のピンチを乗り越えた。一回先頭の井端に右中間を破られて三塁打を許した。しかし、荒木、森野、ブランコと3者連続で空を切らせて、脱出成功。七回に李炳圭に適時打されたが、「完投できるのでは」と心に決めて、最後までマウンドを守り抜いた。 「うれしいです!!」 大声援を浴びて叫んだ。打撃でもブラゼルの一発が出た直後の四回一死一、三塁でバスターを決め、右前適時打。夏休みで親子連れも多いドームが揺れる。ブラウン管を通してもどれほど勇気を与えただろうか。 今年2月のことだ。医療用分析機器・診断薬メーカーのアークレイ(本社・京都市)と協力して、同じI型糖尿病と戦っている患者たちをサポートすることを決めた。「自分の経験を伝えられたら」。そのひとつが各地で集まって行う『サマーキャンプ』。平均4日間、食生活をともにし、正しいライフスタイルを学ぶというもの。岩田はビデオメッセージとともに、参加者全員に下敷きをプレゼント。そこには登板日の血糖値測定パターンなどが紹介されている。キャンプ中、チビっ子のほとんどがこの下敷きを愛用しているという。 「前回は情けない投球をしてしまっていた。(この日も七回に)ココやな、という気持ちはあったし、それで勝てたことは僕にとってもプラス」 5日の名古屋では七回一死まで1失点も連続四球で自滅した。壁を乗り越えた2勝目。まだ巻き返しは間に合う。阪神・ブラゼル、先制の一発で主導権握る 阪神のブラゼルが四回に朝倉から先制の9号ソロを放った。1死から、外角のボール気味のシュートを左翼席へ運んだ。「うまく、強く、とらえることができた。先制できて良かった」と10試合ぶりの一発を自賛した。 チームは三回までに5安打を放ちながら無得点。均衡を破る一発に、真弓監督は「試合の流れをつかむ一発。大きかった」と手放しで褒めた。豪快!阪神・ブラゼル、落合竜破壊Vダ~ン 竜破壊! 阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が中日戦の四回に先制の9号ソロ。試合前から破壊力満点の猛デモをみせたパワーで快勝に導いた。連敗も3でストップして4位浮上。真夏の夜にスカッとしたぁ、最高の暑気払いや。強烈に打ち砕いた。均衡を破ったブラゼルのパワフル弾が、落合竜を破壊。勝利をグイッと引き寄せた。 「朝倉はああいう形で外へ投げてくるから、自分自身もそれに合わせたんだ。うまいことバットのシンに当たって、打つことができたよ」 心地よい感触を残したのは四回だ。一死走者なし、カウント1-1からの3球目。中日先発・朝倉の決め球、外角シュートに迷うことなく踏み込んだ。「外目の球を狙っていた」と振り切った打球が、美しい放物線を描いて左翼で跳ねた。得意球を打たれた朝倉もしばしぼう然…。大ショックを与えたこの一撃で試合の主導権を握った。 7月31日の巨人戦(甲子園)以来、10試合37打席ぶりとなる先制の第9号ソロ。真弓監督も「大きいね。試合の流れをつかむ1点になった」と最敬礼。和田打撃コーチも「シュートは(朝倉の)1番のポイントになる球。ブラゼルだから、反対方向のあそこに打てた」と目尻を下げた。 猛烈デモ通りの“破壊力”を発揮した。試合前のフリー打撃でのことだ。バコン!! と鈍い音を球場中に響かせた。中堅左へと突き刺した打球は、何とカメラマン席に大きな穴を開けた。あわてて球場係員が新しいイスを用意し、交換するハプニング。打席から130メートルも離れた距離で、信じられない破壊力。その約3時間半後、虎が苦手とする右腕も“破壊”し、4位へと再浮上させたのだ。 実に1060日ぶりの勝利だった。朝倉に直接、土をつけたのは2006年9月17日の中日戦(ナゴヤD)以来約3年ぶり。これで今季中日戦11試合で打率.326、8打点2本塁打の“竜キラー”の、これぞ本領発揮だった。 残り48試合。厳しい状況ながら、クライマックスシリーズ進出へ、最後の最後まであがいてみせる。そのためにも上位チームからの勝利は絶対条件だ。落合竜とはこれで今季6勝10敗で、残り8試合。まだ、意地の勝ち越しの可能性を残す。もちろん、ブラゼルの活躍がカギを握る。 さらに自身の力で勝利に導くことができれば、“未来”も、よりハッキリと見えてくる。球団は来季も契約する方向だが、大型契約(今季年俸2500万円)も含めたジャパンドリーム達成に最後までフルパワーを発揮し続けるつもりだ。 「自分が打てる球をしっかりととらえられたよ」 竜倒に胸を張った。スカッと快勝に導いた頼もしい助っ人がいる限り、虎に明日はある。阪神、7回一挙4点!金本&桜井が適時打 『代打・桜井』のコールと同時に中日ベンチが動く。左腕・小林正に代えて右の河原。それでも指揮官の信頼は変わらない。会心の打球は中堅を越えた。これで6-1。完全にトドメをさした。 「もう1点でもほしい場面だったんで(安打が)出てよかった。中途半端にしたくなかったので、真っすぐ1本でいきました」 1点差に迫られた直後の七回に一挙4点のビッグイニング。桜井が締めくくった。二死一、三塁。141キロの直球をとらえ2点三塁打。7日の広島戦(マツダ)以来、7打席ぶりの安打を放った。この試合まで、対左腕は打率.337に対して、右腕は.216。このイメージを払しょくした。真弓監督も「右も左も関係ない。岩田にとってもいい点の入り方だった」と評価した。 「(右投手を)打っていかないとレギュラーになれない。チャンスをもらっているので結果を出していきたい」。桜井の言葉が弾んだ。 若き大砲の前にベテランが意地をみせた。この回、一死から大和の右前打、鳥谷の四球で一、二塁に。ここで金本が先発・朝倉の得意球・シュートをたたいた。中堅フェンスを直撃する2点二塁打。5試合ぶりに打点を挙げたこの一打に、和田打撃コーチは「トリ(鳥谷)と新井に当たりが戻ってきたことが大きいよね。ピッチャーの集中が分散されて、(金本に)負担がかからなくなってきてるから」とつながりの要因を説明。3試合14打席遠ざかった主砲の快音が、さらにチームに相乗効果をもたらすはずだ。 連敗ストップを決定づけたビッグイニング。次の戦いにつながる価値ある猛爆劇だった。阪神・狩野、息の合ったリードで完投を演出 息のあったコンビネーションで勝利を導いた。阪神・狩野は先発・岩田を支え、7月29日の横浜戦(甲子園)での完封に次ぐ2度目の完投勝利をもたらした。序盤は、スライダーで三振を奪い、後半は110キロ台のカーブを有効に使った。このところ不調だった打撃でも9試合ぶりにマルチ安打を放ち、攻守で左腕にサポートに尽くした。
Aug 12, 2009
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やりました!!これで、能見、久保、岩田の三本柱が確立しましたねあとは、安藤、下さん、金村が頑張ってくれれば。。。ブラゼルと金本にも出ましたね!!平野も、いい当たりしてるんだけどな~しかし、新井さんの守備下手すぎる。。。最後、完投を台無しにするところでしたね。。。中 日 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 阪 神 0 0 0 2 0 0 4 0 X 6 【投手】(中)朝倉、小林正、河原、長峰-小山、小田(神)岩田-狩野【責任投手】(勝)岩田7試合2勝2敗(敗)朝倉19試合8勝6敗【本塁打】(中)(神)ブラゼル9号ソロ(4回、朝倉)【戦評】 阪神は四回、ブラゼルの9号ソロと岩田の右前打で2点を先行。七回に1点を返されたが、その裏に金本の2点二塁打などで4点を加えて突き放した。岩田は4安打1失点で完投し、2勝目。中日は朝倉の不調が響いた。
Aug 12, 2009
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アンタがエースや!阪神・能見、8回無失点 (セ・リーグ、広島0-4阪神、12回戦、阪神7勝5敗、7日、マツダ)三十路にして立つ!! 阪神・能見篤史投手(30)が8回無失点の好投でスイスイと鯉を料理して、今季6勝目を挙げた。待望の左腕エースが誕生し、投打の歯車もガッチリ。連勝で夏のロードを5割に戻した。ここから巻き返し。虎の夏は熱いで!!点差以上の緊張感が広島の夜を支配した。3点を守る七回。安打と狩野の打撃妨害で一死一、二塁のピンチを迎え、能見は真一文字に口を結んだ。打席にはフィリップス。カウント1-2からの4球目。選ぶ球はこれしかなかった。 「変化の落ちは前回と比べて、あんまりだったんですけど、真っすぐがよかった」 内角低めの141キロ直球で詰まらせ、注文通りの遊ゴロ併殺。振り返りながら、何度もグラブを叩いた。七回の走塁の際に左足を負傷。大事を取って降板し、完封こそならなかったが、8回散発3安打のゼロ封だ。「けが? 何でもないですよ」。チームトップタイの6勝目(7敗)を手中におさめた。 試合前のブルペンでは抜け球が目立ったが、試合中に微調整した。 「ゆったりと投げるようにしました」 中継ぎ配置転換中に特に心がけたことを思い浮かべた。『正対した状態からゆっくりと体を動かす』-。最速149キロの直球と変幻自在の投球で、24個のアウトのうち11個をゴロでしとめた。六回一死一塁から代打・広瀬に左前打を浴びるまで、圧巻の無安打ピッチを続けた。この場面で初めて得点圏に走者を背負ったが、連続三振で切り抜けた。5三振を奪い、セ界の奪三振王(114個)をキープ。虎の新ドクターKの真骨頂だった。 中継ぎから先発復帰後はこれで3連勝。先発した3試合24イニングで1失点と、際立つ安定感で連敗発進だった夏のロードを2勝2敗の五分に戻した。2006年オフの井川慶のヤンキース移籍後、不在だった左のエースがようやく誕生。かつて、江夏豊らが歴史を築いた主戦左腕の後継者に名乗りを挙げた。 