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平成31年2月5日(火) 午前4時半起床。晴れのち曇り。夜は雨になりました。 昨晩、日付の変わって午前1時半頃だったか、べっとりの寝汗に目が覚めました。インフルエンザの影響でしょうか。下着どころかパジャマも濡れて冷たい。むくり起き出し、着替えました。シーツは仕方ありません。そのまま。毛布を裏返しにして被り、再び夢の中。 少し咳が残りましたが出勤。午前、稟議書に印をついたり、明朝にあるボード会議の準備をしたり。マスクをしたままだったので、息に眼鏡が曇っていけませんでした。午前に始末がつき、早退させてもらいました。昼、近くの千円カットに突っ込みました。いつもは15分ですが、今日は顔も剃ってもらったので20分かかりました。午後1時過ぎに帰宅。横になろうと、パジャマに着替えました。ん?曇りの天気をして、私の寝具に布団乾燥機が廻っていました。そういえば朝、妻の曰く「あなたの寝汗、畳に届いていたわよ」部屋を暖かくして、ソファーにゴロリ。薪ストーブに懸けた薬缶の音を聞きながらウトウト。午後5時、トラのニャゴニャゴ、ネコカリを強請る声に起こされました。妻は出かけたようでした。珈琲を淹れて映画を1本。「穏やかな暮らし」トニ・セルヴィッロ主演。殺しのあるサスペンスでした。この俳優、先日「グレート・ビューティー/追憶のローマ」を見たばかりです。名優です。それはそうと、このところ毎日、映画漬けです。悪くない。 見終えて風呂へ。文庫本を持って長湯。汗が出てよかったです。風呂上がり、発泡酒をプシュッ。クワワワァ~もちぇん。続いて冷酒。さきイカを当てにグビリ。 ちびりやりながら手に取った本はこれ。加藤周一「夕陽妄語」1~3、ちくま文庫です。朝日に連載のコラムを本にしたものです。怖い顔したおっさんの顔写真とともに月一回、硬い文章が載りました。それに惹かれ始めたのは2000年を過ぎてからのような気がします。それが何という幸い。今は福岡に引っ越しましたが、昨春まで佐伯に住んだSさんに引っ越し手伝いの駄賃として段ボール20箱近くの書籍をもらいました。その中にバックナンバーが混じっていたのです。1984~1991,1992~2000の1、2巻とセット、併せて3冊でした。遡る楽しみが出来ました。嬉しいな。この3冊、1年前、段ボールを開いた時に確認、本棚に並べてありました。加齢による記憶喪失なのか、それを失念。今日、見つけ、手に取った次第です。彼の立脚点、考え方、主義主張には強い共感を覚えます。 余談です。私、本を手に取る折は、ウィキでその作家の人となりを調べるのが癖になっています。エピソードを見つけると、発見というか、あれこれの繋がりを新たに知ることととなります。而して加藤周一の場合、終戦直後に堀辰雄の主治医であったとか、電車通勤の読書術は「混雑する通勤電車の中では、ページをめくらなくてもいい本を選択」「電車に乗る時には手に1冊だけ」「受験生なら英単語集、社会人なら他の外国語テキスト」「フランス語ならば動詞の変化表を持って暗唱」を旨とすべしと説いたとか。 余談の余談です。捲り始めて、レシートを発見。「1」の中に挟んでありました。その本の第1刷は2016年2月10日。購入が同月26日。2巻の初刷りは3月、3巻は4月。もしかすると。各巻を捲りました。その通り、その月のレシートが挟まってありました。うーむ、Sさん、出版を待っての購入したんだ。私はこれらの本が出版されたことを知らなかった。手垢つかずの合計6ラーあまり。高価なものを有り難うございました。写真は1巻に挟んであったそれです。今日の類語 妄語改め「妄言」 寝言、譫言、戯言、世迷言 「譫言」は「うわごと」、「戯言」は「たわごと」と読みます。意味はご存知かと。魚市場に勤務の折、先輩セリ人に意見したら「寝言は寝て言え」、一蹴されたことを覚えています。道理の通らない世界でした。今日の一句立春に高菜の青し塩を買う今日のランなし今日の酒発泡酒1缶 冷酒1合 燗酒1合 今日の写真は鉛筆です。好きな筆記具です。カッターで削って使います。余談です。鉛筆をして、勃然、中学の折、社会の吉良先生(すでに鬼籍入り)が次のようなことを話していたことを思い出しました。曰く「戦争中、東南アジアに鉛筆を輸出していた。しかし、芯の入っているのは両端の1~2cmだけで、後は空洞だった。それを日本は強制的に売りつけたんだよ。馬鹿な話だ」その言、真偽の程は判りません。でも、こうして、高品質の鉛筆を研ぐと、その時代の馬鹿さ加減をしてさもあらん、そのような気持ちになるのです。加藤周一を読み始めたからでしょうか。
2019年02月05日
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平成31年1月30日(水) 午前4時半起床。晴れ。霜降。 出勤時、今日が検診の父を車に乗せました。N医療センター経由。道中、あれこれ訊いてきました。誰彼の消息が多かったです。困ったのは、この春にある県会議員選挙の見通し。その分野には疎いし、関心も無い。「とうちゃん、もうそんなことはどうでもいいだろう」そう返しました。 仕事は某案件でボードミーティング。其の後は子会社の経営について情報交換。昼前、お客様があり、話し込みました。Hさんです。今月いっぱいで某ホテルを退職します。一献の約束をしました。暫し共通の趣味、音楽談議。彼はクラシックの分野に通じています。海外生活が長く、有名どころの生演奏を数多く聴いているそうです。今日も蘊蓄を披露してくれました。ミュンシュはゲヴァントハウスのコンマスだったとか、朝比奈隆が札響を振ったブルックナーの録音があるとか、渡辺暁雄が東京芸大の教授だったとか・・・。楽しい話でした。写真は彼が貸してくれた朝比奈隆、大阪フィルのベートーベン交響曲全集。ライブ盤です。彼は全部の会場に足を運び、生でこれを聴いたとのこと。素晴らしい。 午後は退職を控えた者に対する手続きの説明会。2時間ほどで終わりました。弊社の退職届様式を見て、ああ、自分は会社を離れるんだ、実感が湧きました。写真は昼に食べた弁当。皮しか写っていませんが、焼き鮭が美味しかったです。 夕刻、野暮用あり、30分ほど早くに退社。それを済ませて帰宅。着替えて走りました。社屋の勝手口を出た時は青空でしたが、走り始めて忽ち雲に覆われました。明日は雨の予報です。暗い中、いつもよりちょっとだけ距離を伸ばしました。途中、イチゴハウスの並ぶところでKさんに遇いました。懐かしい顔でした。遇うのは30年ぶりくらい。私が入社、水産の営業をしていた頃、異業種交流で出会いました。畜産を生業としていました。このところ肉牛の相場がいいようなので、稼業如何、訊いてみました。その仕事から離れたとのこと。某氏の世話になり、ニラとアスパラをやろうかと考えているとのこと。私より幾つか年上のはずです。新しいことに挑戦の意欲、素晴らしいです。翻って自分の今後は何と矮小なことか。考えてみるとなんだか小人閑居だな、もっと生産性のあること、人の役に立つことを出来ないものか。でも、結局、好き勝手のあれこれに流されるはずです。遊ぶしか能のない杣夫です。 あれこれを考えながらランを小一時間。帰宅してシャワーを浴びようとしていたらピンポーン。ポチの飼い主、JのKやん宅の奥さんでした。どっさり、甘夏をくれました。嬉しいな。ポチの散歩が礼なのでしょうか、それとも裏庭にある櫟を始末の依頼でしょうか。よく判りませんが頂戴しました。もしかして、ポチの散歩を終えた後、無断でこの実をちぎり、散歩の駄賃と嘯いていましたが、その泥棒を見られたのかも知れません。告白したら、笑われました。 次の写真は夕食。今日は野菜が多かったです。 こちらは小松菜。調味料を全く使っていないとのことでした。とても甘かったです。 食後、昼に録画したフランス映画を見始めましたがこっくりこっくり。10分でバタンキュー。 ネタ切れにつき、熊平製作所の「抜萃のつづり」のことを。題字は清水寺元貫首、大西良慶和上だそうです。 ゆうメールで届きました。前にも書いたことがありますが、毎年1回、新聞雑誌から拾ったエッセイ・随筆・意見を纏めたものです。人生にあって一服の甘露です。今号は36人の方の文章を掲載していました。どれも考えさせられる内容です。これ、無料です。希望すれば送ってくれます。社のホームページに申し込み方法が書いてあります。お薦めです。熊平製作所は金庫を作る会社です。創業者の熊平源蔵氏が社会貢献にと昭和6年、刊行を始めたと表紙の裏に書いてありました。今日の類語「どっさり」 分量の多いことです。類語も多い。 多量、大漁、莫大、膨大、巨万、一杯、豊か、富む、豊富、潤沢、豊満、豊饒、豊沃、肥沃、宝庫、満載、盛り沢山、無尽蔵、山程、ごまんと、たっぷり、しこたま、たんまり、がっぽり、がっぽがっぽ。わんさと、ふんだんに 後半のひらがなを読んで、なんだか亮さんの「食べて飲んで」を連想。今日の一句朝比奈のタクトの先に春のあり今日のラン10km今日の酒冷酒1合 白波ロック1合 今日の写真は仲宗根政善「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」角川文庫です。この本には本田勝一の書いた「戦場の村」とおなじものがあります。戦争とはイラク戦争のよう、離れた土地のリビングで見る爆撃のバーチャル映像ではありません。ひとり一人の人間が血みどろになって苦しみ死んでいくものです。手足が千切れ、内臓が飛び出し、目や口鼻がただれ、傷に蛆がわきながらです。それも老若男女を問わず。平和の時代には美しい娘さんであったろう肉体が、命を失い、腐っていくのです。もし、その一人が私の娘だったらと思うとやりきれません。読んで胸をえぐられます。空恐ろしいことです。天真爛漫、10代後半、看護経験のない師範学校や高女の生徒が何故従軍看護をすることになったのか、命をおとさなければならなかったのか。理由は簡単です。戦争をしたからです。
2019年01月30日
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平成30年12月13日(木) 午前4時起床。晴れ。未明の外気温4℃。妻が少し風邪気味。軽い頭痛と節々も、らしい。起きてきませんでした。一人の朝ご飯。布団に声を掛けての出勤でした。家を出て、ツーシーター4駆ミッションのフロントガラス、青空駐車のため凍っていました。シートに座って1分、暖気運転をすると溶け始めました。 仕事は午前に小会議。出番はありませんでした。部下たちが乗り切ってくれました。これで年末の会議スケジュールを大方終了。来週にある最後の大会議を待つばかりです。それには出席はしますが、出番はありません。例えが悪いですが、ツール・ド・フランス最終日のようなものです。写真はありませんが、今日の昼は弁当無し。カロメイ2本と野菜ジュースで済ませました。午後はお客様がありました。難儀な案件でした。その後ボード協議。続いてミーティング。今週末、大切な案件があります。私、担当する一人としてメンバーを委嘱されています。日曜出勤となります。 暗くなって帰宅。といっても午後6時過ぎですが。妻の元気は戻っていました。居間の薪バケットが空になっていました。終日、焚いたそうです。一輪車を使い、裏の薪小屋から乾いたキンキンの薪を運び込みました。この作業、寒い中をウエストライトを点けてです。面倒な作業をしてなんですが、なんとははし「じわり」、いい気分なんです。この薪をして暖かい夜が約束されるからでしょう。 余談です。薪ストーブは3回、いや4回も5回も温まるといいますが、その通りです。理由は、山の木を倒し軽トラに満載の作業で汗をかき、持ち帰ったものを斧で割る作業で息が上がり、火を点けて暖を取り、天盤に載せた鍋を食し薬缶の湯でお湯割りや珈琲を楽しんで温まり、炎を見て心がほっこり・・・。自慢話で済みません。エヘヘ。「あなた、漬物のウエイトを動かして頂戴。重いの」 最も重量のあるもので20kg。今年は大根や白菜のそれを幾樽も、でした。大きなそれを扱うのは初めてのよう。女手は持て余します。も少し押さえが足りないといわれました。先日山から持ち帰った樫の輪切りをその上に重ねました。妙なところで役に立ちました。 そうだ、忘れるところだった。会社帰り、いつものスーパーで鰺を買ったんだった。中鰺、2匹で1/3ラー弱。280円です。キンキンバチバチの鮮度です。パンパン。どうですか、この色合い。 チャチャッ。やっつけました。トラへ分け前を与え、残りをタタキにしてみました。いい感じでした。ぬる燗で流しました。 妻のこさえてくれた当てはこれ。白合えです。こちらもいけました。 もう一品は鶏のささみを使ったものです。処理や味付けに手を掛けてたようです。料理プロセスと用いた調味料幾種類の名を聞きましたが、覚えることが出来ませんでした。 満腹になってNHKFM。今夜はマイスタージンガーでした。前奏曲が終わるか終わらないうちに舟を漕ぎ始めました。夢うつつの1時間。こりゃだめだ。覚めて本を手に取りました。 網野善彦「『日本』とは何か」。歴史研究の世界に一石を投じた名著です。第5章の冒頭に森巣博氏の言葉を引用。「日本国籍所有者という意味以外では、日本人なんてものは、ない」との主張に与したい旨を書いています。日本とか日本人という概念は、「瑞穂の国」とか「単一民族」といった純粋という言葉に収斂する「神話」によってアイデンティティーを捏造されるものではないという考えです。大陸と列島間の民族移動や20万人を超す帰化人、アイヌなど少数民族のことをして、今の日本列島に住む人の中に流れる血は数多の民族混交のものだと主張。御意。 話はとびます。杣夫は進化論をかじっています。日本書紀が創作であることを知っています。またぞろ戦前の皇国史観が首を擡げ、史実のいいとこ取りが国史になることは避けなければなりません。まあ、それでも宝くじを買い、神頼みはしますが。 変な話になりました。この本、会社の同僚にして友人Kから貰った一冊です。この本、講談社の「日本の歴史全26巻」中の一巻です。Kは今、その全部を読破中です。凄い。鉄幹の「人を恋うる歌」に「妻をめとらば才たけてみめ美わしく情けある友をえらばば書を読みて六分の侠気四分の熱」とありますが、まさに書を読む男です。 ワグナーと網野をして今夜はウイちゃん。今日の類語「うつつ」 真(まこと)、真理、真実、真相、事実、史実、現実、実際、本当、真正、正真正銘、紛れもない、他ならぬ うつつは現と書きます。現実のことです。夢うつつとは「夢か現か幻か」。今日の一句枝先に蛙の悲し乾涸らびて今日のランなし今日の酒長命泉のぬる燗2合 白波お湯割り1合 ウイちゃん1ショット今日の写真はGUCCIの広告です。早朝、新聞広告にこの華やかを見ると、師走の慌ただしさを暫し忘れます。
2018年12月13日
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平成30年12月12日(水) 午前5時過ぎ起床。曇りのち晴れ。 いつもより30分早くに朝ご飯。出勤もそうでした。今日は管理職全員、7時半過ぎから8時過ぎまで、会社近くの交差点に交通安全グッズを身につけて立つ日でした。襷、帽子、プラカードがそれです。小雨がパラつき、寒かったです。このところトレンチコートを羽織って出勤でしたが、今日はダウンジャケットにしました。手袋もしました。正解でした。 仕事の方は小会議が一服、終日席での仕事でした。明日にある会議を乗り切って、来週18日の大会議をもって年4回ある会議シーズンのうちの一つが終わります。夕刻、ボードに某案件協議。不首尾に終わりました。写真は今日食べた弁当です。470円。コスパありの白鷺(仕出し屋さん)です。今日は出勤時刻が早かったこともあり、手作り弁当不要を伝えてありました。会社への途次、コンビニへ寄り、カロメイと野菜ジュースを買いましたが、昼前に空腹感を覚え、これにした次第です。 陽の落ちて真っ直ぐ帰宅。途中、オーディオの師匠が経営する印刷会社へ寄りました。父が年賀状の印刷をお願いしていました。毎年、彼の会社へ依頼します。先日、妻がその原稿を届けました。私がワープロソフトで製作してもいいのですが、気に入らないのか、長年、師匠の手を煩わしています。300枚を受け取って帰りました。さてと、軽くジョグをしようか、迷いました。真っ暗だし、薪を運び込んでいて、北風の強さに閉口。折れました。風呂から出たら、友人Kから酒が届いていました。千葉・成田の滝沢本店が甘露2本。先ずは味見です。 もう1本。長命泉、いい名前です。常温でやってみました。どちらもオーソドックスの味でした。次はぬる燗でいってみよう。Kよ、いつもありがとうね。 今日の当て、メインはもつ鍋でした。この料理、野菜をたっぷり食べることが出来ます。勿論ニラは欠かせません。スープの味がよく、最後にチャンポン麺を入れて楽しみました。寒い冬の夜にはこの手がよいです。白波のお湯割りで流しました。 いい気色になったので音楽を聴こうか。NHKFMに周波数を合わせました。ん?ワグナー節が流れてきました。しまった!今週はバイロイトの放送週だった。すっかり失念。毎年、この時期はその音楽祭が放送されます。恒例です。調べたら今年は一昨日がローエングリン、昨日がパルシファル、今日はトリスタンでした。明日はマイスタージンガー。花金の夜はオランダ人、最終日がワルキューレ。毎夜、午後9時過ぎから翌日の午前1時~2時頃までの放送です。早寝早起きの杣夫には厳しい時間帯。せめて前奏曲だけは・・・。それにしてもここ数年、リングの全曲演奏がありません。どうなっているんでしょうか。写真はそれらと関係ありません。寝床に持ち込んだ本です。職場の同僚、友人Kに貰った本です。米原万里氏の「打ちのめされるようなすごい本」文藝春秋。読書日記と書評の二部構成になっています。読ませます。この本とは別、「ロシアは今日も荒れ模様」だったり「ガセネッタとシモネッタ」だったかは確かももさんに紹介されて読んだことがあります。それをして彼女、ちょっと米原万里風?と書くのは失礼かな。今日の類語「不首尾」 失態、失点、失敗、不成功、不始末、不手際、不発、過ち、間違い、遣り損ない、やり損じ、しくじり、蹉跌 石川達三の小説「青春の蹉跌」は一世を風靡しました。今日の一句往復の葉書の戻らぬ青インキ其の女(ひと)の名前の戻る師走かな女の名彼方に消えて大晦日今日のランなし今日の酒日本酒猪口2杯 さつま白波お湯割り2杯今日の写真はリースです。これ、直径30cm以上あります。拙宅にあるその中で一等。もう10年近く前の頂き物です。妻が学生時代にお世話になった熊本のYさんからのものです。ご夫妻の息子さんがまだ幼児のころ、所属のゼミで教えたことが始まり、以来、ずっと厚誼を頂いています。何年か前、私もそのお宅を妻と一緒に訪ね、高齢となったご主人のリーマン時代が思いで話、切った張った、ギリギリの鬩(せめ)ぎ合い、マネーゲームの話を訊きました。も一度会って話を聴きたいなぁ。
2018年12月12日
