No Music,No Life

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Kickn

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2007.10.03
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+++師団+++

「ふぅ、帝都は何て暑いんだ・・・」

「仕方ないだろう、朝まで何ともなかった公園が午後にはこの有様だ。」

二人の師団員が先ほどケンや謎の組織により木っ端微塵に破壊された公園の掃除をしていた

「見ろよ・・・この滑り台、根こそぎだぜ?どんだけハデにやりゃこんなに破壊できるのかな?」

「さぁな、団長でもこれは流石に無理じゃないか?」

「ははは、だよなぁ」

「誰が何が無理だって?」

「ははは、だから団長でも流石にここまでするのは・・・」



「(ははは・・・はい?なぜここに?)すみません!とんだご冗談です、はい。」

男はとっさに振り返って頭を地に付けた

彼の名前は師団団長 九頭竜 迅(くずりゅう じん)、64歳・・・

定年過ぎて年金貰う前の男のようで居て現役の団長を務める兵である

「教団の遺体が20人か、団長のサクラ氏も痛手を負っていると聞いた。とんでもない痛手だ。まだ他の組織はあると言っても帝都周辺は教団しか有力な組織はない・・・」

「そうですね、我々の援助は必要不可欠でしょう・・・」

「助かります、帝都側も許可してくれました。」

男たちの後ろで次々と声が発せられた

「あの、私たちは失礼しましょうか・・・?」

男は振り向き迅に聞いた

「いや、掃除をしていてくれ」



先ほど呟いたのが

迅の側近 時眼 板郎(ときめ いたろう)

教団の副団長 盆栽 リズム(かんさい りずむ)

の2名である

「私は・・・ずっと北にいたので何も分からない・・・訳ではない。一応、噂は聞いていたが・・・」



「死刑執行委員会か・・・罪のない人を快楽に等しい勢いで殺害しまくる最低な組織です。なぜ帝都は手を下さないのですか?」

「分かりません、今では均衡を取っているに近い状態です、一触即発と言ったところでしょうか」

「それなら何故、今回このような事件が起こったんですか?」

「分かりません、確実に言えるのは教団が着いた時には長身男三人と子どもと成人男性二人がいた事が確認されています。委員会、彼らの本業は暗殺、なぜこんな昼間っから100人近い暗殺者が光の下に現れるんでしょうか?」

「・・・うーん、ってことは別の組織って事なんですかね?」

「ふむ、しかし死刑執行委員会以外で帝都を騒がせている組織は存在しない」

「となると・・・西の国、日本国からの攻撃という事でしょうか?」

「奴らは無能力だ、特殊部隊が来たとしても銃器を使ってくるはず。それに関所を越えられるとは思えない。」

「はい、日本国の警察とは到底思えません」

「ということは・・・?」

「あっちで本当に特殊な組織が結成され、こっちに攻めてきたという事。もしくは死刑執行委員会以外の組織が存在しているという事。どちらにしても我々にとって驚異である事に違いはない。」

「・・・」

「板郎どの!」

「(ドキッ!)なんだ、なんだ、お前は一体何者だ!?」

板郎は腰に挿していた刀を引き抜き身構えた

「すみません、周辺の清掃が終了しましたのでそのご報告です。」

・・・

「そ、そうか、まぁ今日は帝都ホテルに戻っていろ、ご苦労だったな」

板郎がそう言うと男らは公園から出て行った・・・ ドサッ

「うわぁぁぁぁぁ」

先ほど先陣を切って出てった男が突然倒れたのである

「ん、どうした?」

「隊長、ジョン氏が!」

ん、ジョンと言ったのか、お前の名前は何だっけか?

と、心の中で思いながらも板郎はジョンに近寄った

「皆の衆、公園に戻れ、団長の側に寄れ!」

板郎は即座に指示を出した

男らは突然の言葉に驚いたがパタパタと公園内に戻っていく

ジャジャー

「ふぅ、スッキリした」

トイレから出てきた男、副団長の神田 イチローである

ふと目の前に広がる異常事態にイチローは焦って団長の方に駆けだした

すると団長はふと、イチローを見るも即座に目を見開き少し上に視点をずらした

イチローはそれを見逃さず、すぐに胸元からナイフを取り出し前屈みに倒れながら後方にナイフを飛ばした

振り向いたそこには、全身を黒い服で覆った男がソードを持って襲いかかってきていた

黒ずくめの男はナイフを弾くと再びイチローに飛びかかろうとした、しかし時は止まる事を知らず、既にイチローが抜いた刀により腹を突き抜かれていた

「グフッ」

「おっと、危ない危ない、なんなんスカね?コイツら」

イチローは刀に着いた血を払うと即座に周りに注意を払いながら団長に近寄っていった

「イチロー副団長、大丈夫ですか?」

「ああ、板郎、お前も大丈夫だったかって・・・」

イチローは板郎の方にもたれかかっているジョンを見て眼を細めた

「名前はジョン、氣志団の団員だ。」

「氣志の・・・氣志って来てるんだっけ?」

「ああ、今頃帝都ホテルで・・・」

「いや、みんな来ないから来てみたらこんなだ。ジョン、目を開けろ、ジョン!!!」

氣志はジョンの胸を激しく叩いた

「止めろ、即死だ、見て分かるだろう、毒矢でしかも心臓に達している。出血多量で即死だ」

板郎は氣志をジョンから離れさせた

「くそ、お前達がいながら・・・俺の団員が・・・」

氣志は肩を落とした

「んで、相手は?」

「切り返しが早いのが氣志の良いところだな、我々の周りだ。ほら、黒い奴ら」

イチローはさっと周りを見回した

「ざっと・・・100は越えてないか?100くらいじゃ?」

すると迅はジョンの遺体の側に座り込んで言った

「100も101も変わらん、死んでしまっては全てが終いじゃ…はて、仲間一人の死はなんだったかの?」

「敵100人の命に等しい」

全員一斉に応えた





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Last updated  2007.10.03 23:37:20
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