多彩な変化球を持つことが、心のゆとりにつながっている。6月21日の楽天戦(甲子園)で1球だけ、新球のツーシームを使った。練習中にはブルペンで受け手の捕手の左内ももに直撃したこともあった。「ツーシームは不規則な変化をするものですから。まだ投げるのが怖いですね…」。試合で使う割合は今でも「あるかないか」だが、「横から投げれば2種類、増えることになりますから」。上、横からも投じるスタイルが幅を持たせ、気持ちに余裕を生む。これが快投への“アクセント”になっている。 目覚めたプロ5年目の30歳。遅咲きの男が、真夏の大反攻劇を引っ張っていく。反攻の夏!!阪神・新井、3戦連続二塁打や おぼろげだった感覚が少しずつ確かなものになっていく。勝利と3本の二塁打。今の新井にはその結果こそが、大事だった。2試合連続の猛打賞でチームを勢いづけた。 1点リードの四回一死三塁。フルカウントから7球目のチェンジアップは外角低めのボールゾーンに沈んだ。体勢を崩されながら手を伸ばす。バットが届いた。最後は左手1本。中堅左で弾むとフェンスまで到達した。二死後、桜井の左前適時打でホームにかえり、3-0。 試合中に「打ったのはチェンジアップ。よかったです」と広報を通じてコメントした。 二回無死一塁、六回一死では左翼線へ引っ張った。1試合3二塁打は、広島在籍時の2002年8月24日のヤクルト戦(広島)以来、自身7年ぶり2度目。あと1本で日本タイ記録だった。 夏のロード4試合で14打数7安打7打点。前半戦の不振がウソのような打ちっぷりで、2試合連続3安打をマーク。守備では六回先頭、小窪が打った三遊間の打球を横っ飛びして好捕した。その攻守に渡る上昇気配には、理由があった。 夏場を見据えて、練習に加えたメニューがあった。6月の甲子園。走塁練習に加えて、外野の芝生でロングダッシュを繰り返した。肉体的に消耗の激しくなる後半戦に備え、スイングを支える下半身強化に励んだ。足腰を鍛え直すことで、打撃復調の基礎を築いた。和田打撃コーチは「左(投手)のときは比較的いい。あした打ったら本物だね。楽しみだよ」と期待を寄せた。8日に先発予定の大竹を打ち崩せば、完全復活に近づきそうだ。 試合前には、練習を終えると三塁側の虎党に“即席サイン会”を開いた。不振のときも声援を送り続けてくれるファンに感謝した。そして、連勝に導く活躍を見せた。 強く記した3本の軌道と、残した3度の快音。打席では大きく、悠然と構える姿がある。新井が迎えた夏本番。その背中が、頼もしさを増してきた。阪神・金本、走って打って快勝引き寄せた 走って打って打線を引っ張った。快勝の立役者は衰え知らずの41歳だ。不惑を超えた今も、積極果敢に走る金本の足が、勝利を引き寄せた。 四回だ。先頭で右翼へ二塁打を放つと、2000年に30盗塁をマークした男が動いた。続く新井への2球目でスタート。タッチをかいくぐり、三塁へ滑り込んだ。今季5個目の盗塁で試合の流れを一気に引き寄せた。 山脇守備走塁コーチは「走れるオジサンの盗塁が大きかったな。あれで新井も楽になったやろ」と脱帽。アニキが6月16日の日本ハム戦(京セラD)で三盗に成功して以来、35試合ぶりとなる盗塁成功で好機を広げると、新井が中越え二塁打。悠々と2点目のホームを踏んだ。 1シーズン5盗塁は、04年以来のこと。今年は打線がつながらず、4位と低迷する。厳しいチーム状況が続くが、果敢な走塁でチームを勢いづけると、バットでの魅せた。 先頭打者で迎えた二回に右前打し、ブラゼルの先制犠飛につなげた。四回に二塁打を放ち、八回には中前にポトリと落とした。締めて3安打。5月31日の日本ハム戦(札幌D)から46試合、約3カ月遠ざかっていた今季7度目の猛打賞で、快勝を引き寄せた。 今年5月、用具担当者にサイン入りのヘルメットをプレゼントした。昨シーズン中に使用したお宝グッズだ。自分を支えてくれる裏方を大事にし、その人たちの努力に報いるためにも、鉄人は走り続ける。 岡野手チーフコーチは「相手投手に少し油断が生まれたところを狙ってくれた。30盗塁した経験のある選手だし、足でも引っ張ってくれている」とたたえた。 一つでも先の塁を狙う。その姿勢は変えない。鉄人の足は、常に勝利へ向かって進み続ける。阪神・水田、トラ初盗塁でチャンスメーク 西武から太陽との交換トレードで加入した水田が足で魅せた。九回無死、四球で出塁した葛城の代走で出場。続く平野の打席で虎移籍後初盗塁を決めた。西武時代には1軍通算118試合で2盗塁のみ。 「点になったんでよかったです。1つ1つアピールしていかないと」と、表情を引き締めた。犠打で三進し、大和のスクイズで生還。移籍後2試合は守備固めで出場しただけだったが、走塁で存在感を見せつけた。虎・大和、初スタメンでハツラツ2安打発進 完敗の虎にあって、唯一の輝きだった。プロ初スタメンの大和が、チームでただ1人「H」ランプを灯してみせた。 「最初から振っていって、どんな形でもいいから塁に出ようと思っていたことが、結果につながったと思います」 うつむくことなく、帰りのバスへ乗り込んだ。4打数2安打。赤星、関本の負傷離脱で得たチャンスを、しっかりとものにした。 四回一死の第2打席、チームの沈黙を破った。中日先発・チェンの快速球、151キロを弾き返す。チーム初安打となる右前打を放つと、3点を追う七回先頭では初球をとらえた。真っすぐを左中間へ運ぶと、加速して一気に二塁へ。頭から飛び込み、左翼席の虎党をわかせた。 反省があるからこそ、成長がある。開幕1軍からは外れたものの、4月14日に昇格。だが無安打のまま、6月1日に2軍落ち。改めて課題を突きつけられた。打撃を磨かないと1軍に残れない。ファームでは、何本ヒットを打とうと、納得しないかぎり「自分の思う形で打てていない。たまたまヒットになっただけで全然ダメ」と繰り返した。マルチ安打でも、試合後も室内練習場でマシン打撃。ひたすらバットを振り込んだ。 7月5日、再び1軍へ。同22日のプロ初安打を含め、再昇格後は14打数5安打。真弓監督は「力をつけてきているね」と目を細め、和田打撃コーチは「いいチャンスだし、自信をつけてくれたら」と期待をかけた。 プロ4年目は向上心の塊だ。「あそこでアウトにしていれば、大量失点につながっていなかった。反省しないと」。八回一死二、三塁からの二ゴロ野選の反省で締めた。 大和の灯した2度の「H」ランプは、真弓阪神の確かな“光”だ。阪神・大和、スクイズ決めプロ初打点 大和がダメ押しのスクイズを決めた。3点リードの九回一死三塁から、投前へキッチリと転がし、三走・水田を生還させ、プロ初打点を記録した。 「前に転がそうと思った、空振りだけはダメなんで。めちゃくちゃ緊張したけど、決まってよかった」とホッとした表情。赤星、関本の不在で、今季3度目のスタメン。4打数無安打1三振と快音は響かせられなかったが、2番打者としての役割を果たした。安定感抜群!阪神・球児、ゼロ行進完結 貫禄と余裕のマウンドだった。藤川は能見が続けたゼロ行進を完結させた。4-0で迎えた九回を三者凡退2三振に切って取った。“抑え捕手”の矢野が「点差もあったし、目一杯の投球ではなかった」と振り返った通り、カーブとフォークなどの変化球を多投した。中4日の登板は安定感抜群だった。
Aug 7, 2009
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能見!新井!!阪神連勝!!またもや、能見がやってくれました!!今回も8回3安打無失点!!!新井が大当たり!!完全復活ですね!!新井、金本が猛打賞に、ブラゼル、桜井も続き、最後は大和にもスクイズで打点がつきました!!!この調子で、ロード中に、追い上げるぞ!!!!!阪 神 0 1 0 2 0 0 0 0 1 4 広 島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 【投手】(神)能見、藤川-狩野、矢野(広)斉藤、長谷川、小松-石原【責任投手】(勝)能見19試合6勝7敗(敗)斉藤17試合6勝8敗【本塁打】(神)(広)【戦評】 阪神が無失点リレー。能見は変化球が低めに決まり、8回3安打無失点で6勝目。九回は藤川が締めた。打線は二回にブラゼルの犠飛で先制。四回に新井の二塁打などで2点、九回にはスクイズで加点した。広島は打線が沈黙した。
Aug 7, 2009