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平成30年12月10日(月) 午前5時過ぎ起床。曇り。朝の外気温4℃。 ウィークデーになると本を読みたくなります。仕事からの逃避行動でしょうか。朝、僅かの時間を惜しんでページを捲りました。朝ご飯は卵かけと白菜の漬け物。満腹になるまで食べてしまう性です。美味しい香の物は食が進みます 出勤して朝一に役員会。隔週にありますが、その日は午前の2時間あまりが潰れます。今日もそうでした。余談です。私、会議には私用のVAIOを持ち込みます。抄録をその場で取ります。自慢ではありませんが、ブラインドタッチは速い方だと思います。会議の終わったらすぐさま、役職の別なく部下全員にそれをメールします。上司から部下、更にその部下への伝言ゲームだと、社長や副社長の意が曲がる恐れがあります。それを防ぐには即座の抄録送付が一番です。出来はともかく、速いのが取り柄の杣夫です。午後は課長会を招集、その押さえをしました。その後、ボードへの協議や部下との打ち合わせなんぞもあって会社を出るのが遅くなりました。午後8時前に帰宅。この時刻、禁玉さんはまだ会社で仕事でしょうから文句は言えません。家の玄関に入ったらいい香りでした。妻が柚子を剥いていました。この皮で柚子茶をこさえるんだそうです。 明日、雨の予報なので、梅林下の薪にビニールを被せました。既に乾きが進んだので、もう濡らすことは出来ません。空を見上げたらオリオン座が光っていました。美しい冬の星座はいいものです。遅い晩ご飯を食べながら、録画した下町ロケットを見ました。相変わらず胸の空く仕立てです。書くことも何もないので本を眠り薬。床につきました。今日の類語「取り柄」 長所、強み、値打、価値、美質、佳処、利点、美点、特長、身上、持ち味、一利、売り、セールスポイント 私の売りは速さです。その分、中身はやっつけ仕事。成果の薄いものが多いです。今日の一句眠り猫柚子を嗅ぎたりオリオン座今日のランなし今日の酒冷酒5勺 焼酎5勺今日の写真は本です。観中録。著者は梶谷宗忍(1914~1995)。といってもご存じない方が多いと思います。佐伯・蒲江の出身、金閣寺の住職をした方です。昭和を生きた禅僧です。内容は、室町時代の臨済僧・観中中諦が書き残した日常の思いです。原文(漢文)に書き下し文と現代語訳を添えてあります。これも五山文学の流れを汲むといえば言えるのでしょう。ちなみに中諦は「少年易老学難成」の「偶成」が作者と言われています。この本、部下のH課長が貸してくれました。彼はこんな本を読む人ではありません。私の元にやって来たのには偶然の由来というか、縁があったのです。 私は2年前、東京文化会館である方に声を掛けられました。私のブログを読んでいるというのです。その日、そこでワグナーを聴くというアナウンスをしていました。それをして面識のない私に会いに来てくれたんです。お名前はKさん。佐伯・西野浦出身。モイ香先生のブログを通じて拙ブログを知ったとのことでした。その日のことはここに書いてあります。 話は変わります。先日、義堂周信と絶海中津が奇しくも同じ高知県の同じ高岡郡生まれということをブログに書きました。それを見て、関東に住むKさんがは私が北山文化にちょっと興味があると想像、彼の故郷、西野浦に住むH課長に連絡を取り、この本にも関心があるかも知れない、ということで、私の手元にH課長をして届けてくれたのでした。 ちなみにKさんは観中録の著者、梶谷宗忍の親戚になるとのこと。彼のプロフィールはこちらです。 私のブログに私とKさんのツーショットを載せましたが、なんとはなし、Kさんと宗忍氏の容貌には似たところがあるようです。さてものこの縁、奇しくもです。
2018年12月10日
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平成30年10月26日(金) 午前4時起床。晴れ。 ぼんやり珈琲タイムを過ごした後、着替えて走りました。このところ、朝に運動が多くなりました。以下に未明のカメラン写真を2枚。1枚目は西に傾いた居待月です。煌々でした。 須留木の新地に秋桜が咲いていました。名月をなんとか取り込むことは出来ないか、あれこれを試しました。これが一番いい出来です。 汗ばみました。家に戻ってシャワー。サッパリしました。写真は朝ご飯に添えてあった香の物。青菜です。ちょっと醤油を。差しを取ろうとして止められました。「塩を量ってのことよ。塩分はもうだめよ。カボスの汁を掛けるといいわ」そうしました。うん、これはこれでいい。ご飯が進みました。 終日デスクワーク。午後は所用外出もあって時間の経つのが速かったです。夕刻、雨になりました。真っ直ぐ帰宅。朝、走ったので何もせずシャワー。コーラスに出かけるという妻と早めの晩ご飯。勿論冷酒付き。当ては妻が昨晩から仕込んだ豚の角煮です。 前後します。角煮は昼の弁当にも入っていました。写真がそれです。 これらは圧力鍋で、だそうです。父母、義母にも届けたとのこと。いつも3家族分の量をこさえる彼女です。 戻ります。晩酌にもう一品ありました。カマスの塩焼き。先週、間越の来だんせ市で求めたもの。塩を打ってありました。いい感じに熟成。獺祭が進みました。 箸を置いて音楽を。今夜は朝比奈のブルックナー。Hさんに借りたままとなっている5番を大音量。タンノイで楽しみました。臨場感あり。タクトはクナに似ているような。オケに洗練感が無く、かえってそれがブルックナーの無骨さを醸し、いい感じでした。深い森の音楽にはアイラモルトが似合う、勝手にそう決め込んでこれを抜栓。嘗めました。これは彼の島の蒸留所製をいくつかブレンドしたものとのこと。シングルモルトの個性というよりもアイラ島とはこんな感じ、概説という言葉がありますが、なんだかそのような味わいでした。 書くことがないので読み終えた本の印象を。太宰の右大臣実朝を読了。読んでいて、ずっと気になっていたことがあります。この本の仕立て、実朝の死から時を経ての後、近習が右大臣の人となりを回顧する形をとっています。頁を繰りながら、どこかでこのような感じを読んだことがある、既読感にとらわれ続けていました。終えて、それが井上靖「孔子」であることに気付きました。子の弟子を架空仕立て、師弟放浪の中にある深いものを語らせます。人の口をして描く筆です。太宰の方は見聞きしたことを直裁、主観の少ないのが特徴です。「孔子」のほうには井上の人生観が見て取れます。この違い、両者の執筆年齢をしてと思います。それを特にどうこう言うことはありませんが、私は実朝のほうが好きです。中島敦「名人伝」のなかに「射之射」と「不射之射」が出てきますが、読んで太宰の方が「不射之射」、上手と思います。今日の類語「立派」 正しい、善い、善良、公明正大、品行方正、見上げた、恥ずかしくない、名に背かない、紳士的、礼儀正しい 市井にある者としての身だしなみとでもいいましょうか。承認閑居の杣夫には眩しいです。今日の一首秋桜が居待ちの月を見送くりてさあ明けなんと朝の鼓動よ今日のラン早朝6km今日の酒冷酒1合5勺 アイラストーム3ショット今日の写真は観光案内板、東九州最東端を指す「ちんころねえちゃん」です。富永一朗の作品。一世を風靡しました。彼は佐伯出身です。
2018年10月26日
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平成30年9月28日(金) 午前4時起床。曇り。台風が近づいています。見通しは日向灘を北東に進みそう。東側を通過すれば影響は半減するんですが。 怪しい雲行きの下を出勤。午前は外部委員の集まる会議に出席。午後はデスクワーク。週明けの会議準備で時間が潰れました。写真は今日の弁当。連続の栗ご飯です。おかずには勿論あれが。振り返ると、もう4ヶ月近く、毎日食べています。顔が茄子のようになりはしないか、心配です。 夕方、ほんの僅かですが、雲間から青空が覗きました。真っ直ぐ家路に。途中、ローソンに寄っておでんを買いました。今夜は妻不在。娘が帰ってくるとのこと、大分で落ち合い、何やら楽しいことをしてくるんだそうです。晩ご飯はかってに、ということで、面倒な師の手っ取り早く。それを思いつきました。つね三の暖簾を潜る手もありましたが、このところ練習不足。ツール・ド・佐伯が来週に迫ったこともあり断念。走ることにしました。帰り着いたときにはまた厚い雲。陽の落ちて曇天、乗らない気分を励ましながら暗がりをひとっ走り。シャワーで汗を流し、当てを冷酒で流しました。写真は飲みながら捲った岩波文庫です。誹風柳多留。 中はこんな感じです。愛想のよいを惚れられたと思ひ逃げしなに覚えてゐろは負けた奴 このような面白みを楽しもうと買いました。しかし、本を開いて、いけません。写真の通り、解説無しの羅列です。9割方、どこが人情の機微なのか、世情の風刺なのか、判らないのです。柳多留は江戸・田沼時代の編纂です。その時代の世相や庶民生活を承知していないと理解能わず。当たり前ですが、それを突きつけられました。余談です。池波正太郎に「剣客商売」シリーズがあり、主人公の息子大治郎とその恋人三冬の父が意次という設定です。面白く、貪るよう読んだのですが、それをしても柳多留の理解には役立ちません。今後の課題です。さてもの柳多留ということで以下にいくつか有名句を。これ小判たった一晩ゐてくれろ寝ていても団扇のうごく親心役人の子はにぎにぎをよく覚え いい気色になりました。午後10時前、推理小説を持って布団へ。おやすみなさい。今日の類語「風刺」 婉曲、仄めかす、匂わせる、遠回し、持って回った、廻り諄い、皮肉、アイロニー、面当て、嫌み、聞こえよがし、当て擦り、当て付ける 川柳は庶民が溜飲を下げる知恵。好きです。俳句から川柳に鞍替えしようかな。今日の一句群雲の広がる空や子の帰省孟宗の扱かれている野分かな川柳試作金満の盟主迷主がBクラス今日の酒冷酒2合 三楽お湯割り2杯今日のラン6km今日の写真はネタ切れにつき、毎日手に取る歳時記です。巻末に難読の季語を纏めてあります。これを読み書きできるようになると本物です。
2018年09月28日
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平成30年9月24日(月) 午前5時過ぎ起床。曇りのち雨。 休日にしては珍しく妻も早起き。秋刀魚を焼いて朝ご飯。この1週間、尽くしを楽しみました。北海道に足を向けて寝ること能わず。 写真は茄子の糠漬けが瑞々しい。これ、絶品なんです。朝から不謹慎ですが、日中、何も無ければこれを当てに冷酒を流してみたい。「あなた、急いで頂戴。私、昼前に出かけるのよ。コーラスの練習なの。その後、友だちと夕ご飯を食べてくるわ。だから午前にキャベツを植えないと。ついでだから白菜の畝も頼むわよ」 地下足袋を履きました。トラクターに乗り耕耘。その後に肥料を撒きました。鍬を持つのは大嫌いですが仕方ありません。 キャベツは親方に貰ったものです。秋刀魚のお礼です。そういえば昨日仕込んだ血鯛や鯖、天竺、その他諸々を頂戴。頂いたもので仁義をし、お釣りが山盛りは嬉しい作戦。KAZUさん、釧路北大通り東家の女将さん・大将、有り難うございました。改めてお礼を申し上げます。 蒟蒻畑が草茫々になっていました。ついでに一回し。 草刈り機を背負いました。このくらいの広さだとお茶の子さいさい。ところが、あっ!しまった。柚の苗木を切ってしまいました。がっくり。冬の寒さに耐えて、しっかり根を下ろしたのに。草に埋もれて気づきませんでした。がっくりです。 始末を終えて走ろうか。迷いました。と、その時、隣のおばちゃんがバラ寿司を持ってきてくれました。これも秋刀魚のお礼でしょうか。「おなかの空いたままでは声が出ないわ。少し早いけど頂きましょうよ」早昼をしました。腹が膨れました。妻を見送って読書。うつらうつらなりました。目の覚めたとき、既に本降りになっていました。嗚呼、がっくりです。走ること能わず。仕方が無い、風呂で汗をかこう。バスバブに湯を張り、文庫本を持って浸かりました。3セット。1セットは湯船に浸かって我慢、一杯になって湯を離れ、椅子に腰掛けクールダウン。その間に汗がにじみ出ます。活字を追うので苦になりません。都合500gの体重減。 最後は冷水シャワー。この冷たさ、肌を引き締めてくれます。 クールダウンの後は、連休最終日ということで3日間の野良仕事が褒美。昆布締めを引きました。身の色変わりは熟成が進んでいる証拠。トラに裾分をし、2人、楽しみました。 次いで〆鯖。あまり美味しそうな図ではありませんが、これを冷酒で流すと、甘露と相まって忽ちいい気色。でも昼酒は急いではいけません。妻不在、外はまだ明るさが残っています。ゆるりと参ろうか。 次の写真は、先日、ヤフオクで入手の平家物語全4巻。岩波文庫です。新日本古典文学大系「平家物語」(全二冊)を再編したもの。現代語訳はありません。 和漢混淆文であっても読み易いです。平家の栄枯盛衰をドラマチックに描き、古今東西の軍記物ではナンバー1と思います。私が高校の折、その一部が古文教科書に掲載されていました。平家物語、私は吉川英治の新・平家物語で、でした。オークションに格安出品だったのでこの際と考え落札。手に取ることにしました。名文、得も言えぬ美文調が快感です。併せて(注)がよろしい。粗筋は新平家で承知だけに、むしろこちらの考証解説のほうに妙味あり。押さえが効いて読む楽しみを増幅です。今日はさわりだけにして、明日以降、酒の入らぬ、頭のすっきりした折に頁を捲ることにします。今日の類語「栄枯盛衰」 存亡、興亡、興廃、消長、浮き沈み、浮沈、一盛一衰、栄枯転変、興隆と没落、勃興と滅亡、栄華と零落 何れも世の常です。巻頭「祇園精舎」に、春の夜の夢、風の前の塵に同じ、と断じています。今日の一句花咲きて枯れて姥たり鐘の声今日のランなし今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 冷酒2合 赤ワイン3グラス今日の写真は〆鯖の皮剥です。酢を打つとこういう具合、綺麗に剥ぐことが出来ます。後は酒で流すだけ。
2018年09月24日
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平成30年9月9日(日) 午前3時起床。雨。終日、強い降り様、断続的でした。為す術なし。一昨日に遇ったUさんの言葉を思い出しました。「朝起きて今日は夜まで本を読むだけに没頭」その通り絶好の読書日和。そうしました。終日、池波正太郎。「さむらい劇場」の読み残しと「天城峠」、「闇は知っている」、エッセイ「夜明けのブランデー」。池波節は実によいです。その最たるものを一つ引用します。「さむらい劇場」の中、主人公の若者、榎平八郎の人間に惚れた大願寺の良栄老和尚が、彼に遺言を残します。「平八郎に、こうつたえてくれ。よいか・・・男というものは、それぞれの身分と暮らしに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくもやわらかな女体を抱き・・・こうしたことが、とどこおりなく享受できうれば、それでよい。いかにあがいてみても人は・・・つまるところの男の一生は、それ以上のものではない。人にとって、まこと大切なるは天下の大事ではのうて、わが家の小事なのじゃ。このように、わしが申していたとつたえてくれ、よいかや」 池波の小説はほとんどが江戸を舞台としています。どうしても男中心の目線です。その点は致し方なしとして、平気前進がよい、諦念ともつかぬ平凡が底流に流れています。全くもって同感です。 写真はページを捲りながら食べた梨と柿です。前者は義弟の里が送ってくれた八代産。後者は父の家廻りに生った富有です。秋の味覚は酒に湿った樽を綺麗にしてくれます。 昼下がり、妻が母を連れて買い物へ。ならばと鰺を頼みました。戻ってきてら私の役目。チャチャッとやっつけました。 トラ、お前の分もあるぞ。 たんとお上がり。 この夏、ずっとシャワーで過ごしました。久しぶりに湯を張りました。運動出来ないこともあり、ならばと文庫本を持って湯船の中に長風呂。汗をかきました。 バスルームで花火の音を聞きました。おっ、我らが嘉風、初日に白星だ。いいぞいいぞ。気分をよくして風呂から上がりました。食卓に座ると冷や奴。オクラがいい感じでした。 前後します。昼に親方が冬瓜を持ってきてくれました。胡瓜5本も合わせて。助かります。この野菜、欠いていました。それを刻んだサラダです。 豆腐ステーキのキムチ載せ。これだけが晩ご飯です。 鰺刺には日本酒と決まっています。次の2種類を飲み比べ。両方とも冷蔵庫に冷やしてありました。無濾過云々も悪くありませんが、左、白鹿純米のパック酒もなかなか、ではあります。いい気色になってドボン。午後7時前、床につきました。そのせいで午後10時、目が覚めました。読みさしが気になり午前2時までページを捲りました。今日の類語「没頭」 専心、専念、根を詰める、凝る、耽る、浸る、没我、没入、熱中、夢中、無我夢中、一心不乱、病みつき、傾斜、傾倒、耽溺「耽る」は「ふける」と読みます。夢中になるという意。耽溺(たんでき)です。没頭できるもののあるのはよいですが、ものによります。病みつきになると困ることになります。今日の一句秋の閑降り籠められて耽りけり今日のランなし今日の酒ウイスキーストレートシングル 冷酒3合今日の写真は雨二題。1枚目は薪小屋から落ちる雨垂です。途端の波からだと滴が止まって見える。もう一枚は物干し竿のそれ。暑さ一服でした。
2018年09月09日
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平成30年9月8日(土) 午前4時起床。雨。 温泉宿の未明、ベッド脇のライトで読書。日常を離れると活字が新鮮でした。写真は世の白んで部屋からの眺めです。鉄輪(かんなわ)方面に湯煙の図。おんせん県大分のランドマークです。 朝風呂に浸かりました。火照った身体をクールダウンは朝ビーに限ります。しかし、車の運転があります。妻にハンドルを任せる手もありましたが、そのアルコールに一日が潰れそう。我慢しました。代わりの朝ご飯は半熟の温泉卵を使って卵かけご飯。美味しくてもう1杯。腹パンパン。午前10時を過ぎて遅い出立となりました。途中、何処へも寄らず真っ直ぐ帰宅。とんぼ返りでした。写真は留守番のトラです。おーよしよし、待たせたな。 新聞を読んでいて眠くなりました。満腹がそれを助長。午睡を1時間。目の覚めて横になったまま旅館で読み始めた本の続きを。 さて、私、余裕のある折はノートを横に置いてメモを取ります。使っているものが一杯に。左がそれです。右が今日下ろした新品。 持ち歩くこともあり、この通り小口が汚れています。日々の証ではあります。 旅行にも持参。その土地の印象を残すため、あれこれを記します。こういうものを貼り付けるといい思い出になります。昨秋に訪ねた書道博物館と神宮球場の入場券です。 もう一枚。こちらはこの初夏に上京、聴いたオペラのチケットです。イル・トロヴァトーレ。痺れました。 おまけです。今日に使い始めるサラのノートです。無地が好きです。私、基本、縦書きなのです。 閑話休題。妻は買い物へ。雨が本降り。走ることができません。監視員外出ということで、えい、儘よ。冷酒をコップに注ぎました。グビリ、今夜はゆるり参ろうぞ。午後5時前に傾ける冷やは格別でした。 と、その時、勝手口をコンコン。えっ、もう戻ったのか。違いました。この雨の中、郵便局の方でした。先日、ブックオフへ注文の本が届きました。配達、ありがとうございました。 この春、福岡へ引っ越していったSさんが、佐伯を離れる際、岩波文庫創刊90周年の雑誌「図書」をくれました。「私の3冊」という切り口で220人あまり、各界各層の名士にアンケートを送った結果を掲載。推薦の3冊とその理由、数行のコメントつきです。その中からチョイス。100円で買える本はありませんが、惹かれ、どうしても読みたくなったので値のさがるを待たずに購入。マルクス・アウレーリウスの「自省録」、遂に手に取ることができました。今更遅いと言われるかも知れませんが、「時期を失した」悔恨を抱きながら読む手もありだな、そう思い直して。 冷酒は効きます。1杯だけにしました。その代わりプシュッ。 妻が帰ってきてパスタをこさえてくれました。当然、ワインを抜栓。 いい気色になりました。午後8時前就寝。今日の類語「自省」 見直す、思い直す、思い返す、省みる、反省、猛省、初心に立ち返る、気を取り直す、気持ちを新たにする、一新 自省とはこういうことです。うん、今からでも遅くはないぞ。今日の一句勝手口ちょっとだけにも蚊に刺され(9/5)朝を掃く妻の背中や秋の空(9/5)一点の曇りなしとは今朝の空(9/5)沖をゆく大渦の時化遠ざかり(9/5)早生栗が時化に落ちたり初投稿(9/5)痩せ猫の黄金の眼彼此の岸(9/5)農道に痩猫伏して時を待つ(9/5)封を切り香る珈琲ブラームス(9/5)楽聖と気を通じ合う秋の夜(9/5)鯖缶の水煮か味噌か妻が言い(9/6)今日のランなし今日の酒冷酒1合 キリンラガーレギュラー1缶 グラスワイン4杯今日の写真は旅館のロビーにおいてあった世界報道写真展2018のパンフです。来週の日曜日が初日です。今回の別府行きでは叶いませんでした。仕切り直しします。
2018年09月08日
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平成30年8月23日(木) 午前4時起床。曇り時々雨、午後は青空が覗きました。台風19号は西に、20号は東に逸れました。豊後水道波高しなるも暴風雨圏内に入ることはありませんでした。起きて昨日の本を手に取りました。ミルクティーを飲みながら読み始めました。未明の時刻にルポ物は興醒め。閉じて小説の方にシフト。やっぱりこっちがいい。教科書じみた書き物は卒業の歳になりました。 雨が上がり、夜の白んで家の周りを少し歩いてみました。朝顔が咲いていました。いい色合いの青です。青にもいろいろな名前があります。耳にするのはコバルトブルー、ライトブルー、シーブルー、ロイヤルブルー、日本語の青藍などです。今日のそれはさしずめシアンブルー。東海大学のスクールカラーがこれに近いと思います。箱根駅伝のユニホームがこの色です。ちなみに青いアサガオの花言葉は「はかない恋」だそうです。オヤジには無縁です。 余談です。スクールカラーと言えば高校野球の金足農業は紫でした。天理高校と一緒です。好きな色合いです。高校野球チームの中では報徳学園の緑がいい感じです。理由があります。私の卒業した大学のスクールカラーと一緒の新緑色だからです。しかも野球部は帽子の鍔、アンダーシャツ、ベルトが報徳と同じカラーデザイン。オーバーストッキングも同学園に白のラインが入っているだけの違いです。並んで立つと違いがわかりにくいと思います。写真はそれに関係ありません。朝露に濡れて咲き始めたタマスダレです。花言葉は「純白の愛」「期待」だそうです。 終日デスクワーク。明日の会議準備でした。次の写真は昼の弁当です。勿論お約束のあれが入っていました。 会社の引けて真っ直ぐ帰宅。途中、拙宅のある集落に虹がかかっていました。これほどはっきりしたものを見るのは久しぶりです。パチリ。 さてと、走るぞ。ランの恰好に着替えたとき、スマホに着信がありました。懐かしい人からでした。某全国紙記者Iさん。10年余り前、佐伯に住んでいました。転勤族。今は鹿児島県です。人の消息を訊ねられました。数年前に自裁した人のことでした。何かあったのだろうか。 久闊を叙しました。このまちを離れた後に生まれた娘さんが中学生になったことを教えてくれました。ああ、そなのか。時の経つのは早い。想い遙かです。再会を約し、電話を切りました。ぼんやりの気持ちになりそうでしたがそれを振り切り、ランシューズを履きました。カメラン。1枚目は玄関のプランターに咲いた花です。名を知りません。強烈な赤です。 こちらはニラの花。匂いからはイメージできない可憐な白です。 おっ、カタツムリが道路を這っていました。自動車に轢かれるなよ。 山奥に入りました。刈り取りの終わった水田が広がります。それを囲む猪・鹿除けの金網に巻き付く蔓に、これも白い花が付けていました。清楚でした。 鉄工所F工業に差し掛かりました。足を止めて子猫たちを呼んでみました。出てきました。全員ごろりの図。なんともいい感じです。 家近くに戻り、北の空を仰ぎました。台風一過ではあります。 シャワーを浴びて発泡酒をプシュッ。茄子とゴーヤばかりの当てを肴に日向木挽きブルーをロックで流しました。今日も飲むの?叱られ、途中で止めました。面白くない。テレビを点けてアジア大会の水泳競技を見ました。池江璃花子5冠は凄い。それをして話が逸れます。璃花子の「璃」、好きな漢字です。瑠璃色の璃です。深い青のイメージがあります。親御さん、いい漢字をとったなと勝手に思う次第です。 前後します。走りながら、続いてシャワーを浴びながらカープ戦を聴きました。岡田が乱調、浅い回に大量失点。もう負けだわ、そう思い、日本ハムの試合にチャンネルを合わせました。こちらは宮台初先発。昨秋、上京した折り、神宮球場で彼の投球を見ました。1年後、プロに入り、札幌ドームのマウンドに。ソフトバンク相手に5回途中までで2失点。途中交代し、勝ち負けはつきませんでした。次、頑張って欲しいです。RCCに戻したら、カープが追い上げていました。そして9回裏、3点差がありましたが丸の同点スリーラン、次の鈴木誠也がもう1発。9対8で逆転勝利。勝った勝った。いい気分で床につくことができました。今日の類語「清楚」 清純、楚々、無垢、純真、純情、純朴、素朴、朴訥 どれもいい感じの言葉です。類語ですから当たり前ですが。それにしてもも一度、その世界に戻りたい。でも思い返すと小さい頃も放し飼いのすれっからしでした。生まれてからこの方、ずっと無縁の言葉類です。今日の一句瓜の蔓細りて悲し赤い口今日のラン6km 湿度高し 汗びっしょり今日の酒発泡酒レギュラー1缶 日向木挽ブルー1合 今日の写真は「抜萃のつづり」です。金庫メーカー熊平製作所が発行する無料配布冊子。45万部こさえて、希望する法人個人公共施設に配布。その内容は熊平HPによると「書籍や雑誌、新聞から心に残る文章・記事を抜粋し、まとめた書物」だそうです。読んでその通りです。「創業者の熊平源蔵が社会への感謝、報恩のために昭和6年に創刊」とのこと。1つの抜萃は2~3頁。時間を持て余したとき、手に取ってちょこちょこっと読むのによいです。同HPから申し込むと送られてきます。お薦めです。おまけはオクラです。夕ご飯を終えて妻が料理を始めました。見たことのない色でしょう。
2018年08月23日
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平成30年8月14日(火) 午前3時起床。浮気性の杣夫です。新聞の届く前、金瓶梅を開いたまま西遊記を手に取りました。私の特技は嘘をつくこと、ほらを吹くことですが、もう一つ、一度に何冊の本をとっかえひっかえできることです。いや、特技というよりも癖、それも前者二つは悪癖だわな。 さて、その西遊記、平凡社中国奇書シリーズ全15巻の中に収められている2巻です。余談です。そのシリーズ、他には三国志演義、水滸伝、聊斎志異、そして金瓶梅を納めています。この夏に終えようという算段でした。しかしこのペースでは秋風の吹いて猶、となりそうです。 戻ります。ここでちょっと西遊記の解説を。孫悟空の名は老若何女、人口に膾炙しています。猪八戒、沙悟浄との三人組は絵本に始まり児童書、漫画、テレビアニメにもなった痛快物語です。絶佳の美女夏目雅子が三蔵法師に扮した実写版もありました。しかし、どれも数多の脚色。大元は、玄奘三蔵(596~664)が仏典を求めインドを往復の旅を骨子とする報告書の類に依ります。手に取った本の解説を読んで、大唐故三蔵玄奘法師行状第一巻、大慈恩寺三蔵法師伝十巻、続高僧伝巻四がそれにあたるそうです。難しそうです。これらとは別に玄奘の書いた大唐西域記十二巻もあります。これらは何れも史実を書いたもの。翻って西遊記は天界のあれこれ、山河に棲まう妖怪・魑魅魍魎が次から次と登場。九割方、いやそれ以上の虚構に次ぐ虚構です。 何故そうなったのか。そこが中国の中国たるところなんです。7世紀の史実をエンターテインメント化しようとするユーモアです。解説にはその時代以降、面白おかしく脚色が行われ、多くの西遊記が刊行されました。時代とともに変遷。もっとこうした方が面白い、風刺が効く、ということで西遊の史実だけは曲げぬものの、道中のあれこれに潤色が加えられました。かくして、今にあるのが西遊記です。ということで、これが西遊記という本はありません。時代時代に書かれた数多のそれがすべて西遊記なんです。ちなみに手に取っている西遊記の翻訳は陳士斌(ちんしひん)評の「西遊真詮(しんせん)」(1696)です。 未明、石猿たちの山遊び、その中から1匹が旅に出て・・・で始まる冒険譚、面白いぞ。読み始めました。忽ち世が白みました。あっ、そうだ、台風が来るんだった。西瓜を穫ろう。リアカーを引いて物色。もうこれが最後だな、そう思いながらでしたが思わぬ量がありました。数日後、もう1回は収穫できそうです。 さてと、次は昨晩受け取った魚だな。包丁を持ちました。40cmほどの真鯛が1尾、あとはムロ鰺と真鰺の混じり、大きいものは30cmほどありました。全部で40尾ほどでした。写真は頭を落とし、腹を除くの図。ムロはゼイゴをはずしました。 その際、出刃で右手の人差し指をブスリ。そうなんです。私、左利きなんです。妻が軟膏を塗ってカットバンで止血してくれました。写真は夜になってそれをはずした折の図。 戻ります。大きいものは塩焼き用。 ぶつ切りにして煮付けようも誂えました。 こちらは三枚に卸すの図。ムロはフライ用。 真鰺はそれに塩を打って暫し放置。ヌタの飛んだところで塩を洗い流し、水を切りました。これらは酢締めに。 真鯛は2枚に卸し、頭はポイ。さらに行儀切。父母の昼に間に合うよう、早速塩焼きに。鰺2尾も焼いて届けました。私たちも同じものを焼いてブランチ。 私の役目、下ごしらえが終わりました。フライと煮付けは妻の出番です。バトンタッチ。そのままの汚れた恰好でキャノンデールを軽トラの荷台に積みました。ペダルの取り替えに加えブレーキやギア、あれこれのメンテをSサイクルにお願いするため、でした。タイヤも減っていたのでお願いしました。 次の写真はその道中、沖田の稲刈りです。台風が迫り、追い立てられるよう。 こちらはコンバインを運送するトレーラー。トラクターが活躍します。家と田に距離のある稲作農家は足の遅いコンバインをこれで運びます。 とって返しシャワーを浴びました。おっ、いい匂いだ。早速鰺のフライが揚がっていました。1枚試食。うーん、青鰺は肉厚です。ホクホク。 揚げ物ついでということでゴーヤや茄子も、でした。写真はサクサクのオクラです。塩麹の胡椒、薄味がよろしい。 つまみながら高校野球観戦。見終えて映画を1本。午睡1時間。午後4時、起き出してカメラン。毎度変化無しですが、以下にその切り取りを。1枚目はアブです。林道に休んでいました。図鑑で調べたらシオヤムシヒキという名だそうです。オスの尻には白毛があるとのこと。その通り雄でした。 こちらはオニヤンマです。農機具、小型船舶の製造・販売の企業ヤンマーの社名はここから来ています。ちなみに大学、酔散学部の同級生にOという出鱈目男がいました。大阪出身でした。日常はアホの大酒飲みでしたが、数学と物理の頭はまともでした。漁船工学を専攻、その会社に入社しました。どうしているかな。 犬をダムで泳がせたのでしょう、MのM坊が夫婦して軽トラで林道を下がってきました。奥さんの方は私の従姉妹です。先日、亡くなった伯母の娘です。車が停まり、弔問に対する丁寧なお礼を言われました。その間中、荷台の犬が私に向かって吠え続けました。撫でたら噛まれるだろうな。 林道で見かけた蝸牛です。舗装を這っていました。可哀想に、そのままだと行き倒れです。捕まえて藪に放りました。余計なお世話だったかな。 こちらは山栗の毬。風に吹かれ、落ちていました。仕方のないことです。でもそれをしてここに山栗の木があることを覚えました。弾けて落ちるのもここです。山栗は小ぶりですが甘さは倍以上。実りの頃、大風が吹いた時、拾いに来よう。 アマクサギが咲いていました。花言葉は運命、治療。なんだか癌病棟を連想しそう。病院内の敷地には法度だな。それにしてもの青空。台風が近づいているとは思えない。 その通り、向津留の一枚です。この青、味方によっては秋を前の寂しい色でもあります。 イチゴ栽培は植え付けたけなわ。写真は散水のノズル先です。ここからシャワー状に水が散ります。霧状に近いです。 自宅に戻りました。庭にトラノオの蕾が。 シャワーで汗を流しました。プシュッ。勿論当ては今日のあれこれ。酢締めがいい感じでした。 こちらは煮付け。冷めて味が染み込んでいました。これもいい感じです。日向木挽ブルーのロックで流しました。 カープは不如意。トラに咬まれました。Aクラス入りを目指すドラゴンズもダッチロール。芽が出ません。「陽が落ちたわ。風の吹き始める前、野菜を穫ってくるわ」そう言いながら妻は外へ。ゴーヤや茄子をたんまり収穫。私は午後8時、バタンキュー。今日のラン、日中の暑さが効いたのかな。今日の類語「脚色」 修辞、レトリック、文彩、文飾、潤色 潤色とは多少の誇張や虚構を散りばめて面白く飾ること。まさに西遊記ではあります。今日の一句空高し彼方白帝顔を出し今日のラン10km今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー2缶 焼酎賞味2合今日の写真は鷹の爪です。拙宅菜園ピーマンの隣に植わっています。唐辛子と違い、尻を天に向けています。
2018年08月14日
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平成30年7月20日(金) 午前4時起床。晴れ時々曇り。夕立がありました。 ポカ休。夏休みをとりました。弊社、7月から9月までの間に6日間の夏期休暇があります。まとめて取得の人、バラバラに休む人、忙しくて消化できない人、様々です。私は自分で言うのもなんですが、こと休むことにけては要領のいい人間です。今日しなくてよい仕事は明日に回しますが、休暇を取るためだったら明日の仕事を全力で今日終えます。昨日、そうしました。今日、別に取り立てて何がある、何をするということではないのですが、敢えて言うなら本を読むまとまった時間が欲しくて。ということで未明、金瓶梅を手に取りました。 不倫姦通の官能小説。その名を知らぬ者なし、西遊記などとともに中国四大奇書に数えられる長編です。岩波文庫のものは全10巻です。私が所有は平凡社の単行本全3巻。訳は岩波と同じ小野忍、千田九一両氏です。先に淫書である旨を書きましたが、冒頭は項羽劉邦の愛人譚から始まる高尚さ。夏の友にこれを選びました。新たな世界の嚆矢濫觴になれば。それをしてのポカ休なのでした。 読書にはエネルギーが必要です。甘いものが欲しくなりました。義弟の奥さんが焼いたケーキを当てに珈琲タイム。文字を追う活力です。 朝は玄米ご飯に納豆と香の物。写真は糠漬けです。茄子の色合いがよろしい。 日が昇ると暑くなります。エアコンを我慢し、読み進めました。途中、倦いて浅田次郎に浮気。読書も時折軽いものを混ぜると気分転換になってよいです。昼になりました。空心菜の炒め物が出てきました。これ、酒のあてによい。夜に出して欲しかった。 メインは夏野菜の天ぷらでした。当然、茄子も混じっていました。 揚げ物は父の家にも届けたようでした。次の写真は父の作った西瓜です。おかずを届けたお釣りのようでした。 午後は高校野球を観戦。母校が大分大会のベスト8に残っていました。今日勝ってベスト4に駒を進めました。いいぞいいぞ。あと二つ勝てば甲子園だ。その後、風の通る板敷きにごろり、午睡。目の覚めて、さてと、走るか。と、その時でした。夕立でした。小降りになるのを待ってランニングシューズを履きました。カメラを濡らしてはならじ。持ちませんでした。雨の上がって山の緑が瑞々しかったです。虹が出ました。濡れたアスファルトに蝸牛と小さなアマガエルを沢山見ました。日の当たる場所は焼けた路面から水蒸気が濛々。途中、時折バラバラきました。イチゴハウスのビニールに当たって凄い音でした。いい汗をかきました。それを流し、冷酒を開栓。今日は純米大吟醸でした。嗚呼甘露甘露。 出てきた当てはこれ。なんだか野菜責めだな。 今日のカープは金満戦。しかしテレビ中継はありませんでした。ラジコでRCCを聴きました。2回を終わって7対0。へっへっへ。もう勝ったも同然。試合から離れ、再び本を手に取ってちびり。こちらはゴーヤチャンプルーもどき。ジントニックをこさえ、楽しみました。 物足りない顔をしていたら、これを焼いてくれました。釧路・北匠のシマホッケ。脂たっぷりの逸品でした。身と皮の間にねっとりがよかったです。亮さん、ありがとうございました。 いい気色になって、野球はどうなった?再びスイッチを入れました。ゲッ、同点になっている。8対8。まずいぞ。延長10回の表、ソロホームランを打たれリードを許しました。その裏、田中が倒れ、菊池フォアボールで出塁するも丸フライ、嗚呼万事休す。嗚呼だめだ。諦めました。面白くないな。ところがです、金満の守護神マチソンのストレートを下水流がかっ飛ばしました。逆転サヨナラ弾でした。思わず万歳をしてしまいました。祝杯を挙げないといけません。プシュッ。気分よくバタンキュー。今日の類語「要領がいい」 狡い、狡猾、狡賢い、小賢しい、抜け目が無い、悪賢い、老獪、海千山千、擦れる、世間擦れ、狡知、悪知恵、奸知 要領のいいのはどうもよくない意味のようです。今日の一句ホッケ焼き一人に余る冷酒かな今日のラン6km今日の酒冷酒2合 ジントニック1杯 サッポロ黒ラベルレギュラー1缶今日の写真はビンディングシューズです。シマノ製。これ、ロードレーサー専用です。底に金具を取り付けると、専用ペタルに固定が可能となります。スキー板と靴の要領に似ています。ペタルを踏むだけではなく、引き上げることが出来るようになり、理論上半分の力で漕ぐことが可能になるとのこと。早くそれに慣れたいです。
2018年07月20日
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平成30年7月7日(土) 午前3時起床。ちょっと酒が残っていたので二度寝しました。午前6時、再起床。終日雨。降ったり止んだりでした。梅雨明けまでもう少しの辛抱です。雨になすすべ無しの休日は家に籠もっての本に限ります。先日読んで嵌まった笹本稜平、まだあったはずと本棚をひっくり返しました。拙宅、本を整理するため、空いた息子の部屋へスチールラックの大を設置しました。文庫本は一段に奥行き4列2段重ね、上段との隙間に横差しです。奥にあろうはずのそれを見つけるのに難儀。2冊を掘り出しました。午前が潰れました。途中で目がしょぼしょぼ。安物の老眼鏡は疲れます。 午後は魔が差してこれを手に取りました。読み始めましたが捗りません。新聞は10行読んで入ってこないとき、本人にとってその記事は読むに値しないと言います。本もそうかも知れません。10ページ読んで興味を持てない時は難儀です。でも記事と違い、意思あって本になったはずです。投げ遣りにできません。しかし、頑なになって頑張っていると忽ち睡魔に絡め取られます。正直です。 珈琲を淹れて中休み。外を見ると、玄関先に妻の姿。この湿りに引き易くなっていると言いながら花壇の草取りをしていました。私も草刈り機を背負おうか。それとも走ろうか。迷っていたら雨脚が強くなりました。本に目を戻しました。 週末はブランチと夕食、2食の日が多いです。間に甘いものをつまみますから苦になりません。今日がそうでした。蒸す中、外の作業を終えた妻の言を入れ外食。禁玉家を真似てカレーとナンの店に向かいました。写真はマトンカレーです。甘かったです。 給仕も厨房の中もインドの方と拝察。出がけに美味しかったですと声を掛けたらとびきりの笑顔を返してくれました。白い歯が素敵でした。次の写真は壁に貼ってあったテイクアウトの案内。苦労して書いたと判る習字でした。 帰宅してカープの応援。ソロホームラン5発で金満に勝利。昨日は菅野に零封されました。溜飲の下がる思いとはこのことです。レモンハイを軽く飲んでバタンキュー。今日の類語「投げ遣り」 安易、安直、易きに就く、適当、杜撰、放漫、漫然、好い加減、閑却、等閑、お座なり、疎か、忽せ、粗末、でたらめ、ぞんざい、ちゃらんぽらん、イージー 閑却(かんきゃく)とはいいかげんに打ち捨てておくこと。等閑は「とうかん」とも「なおざり」とも読みます。今日の類語、どれもいい感じです。ちゃらんぽらん、杣夫の生きてきた60年を一言でいうと、です。今日の一句蝸牛我が物顔の硝子窓今日のランなし今日の酒生中2杯 レモンハイ1杯今日の写真は拙宅、雨の庭です。硝子窓に填めた網戸に蝸牛。梅の根にサルノコシカケ。これはなんでしょうか。草むらからニョキリ。