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阪神、序盤の猛攻で8得点!連勝中の川井攻略 2009.8.6 23:12開幕から負けなしだった川井を、序盤で打ち崩した。阪神は一、二回で8点を奪い、試合を早々と決めた。 先制点は金本のバットから。一回1死一、二塁で甘く入ったスライダーを右越えに適時二塁打。史上13人目の通算4千塁打を達成し「これからも一つ一つ積み重ねて、もっと上を目指して頑張ります」。主砲の偉業達成に「自分も続こうという気持ちだった」と、弟分の新井にも気合が入った。初球の138キロをとらえ、左翼線に適時二塁打を放った。 その後もブラゼル、桜井が連続二塁打。結局、一回にプロ野球記録にあと1と迫る4連続二塁打で5点を奪った。二回には再び新井。2死二、三塁で11号3ランを左翼席にたたき込んだ。 この日3安打6打点の新井は「(本塁打は)うまく押し込むことができた。みんな、勝つという気持ちだった」。足の上げ方、打席内での立つ位置、バット。不振を極め、打撃フォームから道具まで試行錯誤を続けた日々がようやく実を結び始めた。3連敗を免れ、中日に一矢報いた。新井は安堵(あんど)の様子で「勝てて良かった」と話した。阪神・真弓監督(快勝に)「選手が頑張った。選手に聞いてあげて」阪神・ブラゼル(一回に適時二塁打)「追い込まれていたので、コンパクトにいった。うまく打つことができた」阪神・桜井(一回に適時二塁打)「みんながつなげてきたので、僕もどうにか続こうと思った。(カウント)0-3で思い切っていった」虎4連続タイムリー二塁打!桜井も決めたアグレッシブな姿勢が猛虎の歴史に名を刻んだ。一回一死二塁。4点リード。カウント0-3。マウンド上で青ざめる川井と対峙した。山脇守備走塁コーチから送られるサインに『待て』のメッセージは入っていない。真ん中高め直球。桜井が見逃すはずがなかった。「積極的にいこうと思っていた。思い切っていきました。いい結果が出てよかったです。みんながつながっていたので、僕もどうにか続こうと思っていました。勢いを止めたくなかったです」 何度も踏みつけられたナゴヤドームの二塁ベースが泣いていた。金本、新井、ブラゼル…。あと1人、ツーベースを放てば球団新。もちろん、背番号51は“M1”を知るはずもなかったが、遊撃・井端の頭上をライナーで越えた打球は、左中間を真っ二つ。4者連続二塁打が決まった瞬間だった。 「3連敗はできないんで」。同一カード3連戦となれば、5月中旬の神宮以来となる屈辱だった。そして、もうひとつのホンネ。「自分はレギュラーじゃないのでね。1打席1打席を大事にしていきたいです」 赤星&関本は故障。平野が中堅にまわることで二塁と右翼。この2枠が激戦区となっている。「7番・右翼」は2日前は桜井が務め、前夜は林。真弓監督は判で押したように対右投手なら左、対左なら右をぶつけた。五回先頭でも左前に弾き返し、出場23試合ぶりとなる今季3度目の猛打賞。和田打撃コーチが目を細める。「これからは右投手のときでも、こういうかたちでやってほしい」 首脳陣をホッとさせた5打席。実はその根幹となる下半身にも秘密が隠されている。それはスパイクの中。特別仕様の厚さ数ミリの底敷きだ。先日、フィット感に満足できず、修理した。頼まれた球団関係者が証言する。「細かな違いもすぐにわかる選手」。道具を大切にし、ケアを少しも怠らない。だからこそ、野球の神様は見捨てない。 「これをつづけていきたい」。桜井の目つきがさらに鋭くなっていた。猛虎爆発!新井6打点で中日・川井を粉砕 阪神は初回から中日先発の川井を攻め、4連続二塁打などで5点を先制すると、二回には阪神・新井が3点本塁打を放ち加点した。新井は六回にも犠飛を放つなど、3安打6打点と大暴れだった。先発の久保は大量リードに守られ、8回2失点。 中日先発の川井は6回13安打9失点で今季初黒星を喫し、開幕から続いていた連勝記録が11でストップした。花束を抱え、両手を挙げて声援に応えた。通算4000塁打に到達させた記念の一打で、打線を“爆発”させた。猛虎の主砲・金本のバットが、試合開始直後の猛攻を呼び込んだ。 11連勝中の中日先発・川井の立ち上がりを攻めた。一回一死から大和が中前打で出塁すると、川井がボーク。鳥谷が四球で歩き、一、二塁のチャンスを作ると、金本がカウント2-3からの6球目を振り切った。右翼フェンスにワンバウンドで当たる適時二塁打で1点を先制。同時に史上13人目となる通算4000塁打に到達した。 球場全体から大きな拍手で祝福されると、広報を通じて「(記録については)知りませんでした。これからも一つ一つ積み重ねて、もっと先を目指して頑張ります」とコメントを寄せた。 金本の快音に引っ張られるように、打線が続いた。一死二塁から新井が左翼線へ弾き返すと、続くブラゼルは中堅フェンス直撃打。最後は桜井が左中間を真っ二つ。4者連続の適時二塁打で一気に5点を奪い、試合の主導権を握った。 二回も勢いは止まらない。二死二、三塁で、新井が左翼席へ11号3ラン。7試合26打席ぶりとなる一発に「いい感触で打つことができました。よかったです」と声を弾ませた。新井は六回の一死一、三塁では右犠飛を打って1点を追加。広島時代の2006年8月19日の横浜線(横浜)以来、自己最多タイとなる1試合6打点をマークして勝利を引き寄せた。阪神・久保、自身の誕生日を白星で飾る! 阪神の久保は8回2失点、自身5連勝で6勝目を挙げた。 序盤からの大量援護にも「0-0のつもりで投げました」と久保。七回まで無失点で、前回登板での完封に続く好投を見せた。だが「もっと(強気に)いかないといけない」とボール先行が目立った投球を反省した。 この日が29歳の誕生日。「もっといい形で迎えられたら良かった」と最後まで威勢のいい言葉は出なかった。阪神・金本、4000塁打達成も「もっと上目指す」 王や野村、長嶋、清原ら歴代の強打者が名を連ねる中に加わった。阪神の金本が史上13人目の通算4000塁打を達成した。 一回1死一、二塁。フルカウントから川井のスライダーをとらえる。ライナー性の鋭い当たりは、右越えの先制適時二塁打となった。塁上で花束を受け取っても、表情は崩さない。個人記録に関心を示さない金本らしく「(記録は)知りませんでした」と淡々とコメントした。 後半戦は甲子園での6連戦でスタート。守備でまずいプレーがあった金本は連日、志願してノックを受けた。シーズン中はめったに見られない光景に、山脇守備・走塁コーチは「不安もあったんやろう。それを取り除こうとしていた」。打撃でも試合後、一人ベンチ裏に残って素振りを繰り返す日が続いた。夏場に体重が落ちないように、6月には集中的に筋トレを行うこともあった。すべてにおいて、不安を取り払う作業をいとわない。 「これからも一つ一つ積み重ねて、もっと上を目指して頑張ります」と金本。41歳はまだまだ歩みを止めない。
Aug 6, 2009
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久保が、またもや好投!!8回2失点で、6勝目!!負けなし連勝男の川井に投げ勝ちました!!!アニキ、新井さん、ブラゼル、桜井!!初回、四連続タイムリーツーベース!!!そして、だめおしの新井さんの一発!!中日には、早く虚塵を抜いてほしかったけど、しょうがないな~この調子で、また、盛り上げましょう!!!阪 神 5 3 0 0 0 1 0 0 0 9 中 日 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 【投手】(神)久保、渡辺-狩野(中)川井、ネルソン、小林正、高橋-谷繁、小山、小田【責任投手】(勝)久保16試合6勝4敗(敗)川井15試合11勝1敗【本塁打】(神)新井11号3ラン(2回、川井)(中)【戦評】 阪神は一回、金本からの4連続二塁打などで5点を先制。二回にも新井の11号3ランで加点した。先発の久保は8回9安打2失点で6勝目。中日先発の川井は6回9失点で今季初黒星を喫し、開幕からの連勝が11で止まった。
Aug 6, 2009
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G粉砕や逆襲の夏や!虎、桜井弾で4位再浮上ムフフフフフ…。笑いが止まりまへん。真夏にサクラが満開や!!(ベタですんません)。阪神は桜井広大外野手(26)の5号勝ち越し2ランで、巨人に快勝した。球宴明けは5勝1敗で4位に再浮上。4日からの夏のロードを借金完済ロードにしまっせ。両手に残る感触と、ベンチ前での手荒い祝福が心地よかった。グングンと伸びた打球は、中堅・鈴木がフェンスをよじ登って伸ばしたグラブのはるか上。桜井のひと振りが、巨人を粉砕した。 「追い込まれていたんで、どんな球でも食らいついていこうと思った結果、うまくいった」 胸を張ってお立ち台に登った。「最高です」と声を弾ませて振り返ったのは、同点に追いつかれた直後の六回だ。 無死一塁カウント2-3から先発・高橋尚の投じたシンカーをジャストミート。6月17日の日本ハム戦(京セラD)以来、20試合59打席ぶりの1発をセンターバックスクリーンへと突き刺した。 豪快弾で巨人の戦意を奪うと、七回二死一、三塁からは、トドメの一打だ。左中間への適時二塁打で1点を追加。実に4月以来となる今季2度目の2カード連続勝ち越しをもたらした。 交流戦終了後、「肉体的な疲れもあるけど、精神的な疲れが大きい」とこぼした。チームの低迷に同調するように、体が重く感じた。それでも「自分にやれることをやるしかない」と言い聞かせた。バットを振り込み、フォームの微調整に取り組んだ。 「ギュッと握っていたのを少し力を抜いて」とグリップを握る力を弱くした。無駄な力をなくし、振り切ることに重点を置いたスイングを念頭に置いた。力まずに中堅深くまで飛ばした決勝弾は新打法の成果だった。 一回には赤星が本塁へ滑り込んだ際に左足を負傷した。試合後、内出血していることが判明し、長期離脱の可能性も出てきた。今季序盤に首痛の赤星の代役として「1番・中堅」を任された男には、ここが頑張りどころ。チャンスで力を示すしかない。 若武者の2安打3打点に真弓監督は「できれば右投手のときにも(使いたい)ね。ああいうバッティングができるならね」と今後は相手先発の左右にかかわらず起用していく考えを明かした。5割復帰を当面の目標に掲げてきた将だが、後半戦5勝1敗の好発進に目標を上方修正。4日から本拠地甲子園を高校球児に明け渡し、7カード21試合が組まれた夏の長期ロードに出るが「借金をなくして少しでも貯金できればと思います」と白星量産を誓った。 もちろんまな弟子桜井も同じ思いだ。 「今はチームの調子がいいので、この調子で1つでも多く勝っていきたい」 このまま大波に乗る。目覚めた大砲には勝利が見えている。桜井がV弾!阪神2カード連続勝ち越し コンパクトに振ったという。だが、打球はぐんぐん伸びて中堅フェンスを越えた。阪神の桜井が六回、勝ち越しの5号2ラン。長距離砲としての素質の高さを見せた。 4-4と同点に追いつかれた直後だった。無死一塁。