2018年07月07日
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平成30年6月13日(水) 午前4時起床。晴れ。このところ、朝のBGMはNHKBSクラシック倶楽部です。今日はHakujuギター・フェスタでした。調べたらHakujuとは白寿のこと。白寿生化学研究所本社にあるホールで開催する音楽祭です。この会社、知りませんでしたがヘルストロンという電位治療器が有名なんだそうです。さて、演奏者のひとりに荘村清志氏。懐かしかったです。40年近く前、まだ私が学生の頃から名を馳せていました。余談です。この番組を知って、06:00からのNHKFM「古学の楽しみ」を聴かなくなりました。その時刻、新聞と食事、筋トレで忙しいからです。写真はそれを終えての朝、出勤途中の風景。沖田の様子です。梅雨の晴れ間。Blue skyです。 終日缶詰会議。写真は会議の合間に食べた昼食です。腹一杯になると午後に睡魔がやってきます。今日はこれだけ、腹八分目どころか五分でした。そでもやっぱり睡魔。緊張感が足りません。 夕刻、退社時刻を過ぎてなおミーティング。帰宅が遅くなりました。夏至の近づいて暮れるのが遅くなっています。ランには助かります。着替えました。ということで今日も変わり映えしませんがカメラン写真を。1枚目は向津留にある家の庭先です。桔梗が咲いていました。左は蕾です。形が面白い。ちなみに花言葉は永遠の愛、気品、清楚、誠実だそうです。 次は柿の実です。今は100円硬貨の大きさです。あと3ヶ月すれば拳大。熟れて食べ頃になります。走る折り、毎日毟って食べます。楽しみです。 林道入り口に農業用水。灌漑に余った水は谷に戻します。今日はその通り、向こうの方、谷に落ちる仕切りを取り払っていました。ザーザー、いい音をさせていました。 犬枇杷の実です。熟れる先から鵯の餌になるようです。噛むと白い汁とともに甘さが口腔に広がります。鳥も美味いものを知っています。 やっ、鉄工所F工業の庭に猫だ。近づくと逃げました。写真に撮り損なったのですが、白黒の子猫を1匹連れていました。 ランはラジコを聴きながら。カープ、3点リードして追いつかれ、2点リードして追いつかれ、終いには5対12。オリックスに連敗。先日はハムに3連敗。これで交流戦は負けが先行です。それでもセ・リーグでは首位キープ。2位に5.5ゲーム差をつけています。このところ、投手部門に不安があります。リーグ戦に戻ったときが心配です。 シャワーで汗を流しました。夕食はすき焼き。肉が少なかったです。 小鉢に胡瓜。これを見て焼酎に手が伸びました。明日まで飲むまいと決めていたのですが、豆腐の根性とはこのことです。 やっぱり腰砕けだな。byトラ。 バタンキューとなりました。今日の類語「眠い」眠気を催す、眠気が差す、睡魔に襲われる、舟を漕ぐ、微睡む、うつらうつら、うとうと、とろとろ、こっくり 微睡むはまどろむと読みます。余談です。眠り病という病気がアフリカにあるそうです。ツエツエ蠅が感染媒体です。高校の時、先生が舟を漕ぐ友人に「ツエツエ蠅に刺されるな」と笑いながら叱ったことを思い出しました。その病気にはマラリアの特効薬キニーネが有効だと聞いたことがあります。余談の余談です。眠くなると寝ればいいです。その寝方にも色々あります。不貞寝(ふてね)、泣き寝入り、空寝、狸寝入り、雑魚寝、転寝(ごろね)、抱き寝。一番したいというか、して欲しいのは添い寝です。今日の一句肥後の果の届きて菜切り妻の笑み今日のラン6km今日の酒田苑(麦焼酎)ロック2合 シャブリ1グラス今日の写真は日本と世界、名著のあらすじという本です。使い方は言わずもがな。友人、某全国紙記者だったSさんは岩波文庫の目録で用を足していました。私もそうしていましたが、先日ブックオフでこれを見つけ、手に取ったのでした。乱読の杣夫です。日本の精選は読んだことのない古典を含め、あらすじは大方です。海外物もあらまし。「悪徳の栄え」だけは題名も知りませんでした。
2018年06月13日
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平成30年4月30日(月) 午前5時起床。曇り、朝のうち一時雨。午後は晴れました。 珈琲を淹れ本を手に取りました。カズオ・イシグロの「日の名残り」を再読。なんとも味わい深いです。単行本にはありませんが、文庫本には巻末に「解説」なるものがあります。この本のそれを丸谷才一が書いていました。当然ですが高い評価。べた褒めと言ってもいいでしょう。加えて土屋政雄氏の名訳も、でした。彼の批評をしてフォークナーやグレアム・グリンを読んでみたくなりました。写真はその本に挟んであった早川書房「ハヤカワepi文庫創刊」のパンフレットです。試しにブックオフオンラインをで検索してみました。108円、198円のものが目白押しでした。もう本は買うまいと決めていましたが、昨日、天皇賞を当てたこともあり、名を知らぬ海外作家のものばかり30冊近くを購入。儲けの半分を注ぎ込むことになりました。馬の配当はつね三2回分でしたが、この所為により1回分になりました。 この連休、一昨日昨日と野良でした。今日もその予定でしたが、ブロ友nkucchanに影響を受けて午後も読書。手に取ったのはこれでした。読了。 よし、もう1冊いってみようか。これを読み始めました。金融、宝石、国防、葬儀、玩具・・・。それぞれの分野に存在する業界紙の内幕が赤裸々でした。面白い。中でも美術界のドロドロした実態は出色。年鑑を戒名帳に見立てての皮肉が辛辣でした。 とそのときでした。telあり。母からでした。鯖をもらったのでどうにかしてほしいとのことでした。妻は買い物に出て不在。舌打ちしました。しかし顔に出してはいけませません。引き受けました。大鯖3尾でした。 締めるにはちょっと、という腹の硬さでした。抱卵していました。雄も白子が大きかった。産卵の季節です。2枚に卸し、塩を打ちました。とりあえず1尾分を焼いて、鰤の内臓の残り(これ、父の好物なんです)と一緒に届けました。トラがお零れを欲しがりましたが、与えませんでした。 日が傾いてきました。それを汐に本を伏せました。走る格好に着替えました。カメラン。以下は道すがらの切り取りです。代わり映えしませんがご覧ください。 1枚目は木立小学校前の水田です。稲の列の手前に黒い塊が幾つか。 オタマジャクシでした。よく見ると既に後ろ足が生えている。 小中尾の方へ足を進めました。向津留、KのM兄が野菜畑に葱坊主が満開でした。面白い花の咲かせ方をします。つくづくそう思います。 こちらはシロツメグサ。クローバーの花です。 イチゴハウスは早くも次のローテーション。株分けが始まっていました。この冬、クリスマス前には赤い実をつけます。 さらに奥へ。桑が実をつけていました。前にも書きましたが、一時期、木立は養蚕が盛んでした。農家は蚕の餌にとこの木を植えました。葉が蚕の好物なんです。その名残りがこうして所々にあるんです。実は熟すと紫に色づきます。食べると微妙に甘い。小さい頃、よく摘まみました。 おっ、目が合いました。そんなところで何をしているんだい。ぼんやりか。それもいいだろう。 いつもの林道入り口からそれ、葦高の方へ向かしました.NのMやんが建てたた小屋「ホオジロの里」のあるところです。池があり、錦鯉が何匹も泳いでいました。酒のあてに困り果てたときはかなつきをもってここに来るとよいです。洗いにする鯉を獲り放題です(悪い冗談でした)。池は以前に幾度も掲載したので割愛。その代わりに咲き始めた薊を。いい感じの色合いです。この植物、根の部分は薬草として用いられるそうです。薬効は利尿、解毒、止血だそうです。 そこで折り返しました。次の写真は戻って家の近く。判りづらいですが小山の真ん中あたりに孟宗の藪を見て取れます。写ってはいませんが、その下あたりに拙宅はあります。 今日の晩ご飯は先日の鰤。腹身、削いだ骨に塩をしてありました。それを焼いて当てに。これが美味いんです。 メインはかに玉。手早い妻ではあります。 朝に読んだ本の書名ではありませんが、日の名残りの中を妻がスナップエンドウを穫るの図。食べ終えた後もよく働きます。 収穫が少し遅れるとこの態です。闌ける寸前でした。今日一句春鯖に塩を振り振り酒を遣る今日のラン6km今日の酒ハイボール2杯 冷酒5勺 麦焼酎1合今日の写真は食卓の上に飾った小瓶。赤の色合いがいい感じでした。もう一枚はトラ。連休に息子が友人3人を連れて帰省します。妻が布団を広げました。途端、中央を占領してねむねむモード。困りものです。
2018年04月30日
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平成30年4月24日(火) 午前4時半起床。曇り時々雨。 起きがけ、トラの前足を踏んでしまいました。ニャギャー!という悲鳴。すまんすまん。お前が纏わりつくからだぞ。それでも食事をねだることを止めません。痛みはないんだろうか。このところ鯵の刺身に遠ざかっているので不満が募っているのかもしれません。毎朝の猫カリが不満なんでしょうか。皿に与えて最初は見向きもしない。しばらくして仕方なしに食べ始めるのが日課です。 終日デスクワーク。帰宅してなお雨につきそのまま風呂に。冷酒を引っかけたかったのですが、際限のないようなことになりそうなので我慢。食事の後、珈琲を淹れ甘いものにしました。 書くことがないので本に寄せて。 昨日は「本の日」でした。秋に読書の日と読書週間があります。この主催は読書推進運動協議会です。これには国内の出版業界等が名を連ねています。半分商業ベースの匂いがします。それと違い、春のこの日は「世界本の日」です。ユネスコがシェークスピアの誕生日やセルバンデスの命日に託けて定めました。ということでこの日に託けて三木清を手に取りました。新潮文庫「読書と人生」です。中に「書物の倫理」と題した原稿用紙8枚程度の随筆が含まれています。読書の意味と意義、所有すべき本のこと、読み返すことの大切さの3点についていいことがかいてあります。 その金言を抜き書き、列記してみましょう。「私が子供のころには、本を読み始める時と読み終わった時とには、必ずそれを手で推し戴いて頭を下げるよう言い附けられた」「本を尊重するのは一つの美徳」「大切なことは本を使うということである」「或る人の文庫(蔵書)にはその人の性格が現れている。そこに文庫の倫理がある」「善い本を繰り返して読むということは平凡な、しかし思い出す毎に身につまされる読書の論理だ」「繰り返して読む愛読書を持たぬ者は、そのひともその思想も性格がないものである。一つの民族についても同様であって、民族が繰り返して読む本を持っているということは必要だ。それが古典といわれるものである」「(所有する)本が多ければ多いほどよいのはもちろんだ」「或る本については、単にそれがあるということ、ただその表題だけを知っているということも十分有益である」 どうですか。辛辣というか直言ではあります。読んで、私が繰返し読む本はなんだろう。思い当たりませんが、読んだ回数の一番は漱石「こころ」かな。 戻ります。後段に「書物に対する著者の倫理」という下りがありました。「多く読み、多く考え、できるだけ少なく書く」べきとのことです。物書きは取材を重ね推敲の上にも推敲、そぎ落とした文章で考えを書くべきということでしょうか。最後に、そうはいっても読者にも好みがあり、書き手と読み手双方に多くのエスプリが必要とありました。まさに目から鱗です。この随筆、青空文庫にも含まれています。 堅い話になりました。写真は今晩に始める佐野眞一です。彼への批判、色々ありますが、切り口は好きです。今日の一句春の宵ページ捲りて香り立つ今日のランなし今日の酒ノン今日の写真はネタ切れにつき昨日の散歩写真に残った1枚。名を知りませんが好い色合いです。
2018年04月24日
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平成30年4月16日(月) 午前4時起床。晴れのち曇り。 ネクタイを巻いて玄関を出る時「あなた、何かいるわ」 引き戸の外側に団栗を少し大きくしたくらいの塊がへばり付いていました。突くとポトリ、コンクリートの上に落ちました。カメムシでした。初夏にやって来る緑色をした種類とは異なり上品な模様と色合いでした。折角なのでパチリ。 終日デスクワーク。午前にお客様が1組。空の運送業を生業にする会社の皆さんでした。営業の話をして帰りました。上手くコラボするとWin-Winの関係になりそうなのですが・・・。商売は難しい。午後は当市にある鉄鋼業、某会社を訪問。役員へ挨拶。折しもクルーズ船旅行の計画がある、楽しみだ、という話を伺いました。土産話が楽しみだな。 夕刻、内部協議を1つ。それを終え、今日が期限の提出物を失念していました。慌てて資料作成。新入社員の女性に調べ物をお願いしました。張り切っています。忽ち丁寧な仕事を返してくれました。気分がいい。きちんとお礼を言いました。その際、言葉は慎重にも慎重を旨とすべし。些細なことでもセクハラ、パワハラと取られかねません。女性に対してはからっきしの杣夫です。 陽のあるうちに帰宅。写真は新大橋の上からみた弥生・本匠方面です。霞んでいるのは雨模様ではなく黄砂のせいでした。今年一番の濃さでした。 家に着いてすぐ様着替え、ランニングシューズを履きました。向津留の農道から小中尾へのコース。途中、KのM君に遇いました。散歩をしていました。久しぶりなので立ち止まって近況を。還暦を前にして歳を取った、しかし昔の60歳に比べて互い、我々は若いぞ、そう異口同音でした。汗が出始めてトラクターに乗ったN牧場のご主人に遭遇。酪農を営んでいます。乗るトラクターが大きい。それを止めて話しかけてきました。「Hちゃん(木立の人は私のことをこう呼びます)、孫がお前の後輩になったよ」 弊社に入社したのかと思いました。違いました。私の卒業した大学にこの春合格、入学したとのこと。そうでしたか。いいなー、あのキャンパスで過ごすのか。他人事ながら想いを馳せ、白昼夢に浸りました。写真は麦畑です。穂が出ました。走っているのはこんなところです。 もう1枚、タラノメの穴場です。これは昨日写したもの。遅くに出た芽は刺がきついようです。筍同様シーズンはお終い。 帰宅して風呂。食後、一昨日段ボールの中を整理していて見つけた「カムイ伝」を読みました。全15巻のうちの第15巻です。数週間前、第2巻を手に取りました。脈絡は何となくでした。舞台は江戸時代。農民の起こす一揆を顛末とした物語です。士農工商の下に位する階層のことも詳しく描かれています。虐げられた農奴の生活です。大げさに言うとプロレタリア漫画です。読んでいて妻曰く「あなた、その本、読んだことがあるわ。シリーズ物でしょう」 面白いことをいいます。漫画は「ベルばら」しか読んだことがない女と思っていました。続けて曰く「読んだのは大学の時だったわ。社会学の先生が学生に勧めたの。皆で回し読みしたわよ。試験は感想文。その時初めて部落問題を知ったの」 ふーん、そうなんだ。酔散学部にあって船に乗り、酒ばっか飲んでいた自分とは大違いです。白土三平、ウィキで調べてみました。この作品の生まれたのは必然と感じる幼少期、青年期を送ったとありました。 妻との話、流れがどうなったのかは別として、その後、You-Tubeでオペラアリアのサーフィン。一緒に見ました。やっぱりカラスが一番です。日本人では佐藤しのぶ。意見が一致しました。カズオ・イシグロを手に取りましたがバタンキュー。今日の一句大陸が豊後の国にやって来る今日のラン6km今日の酒ノン 今日の写真は花二題。1枚目は隣家、棟梁宅の壁に這う白です。いつものことながら名を知りません。 もう1枚は拙宅の庭に咲き始めたベルビアナ。路地です。毎年素敵な姿を見せてくれます。
2018年04月16日
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平成30年3月19日(月) 午前4時半起床。雨。 出勤しての朝一、鬱陶しい仕事がありました。債権回収です。厭な役目ですが仕方ありません。淡々といくのが上策です。それが済んで終日デスクワーク。夕刻、やれやれ。さてと帰ろうか。会社近くの駐車場に止めた愛車に向かいました。げっ!キーを閉じ込めていました。私のスポーツカーはアナログです。ボタンを押してロック解除の機能はありません。やってしまいました。妻にTEL、届けて欲しい旨を伝えました。40分ほどで届きました。感謝感謝。それにしてもです。これからボケが進みます。何らかの対応を考えねば。写真はそのトラブル途中に歩いた小路に咲いた花です。調べて志那水木(シナミズキ)と判りました。雨の日にあって可憐です。 岩波書店に「図書」という雑誌があります。出版物のPRが目的です。毎月発行、送料込1,000円です。その臨時増刊をSさんに貰いました。 「岩波文庫創刊90周年記念」号です。岩波文庫の「お勧め」を特集しています。学者、詩人、作家、財界人、ジャーナリストなどにアンケートを実施。岩波文庫中、読んだ中で心に残る書物あるいは人に勧めたい書物を3冊挙げて下さい、が質問です。228人から回答が寄せられたそうです。各人の3冊にそれぞれ90字前後の感想が添えてありました。全部で500冊余りの作品が載っていました。末尾に書名索引がありました。複数の人からのものはその数分のページがうってありました。人気のトップはマルクス・アウレーリウス「自省録」と福沢諭吉「福翁自伝」。6人がその素晴らしさを書いてありました。続いて「アイヌ神謡集」「『いき』の構造」「君たちはどう生きるか」「経済学・哲学草稿」「三酔人経綸問答」「渋江抽斎」「職業としての学問」「断腸亭日乗」「萩原朔太郎詩集」「パンセ」「プロテスタンティズムの論理と資本主義の精神」「忘れ去られた日本人」などが5~4人の支持を集めて続きました。これとは別に、著作者別では漱石と荷風、それにシェイクスピアのものが多いようでした。 さてものアウレーリウスが自省録です。これだけ読まれているにも拘わらず、私は知りませんでした。調べたらストーリー制はなく、散文形式の人生論に似た内容。どのページを繰っても格言めいた言葉が並ぶとのこと。何とはなし「一日一言」のような感じです。通読もよいですが、手元に置き、折に触れてがこの本の読み方のようです。さて、その内容もさることながら、これを岩波文庫に訳した神谷美恵子という女性のことを調べて驚きました。詳細はウィキに書いてあるので割愛しますが、神谷氏の生き様、人生は映画になるな、志田周子がモデルの「いしゃ先生」を上回るぞ。素晴らしいです。 次の写真はその雑誌の裏表紙です。岩波文庫、素敵です。全部収集したものをパーフェクトコレクションというんだそうです。今日の一句青鯖に猫の尻尾の絡みつく豌豆の仇憎しと石を投ぐ今日のランなし今日の酒妻に隠れて吉野杉樽酒1合今日の写真は近所、Yさん宅が庭のソメイヨシノ切株。昨年の初夏、切り倒して薪に貰いました。昨日、前を通ったら中の穴から小さな枝が伸びていました。何だか嬉しい気分になりました。
2018年03月19日
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平成30年2月25日(日) 午前6時過ぎ起床。曇時々雨。 降りそうで降らない雲行きでした。山に行こうか、いや、降り出したらずぶ濡れだ、止めておこう。その思いがいったりきたり。結局、昼までダラダラ。本も読まず音楽も聴かずにつまらぬネットサーフィン。 午後は喪服に着替えました。葬儀場へ。午前に荼毘、骨になったJのKやんは、もうこの世の人ではありません。確か水曜日の夕刻、ランの途中に声を掛け、手を振りました。未だに信じられない。お寺は木立に檀家の多い臨済でした。鉦と太鼓の儀式、大和尚の鍬投げ。読経は馬力がよかったです。喝の時、小学校低学年と思しきお嬢ちゃんがビクッとしました。それほどの大声でした。親族代表挨拶の折も経の時も、隣に座ったおばちゃん二人がペチャクチャ。煩かったです。 午後3時前帰宅。降りだした中、傘をさして散歩。イヤホンでベートーベンを聴きました。Amazonmusicに英雄を探しました。ありませんでした。オムニバスのアルバムにしました。家近くに戻り、Kやん宅の庭を覗きました。愛犬のチビが悲しそうでした。首回りを掻き、頭を撫でてやりました。お前、明日からの散歩は誰に連れて行ってもらうんだ。写真は小平集落の一軒に膨らんだ紅梅です。雨空の下、これが手向けです。 雨はその時刻まで少しの湿り程度でした。この分ならトラクターで熊野神社下の休耕田を鋤くことができるな。午後5時を過ぎていましたが、いっちょう片付けるか。とその時、雨脚が強くなりました。残念。来週末に回します。 書くことがないので目についた新聞広告のことを。断ったのにまだ配達されてくる日経に、新潮新書2月の新刊案内。「新聞社崩壊」です。小見出しに「50代の半分以上は新聞を読まない」「スクープでも部数は伸びない」「押し紙という最大のタブーとそのリスク」等です。押し紙とは新聞社が販売店へ余分に部数を押しつけることです。そうすることで発行部数を水増しし、広告収入を得ようとする作戦です。無体な商法です。執筆は元朝日新聞販売局の方です。暴露本の呈かな。ウィキに依れば、その朝日、現会長の某がこの押し紙なるものを創りだした中心人物なのだそうです。正論を書きながら、その影で捏造、誤報の朝日です。朝日を嫌う人たちはこんなところをして、なのでしょう。 逸れました。本題の新聞社崩壊。ネットで無料のニュースを見ることができる時代です。経営難が言われて久しいです。新聞記者に知り合いが多いです。どうなるんだろう、この先。紙面好きの杣夫としては気になるところです。親書のキャッチコピーに「消えてゆく新聞社はどこか、その実態が見えてくる」とあります。不安です。今日の一句飼い主の訃報を知らず吠える犬今日のランなし今日の酒シャルドネ300ml 今日の写真は夕食です。鮭のきのこ餡かけ。今日は酒を抜こうと思っていましたが、この料理につい白を抜栓。
2018年02月25日
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平成30年1月5日(金) 午前4時起床。雨。湿りは何日ぶりかな。午後にあがりました。夕陽が射しました。夜はまた雨。朝ご飯のおかずは佃煮でした。娘が土産の今半。 妻が栗ご飯を炊いてくれました。 釜一杯だったので、残りはおにぎりに。 満腹になって出勤。終日デスクワーク。会社は早くも仕事モード。某業務の委託契約先がインフルエンザで沈没。悪役商会のチームがてんてこ舞いでした。彼等は今週末も出勤です。頭が下がります。 真っ直ぐ帰宅。早めの風呂に入りました。晩ご飯は娘と妻合作の鮭ホイル焼き。二人の湯上がりまで待つこと暫しの時間、私はこれを当てに土佐鶴純米を流しました。 年末年始の間、薪ストーブの灰を掃除していませんでした。24時間、火の強弱はあっても燃えっぱなしでした。食事を終えてそれを始末。熾火を横に寄せ、残った灰を十能で掬いました。ブリキのバケツ一杯になりました。1週間に一度の作業です。写真は取りかかる前の炉内です。近づくと遠赤外線が熱い。 その熾火で妻がみかんを焼きました。これ、嵌まりそう。皮をむく時、火傷に注意です。 さて、昨日は新聞記事からの引用でしたから、今日は年末の週刊誌から。私、dマガジンの会員です。雑誌に一通り目を通すのも日課です。週刊誌にもよりますが、ゴシップやフェイクに近い記事が多いです。数多ジャンルの中で書評やシネマの案内が興味深い。 年末に発行の週刊現代1月6.13日号に「決定!平成の小説ベスト50」というのがありました。順位を見て頷首。驚きは宮部みゆきがベスト10の中に3作も入っていることでした。へーっ!が二つありました。一つは一昨日に見たアニメ「虐殺器官」の原作が10位にランクイン。伊藤計劃(けいかく)がハヤカワ文庫JAから刊行の1冊です。も一つは、昨年刊行の高村薫「土の記」が入ったことです。彼女は明けての元日、第59回毎日芸術賞を受賞とその紙面に載っていました。土の記はまだ読んでいません。昨年は「空海」を読みました。土の記につながるような内容でした。次作に期待が膨らみます。ちなみにベスト50を見たい方、それを掲載のHPは許可されていない属性を使用しているので、「平成の小説ベスト50」でググると、見ることができます。今日の一句ストーブの熾火掻きての繰り言よ今日のランなし今日の酒燗酒2合 ワイン1グラス ラガウリン1ショット今日の写真はトラです。お前も感じるのか。
2018年01月05日
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平成29年11月17日(金) 午前5時起床。晴れのち曇り。未明の外気温3℃。寒し。 昨夜、飲んで帰宅しました。シャワーを浴びようとして止められました。血圧が急上昇して倒れたらいけないという妻の心配でした。顔と手を洗い、嗽をしてそのままバタンキュー。ということで出勤前に朝シャワー。何とはなしに禁玉さんの気持ちが解ったような気がしました。 家を出る時、納屋のところを通ります。あっ、トラクターが戻ったぞ。ラジエターが錆びて破れ、修繕に出していました。昨日、届いたのでしょう。よし、これでスナップエンドウの地をこさえることが出来る。でも修理代金が怖いな。安ければいいが。 午前中デスクワーク。午後は長時間の会議。弊社、数年前に収賄の逮捕者を出しました。以来、コンプライアンスとガバナンス、両部門に関係した検討委員会を立ち上げています。今日はその片方で、来し方半年の取組についての検証が議題でした。身を律し悪芽を摘もうとする話には何故か惹かれます。楽しいというと語弊がありますが、そのような気分になりました。 雨の落ち始めた暮れ道をまっすぐ帰宅。風呂に入ってサッパリしました。夕食は先日のおでんが残りでした。それを当てに白霧のお湯割りを流しました。いい香りでした。 そういえばこの焼酎コマーシャルに白鵬が出ています。このところ、巷間を賑わす界暴力事件に横綱がビール瓶では叩いていない、馬乗りになってはいない、という証言をしました。一連の報道とは異なる内容でした。どうなっているんだ。それとは別に、透けて見える貴乃花親方の魂胆。好ましくはないと思います。今後、日馬富士の出処進退も気になりますが、それとは別に、策を弄しての貴乃花。風の吹きようが楽しみです。ゴシップ系、普段、あまり興味はないのですが、今回は別です。野次馬根性が首をもたげました。 さてもの九州場所、嘉風は黒星先行の2勝4敗。盛り返して欲しいな。頑張れ。花火の音を聞かせてくれ。 さても書くことがありません。家に帰り着いてポストを覗いたら、DMが届いていました。国境なき医師団からでした。 これ、夏と冬、賞与がでる頃合いに合わせて届くようです。しかし、ボーナス日裏を返せば支払日。余裕がありません。而して杣夫は献血だけが社会貢献なのです。ユニセフと医師団に自腹を切りません。つね三を我慢しませんし、家飲みの酒も減らすこと能わずだからです。依って少し自慢めいて恐縮ですが、医師団活動費の拠出は馬に依っています。今年はルメールの大将がもちょっと頑張ってくれたら、南スーダンの私なりの支援活動に弾みがついたのですが。雀の涙に終わりそうで申し訳ない。ステイヤーズステークスの結果次第ですが、もう少し上積みが出来るとよいです。 その南スーダン、思い入れがあります。 私、酔散学部卒です。同級生に青森出身の男がいました。過去形なのは既に鬼籍入りだからです。共同通信に入社、アフリカ取材中にチャーターした飛行機の事故で死亡。その際、辺見庸氏が序文を寄せた追悼の稿集が共同通信の仲間により上梓されました。それを海老輸入会社を個人で営む友人K(彼も酔散の同期)が送って寄こしました。これらのことは以前、このここに書きました。そのことをして、医師団からアフリカ支援を求める赤い縁の封筒が届くと、彼を思い出すのです。中の便箋に「たくさんの命を救ったはずなのですが、思い出すのは、救えなかった子どもの顔ばかりです」とありました。 これを読んで沼沢の本、目次の一つに「救いも祈りさえもなく・スーダン南部」という項があり、その国の哀しみと慟哭を憤りのペンが抉り取っているのです。読み返しました。うん、そうだな、そのとおりだな。同級生に彼がいたことを誇りに思い、今年の冬も少しだけれど振り込もう。今日の一句大粒の叩く瓦に冬の足今日のランなし今日の酒白霧2合(お湯割り)今日の写真は沼沢均「神よ、アフリカに祝福を」集英社1,900円(再掲)です。
2017年11月17日
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平成29年11月14日(火) 午前4時半起床。雨、午後は晴れました。 雨音を聞きながらストーブの火を大きくしました。ビーバー作曲、ロザリオのソナタが未明の深さにシックリ。寺神戸亮のヴァイオリン、音色が素晴らしい。 終日デスクワーク。このところ気になっていることを部下に相談。今日しなくてもいい話ですが、放っておくと大変なことになりそうな案件でした。嫌な予感がします。 午後、高校の同級生に行きあわせました。自動車販売会社の管理職をしています。立ち話をしました。彼曰く「参っている。本社が不祥事、トラブルで出荷停止。お客さんのキャンセルが相次いでいる。屋台骨の揺らぐようなことにはならないけれど厳しいよ。店長の頃は実入りがよかったが、今は管理部門に移って苦労している。加えてこれだからね。来年の誕生月は定年だよ。退職金は少ないし、再雇用に応募しようと思っている。することないもんな。おまえ、どうする?」 そうでした。神戸製鋼とともに新聞を賑わせている某社勤務。全く関係のないところで生じた火の手が自分の生活を脅かす。不条理ではあります。察して余りありでした。それにしてもの同級生。遇う人会う人、定年の話ばかりです。写真はその話と全然関係ありません。今日の昼ご飯です。ウィークデーは毎日1本、野菜ジュースを飲みます。 30分早退。指定の時刻までにKクリニックへ突っ込まなければなりません。インフルエンザの予防接種を予約したのでした。体温と血圧測定。問診票を書いてプスリ。全く痛くありませんでした。何せ針の大きさは献血のそれに比べ極細。これで今年の冬を乗り切ることが出来ます。一安心です。 まっすぐ帰宅。先日来、風邪をこじらせ声の出ない妻がおでんをこさえて待っていてくれました。最前に訪ねたクリニックの看護師が「今日は運動を控えて」という言葉を理由にランは無し。手洗い・嗽の後、早速ふなぐちをコップに注ぎました。思いついて、バック酒を開栓。おでんの汁で割りました。うん、悪くない。録画したドラマ「陸王」を見ました。お約束の池井戸節でした。 さてものネタ切れが続きます。ぼんくらブログを続けるために、当てを見つけなければなりません。ということで先日来新聞書評欄で評判になっている本のことを。野中涼「読みくらべ世界民話考」松柏社(しょうはくしゃ)です。値段は6ラ―余り。内容をネットで調べました。目次を掲載のサイトがありました。「無理やりな結婚」「変身する求婚者」「富裕と清貧」など23の切り口で構成されているとのこと。それぞれの目次ごとに括られる内容の民話3題を取り扱っているようです。たとえば「無理やりな結婚」だと「天人女房」、「変身する求婚者」だと「かえる王子」。最後のほうに「時間の神秘性」というのがありました。「浦島太郎」や「王質欄柯(らんか)」でした。手に取るのが楽しみです。 余談です。王質欄柯について。あらすじは次の通りです。 昔、晋の時代に樵の王質という男がいました。て、山中に分け入った折、童が碁を打っていて、その勝負を覗きました。棗(ナツメ)の実を食べながらそれに見入ってしまいました。気のついて、童の一人が「王質さん、あなたの欄(斧)の柯(柄)が腐っていますよ」と言いました。驚いて、どうしたことだろう。慌てて山を下りてみたら、自分の村は世代交代をしていて、知った人は誰もいなかった、という内容です。転じて「欄柯」とは、ものごとに耽って時の経つのを忘れるという意味に使います。さらに転じて、囲碁のこともそう呼びます。サロンや碁会所にその名をつけているところのあるのがその証左。ともあれ「時間の神秘性」は、玉手箱と斧の柄が同じ役割を演じている妙ではあります。 民話は寓意を含んで面白いです。以前、スペイン民話集、イタリア民話集のことをブログに書きました。動物や魑魅魍魎、幽霊など異界の面々も登場、エロスも含んでおおらかといえばおおらかです。時には堅い古典を離れてこういう世界を紐解くのもよいです。以上、読んだことのない本の薦めでした。今日の一句雨上がり冬将軍の袖が見え今日のランなし今日の酒日本酒3合 発泡酒(クリアAsahi)1缶今日の写真は道の駅やよいの嘉風応援キャンペーンです。今日は不調の照ノ冨士を下し、初日を出しました。先ずは一安心です。明日は好調阿武咲(おうのしょう)です。好取組。
2017年11月14日
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平成29年10月10日(火) 午前4時半起床。晴れ。 出勤の折、車中でNHKFMクラシックカフェを聴きました。ユリア・フィッシャーのバイオリンでBWV1006。次いでジャン・ドンドーのチェンバロ協奏曲第1番BWV1052。この演奏が出色でした。久しぶりに聴く力強いタッチ。圧倒されました。この演奏家、知りませんでした。調べたら26歳とのこと。凄い人がでてきました。覚えておきます。 日中、10月も半ばというのに気温が30℃近くまで上昇。昼間、社屋に空調が入りました。バタバタするだろうことを見込んだ週明けのブルー、嫌な一日を何とか乗り切りました。暗くなって会社をあとに。まっすぐ帰宅。そのままそのままの格好で夕食を食べました。本日、ノンアルコール。今日は衆議院議員選挙公示の日。NHKFM、ウィークデーの午後7時~8時台はベストオブクラシックです。今日は違いました。選挙関連に占領されていました。残念ですが仕方ない、本を読むか。 本といえば、友人に先日借りた本を返さねばなりません。金子兜太のインタビューや河谷史夫が中心。写真に写ってはいませんが、先日紹介の疋田桂一郎「新聞記者」もです。本は丸善の紙カバーに包まれていました。 外して並べました。読んで私が面白がるだろうということで、友人が彼の蔵書中から選んでくれたのでした。金子兜太はいわずとしれた俳人の大御所。河谷史夫は朝日新聞の記者。書評委員を7年し、本はその頃のことを書いています。内容も当然、書籍の紹介が多い。うちの一冊、題名が「酒と本があれば、人生何とかやっていける」蓋し名言です。「本に遇う」シリーズ2冊を含め彼の本は買うに如く無しです。今日の一句門灯にそろり寄りたる家守かな今日のランなし今日の酒ノンアルコール今日の写真はネタ切れにつき過去のものを。今日の題には全く関係ありません。公民館のグランドにソメイヨシノが何本かあります。その1本に宿るその名もヤドリギ。他の木の枝に育つ寄生植物です。小判鮫のような感じです。
2017年10月10日
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平成29年8月23日(水) 午前4時起床。曇のち晴れ。日中は気温が鰻上り。35℃を超えたようでした。それでも朝は凌ぎやすい。未明に窓を開けました。冷気が心地よかったです。アブラゼミの野郎が網戸につかまっていました。近づいても逃げません。パチリ。 終日リーマン仕事。私、5時から男です。普段、陽が傾き終業時刻になると解放されます。その時刻に息を吹き返します。今日は違いました。居残り、会議に出ました。長引いて、会社を出たのは午後10時。帰宅したらナス料理3点セットが待っていました。揚げ茄子、焼き茄子、煮物。写真はそのうちの1枚です。色合いは食欲をそそりませんが、味はグー。 存じ上げる方が本を出しました。東京財団の吉原祥子さんです。執筆の書は「人口減少時代の土地問題」中公新書 760円 最近、所有者不明の土地問題がクローズアップされています。過疎・高齢化で、地方を中心に相続放棄の土地がふえています。この本は、管理する者が不在だとそこが荒れ地になり、ひいては国土全体が荒廃してしまうという内容です。かねてからその問題を取り上げてきた氏の警鐘と提言。 以前、日本各地の水源池を中国資本が買収しているという噂のたったことがあります。その頃、私は弊社で過疎に関連し、土地問題対策の勉強をしていました。シンポジウムを開くことになり、講師、パネリストとして専門家を探していました。以前、林野庁に出向したことのある同僚が、氏のことを紹介してくれました。上京し、財団を訪ねました。本人に面会してその旨をお願いしました。快く引き受けてくれました。来佐してくれました。弊社の営業範囲を案内しました。講演は目から鱗の内容でした。以前、岐阜・白川町を訪ねた折もお会い、懐かしかったです。吉原先生!というと「私、先生ではありません。一介の研究員です、そう呼ばないでください」半分強い声色で返されました。とても謙虚な方でした。元気でいらっしゃるのかな。写真は日経に掲載の書評です。今日の一句入道が西日に映えて走馬燈仏壇に手を合わせても酒を飲む今日のラン無し今日の酒むぎ焼酎田吾作1合今日の写真はゴーヤです。今年は棚を作りませんでした。地面を這って、収穫は少ないです。
2017年08月23日
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平成29年6月22日(木) 午前4時起床。曇。時折パラリきました。 夕刻、リーマン野暮用を済ませ、真っ直ぐ帰宅。一昨日から昨日にかけての疲れを取るため、着替えて走りました。下半身は短パン。汗を出すため、上半身にウィンドブレーカーを纏いました。梅雨空でした。気分を変えるため、イヤホンを耳に突っ込みました。ラジコのチャンネルはタイムフリー。大沢たかおのジェットストリームを聴きました。ギターが流れました。いつもの林道コース、濡れた足下、湿った空気の纏わりつく道にアール・クルーの演奏。南国のビーチ沿いを走っている気持ちになりまいた。 シャワーの後はこれ。黄桜の冷酒です。スマートというか、水のような感じです。これはこれでよい。 併せた料理はこれでした。茄子が混じっている。いよいよだな。 走って汗をかきました。血液の濃度が濃くなっています。血液をサラサラにしなければなりません。ということで玉葱スライスが出てきました。便利酢をかけて食べました。 さてもの木曜日、話題に事欠くので最近のニュースから。将棋の世界が話題になっています。先だって、将棋ソフト不正使用疑惑に揺れました。調査の結果、不正使用の証拠無し。連盟役員は辞任。後日、当事者と連盟が和解することで決着しました。汚点を残しました。後味悪しです。ところがその矢先、彗星登場、14歳の藤井聡太四段が破竹の28連勝。中学生です。萎んだ棋界が反転、盛り上がっています。いい感じです。 話は変わります。竹本健治氏の推理小説に「将棋殺人事件」というのがあります。中に詰め将棋の手数話が出てきます。対局の場合、だいたい百手前後で勝負がつきます。詰め将棋は3手詰めから始まり、最大15手くらいかと思っていました。それがなんと、873手というのがあるそうです。でもそれは、本の中の話とせせら笑っていました。今になってウィキで調べ、驚きました。最長手は1525手だそうです。驚きです。体操の技に名前がついていることは知られていますが、、長手数の詰め将棋にも名があるそうです。1525手のそれは「ミクロコスモス」とのこと。2番目に長い1205手詰にも「新桃花源」という名。何がいいのかわかりませんが、その名もいいセンスです。 こういう雑学、何の得にもなりませんが、知って楽しくはあります。今日の一句杉山の重なりし蒼濃く薄く合羽着て草刈る農夫広き背中今日のラン7km今日の酒冷酒黄桜300ml 白ワイン300ml今日の写真は鳥の羽です。薪小屋の隅に落ちていました。コバルトブルーのような色合いを帯びていました。こんな色をした鳥は見かけないなー。烏のものだろうか。