フルカウントから外寄りのシンカーを「少し泳がされた」と言いながらもしんでとらえた。「行ってくれと思いながら走った」。ボールがバックスクリーンに吸い込まれるのを確認すると、少しだけ表情を緩めた。 直球には強いが、変化球にもろさを見せる場面が目立っていた。「(握る時に)力を抜いて、バットが少しでも出やすいようにした」と桜井。以前より、ゆったりとしたフォームに変えた。七回にも適時二塁打を放った期待の若手に、真弓監督は「力を抜くことができるようになってきたかな」と成長を認める。 後半戦に入って、2カード連続で勝ち越した。「一つでも多く勝っていきたい」と桜井。いい雰囲気で、4日から長期の遠征に出る。打てば負けん!阪神・鳥谷、聖地神話継続弾 しばしの別れとなる甲子園に、美しい勝利のアーチを描いた。3ー2で迎えた三回無死。3番・鳥谷が、高橋尚の初球スライダーをとらえた。 「打った瞬間です。完ぺきでした」 大歓声に押され、自画自賛の豪快な一撃がバックスクリーン右に跳ねた。10試合ぶり8号ソロ。そして勝利を引き寄せる今季3発目の聖地弾だ。何しろ2005年8月28日の巨人戦以来、鳥谷が甲子園で一発を打つと、チームは負けない。六回に追いつかれたが、この時点で結末は見えていた? 5年越しの17戦無敗(1分)という神話。これも、若きチームリーダーとしての“勝負運”だ。 七回にも追加点を導く中前打を放ち、3番に復帰した後半戦6試合は、22打数10安打、打率.455、4打点。前半戦の不振がウソのような復調ぶりだ。「(三回に)遊ゴロを2つさばいて、いい形で打席に入れましたね」。攻守のリズムがしっかりかみ合って、本来の輝きが戻ってきた。 前日1日には、2点を追う九回無死一塁で豪腕クルーンと対戦した。前の平野は激痛の死球。初球もボールと荒れ模様。普通なら2球目は手を出しにくいが…。山脇コーチの「ビビって入るなよ!!」の声が耳に残った。腹を据えて直球一本-。剛速球を完ぺきに引っ張り一、二塁間を破った。「たまにはああいう当たりもないと」と笑ったが、積極的な気持ちに体が反応。目下の充実ぶりを示す、1打席だった。 夏の反攻へ、間違いなくキーマンの1人。だからこそ、試合後に笑顔はなかった。口をついたのは反省の弁ばかり。赤星の決死の生還直後の一回無死二塁で、遊ゴロに倒れたシーンだった。 「あそこはきっちり走者を三塁に進めないと。たまたまその後、点が入ったけれど…。今後はそういう部分? はい。確率の問題ですから。どうやったら点が入るか」 五回無死二塁も三振。だから歯がゆかった。どうすれば勝てるか-。巻き返すには、少しのほころびも許されない。すでに次期選手会長に指名されている28歳が、虎の逆襲の、先頭に立つ。くそボール撃ち!虎・ブラ、Gシフト破った この男に固定観念は通用しない。左腕が投じた外角に外れるボール球に、ブラゼルが迷わず踏み込んだ。先頭打者で迎えた六回、1メートル91の長身からバットが伸びる。ブラゼルシフトの逆を突くゴロが、広い三遊間を転がっていった。 「いい形で打てたのはよかった。誰もいないところに飛んでくれた」西武で打率.234に終わった昨年は「引っ張り専門」。阪神へ入団した今季、他球団は昨年の打球傾向からシフトを敷いてきた。遊撃手が二塁ベース近くを守る守備隊形をとったが、悪球打ちで粉砕。巨人をあざ笑う流し打ちで出塁し、桜井の勝ち越し弾をおぜん立てした。 初回は中前に一時逆転となる適時打。七回二死一塁では変化球をひきつけ、遊撃手の頭上を越す中前打を放ち、3安打の大暴れ。8試合ぶりの猛打賞は手負いの選手会長へのエールだった。 赤星が一回の本塁突入で負傷。担架に乗せられ、試合途中で消えた。阪神入団以来、背後から帽子に氷を乗せて驚かせるなど、イタズラの標的にした親友の離脱危機に奮い立った。 「赤星も俺たちも、あきらめずに戦っている。今、できることをやるしかないんだ」 前日1日、自宅近くの神戸港で約1万発の花火大会が開かれた。巨人戦と重なったため観覧できなかったが「来年の夏は、子供と一緒に見たいんだ」と話した。 米国へ帰国中のラニー夫人(29)、9月誕生予定の長男・トロットくんと、日本の風物詩を味わうのが夢だ。家族と離れ、単身赴任で戦うパパ。自分のバットから繰り出す“大小”の花火が、奇跡へつながると信じている。鉄壁リレー!阪神・アッチ&球児が完全締め ワンピースが欠けても大丈夫。虎投が誇る鉄壁リレーで夏のロード前の一戦を締めた。アッチソン&球児という方程式がピタリとハマる。しつこく食い下がるG打線の息の根を止めた。「完ぺきにアウトを取れたよ。自分でも理想のかたちだったね」 勝利の儀式から、しばらくたっても、アッチソンの鼻息の荒さは変わらない。2点をリードした七回から3番手のマウンドを託された。小笠原から始まるクリーンアップを中飛、二ゴロ、遊飛。その勢いで八回も3者凡退に抑えた。6月28日の横浜戦(甲子園)以来となる自身13試合ぶりの2イニング投球は圧巻の6人斬り。試合の流れを相手に与えず、守護神につなげた。 虎の看板“JAF”の一員、ウィリアムスは左肩痛で2軍落ち。リハビリが続いている。復帰のメドは立っていない。代役候補を問われた山口投手コーチは「決めていない。球児に全員でどうつなげていくかが大事」と語っており、セットアッパー不在の穴は、江草や渡辺らを含めた全員野球で挑む考えだ。 虎は開幕当初から低迷し、プライドも何もズタズタにされた。もちろん、その責任はアンカーを務める藤川も、十分すぎるほど、感じている。だから、チーム状態が上向いてきたことがうれしい。 「(チームがいい状態?)それが一番ですね!」 九回を当たり前のように3人で片づけて、12セーブ目。全10球中、変化球が半分だったが、「これから試合も、まだまだ、いっぱいありますしね。矢野さんも、そのあたりを考えてくれているんでしょう」と話した。過酷な夏本番を見据えてのモデルチェンジ。まだまだ余力はある。“AF”の方程式は、さびることはない。
Aug 2, 2009
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ちょうど、球児が、甲子園で最終回のマウンドに立ったとき同じ時間にLINDBERGが、every little thing every precious thingを唄っていたんですよ!!!!!CSのフジのLIVEで、ほんとうに同じタイミングで唄っていたんです!!!!
Aug 2, 2009
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本当に、すばらしいホームランでした!!!!広大!!!!!!!!下さんの力投!!そして、赤星の執念の走塁!!!チーム一丸です!!!赤星がレフト前平野の当たりをラミが、ファンブル赤星、ホームに突っ込みます!!!シンノスケに上から乗っかられても、ベースタッチ!!!赤星の執念に、新井も続きます!!!ブラゼルも執念のヒット!!!そして、鳥谷の一発!!!!同点に追いつかれましたが、ブラゼルの執念のブラゼルシフトを破るレフト前!!桜井!!!!!!!!!!!勝ち越しバックスクリーン!!!!!!!!!!ラッキーセブン!!まずは、鳥谷!!そして、ブラゼル猛打賞!!桜井が、再びタイムリーツーベース!!!!!そして、アッチソンが2回を〆ます!!!最後は、球児がしめました!!!!!虚塵に勝ち越し!!!!!!!!!!!!!!!!巨 人 2 0 0 0 0 2 0 0 0 4 阪 神 3 0 1 0 0 2 1 0 X 7 【投手】(巨)高橋尚、木村正、深田、M・中村-阿部(神)下柳、江草、アッチソン、藤川-矢野【責任投手】(勝)江草41試合3勝3敗(S)藤川28試合3勝3敗13S(敗)高橋尚16試合5勝4敗【本塁打】(巨)(神)鳥谷8号ソロ(3回、高橋尚)、桜井5号2ラン(6回、高橋尚)【戦評】 阪神は4-4の同点とされた直後の六回、桜井の中越え2ランで勝ち越し。七回にも桜井が適時二塁打を放った。六回途中から救援の江草が3勝目。巨人は先発の高橋尚が6失点と誤算で、後半戦は2カード連続の負け越し。
Aug 2, 2009
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阪神・能見、7回1失点!巨人打線を前に躍動 偉大な記録を目の前にしても関係なかった。夕暮れの聖地の中心で能見が躍動。巨人打線相手に三振の山を築いた。 「自分の投球をするだけですよ」 己を見失わないこと-。そう言い聞かせ、伝統の一戦のマウンドに上がった。立ち上がりからアクセルは全開だった。先頭の坂本を遊ゴロ。松本はカウント2-1から外角に鋭く曲がるスライダーで空振り三振に斬った。小笠原は138キロのシュートで詰まらせ一ゴロ。3者凡退に抑えて、リズムに乗った。 四回まで毎回三振を奪う快投。140キロ中盤の真っすぐに切れ味抜群のスライダー、110キロ台のチェンジアップを織り交ぜた。時折、腕を下げて投じることで打者の目線も変えた。変幻自在の投球で手玉にとった。 前回7月19日の東京ドームでの一戦と球場以外は、まったく同じシチュエーションだった。相手投手は同じく左腕の内海。序盤から一歩も譲らぬ投手戦が続いた。 前回はお互い9回まで投げ抜きゼロ封を演じた。結果的に阪神が延長十回に1点を取って勝利した。試合後、能見は「0対0対で投げ合うこともいままでなかったので、そんななかでゼロ点に抑えられたことは自信につながります」と手応えを口にした。 現在、チームは7月29日の横浜戦(甲子園)から岩田、久保と2試合連続の完封を成し遂げている。この日、能見が達成すれば、1963年以来、46年ぶりの快挙だったが…。六回に先頭の坂本に左翼スタンドへ先制のソロアーチを浴びた。だが、失投はそれだけ。