2017年06月22日
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平成29年6月14日(水) 午前4時起床。晴れ。 仕事の合間を縫って人事評価。部下は15人です。異動したての職場です。全員、面接するのは初めての人たちです。今日半分が終わりました。金曜日に残り半分を終えようと考えています。当然ですが、他の部署の管理職も同じ時期に一斉となります。面談に使う会議室や小部屋の空きがない。 夕刻、懸案事項について関係先とミーティング。数字を求められていますが、策の尽きて乾いたタオルを絞るよう。まさに懸案でした。しかし前に進まないといけません。次のミーティングまで苦しもうよ。無理強いのことが頭を過ぎりましたが、なお甘いところのあるのが透けて見え、敢えて求めました。 真っ直ぐ帰宅。着替えて走りました。今日で7日間連続でした。調子が戻ってきました。写真は走り終えての夕焼けです。晴天が続きます。農家は水を心配でしょうが、ランには好都合です。空梅雨やよしです。 この時刻です。立葵の赤に色気を感じました。 シャワーを浴び、汗を流しました。今日は三楽の炭酸割りにしてみようか。ポッカレモンを混ぜてチューハイを作りました。当ては蕗です。隠し味にニンニクを使っていました。 おっ、ピッザが焼けました。バジル、ちょっと焦げていますがいい感じです。冷蔵庫に瓶半分残りの赤を妻と分け合って流しました。 バジル同様、こちらも妻が菜園で収穫のジャガイモです。 食べながら二人して録画しておいた映画「レナードの朝(字幕版)」を見ました。デニーロの演技がいい感じでした。この手のもの、私が知らないだけかもしれませんが、邦画にはない。見終えて「カッコウの巣の上で」を思い出しました。 さてと、寝るとするか。カープの試合結果をチェック。おっ!鈴木がサヨナラ弾を放っている。よし、これで交流戦も首位浮上。いいぞいいぞ。今日の一句帳降り艶めかしさの立葵今日のラン6km今日の酒三楽20度正味2合 赤ワイン180ml今日の写真は痛いところを突く本です。以前紹介した池上氏と佐藤氏が対談本。あれこれ書きません。次、写真2枚のとおりです。
2017年06月14日
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平成29年4月24日(月) 午前4時起床。晴れ。朝の外気温は7℃。肌寒かったです。私は暑がりです。4月になって夏用の背広に替えていました。今朝の気温には間物を。日中は20℃を少し上回りました。背広を脱いでYシャツになりました。終日デスクワーク。ミーティングの回数も多かったです。 明るさの残るうちに帰宅。走ろうと着替え始めました。妻が「顔が疲れているわ。今日は止めたら」そうしました。ゆっくり風呂に入りました。夕飯はピッザでした。ソーセージを囓りながらワインを舐めました。「あのね、オーブンレンジの調子が悪いの。それで先日、電気屋さんにカタログをもらったのよ。どうしようか迷っているの」 ペラリ捲ったら、そそるキャッチコピー満載。説明を読むと、あれこれの調理を一人二役どころか万能選手。素晴らしい。でも使いこなせるかどうかが問題です。拙宅にマッチするかどうかは判りません。妻次第。 酔いが回ったのか、食卓に座ったままコックリ。気がついて、そのまま蒲団へ。バタンキュー。もう歳だな。 書くことが無いので読み物としての事典を。大分県高等学校国語教育研究会編「総合国語事典」です。娘が高校の折に使ったものです。 これがいいんです。目次の一部です。暇に任せて捲ると面白い。図説の他、文学の歴史と国語の基礎知識を併せて解説してあります。中国文学の歴史や漢籍の項もあります。勿論郷土大分に関連する文学も。万葉集から現代短歌まで、大分を詠んだものや小説の類。その中には国木田独歩の佐伯を舞台にした「源叔父」「春の鳥」「鹿狩り」が紹介もあります。 その中の1ページを。文芸用語の項です。文学の中の「勧善懲悪」とか「写実主義」、「浪漫主義」を解りやすく解説。ワーズワース、バイロン、ユーゴー、ゲーテ、ハイネ・・・、名を追うだけで世界が広がる感じがします。この感じ、よいです。今日の一句春の宵娘の本に見入る時今日の写真は棕櫚(しゅろ)です。昨日写しました。花が咲いていました。幹を繊維状の皮で被われています。私の小さい頃は、これを綯(な)って縄にしていました。話は変わりますが、吉村昭の「戦艦武蔵」に、これで簾をこさえ、建造中の船体を櫓を組んで隠したという記載があります。それをしてのことなのか、父に、戦前、棕櫚栽培が奨励された話を聞いたことがあります。今はあまり見かけなくなりました。余談の余談、私、藁で縄を綯うことが出来ます。小さい頃、隣の兄ちゃんに教わりました。
2017年04月24日
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平成29年3月14日(火) 午前4時起床。曇りのち晴れ。朝の外気温7℃。日中の最高気温は15℃位だったでしょうか。日毎に日の長くなっているのが判ります。もうすぐ春分の日です。私にとってはランニングの季節です。写真は出勤途中に見つけた土筆(つくし)です。外構工事をした折、入れた土に混じっていたのでしょう。植えたばかりの芝桜よりも目を引きます。 午前中は昨日に続いてのヒアリング。中身を書くこと能わずですが、あれこれ重いものばかりでした。午後は会議を二つ。間にヒアリングの続きもありました。あっという間に一日が過ぎました。写真は昼に食べた「南国」ラーメンです。サンドイッチとスムージーを買ってありました。部下の連中が「出前を頼むが如何」。思わず便乗してしまいました。5/6ラー。コスパあり。しかし、難点もあります。前にも書きましたが弊社の昼休みは12時15分から。今日は12時05分に届きました。たかが10分ですが、これが悩ましい。食べ終えて気付きました。あっ、汁を干してしまった。悪い癖です。 会社が引けて真っ直ぐ帰宅。着替えてラン6km。強い北風に難儀しました。熱い風呂に入った後はハイボールで喉を潤しました。今夜のNHKFMはフランス国立管。サン・サーンスのピアノ協奏曲5番とラヴェルの亡き王女のためのパバーヌを聴きました。私は思い込みの強い人間です。このオケに煌びやかの色があるとのイメージを持っています。そう思って聴くと、そう聞こえるから不思議です。弦も管も春の宵が如く。艶めかしささえありました。エジプト風、いい感じでした。聴き終えて雑誌を手に取りました。新潮4月号。又吉直樹の「劇場」を掲載しています。弊社の同僚、文学女史のKさんが「読むんなら貸してあげてよ」。二つ返事でお願いしました。朝出勤したらデスクの上に載ってたんです。 又吉のそれはそれとして、目次を見たら「小林秀雄第42回 大澤信亮」(おおさわのぶあき)とありました。捲ったら保田與重郎の万葉集論と時代背景についてでした。後半は大学の講義じみた考証でした。前半がよかったです。太平洋戦争前夜の時代背景と保田を取り巻く右翼・左翼のエピソードに彼のイメージが変わりました。「誰が袖屏風」を読んだことがありますが、次は「万葉集の精神」だな。先日、亀井勝一郎を読んだばかりだったので、引き込まれてしまいました。「劇場」が後回しになりました。今日の一句万葉を右か左か人の言い彼岸前北風の中土筆伸ぶ今日の写真は親方のブログからパクリました。今週末に倒す予定の杉です。40本あるとのこと。木の根に清めの塩と御神酒。荒神を信じる親方です。
2017年03月14日
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平成29年3月10日(金) 午前4時起床。晴れ。暖かい一日でした。この陽気は週末も続き、週明けからはまた冷えるとの予報。「三寒四温」は冬の季語、この時期は用いること能わずですが、春めいては冷えるの繰り返しに、ついその言葉を使ってしまいそうなこの頃です。写真はサクラソウです。玄関の鉢に満開。 この花、二つの鉢があり、白と対です。これらは妻が手に依るものです。生まれてこの方、花を植えたことのない杣夫です。出勤の折、玄関に花の見送りがあるのはいい感じです。 デスクワークと内部協議。あれこれの案件につい要らぬ口を挟んでしまいます。営業の人にしかめっ面をされます。性分といいましょうか。でも、或る意味、今の私はそれも仕事の一つ。社業、リスクを回避するためには多くの視点、表裏からの検討が欠かせません。フィルターが必要です。この枚数、多いにこしたことはありません。過去、廻しが緩んでスルーさせてしまい、後悔したこと、幾度もあります。勿論、具体例を書くこと能わずです。守秘義務がありますから。おっと、閑話休題。それにしても今日はハンコを押す書類が多かった。年度末だからでしょう。まだまだ増えそうです。写真は昼に食べたサンドイッチです。今週は毎日でした。ただし、五日とも種類は全部異なるものをチョイス。野菜ジュースもヨーグルトになる日がありました。 陽が傾きました。午後5時を過ぎて、よし、つね三に突っ込むぞ。満を持していました。腕まくりをしていたらdatelineが「課長、今日はつね三に寄ってはなりません!」。ピシャリ言われました。???。話を訊くと、次のような心配をしてのことでした。 彼曰く、今日、営業5課にお客様がある。幾人か若い女性も伴って。5課はボードとともに酒席を設けた。会場はつね三。佐伯の海幸を食べてもらおうという計らい。そこまではよし。そこからが問題。課長が突っ込み、カウンター越しに大将と差しつ差されつが始まる。二人ともピッチが速い。而して酔っぱらう。大将、酒が入ると饒舌。なおすすむと汚い色話、下ネタを口走り始める。一見の客であってもかんまんごし、いきなりドスで突くような、目が点になるような言葉を。加えて若い女が大好き。悪気はないが知らぬ人が聞いたら驚く。それが楽しくて店が流行っているのだろうけれど。ということで課長、今日のお客様をして今日だけはいけない、大将を酔わしてはまずい。営業5課に恥をかかせることになりますよ。(少し大げさに書きました、大将はいい人なんですよ) うーむ、突っ込んでも大将に酒を差さなければそれまでなんだけど。酔うと私も酒癖が悪いのかな。でもまあそこまで言われては仕方がない。予定を変更。家飲みに切り換えました。帰宅途中、いつものスーパーに寄りました。いい形の青鯵がありました。よし、トラと一緒に食べよう。 走らず、すぐ様包丁を持ちました。チャチャッとして出来上がり。どうですか、この透明感。ちなみに4尾で1/4ラーです。150円ですよ、150円。 前後します。鮮魚コーナーに魚卵の詰め合わせがありました。これも衝動買い。 煮付けました。日本酒の当てには堪らぬ逸品。これ、父の好物です。明日、半分を届けます。 流した酒は勿論冷酒。片方を干して、白霧に代えました。 目が冴えて夜更かし。コーラスから帰ってきた妻が、息子からの返信メールを見せてくれました。花金も残業とのこと。心配顔でした。私もそう思う一方で、若い時分、苦労は買ってでも、と考えもします。心の中で、毎日残業、週末も出勤の禁玉さんを引き合いに出し、皆そうしたものよと独りごちました。定時過ぎに退社の出来る杣夫は幸せ者です。薪を入れるため、外に出ました。おぼろの月が中天に。今日の一句あの月を東京で見る息子かな 今日の写真は週始めに読んだ亀井勝一郎です。昨年、著作権が切れました。蒼空文庫に掲載が始まりました。私が高校の折は、唐木順三と亀井が現代国語教科書の主役でした。ということで「大和古寺風物誌」は再読でした。聖徳太子の苦悩に思いを馳せる内容です。思い入れの強すぎるきらいはありますが、感ずること大。それはそれとして、作者の生い立ちと転向の人生をして、奈良のその時代になぞらえて、暗に終戦直後のあれこれを批評する内容が透けて見えました。
2017年03月10日
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平成29年3月2日(木) 午前4時起床。晴れ時々曇り。ラジオのニュースが関東地方の雲雀や鶯の初鳴きを報じました。福島に梅が咲いたとも。日本列島は南北に長い。 終日、来週の会議を控えてのミーティング。明日も続きます。なんだか疲れました。歳です。写真は今日の昼に食べたフレンチトースト。これとは別に野菜サンドイッチを一つ。 午後7時前帰宅。走らず。文庫本をもって温めの風呂に浸かりました。 陳舜臣「銘のない墓標」を読んでいます。この中には香港が舞台のミステリー3編です。表題のそれは繆斌(みょうひん)を扱っていました。重慶国民政府の命を受け太平洋戦争末期に来日、小磯内閣と和平交渉した男です。決裂し、中国に戻った彼は逮捕され、銃殺刑になります。その際、監獄で彼が記したという記録文書を巡る怪です。ストーリーは別として「重慶」にハッとしました。。この本、先日ブックオフから届いた小包に混じっていました。「日中戦争の全貌」と同じ便でした。それを飛ばし読みをしたことを一昨日に書きました。重慶爆撃の写真を添えて。人にはどうでもいい話ですが、私にとってこの「重慶」と、繆斌の「重慶」の重なりは、何かがそうさせる偶然と思えてなりません。繋がる妙味とでも言いましょうか。加えて、うわべだけの知識に繆斌という人物が登場し、その人の生い立ち、経歴を知る。こうして雑学の積もる快感なのです。陳舜臣の筆が深さと魅力を改めて知りました。彼の本、かなりの数読みましたが、まだまだ面白いものがありそうです。全集を欲しいな。ヤフオクに出ないかな。 今日のNHKFM、ベストオブクラシックは後半だけ。フランソワ・ルルーのオーボエでグルックの「精霊の踊り」。小品ですが絶品。ラルス・フォークトのピアノでモーヤンのK595。今週の切り口は「N響と共演したソリストたち」です。明日はエリーザベト・レオンスカヤがベーヤンの3番をやります。楽しみです。今日の一句伯父の死すサイパンにいた蝦夷の人今日の写真は日本水産のカレンダーです。精緻な魚譜です。私の机がある部屋の壁に掛けてあります。人気があり、盗まれないかと気をもんでいます。余談ですが、大分・佐伯にその会社の海洋研究センターがあります。そこの何人かとは飲み友だちです。
2017年03月02日
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平成29年1月31日(火) 午前4時起床。曇りのち晴れ。 明日から2月。年度末を控え、慌ただしくなってきました。午前中は会議室に籠もり、財務メンバーの末席に座りました。なお調整の必要なあれこれについてのやりとりがありました。午後はデスクワーク。2月、3月、4月、株主総会を控え、それに続く社長交代のことも取り沙汰されています。加えて退職する人たちの送別会も幾つか。気忙しい日々が続きそうです。ただ、実務にてんてこ舞いは部下たちであって、私はただ忙しい忙しいと言ってまわるだけ。大した役目はありません。若い連中の手を止めて、彼等の人事評価面接をするだけです。何だか部下の邪魔をするダメ管理職の感じです。 写真は今日のお昼です。このところ、ウィークデー5日間のうち最低4日はこのパターンです。サンドイッチに野菜ジュース。夕刻になると腹が減ります。この空腹感が身体によいです。 今日は終業時刻きっかりに退社しました。真っ直ぐ帰宅。薪ストーブの火を大きくし、着替えて走りました。ラン5km。菊水ふなぐちの底溜まりを1合と同熟成を1缶。忽ちいい気色になりました。 ほろ酔いになって、1月最後の夜は俳句の整理。毎日の愚作に手を入れて、余の時間は歳時記をペラペラ。角川学芸出版編5冊のうち、冬と新年の版を捲りました。読むともなしにの暇つぶしです。こんな頁もあるんです、この本。サービス精神旺盛です。「読めますか 冬の季語」と題し、難読漢字が並べてあります。 オマケです。こちらは新年の季語。全部読めたら素晴らしい。全部書けたらなおのことです。 今日の一句皸を隠そうとす妻愛おし今日の写真は先日の読売日曜版読書欄です。コラム「どっち派?」。今回は宮尾登美子と山崎豊子の対比でした。宮尾登美子は読んでませんね~。
2017年01月31日
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平成29年1月30日(月) 午前4時起床。晴れ時々曇り。未明の外気温12℃。午後の早い時刻までぽかぽか陽気でした。陽の傾いて、北西が吹き始めました。気温が一気に下がりました。 月曜日は朝一の役員会で始まります。それが終わり、デスクワーク。ミーティングもお客様もありませんでした。人事評価の準備をしました。総務にするよう言われていたコンプライアンス研修は、実のある内容になっていません。 仕事が終わって床屋へ突っこみました。1,000円カットの店です。安上がりの私です。15分で始末がつきました。短い時間でしたが、マスターが年末にした話を覚えておいてくれて、年の暮れに元越山に登った、正月は箱根駅伝を見て過ごした、何所へも行かなかった、初日の出はどうした云々。話しかけてくれました。箱根もそうだけど、元旦のニューイヤー駅伝で隣まち延岡のチーム旭化成が優勝して嬉しかったと返しました。その1月も明日で終わり。正月がもう随分前のことのような気がします。 大風の吹く中を帰宅。日も暮れて走るのを止めました。これも転ぶというのでしょうか。そうならばそれでよし。転びついでに熱燗を1本。 おっ、八宝菜が出てきました。焼きそば麺の上に大盛でした。アオリイカの入って絶品でした。 今日のNHKFM、ベストオブクラシックはカバッソのリサイタル。昨年1月の日本公演が録音でした。メインはベーやんのディアベルリのワルツによる変奏曲。さわりを聴いてやめました。先々週・先週と2週に亘って録画したドラマ・刑事フォイルを見ました。途中でウトウト。妻に何度も起こされ、やっと見終えました。 月曜日なので取り立てて書くことはありません。ということで新聞日曜版の読書欄で目についた本を1冊。パトリック・キングズレー「シリア難民」ダイアモンド社2,000円 藤原朝子訳現場密着ルポです。書評は稲泉連。ノンフィクションライターです。この人の作品は好きです。「ぼくもいくさに征くのだけれど」や「豊田章男が愛したテストドライバ-」、「僕の高校中退マニュアル」がお薦めです。それをしてのこの日の書評です。「頁をめくりながら何度も天を仰ぎたくなる」という表現に万感の想いを感じました。今日の一句蒼い海漂う目には何色か今日の写真もトラです。特等席を占領しての無防備。
2017年01月30日
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平成29年1月16日(月) 午前5時起床。晴れ。明け方は冷えました。ツーシーターミッション4駆は、車庫を薪に取られ、野ざらしの憂き目です。このところ寒い日が続くので、毎日、フロントガラスがしばれます。今日もそうでした。お湯を使いません。暖気運転を3分すると、ジワリ融けていきます。 今日は月曜日。ボードミーティングがありました。いつもより早くに出勤。午前7時過ぎに家を出ました。終日デスクワーク。夕刻、懸案の協議がありました。仕切りを任されましたが手に負えませんでした。小田原評定となりました。内部に問題があるのかもしれません。 家路の途中、ディスカウントショップへ寄りました。酒保が底を突きました。焼酎を手当てするためでした。iichikoと海童を買いました。後者は芋です。家に着いて、昨日干した鯖をチェック。いい感じに仕上がっていました。風呂に入る前、グリルへ並べて試し焼き。烏の行水をする間にこんがり。いい塩加減でした。その海童を合わせました。1合。いつも浴びるほど飲んでいるわけではありません。誤解なきよう。写真は拙宅謹製小鯖一夜干しです。 今日の晩ご飯は鱈ちりでした。腹がくちての後はNHKFMでベストオブクラシック。「古楽・注目の公演」と題したアルタセルセのプログラムでした。初めて聴く曲ばかりでしたが、バロック独特の波長がありました。好きなジャンルです。すっと入ることが出来ました。 書くことがないので最近刊行され始めた全集のことを。中央公論新社が創業130周年を記念した「西洋美術の歴史」全8巻です。言うまでもなく美術は通史を知ってと知らずでは理解というか、楽しみというか、鑑賞しての内的愉悦に大きな差を生じます。「編集にあたって」を読むと「ヴィジュアルとテキストの重心をあえて反転させ、読むことを通して立ち上がるこれまでにない美術史をめざす」と書いてあります。「見る美術史」から「読む美術史」への転換とも。俯瞰の物差しを培うことができます。読んでみたいな。でも1巻あたり3,800円です。いい値段です。つね三で一杯引っかける金額です。8回我慢すれば購入が叶います。でも買わないな。図書館は購入しないかな。今日の一句冬空や猫も聴き入る古楽かな今日の写真は花より団子、音楽よりケーキ。鍋に満腹となって猶別腹の妻が食べたケーキです。カラフルではあります。