能見がまたも巨人打線の前に仁王立ち。7回1失点と好投し、5勝目を挙げた。千両役者や!阪神・能見、セ界の“奪K王” 五感が研ぎ澄まされていた。持ち球は140キロ中盤の真っすぐにスライダー、チェンジアップ…。相手が何を振って、何を見逃すのか。能見は手に取るようにわかった。 「向こう(巨人)も考えているのを感じる。僕も考えていましたが、きょうは1回も首を振ってない。(サインが)それや、それやって(捕手・狩野と考えが同じだった)。同じマンションに住んでいたり、いろいろ交流があるんで(笑)」 女房役とも息ピッタリ。無四球の7回4安打1失点に抑え、自身最多の5勝目をマークした。六回に坂本に先制ソロを浴びたが、失点はそれだけだった。ラミレスを「ボール球を振る確率も高いから腕を振れば大丈夫だと思った」と3三振に仕留めた。8Kを奪う快投で奪三振数は今季109個とし、105個の吉見(中日)を抜いて、セ界トップに立った。真弓監督も「あの一発だけ。あとは安定していた」と目尻を下げた。 今季は開幕からの先発ローテを勝ち取ったが、完ぺきな投球を続けていても、突如、乱れるケースがあった。そこで、首脳陣が7月4日の横浜戦(甲子園)を最後に『幅が広がるのじゃないか』と中継ぎに配置転換。“原点回帰”した。オープン戦から春先にかけて、好投を披露してきたビデオを片っ端から何度も見直した。技術面だけでなく、攻める気持ちを呼び起こした。 10日の巨人戦(甲子園)が進化のきっかけとなった。延長十二回から登板し、決勝点を献上して7敗目。アウト1つか取れなかったが「あれがひとつの転機になった。1日空いて感覚的につかむものがあった」。12日の同一カードで2回をピシャリ。前回7月19日に東京ドームでみせた9回無失点につなげた。 「本当にまだまだこれからだと思って、チームもやっています」 お立ち台に呼ばれた左腕は最後に高らかに宣言した。凛々しい表情は自信に満ちあふれていた。内海、唯一の失投で本塁打被弾…巨人逆転負け マウンドの“虎キラー”は、美しい放物線を描いた打球をただ呆然(ぼうぜん)と見つめた。六回一死一、三塁。左腕エースの内海が、唯一ともいえる失投をブラゼルに左中間席まで運ばれた。 「前半戦で負けた分、後半戦で頑張らなくては。これから巻き返していきたいです」 奮起を誓って臨んだ後半戦最初のマウンドだったが、一発に泣いた。伏線はあった。六回、先頭の鳥谷に中前打を打たれて迎えた4番・金本との対戦。カウント2-1と追い込んでから、内角を狙った直球を左手にぶつけてしまった。帽子を取って申し訳なさそうな顔をした左腕だったが、痛いのは相手よりも自分だった。 直球は140キロ前後。緩急と内外角を丁寧につく投球が生命線の内海にとって、思い切って内角に投げ込めないのは致命的だ。ブラゼルには、中途半端に投げたど真ん中のスライダーを広い甲子園の左中間席まで運ばれてしまった。06年から3年間で10勝を挙げ、今月12日に9回1失点で完投勝利を飾るなど、得意としていた阪神戦だが、6回6安打3失点。予想外の結末だった。 チームとしても負けられない試合。前カードの中日3連戦で1勝2敗と負け越し、1・5ゲーム差まで詰め寄られた。相手先発の能見には、前回対戦した19日に9回2安打に抑えられた。この日も、直球、フォークとチェンジアップの切れは健在で、G打線は打ちあぐねた。 坂本が六回に今月8日の横浜戦(東京ドーム)以来、13試合ぶりとなる先制の11号ソロを放ったが、リードしたのは一瞬。いよいよ首位巨人の尻に火がついてきた。別虎やG倒や!逆転8号ブラ弾で4連勝や なんだか、あの巨人が小さく見えますな。後半戦元気いっぱいの阪神は、クレイグ・ブラゼル内野手(29)の逆転3ランで胸のすくようなG倒劇。球宴明けは怒とう4連勝で4位に浮上した。真夏の倍返しツアーはこれからが本番。原さん、覚悟しときや!!大男は暴れるように、激しく右手を振り回し、叫んだ。打球がバックスクリーン左に吸い込まれた。一塁ベースをけったブラゼルが、喜びが爆発させた。ベンチ前に並んだチームメートには、力いっぱいに両手をを打ちつけた。大興奮で顔は真っ赤だった。 「入るとは思わなかった。あの瞬間は思わず(ガッツポーズが)出た。それに巨人、阪神戦という特別な試合だったからね。しばらくホームランも出ていなかったし、そういう気持ちが合わさったんだと思う」 大リーグで派手なポーズはご法度だが、感情を抑えきれなかった。1点を先行された直後の六回一死一、三塁。マウンドには内海。 「あの場面は最低でも外野フライと思っていた。ラッキーだった」 カウント1-1からの外角119キロスライダーに手を伸ばした。浜風とは逆に吹いていたフォローに乗った。逆転の8号3ラン。3日のヤクルト戦(甲子園)以来、19試合80打席ぶりの本塁打は、まさに千金弾。B砲のG戦第1号となった。 ラニー夫人(29)は出産のため、7月上旬に帰国した。9月には男の子が生まれる予定だ。「子供が生まれたら、チームメート全員を招待してお祝いをしたいんだ。パーティーを開いて、必要なことは、俺が全部やるから」と早くもプランを巡らせる。そのジュニアには「TROT(トロット)」と名付けると決めている。 「なぜかというと『TROT』には野球でホームランを打ったときに、ゆっくりとベースを1周するって意味もあるんだ。自分も毎日そうできたらいい。息子も野球をしたらいいなと思うよ」 自身と子供への願いをネーミングに込めた。 「もちろん今、奥さんがいないのはさびしい。でも自分には野球がある。素晴らしいチームと、受け入れてくれるチームメートがいる。だから集中できるんだ」 仲間たちに祝福される存在でいたい。日本で成功したい。強い思いが逆転3ランを生んだ。 会心の逆転勝利に真弓監督は「一発はいい。重いゲームになっていたから」と助っ人をたたえた後「このあと甲子園を長く空けるので、あと2つ頑張りたい」と横浜戦に続く巨人戦3連勝を誓った。 ブラゼルは「とにかく自分のいいバッティングをすることを心がけている。今の調子で打っていきたいよ」と話した。広島が敗れたため、4連勝を決めたひと振りは、5月23日以来、69日ぶりの4位浮上をもたらした。大きな背中が、いっそう頼もしく見えてきた。千金死球や!阪神・金本、ブラ激弾呼んだ 主砲の気迫がブラゼルの劇弾を“誘発”した。1点を先制された直後の六回だ。先頭の鳥谷が中前打で口火を切ると、打席には4番・金本。その4球目だった。内海の135キロが内角を襲う。もんどりうって逃げたが、グリップエンド付近を直撃した。衝撃にしばらく座り込み、甲子園は凍りついたが…。立ち上がると、打ち直しとばかり、再びバットを持った。アニキの気持ちに、スタンドも沸く。右手小指もこすったと判断して死球をコールした小林球審に促されて、ようやく一塁へ向かった。 無死一、二塁。前回19日の東京ドームでも金本の右手に死球を当てていた内海はすぐに帽子を取った。当てられた金本よりも、当てた投手の方がショックが大きかったのか。動揺した内海からブラゼルが逆転3ランを放ち、ワンチャンスで、試合をひっくり返した。 試合前練習では、若手の早出が始まる午後2時25分にグラウンドへ姿を見せた。炎天下の中、外野をランニングすると、前日30日に続き、志願の外野ノックを15分間。28日の横浜戦(甲子園)での落球。翌29日も、自分としては捕れた打球をこぼし、二塁打とした。ミスを絶対繰り返すまいと、山脇守備走塁コーチに「難しい飛球を打ってください」と頼んだ。左打者の飛球も練習するため久慈守備走塁コーチのノックも頼んだ。41歳が異例の“早出特守”。懸命に打球を追う主砲の姿が、チームに緊張感を与えた。 「(通常行う)練習前のウエートよりも、今日は走りたかったんじゃないですか。体調がいい証拠です」と権田トレーナー。2打数無安打(2四死球)と快音は響かなかったが、“反攻の夏”に向け、気合は満タンだ。試合後は恒例の素振りも30分。過去6年間、5度の月間打率3割5分超えをしている8月へ。心身共に、4番の戦闘態勢は整った。絶好の露払い!阪神・鳥谷、4戦連続の得点演出先制された直後、猛虎の誇りを示した。六回先頭の鳥谷が中前打。ブラゼルの逆転3ランへ絶好の“露払い”になった。「その前の2打席で凡退していましたから、何とか塁に出ようと思っていました」 左腕・内海に2打席目まで得点機で凡退。この時点で今季16打数で安打はわずか1本、打率.063に封じ込まれていた。屈辱的状況を打破するには、快音しかなかった。カウント1-1。スライダーに腰が引けることなく踏み込む。金本の死球で二塁へ進み、ブラゼルの劇弾でホームイン。「(出塁が)点になってよかった」という言葉に、実感があふれた。 前半戦は打率.252の不振。球宴期間中に、タイミングを取る右足の上げ方に試行錯誤を重ねた。6年目のマイナーチェンジは発展途上。それでも、何かが変わり始めた。28日の横浜戦ではタイムリーを含む2安打。29日は一回に先制打、七回一死一塁で金本の3ランを呼ぶヒットなど約2カ月ぶりの猛打賞を記録した。30日は先制犠飛、そしてこの日…。後半戦4連勝のハイライトには常に、鳥谷の姿がある。 「打順は関係ない。与えられたところでキチッと仕事をするだけ」 後半戦開幕の28日に話した言葉に偽りはない。不振で1番、8番、7番と“配置転換”されたが、真弓構想の原点回帰で本格化。アニキの前で見せる存在感が、日増しに大きくなっていく。
Jul 31, 2009
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岩田、久保に続いて、能見が、東京ドームに続いての好投!!ブラゼルが19試合ぶりのホームランで逆転!!!球児が打たれるものの、3-2で阪神が四連勝!!!!内海に投げ勝ちました!!!
Jul 31, 2009
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阪神・久保、4年ぶりの完封勝利で5勝目! 阪神の久保が4年ぶりとなる完封勝ちを飾った。4回以降は走者を一人も出さない完璧な内容で横浜打線をわずか2安打に抑えた。打線は初回、鳥谷の犠飛で先制。五回には横浜のまずい守備から1点を追加した。横浜は2戦連続の零敗で5連敗。 序盤からエンジン全開だった。甲子園のマウンドに久保が仁王立ち。2安打完封し、阪神は今季初の同一カード3連勝を飾った。 一回、先頭の下園を空振り三振に仕留めてリズムに乗った。二回二死から投手の三浦に左前打を許したが、初めて走者を出した直後も下園から三振を奪ってベンチへ小走りで戻った。 1点リードの四回は一死から内川の左前打と村田の死球で一、二塁。初めて得点圏に走者を背負ったが慌てなかった。続くジョンソンを空振り三振に仕留めると、女房役の狩野が三塁へ素早く送球。スタートを切っていた二走を刺した。打線が五回に1点を追加すると、六回からの4イニングを完ぺきに封じた。 夏場に入り調子を上げてきた。最近の登板4試合で負けなしの3連勝。体の切れが好調の要因だ。「体が求めるものを」と油ものを控え、酸っぱいものを多くとった結果、体重が78キロから75キロに落ちた。 これまでは「(夏場に)体重が減らなくて調子が落ちていた」。初めて感じる肉体の変化。3キロの無理のない減量に「体の切れが違いますね。ランニングしているだけでも全然違う」と手応えを感じている。 前日29日の岩田に続く完封で、2002年の谷中、井川以来7年ぶりの2試合連続完封勝利。後半戦最初の3連戦は、最高の結果が出た。久保2安打完封で虎3連勝!Gも倒しまっせ虎、また完封や! 阪神・久保康友投手(28)が横浜戦で12三振を奪う快投を演じ、4年ぶりの完封勝利。チームも連夜の完封劇で今季初の同一カード3連勝だ。最高の後半戦スタートに弾みがついた真弓阪神が、31日から聖地で首位巨人を迎え撃つ。この勢いでGもシャットアウトや!! 超満員のマンモスを独り占め。今季12球団最短となる2時間11分でケリをつけた。自身4連勝。しかも新人だった2005年以来4年ぶりとなる完封劇。今季初の同一カード3連勝を呼び込んだ久保が、お立ち台で高らかに叫んだ。 「(2005年の完封は)覚えてません。八回が終わって点差も点差だったし、球児クンだと思っていたんですがねぇ(笑)。フォークも低めに決まっていたし、制球がまとまっていました」 「H」ランプが灯ったのは2度だけ。1点リードの四回一死一、二塁のピンチも三振併殺で切り抜けた。前夜の岩田に続き2試合連続完封は虎にとって7年ぶりの快挙だった。 「テンポよくできてよかったです。これまで何度も試合をつぶしてましたから。ホント、シンプルなものなんですけどね。受け身にならずに、自分を出すことができた」マウンド上では攻めの姿勢ができなれば負け。そう信じている。ロッテからトレード移籍も初勝利が5月下旬と遅かった。打線の援護に恵まれず、もどかしい日々。そんなとき、西宮市内の自宅で必ず見たDVDがあった。昔の自身の映像? いや違う。世界中の大自然の絶景を集めた『世界の秘境』-。これまで通販で集めてきたこだわりの品だった。もちろん、全8巻そろっている。ひかれる理由は何か。「どうしようもなく困ったときに見ると、『自然には絶対に勝てないなぁ』と思う。悩んでる自分なんて、何てチッポケなんやと」。国内でお気に入りは屋久島。折れそうになる心を大自然が支えていた。 最後の九回二死。代打佐伯を空振り三振に仕留めた。1試合の自己最多にあと1個と迫る圧巻の12三振。与死球こそ一つあったが、四球はなかった。魅せた125球、1412日ぶりとなる完封劇にも「結果的にそうなった」と淡々を振り返る右腕を真弓監督が絶賛した。 「見事な投球だった。低めにしっかりコントロールできていたし、キレもよかった」 後半戦は無傷の3連勝。しかもあれほど苦しんでいた投打の歯車がかみ合った。31日からの巨人3連戦に万全の態勢で臨むことができる。 「この流れだからね。今は戦ってもリキみがない。普通に戦える。頑張ります!」。指揮官が熱い反攻を誓った。G打線もシャットアウト。夏の長期ロードに出る前の最後の聖地で生まれ変わった虎をみせてやる!久保シャットアウト!阪神、7季ぶり連続完封 新人だった2005年以来の完封。しかも阪神としては前夜の岩田に続き、7季ぶりの2試合連続完封。だが、淡々と振り返るのが久保らしい。「最後、球児(藤川)で勝った方がいいと考えていた」と冷静だった。 腕を振り、低めへの変化球が抜群だった。「(球宴期間中の)休みの時からフォークが良かった」と久保。打者のかなり手前でワンバウンドするボール球にも、面白いようにバットが回った。 得点圏に走者を背負ったのは四回だけ。散発2安打。六回以外は毎回の奪三振で、自己最多にあと1個と迫る12三振。与死球こそ一つあったが、四球はなかった。「セキ(関本)さんに調子がいいと、何度も暗示をかけられた」と笑った。 「後手、後手になって何度も試合を壊した」との反省から、テンポ良く攻めた。今季両リーグ最短の2時間11分で投げ切って自身4連勝。「いつもはがたがたと落ちる。今年はない。過去にないことでびっくりしている」と話していた久保。プロ5年目で、初めて夏場に調子を上げてきた。 チームも今季初の同一カード3連戦3連勝。お立ち台で久保は「このまま連勝を続けたい」と強気に言った。阪神、赤星の足で流れるように先制点奪う 阪神が一回、苦手の横浜三浦から流れるように先制点を奪った。 赤星が中前打で出塁し、すかさず二盗。関本の犠打で1死三塁とし、鳥谷の浅い右飛で赤星が生還した。赤星は「同じ外野手として(風で右翼手が)いい体勢で捕球するのは無理だと思っていた」と、してやったりの表情。鳥谷は「赤星さんに感謝です」と話した。 前半戦では見られなかった攻めに、和田打撃コーチは「(赤星が)足で引っ張った。1安打で1点を奪ったのが大きい」と話した。虎・赤星“攻”走塁!先制導く気迫ホームイン わずか6球。天敵・三浦を“秒殺”した先制劇に、忘れかけていた強虎の姿がよみがえった。一切の無駄がない1点。先導役はもちろん、帰ってきた切り込み隊長・赤星だ。「きのう(29日)のバスターもよかったですが今日はホント理想的でしたね。僕が一発で走ってセキ(関本)が一発で決めて。接戦の勝ち方というか、いい時はこういう勝ち方が多かったなと」 甲子園に爽快な風が吹いた。一回。三浦の2球目を中前打すると、続く関本の初球にいきなり走った。「三浦さんは対戦が多い分、たくさん研究しているんで」。セ・トップの26個目を決めると、関本がすぐに送りバントを決めて、一死三塁。3番・鳥谷が、2球目を右翼へと打ち上げた。 浅かった。しかし普段は右翼から左翼へ吹く浜風が、この日は中堅方向へ。打球が伸びる向きだった。「この風で、捕ってすぐ投げられるか。高い飛球なら(相手が)無理。自分(が守りの立場)だったら後ろから入る(勢いをつける)勇気はない」。白球を見上げながら瞬時に判断し、タッチアップ。微妙なタイミングも、素早く足が入り、セーフ!! 両手を叩いてコブシを握った。「スライディングの技術は僕の武器」。高度な『足技』が、随所に散りばめられていた。 腰痛、首痛で満足に動けず、2軍落ちもした前半戦。しかし復帰後は、5戦連続安打。特に後半戦3試合は13打数5安打(.385)、4得点、3盗塁の活躍だ。「あまりに悔しい思いをした。このまま終われない。その気持ちが出せればいい」。熱い思いを吐き出した。 「気持ちで全然違ってくる。次は巨人。気持ちを強く持っていかないと先にはつながらない」 五、七回の好機にも快音を響かせた。結果は右直、二直も、内容ある当たりを打てた。手応えを感じていた。 「楽しみにしといてください」。選手会長が掲げた反攻宣言。元気な赤星がどれだけ怖いか。セ界にそれを思い出させる。虎・狩野、“攻”リード&劇走スリーベース 連夜の“完封捕手”は「きょうは、久保さんがすごくよかったから。配球どうこうじゃないでしょ」と謙そんしたが…。狩野のリードに加え、この1打がなければ、展開は違ったものになったかもしれない。 「ラッキーっすね。外野が“お見合い”みたいな感じになって。バッティングは(運が)ついていました」 1-0の五回一死。高めのスライダーを振り抜くと右中間に上がった飛球を中堅・下園と右翼・吉村が譲り合う形でポトリ。その間に、俊足を飛ばして三塁に到達した。今季4本目の三塁打はチームトップ。続く平野の右前適時打で貴重な追加点のホームを踏んだ。打率.284は阪神の規定打席到達者の中で一番の成績だ。「いよいよ、また始まる。緊張の日々が…」 後半戦開幕の28日。そういって試合前練習に臨んだ。チームが勝てない責任を感じた前半戦。球宴休みの間は、普段はゆっくりと過ごせない家族との時間を楽しんだ。家に長くいるパパを喜ぶ3人の息子。その姿を見ると元気が出た。 前回、2002年の2試合連続の完封劇では、矢野がマスクをかぶっていた。超えなければいけない先輩に近づいた? 「今回はピッチャーが頑張ったこと。三浦さんが相手だし、とにかく1点を先にやらないように。僕は泥臭くというか、低めなら低めにと大きくジェスチャーをしただけ」。控えめに話した。 それでも、この結果が少しずつ自信となる。まだ続く「緊張の日々」を戦っていける。阪神・鳥谷、犠飛で先制打点!赤星に最敬礼 3番・鳥谷が、2試合連続の先制打点だ。一回一死三塁で、三浦のスライダーを右翼へ。浅い飛球だったが、三走・赤星が生還した。 「先制できてよかったです。赤星さんに、感謝ですよ」 試合後は先輩に最敬礼だったが、これで今季初の3試合連続打点。安打こそ出なかったが、後半戦3試合は11打数5安打(.455)、3打点。打線のカギを握る3番は「こういう接戦で勝っていければ、大きいと思います」と表情を引き締めていた。
Jul 30, 2009
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2安打完封!!12三振!!!文句なしの2試合連続完封勝利で、元気のない横浜に三連勝!!後半戦、これで開幕三連勝!!三浦に投げ勝ちましたね!!!本当に、久保がすごかった!!守備のミスもあっての2点を守り抜きました!!!3年10ヶ月、ルーキーの年ぶりの完封でした!!!横 浜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪 神 1 0 0 0 1 0 0 0 X 2 【投手】(横)三浦-細山田、武山(神)久保-狩野【責任投手】(勝)久保15試合5勝4敗(敗)三浦18試合7勝7敗【本塁打】(横)(神)【戦評】 阪神は久保が4年ぶりの完封で、今季5勝目を挙げた。1死球と制球力が抜群。2安打に抑えて、12三振を奪った。打線は一回に鳥谷の右犠飛で先制。五回にも1点を加えて、援護した。横浜は三浦が好投したが、打線が沈黙した。