2017年01月16日
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平成28年12月1日(木) 午前4時起床。晴れのち曇り。 師走になりました。まちはクリスマスソングと光り輝くイルミネーションに浮かれています。カジノ法案、TPP、年金・・・。喧々諤々です。お隣さんは政局混乱、ハワイの向こうも独尊の親分が大統領になろうとしています。慌ただしい世間ではあります。けれどそんな年末も、梅林庵には関係ありません。朝がきて夜が来て。トラの頭を撫でながらストーブの前で読書。走って酒を飲む毎日です。 のんべんだらりは私だけではありません。内定の出て春の入社式までの黄金休暇を過ごす学生たちがそうです。羨ましいな。翻って私のその頃は、正月返上で大学に通い、イワシの測定に励みました。学食が閉まり、毎日どん兵衛に卵を割って入れ、年末年始を凌いだことが懐かしいです。 さて、その学生たちに、日経が特集を組んでいました。この時期のある程度まとまった時間を、社会人になって役立つ本を読むことに費やしてはという切り口の特集です。「さあ準備、会社デビュー」というコラムです。大手書店スタッフの3人がお薦めの3冊を紹介する形を取っていました。列記します。クライマーズ・ハイ 横山秀夫 文藝春秋720円即答力 松浦弥太郎 朝日新聞出版 580円「働く」ために必要なこと 品川裕香 820円さすが!と言われるビジネスマナー完全版 高橋書店編集部 高橋書店 1,000円あなたの人生の科学 上・下 ディヴィッド・ブルックス 早川書房 各920円人生で大切なたったひとつのこと ジョージ・ソーンダーズ 海竜社 1,000円紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 佐々涼子 早川書房 1,500円自分を捨てる仕事術 石井朋彦 WAVE出版 1,500円よい謝罪 竹中功 日経BP社 1,400円 お薦めの理由がそれぞれ書いてありました。その中の幾つかを。 「『働く』ために必要なこと」については「就職活動の自己分析では主に強みを知るが、この本を読むと自分の苦手分野を知ることの大切さがわかる」とのこと。 「人生で大切なたったひとつのこと」は「社会人になって忙しくても残して置くべき大切な部分がある」とのこと。著者が母校の大学卒業式で行ったスピーチだそうです。読んで、これからある時分の卒業式で学長がどんなことを話すのか、比較してみるのもいいかもしれません。 「よい謝罪」は吉本興業で35年にわたり謝罪記者会見を取り仕切った人が著者です。「謝罪は社会生活で一番ネガティブな場面。だが入社後に謝罪の仕方を教える企業は少ない。あらかじめ学んでおくとよい」とは書店員の弁。弊社も謝罪することが多いです。朝の1分スピーチの折、部下に勧めてみようかな。 どの本にも惹かれます。読んだことのあるのは横山氏のものだけです。他も読んでみたい。 閑話休題、仕事を終えて真っ直ぐ帰宅。妻より先でした。勝手口を開けたらトラが「もう待てん」という顔をして纏わり付きました。おーよしよし。ネコカリをあげて、ストーブに火を入れました。熾きたところで着替え、ランに出発。ウエストベルトライトがいい感じです。8km。汗をかいてシャワー。人心地のついて池波の続きを。今は「秘密」という題の本を読んでいます。多作の中にあって出色です。登場人物の語る人生にしみじみとした味わいがあります。お薦めです。冷酒を嘗めながら厚揚げを肴にがよろしい。 本が佳境に入って妻が帰宅。両手に大抱えの買い物袋を提げていました。化粧品のバーゲンに突っこんだそうでした。戦利品を手にし、ご機嫌でした。明日は私たちの結婚記念日です。彼女、覚えているんでそうか。今日の一句歳の暮れ炊き込みご飯装おいて今日の写真はその炊き込みご飯です。春に掘ったものを茹でて冷凍していました。いい味でした。
2016年12月01日
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平成28年11月22日(火) 午前4時起床。晴れ。ピーカンでした。 遅れて午前5時50分、走りに出かけました。6km。途端、ランニングベルトに挿したスマホのラジコが地震報道。福島で揺れを観測、津波警報発令とのこと。STVを聴いていたんですがNHKのラジルラジルに。アナウンサーが避難呼びかけていました。悲壮感がありました。 帰宅してシャワー。味噌汁とご飯、今日のおかずは佃煮でした。妻が友だちにいただいたものでした。昨夜ノンアルコール、朝ランもあって美味しい朝食となりました。写真がそれです。 午前午後ともミーティングに終始。午後3時からは会議。県内同業他社、同じ立場の管理職20余名の集まる年1回の意見交換でした。2時間あまり。財産の除却、BCP、人材活用などの分野に関し、質問、疑問、悩みが語られました。熱が入りました。 終わったら懇親会。会場は城山の麓にある「さくら亭」でした。玄関に素敵なリースが飾ってありました。 懐石でした。写真の料理に、チキンの陶板焼きや茶碗蒸し、吸い物、香の物にご飯が付いて飲み放題で5,000円。日中の会議は硬めでしたが、アルコールが入ると胸襟の開くどころか本音噴出。全員に注ぐことは出来ませんでしたが、深い話が出来ました。 今日の会議、支えてくれたのは部下たちです。宴会の跳ねて、近くにある小料理「はし本」に突っこみました。写真は大分・久住の銘酒「千羽鶴」です。川端康成先生の作品名をいただいた甘露です。 お疲れさん。飲み直ししました。写真は向こうからdateline、キリノスケ灯台、韋駄天、ドラエモン。皆、大酒飲みですが、仕事師です。 ここの当てがなかなかなんです。 酢ガキ。絶品でした。写真がないので、何の肝か判りませんがそれも絶佳。 グビグビやっていたらスマホがブルッ。つね三からでした。「届いているよ」とのこと。 そちらへ廻りました。ブロ友のあっこたんからでした。出版した本を送ってくれたのでした。50代前半の女性が高校生の娘さんにファッションチェックされながら四季を通じて美しくなっていくという仕立てです。ブログが本になる時代ですが、まさにそれです。飛島新社1,204円。 Amazonで購入できます。こちらです。「お母さん、その服なんとかしてよ、毒舌ムスメのファッションチェック」 私、オシャレの世界には無縁無知ですが、妻は彼女のブログを参考にしています。あっこたんが着るものは間違いないと言い、ユニクロに突っこみ、同じ物を購入とうのが最近です。あっこたん、有り難うございました。今日の一句佃煮が今日の仕事の背中押し今日の写真は六花亭のマスキングテープです。本に添えてありました。素敵な花柄です。使う当てはありませんが、欲しかったんです、これ。
2016年11月22日
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平成28年11月17日(木) 午前4時起床。晴れ。午前5時半、月光の中を朝ラン6km。6時を過ぎて霧が出ました。木立は盆地です。気温が露点を下回った途端、あっという間でした。街灯の光が滲み、幻想的でした。 終日デスクワーク。午後、会議を傍聴。昨日今日と、忙中閑有りでした。 夕刻、帰りがけ、社屋の1階ロビーにこれが展示してありました。先日、朝日新聞のコラム「青鉛筆」に取り上げられたB-1グランプリのトロフィーです。上位3団体に送られるということです。食べ物の祭典ですから、託けたのでしょう。上手いことを思いつきました。 能書きによると、当地の工業連合会が傘下の金属加工会社と協力して制作したとのこと。いい感じです。 その旨の文字も刻印されてありました。重さを確かめるため、触ってみたかったですが、禁じられていました。残念。 帰宅途中、コンビニに寄り、日本酒の小瓶を何本か仕入れました。今日は福岡・八女の吟醸「喜多屋」です。生酒ではないんですが、いい感じでした。 当ては義母のこさえた鯵フライ。丁寧に料理してあります。鮮度がよかったのでしょう、冷めて猶でした。 おっ、蕪の三杯酢だ。隣のおいちゃんが作った根菜です。柔らかい。蛸酢もいいけれど、これも冷酒に合いました。 東京から戻り、疲れが出ました。昨日まで、本を手に取る気分になりませんでした。今日から心機一転です。新橋の古本市で買った陣内秀信「南イタリアへ!」講談社現代新書840円(実際は100円)を読了。今はこれに取り付いています。伝ギョーム・アレシス「ピエール・パトラン先生」渡邉一夫訳・岩波文庫。コメディ、脚本形式です。主人公は今でいうと弁護士。解説にフランス中世期のものと書いてあります。これが面白いんです。裁判で切った張ったの展開。引き込まれます。その内容とは別にこの本、1646年の執筆とのこと。日本でいうと室町、足利義政が将軍の時代。応仁の乱前夜になります。当時、こういう感じの庶民生活があり、弁護士(作中では代言人)という職業もある。日本と成熟の度合いが違うなあと思いました。 日本の当時は東山文化の走り。巷には幸若舞や御伽草子が流行しました。後者は、太宰治がその名も「お伽草子」という短編集を出しています。舌切り雀、カチカチ山、こぶとり爺さんや浦島太郎のことが書かれてあります。太宰は日本書紀や宇治拾遺物語を参考にしたのでしょう。当時の書き物をして、世相を推し量ることが出来ます。これらが義政の時代から更に遡るので大雑把な話ですが、それはそれとして、物語、あるにはあったけれど、うーん、やっぱり違うなぁ。フランスは素晴らしい。 おいトラ、お前も読むか。今日の一句夜気の増し小屋に火を焚く鹿の声今日の写真は釧路から届いたブツです。嬉しいな。熾った備長炭を火鉢に入れて焼こう。冷酒の二三合もあればなお嬉し。忽ち極楽。それにしても安酒を送って高級干物が届く。すみませんな、亮さん。
2016年11月17日
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平成28年10月5日(水) 午前5時起床。雨模様。夜来、降ったりやんだり。雨粒の大きさを連想する雨脚でした。今日もゴーヤジュースを飲んで吉幾三。トラは背を向け、なぜか不機嫌。予報は午前中が暴風雨、午後は晴れ。その通りになりました。午前中、ミーティング。午後は缶詰会議。写真は昼の弁当。仕出しです。470円。コスパありです。 夕刻、帰り間際、5階にあるデスクの背中を撮るの図。晴れました。左のピークは九州百名山の一つ、眺望四界に遮るもの無し、標高582mの元越山。麓に拙宅梅林庵があります。 陽のあるうちに会社を後に。今日こそはという思いでした。真っ直ぐ帰宅。直ぐに着替えてラン6km。澱を絞り出すべく、汗を書きました。途中、林道の暗がりを走っていて、午前の雨に落ちた毬を見つけました。有頂天になって拾いました。収穫はあったのですが、汗の臭いに藪蚊が集まって刺されました。帰り道、NのKちゃん宅裏にあるこねり柿をもいで食べました。美味かったです。帰宅して湯船に。一本つけました。 当ては、うっ、茄子だ。 ううっ、次ぎも茄子だ。ゴーヤも入っている。 〆は白和えでした。うっ、中にゴーヤが入っている。朝もこれをジュースにして飲んだのに。もう勘弁してよ。 さてと、何を書こうかな。おお、そうだった。ゴーゴーあっこたんが本を出すことになったんだ。その宣伝をしなければ。彼女、昨年だったか、一昨年だったかに梅林庵へ書き込みいただいて以来、ブロ友になりました。まだお会いしたことはありませんが、やりとりをしています。同世代。カメラ、フランス、山登り、映画、文房具、酒、おやつ、温泉、沖縄、北海道、DIYに興味があるのだそうです。オシャレです。私のFavorite Blogに「命短し恋せよ乙女★50台の毎日コーデ」という名前で登録しています。その通り、毎日更新される方です。ジャンルは、ファッションです。素敵な方です。彼女にはバレエを習う高校生の娘さんがいます。而してアップする毎日の装いに娘さんがコメント、続いて本人の考察、日々美しくなろうと努力を重ねるプロセスが綴られています。先般、それに目を留めたのか、出版社から一連を本にするよう、話があったとのこと。素晴らしい。ということで、以下がアマゾン予約サイトです。興味のある方はご覧ください。ちなみに彼女、「ナチュリラ」というファッション雑誌1,016・秋号にも掲載されているとのこと。「お母さん、その服何とかしてー毒舌ムスメのファッションチェック」 それにしてもです。ブログは素晴らしい。糖質制限家でアホエロの兄貴(お仕事を口外することを禁じられています)、大分から一番遠いまちの一級建築士や猫好きの姉さん女房、都市に住む美魔女やうら若きの女性大学教官、政令市の官僚、日本建築に拘る工務店の若きご主人、道の駅の駅長、他にも大阪や北海道の方々・・・。知り合いになるはずのない人たちとこうして交誼を得るの図ではあります。今日の一句曼珠沙華時化に倒れて猶赤し今日の写真は、屋根裏のトラです。そこは拙宅の物置になっていますが、広さは建坪分あります。拙宅は平屋、46坪です。彼の運動場には十分です。時折、ヤモリやムカデ、蜘蛛を狩ります。
2016年10月05日
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平成28年9月26日(月) 午前4時起床。起きがけにミルクティーを淹れました。大きめのカップにたっぷりこさえました。牛乳は、冷蔵庫のものを温めずにそのまま使います。程よい温度になって飲みやすいです。 朝日の文化・文芸欄に高橋和巳の特集がありました。見出しに「破滅文学」「苦悩教」「求道者の文学」「阿修羅」というような文字が躍っていました。 この作家、大好きでした。学生時代、福岡・K大の文学部哲学科に学ぶ院生に知遇を得ました。彼に高橋を教えてもらったのでした。最初に読んだのが「邪宗門」でした。のめり込みました。年月を経て、浮かれた熱も冷めて久しい冬、仕事で京都・綾部を訪ねました。大本教本山のあるまちでした。奇しくもそこが「邪宗門」の舞台。祭祀が行われていたのか、長生殿という建物がおぼろの光に浮かんでいたことを覚えています。懐かしいなあ。 この記事、「今こそ〇〇〇〇」(〇の中は作家名)と題したコラムです。過去の作家を振り返り、再読、或いは新たに読み始めることを薦める切り口です。今回は藤生京子という朝日の記者が書いていました。最後の段落に「『生涯にわたる阿修羅』としての思索の往還が、全体が見えない時代を生きる私たちを、静かに鼓舞する」と書いていました。40年近く前、私も読んで鼓舞されましたが、その時も全体の見えない時代だったのだろうか。彼の活躍は1950~60年代でした。私が入れ込んだのは70年代後半。古い読者にはちょっと違和感のある感性。藤生記者は若い方かな? 閑話休題、月曜日は午前7時の早朝出勤。ボード会議。午前と午後の早いうち、内部協議やミーティング。昼が下がり、隣県宮崎の延岡市へ出張。午後4時からの会議に出席。社へ戻って午後6時半。日中に出来なかった設備投資の協議はそれからでした。帰宅は午後8時を過ぎました。帰りの車中、NHKFMでヒラリー・ハーンを聴きました。BACHのBWV1006からジーグ。いい感じでした。写真は延岡の公共施設においてあったパンフです。私のまち同様、食によるまちおこしに取り組んでいます。「エンジン02inのべおか」という講演会の案内でした。 よく見ると、あれっ、どこかで見たような。 あっ、先日のnkucchanブログに載っていた三國シェフだ。10月9日(日)、延岡にやって来るとのこと。 入場券は500円。「知らなかった!世界の食文化」と題し、山本益博氏やピラミッドの吉村作治氏と講座を勤めるとのこと。nkucchanつながりということで、チケットを即購入。2枚。妻の分もでした。一緒に行ってくれるかな。 本日ノンアルコール。酒を抜いたのは久しぶりです。バタンキューとなりたいところですが、目が硬い。野球結果を確かめました。おっ!ファイターズが競り勝ちました。ソフトバンクはサヨナラ負け。いいぞいいぞ。これでハムのマジックは1。もう優勝したも同然です。今日の一句大崩に乱雲懸かり秋茜潮風の稲に寄せくる日向灘日向路に滔たる流れ五ヶ瀬川今日の写真はヤモリです。帰宅したら拙宅の玄関上、表札の裏からひょっこり。出迎えてくれました。うろちょろするのはいいけれど、屋根裏に入ってトラに食べられるなよ。 も含め、今日の写真には緑がありません。ということで昨日、散歩の途中に写した葡萄です。小学校近くの畑に植わっていました。房は歪(いびつ)でしたが、雰囲気はよかったです。
2016年09月26日
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平成28年9月12日(月) 午前4時起床。終日雨。予報では1週間、湿りが続くとのこと。 未明、新聞を読んでいて、バラバラという雨音。夜の白んで、勝手口外の透明波板トタンに飛沫(しぶき)が立っていました。出勤時も断続的でした。市街地を傘をさして歩くサラリーマンが、膝下をびっしょり濡らしていました。さもありなんです。 午前8時から早朝会議。いろいろ厳しい指摘をいただきました。理念と構想だけでは動かないことは承知の助、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」という言葉が頭を過ぎりました。情熱のなさと力不足を感じ、忸怩たる思いです。月曜の朝っぱちから反省。でもな~、そうはいってもな~・・・。 愚痴になりました。さても忙しい一日でした。会議や面会の約束、ヒアリング、ミーティング。若い連中も私も席に着く間がありませんでした。会社の勝手口を出たのは午後8時。真っ直ぐ帰宅。この時刻です。雨も落ち、懐中電灯を持って走る気分になりませんでした。午後9時、待っていてくれた妻と夕食。日向木挽ブルーをロックで流しました。今日の一句秋雨の飛沫(しぶき)て辛し月曜日今日の写真はブックレットです。読売新聞西武本社発行「維新をゆく」。10年、いや15年前になりますか、かつて在佐した読売記者井手祥雄(さちお)記者が中心になって執筆したもの。その彼が送ってくださいました。山口県内の「維新ゆかりの場所や史跡、遺構などを訪ね、現在の姿やその歴史、人々の往時への思いを紹介」した内容となっています。これ、巻頭の「発刊のごあいさつ」によると、2018年が明治維新150年になることから、読売・山口県版の目玉企画として連載をスタートさせた由。好評を博したので、連載の終わりを期に纏めて一冊にしたとのこと。カラー版47頁。読むほどに引き込まれました。素晴らしいです。幕末の動乱期、長州を俯瞰するに最適のガイド本です。各頁には「夜明けの言葉」という200字足らずのコラムが有り、志士の句、歌、詩を解説。締まりを効かせています。定価150円。お薦めです。
2016年09月12日