Jul 30, 2009
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阪神・岩田、プロ初完封で今季初勝利 待ちわびた瞬間だった。阪神の岩田が5度目の先発で今季初勝利。しかもプロ初完封で飾った。「必ず甲子園(のお立ち台)に戻ってくると思いながら、日々練習していた」と感慨に浸った。 苦しい場面の連続だった。六回までは毎回の安打を許し、四回のほかは得点圏に走者を背負った。ピンチで頼ったのは「僕の武器はスライダー」と最も自信のある球。右打者の内角低めに、食い込むように沈む変化球を要所で使った。一回2死三塁で村田を、六回2死一、二塁で武山を、その球で空振り三振に仕留めた。矢野が以前「右打者には視界から消える」と評していた決め球が、効果的だった。 盤石なオフを過ごしたが、WBCで左肩を痛めた。6月10日に1軍に復帰するが、初勝利が遠い。岩田は「勝てないかもという葛藤(かっとう)はあった」と言う。久保投手コーチが「調整もきついことをやらせた」と話すように、体をいじめ、弱気を取り払った。 「チームに迷惑を掛けた。これからもっと勝てるようにしないと」と岩田。巻き返しへ、笑顔は一切なかった。真弓監督(岩田に)「今季は働いてもらわないといけない投手だった。そういう投手が勝つと、チームが乗っていける」虎党待ってた! 新井が1カ月ぶり本塁打 ゆっくりと打球が落ちていく。半信半疑のまま一塁ベースをまわった新井は、ようやく左翼席に届くのを見た。10号3ラン。控えめな笑顔でハイタッチを交わした。 「よかったです」 短く、たったひと言。まだ浮かれるわけにはいかなかった。 本塁打は6月16日のソフトバンク戦(甲子園)以来、26試合112打席ぶり。さらに五回二死一塁では、2番手・高崎から左前打。マルチ安打も実に18試合ぶりだ。 前日28日のサヨナラ勝利で、勢いがある。この日も攻める姿勢を見せた。一回には鳥谷が中前適時打を放ち「先制点がほしかった」と、3番に戻って2試合連続のタイムリーだ。金本にも適時打が出て、クリーンアップが3人で打点を挙げるのは今季4度目だ。 相手先発のマストニーも、和田打撃コーチが「ストレートがいい。スピードガンの数字より、球がきている。低めにはスライダーもいい」と分析。対策が功を奏した。 後半戦スタートを連勝で飾り、借金もわずかながら減らして「12」。この勢いを止めずに突っ走る。鳥谷(3番で2試合連続の複数安打)「継続して、結果を出していければ」阪神・和田打撃コーチ(鳥谷、新井の3、5番に)「鳥谷があれだけつないでくれると大きい。新井も(復調の)兆しが出てきた」虎祭や!兄弟祭や!新井&金本3ラン競演新井&アニキの3ラン競演で連勝や! 阪神は打撃不振の新井貴浩内野手(32)が三回に27試合ぶりの10号3ランを放つと、金本知憲外野手(41)も七回に16試合ぶりの15号3ラン。今季2度目のアベック弾で横浜に8-0の快勝や。悶々とした前半戦とは違い、後半は連勝発進。この勢いで今季初の同一カード3連勝いくで~。紺色の空に高く上がった打球を見つめた。祈りながらベースを踏むと、虎党がわき上がった。届いた。長らく手にしていない感触。笑顔にはなれなかったが、勝利に貢献できたという少しの実感が新井の心に広がった。 「もう、入ってくれと思って走りました。チームには迷惑をかけていたんで、どの打順だとかは関係なかったです」 2点を先行して迎えた三回二死一、二塁。目の前で金本が、勝負を避けられた。カウント2-2からの5球目。高めに浮いた120キロの変化球に、自然と反応した。6月16日の日本ハム戦(京セラD)以来、27試合113打席ぶりの10号3ランは左翼ポール際で弾んだ。初完封を果たした岩田も後押し。「いいピッチングをずっとしていたのに、点をとってあげられなくて勝ちがつかなかったので、きょうは勝ててよかったです」と若虎を見つめた。 苦しみ、もがいていた。打撃練習では、構えやタイミングの取り方を試す日々。「うーん、わからない。わからんよ」。確かな感覚はつかめなかった。「アウトコースが遠く見えてしまう」。前日28日には、和田打撃コーチから「インコースを怖がらずに打つ意識を持て」と、数センチだけホームベースに近づくように助言された。左足は少しオープンスタンスにした。「ホッとしましたけどねぇ…。今までなかなか、うまくいかないこともあって。なんだかんだいっても、やるしかないですから」。5番に戻って2試合目。「とりあえずきょうの試合はよかった」。今までも、これからも、心が折れるわけにはいかなかった。 アニキが続いた。七回一死一、三塁で46歳の工藤から中堅右へ低い弾道で15号3ラン。AKアベックアーチは4月8日の広島戦(甲子園)以来、今季2度目だ。16試合ぶりの本塁打で、7月2日の中日戦(ナゴヤD)-3日のヤクルト戦(甲子園)以来の連勝を決めた。それでも、試合後はベンチ裏のミラールームで約30分間の素振り。汗をしたたらせ、言葉は残さなかった。 「毎日これだけ多くのファンのみなさんが応援してくれる。あきらめずに、またあした勝てるように頑張ります」とお立ち台で誓った新井。30日も勝てば、85試合目にして、初めての同一カード3連勝となる。さまよい続けたトンネルの、出口が見えてきた。
Jul 29, 2009
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とうとう岩田が復活しました!!初完封勝利!!そして、前半戦苦しんでいたクリーンナップが復活で鳥谷タイムリーに、金本、新井のアベックホーマー赤星、関本も元気で、強い阪神が帰ってきました!!!あとは、これを横浜以外でもやることです!!横 浜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪 神 2 0 3 0 0 0 3 0 X 8 【投手】(横)マストニー、高崎、工藤、小山田-武山、黒羽根(神)岩田-狩野【責任投手】(勝)岩田5試合1勝1敗(敗)マストニー12試合1勝5敗【本塁打】(横)(神)新井10号3ラン(3回、マストニー)、金本15号3ラン(7回、工藤)【戦評】 阪神の岩田がプロ初完封で今季初勝利。7安打を許したが、丁寧な投球でピンチをしのいだ。打線は一回に鳥谷、金本が連続適時打。三回は新井が3ランと序盤で援護。七回には金本が工藤から3ランを放ち突き放した。横浜は4連敗。
Jul 29, 2009
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阪神サヨナラ勝ち!新井で同点、関本決める 九回に追いつき、延長十回に今季6度目のサヨナラ勝ちを決めた。「みんな期するものがある」と十回2死一、二塁で決勝の中前打を放った関本。阪神の執念が終盤に実った。 「振り出しに戻すくらいの気持ちでこの一戦に臨んだ」と真弓監督。後半戦初戦で鳥谷、新井を中軸に戻し、開幕時に近いオーダーを組んだ。だが、新井から快音が響かない。九回まですべて走者を置いた場面で4打数無安打。凡打のたびに、唇を強くかみしめた。 3-4の九回は1死二塁で、またも新井。山口の144キロの外角の球に必死に腕を伸ばし、右前に運んだ。二塁走者を迎え入れる同点打に「気持ちで打った安打。いい安打」と指揮官が言い、新井は「良かったです」とつぶやいた。 苦しみながらも後半戦を白星発進。関本は「チーム一丸となって取った勝利」と胸を張った。安藤(6回3失点)「(チームが)勝って良かったです」藤川(1回無失点で3勝目)「あした、あした。あした勝たないと、意味がないから」赤星(六回の適時打を含む3安打)「(適時打は)球種も何も分かりません。とにかく何とかしないと、と必死だった」鳥谷(三回に適時打)「積極的にいこうと、それだけ意識した」関本でかした!阪神、後半戦サヨナラ発進デカした! サヨナラ男や、関本や!! 阪神は延長十回二死一、二塁で、関本賢太郎内野手(30)が中前へ運び、今季2度目のサヨナラ打を放った。横浜を沈め、球宴明けの後半戦を白星発進を飾った真弓阪神は、4位・広島と0.5差に接近。“必死のパッチ”で真夏に再浮上に懸ける。大きな体を受け止め、関本は笑顔の輪に埋もれた。打球が二塁を越えて外野で大きく弾む。サヨナラだ! 一塁ベースをまわると、右拳を握りしめた。新井が飛びつき、しがみつく。頭に響く、手荒い祝福がうれしかった。 「飛びついてきた新井さんだけじゃなくて、みんな期するものがあり、勝ててよかったなと思います。絶対に逆転しようと思っていた」 開幕オーダーで臨んだ再出発。5番に戻り、九回に同点打を放った新井はもちろん、関本らナインが死に物狂いでつかんだ勝利だった。 延長十回。目の前で、赤星が敬遠の四球で歩かされ、二死一、二塁。「『ありがとう』と思いながら打席に入った」。燃えないはずがない。6番手・木塚の内角球に詰まった。「全然、勝負強くないよ。その前に3回も三振してたし。結果オーライ」と言いながらも、劇勝の一打で魅せた。 試合前のミーティングで奮い立つものがあった。真弓監督が「今の数字を恐れることなく、立ち向かっていこう。前だけ向いていきましょう」と言葉を発した。負け越し「14」で5位に沈むチーム。1勝を積み重ねていくしかない。ヒーローは「勝ってよかった。本当にチームも変わってきましたし、後半戦しっかり巻き返していきたい」と誓った。関本には“2人のコーチ”と共に2年間続けていることがある。毎日のフリー打撃で練習パートナーを務めることの多い山崎、嘉瀬両打撃投手に、マウンドからの目線で打撃フォームチェックを受ける。「低めのボールは見逃して、その分高めのストライクゾーンはボール1個か2個広く打ちにいく」。理由は「低めは打ってもヒットにならん」から。このこだわりが得点圏打率.321、34打点の結果につながっている。 前半戦に痛めた右足付け根は万全ではない。引き揚げ際、ベンチ裏の通路は壁に手をつき、階段では手すりをつかみながら足を引きずった。それでも「出る以上は大丈夫」と言い切った。 「10時を過ぎても大勢のファンのみなさんが残ってくれたので、勝ってよかったです。思いっきり(六甲おろしを)歌って、忘れずにゴミは持って帰ってください!!」 甲子園の“美化委員長”を務める男は、笑いも交えて感謝した。まだ借金は13だが、4位・広島とは0.5差。コツコツ白星を積み重ねる。まさに、必死のパッチ。がむしゃらに勝ち取ったひとつの白星がきっかけになるはずだ。阪神・藤川、球宴被弾ショックなし2K締め 火の玉ストレートがうなりをあげた。9球投じた真っすぐのうち7球が150キロ超。今季初の矢野とのバッテリーが“リミッター”を解き放った。藤川が打者3人を完ぺきに封じ込め、劇勝を呼び込んだ。「(矢野とのコンビが)うれしいね。それがうれしかった」 同点に追いつき、持ち込んだ延長十回。今季7度目の延長戦のマウンドに立った。先頭の吉村は低めいっぱいの速球で見逃し三振。武山はこの日最速の153キロで空を切らせた。一転、石川はフォークで一ゴロに。真弓監督が「(十回は)勝負やったからな」と投入した守護神が期待に応えた。 監督推薦で出場した球宴。25日の第2戦での初球を、サブロー(ロッテ)に被弾。初出場の2005年から続いていた無安打&無得点ピッチが6回2/3で止まったが、後遺症はなし。今季3勝目(3敗、11セーブ)が舞い込んだ。 18.44メートル先にいる女房役が自然と力をみなぎらせた。5月上旬に右ひじ痛による2軍調整の際、ブルペン入りしたときにはマスクを被ってくれた先輩に教えを請うた。だが、1軍には中盤まで長年の正妻が不在-。「矢野さんの存在が大きかった」。改めて、そう口にしたことがあった。そして、83試合目。ようやく“最強タッグ”が結成された。これほど心強いものはなかった。 「あした、あした。あした勝たないと意味がないから」 ゲームセットからわずか数分後。勝利の余韻に浸ることなどなかった。すでに球児の目は次戦を見据えていた。阪神・新井、土壇場で死に物狂い同点打 虎党の“悲鳴”を体中に受けた。4打席凡退で迎えた九回一死二塁。放った打球は二塁手の頭上を越え、湿った芝生の上で弾んだ。二走・鳥谷が、足をもつれさせながらも生還する。起死回生の同点タイムリー。しかし、試合後の新井は眉間のシワが寄ったままだった。「…」 報道陣の矢継ぎ早の質問に、しばらく口を開かなかった。そしてゆっくりと「よかったです」。後半戦に入っていいスタートが切れたか、との問いには「そうですね」。それだけだった。 真弓監督は31試合ぶりにメンバー表に「5番・三塁」と書き込んだ。前半戦が終盤になるにつれ、自分の位置は判で押すかのように「6番」だった。6月8日のソフトバンク戦(甲子園)以来の“昇格”。 「待っていても(調子が)上がってこないから。開幕のかたちでいこう、となった」。前日27日に「我慢して使う時期ではない」と話していた和田打撃コーチが内情を説明した。要するに、次のカード巨人3連戦も含めた、スタメン落ちへの6番勝負だった。同点打までは散々たる内容だった。一回二死三塁で空振り三振に始まり、投ゴロ、遊ゴロ、右飛。3度の得点圏すべてで天を仰ぎ、残塁を6つもつくった。通信簿でいうと「0点」。球宴期間中のオフ2日間は首脳陣から異例の“バットを持つな指令”が出され、全体練習再開となれば和田コーチが密着指導し、スタンスを狭くするなど、試行錯誤を続けた。しかし、それもすべて水の泡になってしまうところだった。 「気持ちで打ったヒット。力むとか力を抜くとか、力んでもいいから気持ちでという場面だった」と指揮官は話した。そして「結果も出たし、代えない」とクリーンアップ不動を断言した。 だが、この一打でスランプという長いトンネルを抜け出したと判断するのは、いかにも安易。本塁打は26試合もストップし、いまだ2けたに到達していない。狙った獲物を一発で仕留めるのが背番号25の魅力。ここからが正念場だ。阪神・鳥谷、7戦ぶりマルチ打 3番・遊撃」で出場した鳥谷が、7試合ぶりのマルチ安打となる2安打2四球の4出塁。三回一死二塁で寺原の外角カーブを流し打ち。チーム2点目をたたき出した。 「先制されて苦しい展開だったので、勝ってよかった」。6月2日の楽天戦(Kスタ)以来、36試合ぶりの3番。不振で1番や7番など転々としたが、開幕の打順で快音も戻った。「打順は自分が決めることではない。与えられたところでキッチリ仕事をするだけです」。これまで苦労した分も取り返すつもりだ。阪神・赤星、元気!元気!2盗塁 激闘だったからこそ、“下位対決”の事実が悔しかったのか。サヨナラ勝ちの余韻が残る通路を、赤星は無言で歩いた。 「よかったです。とりあえず勝ったので」 劣勢にあえぐチームを引っ張ったのは、その両足だった。三回に中前打で出て、二盗に成功。五回にも右前打から二盗を決め、リーグトップ独走の25盗塁だ。六回二死一、二塁ではしぶとくセンター右へ落とす同点タイムリー。気合のあまり、一塁を回って激しく両手をたたいた。猛打賞は6月17日以来、41日ぶり。重い首痛で7月5日から15日間、2軍でリハビリ生活を送った選手会長の“復活宣言”だ。 「1軍へ帰ったら、走りまくれるようにしたい」。炎天下の鳴尾浜でそんな決意を明かしてから3週間。二塁ベースだけでなく、後半戦反攻に向かって鋭く駆けだした。(
Jul 28, 2009
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関本が必死のパッチで二度目のサヨナラ打!!まだまだいけるぞ!!!横 浜 3 0 0 0 0 0 1 0 0 0 4 阪 神 1 0 1 0 0 1 0 0 1 1X 5 (延長十回)【投手】(横)寺原、石井、真田、加藤康、山口、木塚-武山(神)安藤、江草、渡辺、筒井、藤川-矢野【責任投手】(勝)藤川26試合3勝3敗11S(敗)木塚24試合2勝1敗【本塁打】(横)村田20号3ラン(1回、安藤)、内川12号ソロ(7回、江草)(神)【戦評】 阪神は4-4の延長十回二死一、二塁で関本が中前打を放ち、今季6度目のサヨナラ勝ち。一回に3点を先制されたが小刻みに反撃。九回は新井が同点打。十回を抑えた藤川が3勝目。横浜は3連敗。山口の抑え失敗が痛かった。
Jul 28, 2009
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ローテ譲らん!阪神・能見、9回2安打0封 東京ドームに張りつめた緊張感が漂う。両者0行進で迎えた九回二死三塁。フルカウントで、打席には強打者の小笠原。それでも、能見は冷静だった。女房役・狩野のサインに横に首を振った。 「状況的にも変化球を待っているかなと思ったんで」 渾身の力を振り絞って投じた116球目。外角いっぱいの144キロ直球がミットに吸い込まれると、ポーカーフェースの左腕が珍しく感情をむき出しにして、グラブを叩いた。完封こそならなかったが、記録よりも記憶に残る9回2安打無失点の快投劇。6月21日楽天戦(甲子園)以来、28日ぶりの4勝目を飾った。 「(無安打投球は)誰か早く打ってくれないかと思っていた。変に自分が意識してしまうので」 七回二死からラミレスに中前打を打たれるまで、圧巻の無安打ピッチ。「狩野がうまくリードしてくれた」と110キロ台のチェンジアップを効果的に使って、得意球のスライダーと最速146キロの真っすぐを生かした。 4日の横浜戦(甲子園)を最後に中継ぎに回っていた。自身の立場も理解していた。投球時には正対した状態から、ゆったりと体動かすことを意識して、右肩の開きをおさえた。打者に最後までボールが見えにくいように工夫し、自己最多タイの12Kを奪った。 「今までチームに迷惑をかけていたんで」。勝負の5年目。これまでのプロ野球人生、結果が残せず1軍、2軍を何度も行き来した。そんなときは必ず携帯電話にメールが入った。「お前はファームにいるような選手じゃないんだから」-。社会人・大阪ガス時代に才能を評価してくれた当時の担当スカウト、池之上格編成部課長(55)だ。今季の初完封のときも「おめでとう」と連絡があった。見守ってくれる人への恩返しの1勝でもあった。「きょうは能見の投球に尽きる」と真弓監督も手放しで喜んだ。 「0点に抑えられたことは今後の自信につながります」 もう先発ローテは譲らない。気持ちが浮かれることもない。端正なマスクが一層引き締まってみえた。阪神・球児、G戦今季初S「燃えた」 1球1球にたっぷりと時間を費やした。失投は許されない局面。気持ちは最高潮に達していた。藤川は3者凡退に仕留めて、勝利のハイタッチ。今季11セーブ目を挙げた。 「(気持ちは)いつも一緒。(東京ドームが狭いのは)それもいつも一緒のことやから。(でも、)安藤さんに迷惑をかけていたからね」 11日の巨人戦(甲子園)には先発・安藤が7回無失点に抑え、1点リードの八回一死一、二塁から登板。続く九回二死三塁に同点打を浴び、白星を消してしまった。前夜も投手陣が今季ワーストの11失点を喫していた。 「それがあったといえばあった。燃える要素ではあった」 秘めたる思いを胸に1点リードの延長十回にマウンドに上がった。先頭のラミレスを外角フォークで遊ゴロ。亀井もフォークで空を切らせた。谷もフルカウントからカーブで遊ゴロに打ち取った。今季12試合目の伝統の一戦で、ようやく記したセーブだった。 昨季は13.5ゲーム差を逆転される世紀のV逸を味わい、海の向こうへ馳せる思いを封印。ことあるごとに巨人に対する熱い思いを口にした。「僕から言えば巨人-阪神戦じゃなくて、阪神-巨人戦ですから」。しかし…。現状では5位に低迷し、自力Vが消滅。首位巨人ははるか遠くにいる。「いまの立場では負け犬の遠ぼえやから。何もいえないよ…」。だからこそ、結果を出したかった。 「(17日に先発した)金村さんも能見さんも頑張っていたから」 あくまで主役は“先発投手”という。スターターの頑張りが球児の出番を増やすことになる。そして、チームの勝利が積み重なっていく。球児の本当の意地をみせるのはこれからだ。阪神・藤川、11セーブ目!十回を三者凡退 阪神の藤川は1-0の十回をきっちりと三者凡退に仕留め、11セーブ目を挙げた。 1点もやれない重圧のかかる場面だったが「いつも一緒やと思うけどね」と淡々。一発を警戒せざるを得ない東京ドームでのマウンドにも「いつも一緒のことやから」と繰り返した。前日には2打席連続本塁打を放っていたラミレスを遊ゴロに抑えるなど、危なげのない投球で試合を締めた。
Jul 19, 2009
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