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平成28年7月25日(月) 午前4時起床。曇り。今日は早朝出勤でした。散歩はなし。その分、読書が捗りました。ポー「黒猫」。奇妙な話ではあります。以下に種明かしします。 火事で全財産を失った主人公は、酒に溺れます。泥酔して、飼い猫(黒猫ですが)の自分を見る目の冷徹さを感じます。不如意が昂じ、愛猫の片目をナイフで抉り、終いに首を絞めて殺めてしまいます。その後、某日、酒場で飲んだくれて、そこに瓜二つの黒猫を見つけます。仕打ちを思い出して後悔の念に駆られます。連れて帰り、飼い始めます。しかし、蔑みの目つきに悩まされ、同じ道を辿ります。黒猫の背中に斧を振り落としますが、鉄塊は庇った細君の頭に。死んでしまいす。主人公は自責の念よりも保身、逮捕を逃れることを画策します。考えた末、地下室の壁に遺体を塗り込めます。警察が現場検証をしても見つかりません。がしかし、引き上げる最後の段になって、自分の意思とは裏腹、如何に自分の偽装工作が上手かを口走ってしまうのです。忽ち塗り壁が壊されました。とその時、腐乱した妻の遺体の上に、その黒猫が座っていたのでした。猫の十罰といいますが、その恐ろしさを感じました。ちなみに訳者は中野好夫です。英文学者として有名です。シェイクスピアの訳も彼の仕事です。ちなみに「もはや戦後ではない」という言葉は、彼が昭和31年に文藝春秋へ発表した評論の題名だそうです。これは知りませんでした。 閑話休題、午前8時からのボードミーティング。あれこれの報告と調整。昼休み、佐伯鶴城の惜敗を知りました。残念。午後は延岡に出張。取引先の課長と説明会に出席。マイクを持ちました。それが終わり、今後の取引について打ち合わせ。訪問先を後にした時、午後6時をまわっていました。同行のキリノスケに「晩ご飯を食べて帰るか」。付き合い1番体は2番の彼、二つ返事でした。そのまちの蕎麦屋「そば乃井」に突っ込みました。 キリノスケが妙なものを頼みました。平兵衛酢かけそばと玉天むす。写真がそれです。平兵衛酢はヘベスと読みます。酢橘(スダチ)の輪切りが入った冷蕎麦です。玉天むすは出汁巻きの天麩羅をのりで巻いています。私はざるを頼みました。平兵衛酢の汁を味見させてもらいました。出汁に酢橘の爽やかさが効いて、夏に持ってこいでした。 会社に帰り着いて午後8時。どらえもんやdatelineは残業中。すまんな、こちとら蕎麦を食べて。残務整理のあと、猶居残りの連中を残して帰宅。シャワーの後は、これを飲んでみました。樫樽貯蔵の40馬力。泡盛のような味でした。 延岡から妻にメールを打ったんですが、気がつかなかったのか、晩ご飯を用意してくれていました。うっ、茄子が載っている。これを当てに流しました。晩酌を早めに切り上げたので、眠り薬に本を。赤帯に早くも飽いてきました。加賀乙彦を読み始めました。 今日の一句風鈴が浮かぶ酢橘か蕎麦の汁今日の写真はトラです。夏バテなのか、それとも満腹でネムネムなのか。晩酌の横で長くなっていました。
2016年07月25日
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平成28年7月11日(月) 午前4時起床。雨。ラジオの天気予報が、まだ梅雨明けの兆し無しと報じました。もう1週間先かな。 恒例、午前8時からボード会議がありました。何時もより早めの出勤。終わって即大分向け。ポツポツ落ちる中、急いで出発しました。午前10時から正午まで缶詰でした。写真は会場になったホテルで出されたコップ水です。会議の終わったとき、汗をかいていました。 とって返しました。帰りの途中、交通事故現場に出くわしました。ワールドカップサッカーの試合会場になったビッグアイ付近です。土砂降りの中をスリップしたのでしょう、前のバンパーが落ちていました。乗っていた人に怪我はなかったのだろうか。 、午後はデスクワーク。夕刻、つね三の大将からTELあり。「Hちゃん(私のこと、大将はファーストネームで呼んでくれます)のブログを見て、静岡のお客さんが来店している、磯自慢を持ってきた、今日は無理?」いい話でした。しかし、まだ会社。ハンコつきの仕事が残っていました。お客さん、ご免なさいね。でも嬉しいな。 このことをして、亮さんのことを思いました。釧路の亮さんブログです。訪釧の観光客の中で有名になっています。赤横や北大通り東家を宣伝しています。翻って、私のブログを見てつね三を訪ねてくれる一見のお客さんは滅多にいません。重ねてありがとうございました。 帰宅が遅くなりました。雨があがりました。暗い中をジョグ6km。夜道の林道は不気味でした。汗びっしょりになりました。 妻に今夜の当てはと問うと、これが出てきました。ウーン、贅沢はいいませんがこれだけではちょっと・・・。 じゃーこれは、といいながらサッと出してくれました。おっ、厚揚げだ。 ちびり、流したのは福岡・八女の甘露です。火入れしてありますが、冷やして飲むとキレのあり。侮れん。この酒、先月、岳父の法事に私が持参したものです。ブーメランになることを承知で供えました。昨日、義母の家の芝を刈った際、貰い出しました。エヘヘ。 最後の当ては酢味が効いていました。夏にはもってこいの料理です。 2合で打ち止め。新聞を捲りました。月曜日の各紙は書評欄。今週は読売が出色でした。惹かれる本3冊。 小川糸「ツバキ文具店」幻冬舎1,400円 平野啓一郎「マチネの終わりに」毎日新聞出版1,700円 モリー・グプティル・マニング「戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊」松尾恭子訳、東京創元社2,500円マチネ~は日蝕で芥川賞を受賞した人の作品。クラシックギターの名曲が次から次と登場するそうです。大人の恋愛小説。特異な文法施しで統一したという表現も楽しみです。戦地の~が出色と思います。ノンフィクションだそうです。一冊買うとするならば迷わずこれにします。 新聞ついでということで。名文句を見つけました。日経コラムに「体・験・学」というのがあります。くらしのページです。今週のテーマは「読書の達人を訪ねる」です。初日の今日はビジネス書評家、エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役、土井英司さんという方です。ビジネス書の書評サイト「ビジネスブックマラソン」に書評を公開しているとのこと。その方の言葉です。 「自分が知りたいことの99%は、長い歴史の中で生まれてきた数多くの本のどこかに書かれている。だからこそ、貴重な時間を使ってどの本を、どう読むかが大切だ」 名言ではあります。が、うーん、私の読書とはちょっと違います。ビジネス書の分野だからかな。私の場合、知りたいことが何だかよく判らないんです。でも本には知らないことが書いてある。読んで知って驚くことに快感を得る、という感じです。今日の一句日豊のフロントガラス叩きつけ胡瓜喰い頭の皿を湿し居り今日の写真は木立橋から下を眺めるの図です。このところの雨で増水。水面に小さな渦が見て取れます。私、小学校1年の頃、ここで溺れかけたことがあります。
2016年07月11日
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平成28年6月3日(金) 午前5時起床。晴れ。ここ数日、よい天気でした。今日は少し頭が重かったです。歩きませんでした。 ぼけーっとしたアホ顔で出社しました。何が案の定かわかりませんが、案の定、朝から振り回されました。普段、ダブルブッキングなしを心がけています。しかし、予定通りとはなりませんでした。横槍が幾つも入りました。くわえて今月は年4回の会議シーズン。気もそぞろです。 夕刻、パソコンの電源を落としたら、ドッと疲れが出ました。なんだか歳を取った気分です。それじゃー気分直しにつね三へ突っ込むか。花金だしな。でも真っ直ぐ帰宅。つかれて走る気分になれませんでした。妻がごま出しうどんをこさえてくれました。夕飯はこれ。午後8時に生産森林組合の理事会を控えていました。一杯引っかけるわけにもいきません。丼を啜りました。 会合は総会に向けての打ち合わせ。組合員の高齢化が進み、10年先、20年先にどうなるのか。その時に備えて今から対策を、やり取りは結論を先送り。難儀な話です。 帰宅して妻不在。冷蔵庫の隅に小鉢がありました。猪の残りにラップをかけてありました。電子レンジでチン。吉村昭を読みながら、黒白波で流しました。写真は「生麦事件上・下」です。 余談ですが、歴史小説を読むと、作家の考証、その深浅が透けて見えます。吉村昭の深掘りは陳舜臣に共通のものがあると感じます。司馬遼の碩学とは違いますが、このことをして並び称されるのでしょう。ストーリーとは別に、時代背景を切り取る剃刀の鋭さを文章の向こう側に感じる楽しみ。じんわりきます。吉村昭、暫く続きます。 遅くに妻が帰ってきました。コーラスの練習でした。「今日ね、支援学校の生徒たちがやってきたの。梅取りをしたわ。関係者と一緒に梅ジュースもこさえたのよ。美味しくできるといいんだけど」既にありがたくなっていました。ふんふん、へーそうなんだ。相づち芝居に力が入りません。写真は子どもたちように妻が誂えた瓶です。昨日、台所カウンターの上に並べてあったのを撮りました。 今日の一句生麦で島津に斬り込み錦江湾今日の写真は地蔵二体。先日アップしたのとは違う辻に鎮座です。 こちらは祠の中に。面が妙に生々しいです。
2016年06月03日
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平成28年5月9日(月) 午前4時起床。雨模様。夜来、強い雨脚でした。夜が白んで小降りになりました。 何時もより1時間近く早めの出勤。2週間に1回、恒例の早朝ミーティングがありました。その後、協議とハンコ押し。合間を縫って数日後に控えた会議の準備を。 午後6時半帰宅。雨があがったので走りました。5km。もう少し距離を伸ばしたかったです。家に戻ったら何故か玄関の扉が10cm開いていました。トラが脱走。でも2時間後に帰還。事なきを得ました。 書くことがないので新聞・雑誌のブックレビューの中から惹かれたものを。 阿部洋子「オホーツクの灯り 樺太、先祖からの村に生まれて」クルーズ 1,800円 ジュリアン・ハイト「世界の巨樹巨木」腹書房 6,000円 フランシス・ケアリー「図説 樹木の文化史」柊風舎 7,200円 阿川弘之「カレーライスの唄」ちくま文庫 950円 このうち、「図説 樹木の文化史」は産経書評欄にありました。文化史とあるとおり、古典に取り上げられた架空の樹木も扱っているとのこと。具体例が西遊記にてくる人参果です。悟空が腹一杯食べた人の形をしたあの果物です。この本には、3,000年に1回花を咲かせ、3,000年に1回実をつけ、それが3,000年経つと熟す、匂いを嗅ぐだけで360歳まで生き、全部食べたら47,000年の寿命になると書いてあります。面白い話ではあります。買いたいけれど、少し高いな。今日の一句垂れ込めし五月の空に汗をかく今日の写真はその空です。鬱陶しかったです。夕刻、走りながら聴いたラジオの天気予報が、梅雨の趨りと言っていました。雨期の始まりです。モンスーンのこの時期、湿り気がタンノイを開花させます。しっとりとした時間が流れます。音楽にも読書にもうってつけです。
2016年05月09日
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平成28年4月11日(月) 午前4時起床。曇りのち晴れ。午前中は黄砂でしょうか、空気が霞みました。ざらつき感がありました。午後は見通しがよくなりました。 未明、床を離れた折、肌寒さを感じました。目の覚めて、蒲団に毛布の掛かっていたのを不思議に思いました。寒を見越しての妻の優しさでした。 月曜日は早朝出勤。午前8時にボードのミーティングが始まります。厳しい指摘を幾つも頂戴しました。「動かぬものを動かせ」中間管理職の辛いところです。終日デスクワーク。 日の落ちるのを見ながら帰宅。写真は新佐伯大橋から番匠川の上流を眺めるの図です。この川には夕陽が似合います。 少しでもと思い、着替えてランシューズを履きました。冷たい空気の中を3km。汗ばんだだけでした。次の写真は田植えを待つ水田です。水面に九州百名山の一つ、木立のランドマーク「元越山」が映っています。ん?左端にぼんやり、白んだところがありました。 近づくと、桜をライトアップでした。Mさんの粋でした。道すがらの人を楽しませようとの所為。いい感じではあります。そういえば昨日、この木の下にシートを敷いて宴会をしていたな。ジョグの途中に見かけました。 振り返った空に三日月が浮かんでいました。マジックアワーとはこの時刻のことをしてのことでしょう。 K製材を覗きました。昨日降ろした丸太はまだそのままでした。 風呂を浴びてのご飯は厚揚げ。 白和え。 筍 これから数週間、毎日食べることになります。 腹が膨れました。新聞日曜版の読書欄各紙に目通し。 今日から毎週月曜日、定期的になるかどうか判りませんが、新聞から拾った本を列記します。手帳に記載するものをここにもメモ的に。これ、後日、ブックオフを検索するための参考になるんです。ということで今週のお薦め。西條奈加「九十九藤」集英社1,500円 江戸人材派遣業講談社学芸文庫ワイド版刊行始まる 流行にとらわれない良質作品や絶版作品エリザベス・ストラウト「オリーヴ・キタリッジの生活」ハヤカワepi文庫 静謐な筆致 連作短編大岡昇平「無罪」小学館文庫830円湯川豊「本の中の旅」中公文庫800円 旅情を引き立てるいしいしんじ「毎日が一日だ」 とりとめのない日常こそが愛おしい水上勉「飢餓海峡」 これは読んでおくべき見つけた面白い言葉「傾城の誠と卵の四角はない」吉原の無情を表した内容です。それを承知で遊郭に遊ぶ男の粋。今日の一句ランドセルジャンケン負けて前後ろ日の落ちて烏と帰る足軽し今日の写真はイタドリです。ジョグの途中に撮影。木立にはこれが多いんです。食用、薬用になります。小さい頃、剥いて塩をつけ、生で食べていました。思い出すと、唾液が出ます。漢字解釈は「虎杖」。なぜそう書くのか判りませんが、雰囲気は何となく・・・。
2016年04月11日
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平成28年1月14日(木) 午前6時前起床。晴れ。霜降。後れをとりました。朝、起きることができませんでした。原因は判っています。床につく前、花粉症の薬アレロックを服用したからです。効き過ぎての態でした。歩くこと能わず。 仕事はデスクワークとミーティングに終始。帰りに携帯電話ショップへ廻りました。スマホを落として後、ディスプレイの調子がイマイチでした。正月、山の神に無心しましたが却下。めげず、不具合を過大報告したら、渋々の許可が出ました。早速新調。一回り大きくなって、気分がよいです。元の機種は傷んで、下取りをしてもらえませんでした。残念でしたが、不具合の証拠にはもってこいでした。帰宅してiCloudを更新。データもソフトもすべて元通り。快哉。風呂を浴びたら食卓はおでんでした。アオリイカのゲソやサザエが入っていました。ウッシッシ。 燗をつけて流しました。いい気色になりました。 書くことがありません。ネタ切れにつき本のことを。今日読んだのは「中国書道の至宝 書と人をめぐる三千年の物語」中国中央電子台編、河内利治監修、樋口將一訳、国書刊行会3,500円です。内容は数奇な運命というか、あり得ない話があり得るということを地でいくものでした。「書道界」の解説を借りると「中国書道史上の一級品が被った流転を、それぞれの意義を踏まえながら、まさに貴種流離譚のように興趣深く描き出している」んです。「王朝が交代することに前代の文物の破壊行為が繰り返された大陸ならではの逸話が満載」です。歴史上、重要な資料となる石碑が、民家の便所の敷板に使われていたとか、同じく切断され、精米用の臼に使われていたとか。こうした埋もれの歴史的・芸術的一級品の書が、時代を経て発見される偶然。それが平易な文章で綴られています。まだ半分しか読んでいませんが、面白いです。ちなみに、訳者は私のまちに住んでいます。この本、弊社社長室の書棚に埋もれていました。手にとって大当たりの書ではありました。気分がよいです。今日の一句赤壁の賦に邂逅す冬の夜今日の写真はその本です。深い物語です。
2016年01月14日
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平成28年1月13日(水) 午前5時起床。晴れ。外気温2℃。後れをとってはいけません。新聞を読まず、外に出ました。ウォーク1時間。霜が降り、道端の草が凍っていました。歩がアスファルトを外すと、サクサクッという音がしました。明けの明星が光っていました。 午前、午後にお客様がありました。午前は隣県愛媛から。午後は大分市からと延岡市から。空き時間はハンコ押し。忙しいというと語弊がありますが、一つ一つを終えて、肩の荷が下りていく感じがしました。 このうち、松山からのお客様とは、話が昔に及びました。といっても弊社社長との会話です。佐伯藩毛利家と、今治藩主で宇和島城を築城した藤堂高虎に間に大層関係のあったことが話題に上りました。和気藹々の雰囲気になりました。まち同士が歴史を共有していると、相手様が親戚にみえてきます。契約は上々の首尾、新聞記者の取材も、いつになくツボにはまる感じでよかったです。 退社時刻の1時間前に早退。野暮用を済ませました。帰宅して、風呂にいる前、芋焼酎のお湯割りを舐めました。じんわり、いい気色になりました。当てはまだ残っていたのか、猪でした。脂身が甘く、いい感じでした。 晩ご飯は、妻が炊いてくれたサザエ飯です。これ、絶品でした。つね三のそれには及びませんが、おかず入らず。箸がすすみました。 書くことがないので、本の話を。鄭大均(テイタイキン)編集「日韓併合期ベストエッセイ集」ちくま文庫1,200円。朝鮮半島と日本の関係は、卑弥呼の時代からあれこれの様相を呈します。良し悪しは別にして、筆舌に尽くしがたい民族間の歴史です。一括りにすることはとてもできません。最近のものだけを取っても、北朝鮮の核実験、韓国の従軍慰安婦を巡る交渉が、紙上を賑わしています。それはそれとして横に置いといて、この本は明治末期から大正昭和の時代に生きた市井の人々の想いが詰まっているエッセイ集です。戦争も帝国主義もありません。文化、生活、自然が盛られています。古きよき時代を表現するというと少し語弊がありますが、或る意味その時代のアンソロジーです。目次は以下のとおりです。第1章 子どもたちの朝鮮第2章 朝鮮の少年たち、日本へ行く第3章 こんな日本人がいた第4章 出会い八景第5章 作家たちの朝鮮紀行第6章 街と風景と自然第7章 朝鮮を見て、日本をふり返る どうですか。こういう感じの本。いい感じです。私はこの空気が好きです。今日の一句栄螺飯妻の炊いたる膳やよし 今日はキンノジの火傷写真です。先日、拙宅にやってきました。酔っ払って火鉢に肘をつき、このしぎになったそうです。熱いと思ったときは後の祭り。ちなみにこの火傷、翌日、目の覚めて気付いたそうです。しかし、何故こうなったのか思い出せなかったとも。今日、もしかしてということで私にこれを見せてくれて、納得がいったとのこと。
2016年01月13日
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平成27年12月14日月曜日 午前4時起床。晴れ時々曇り。午前5時半、朝ジョグに出発。6km。今日は早めに切り上げました。朝シャワーのあと、急いで朝食を食べました。ネクタイを巻いて、いつもより1時間近く早くに家を出ました。始業時刻の30分前、ボードの早朝ミーティングがありました。写真は、まだ人気(ひとけ)のない廊下です。それと判りづらいですが、右の光っているのは硝子扉です。その向こう側に私の机があります。朝の光が差し込んで、シルエットになっていました。 終日、デスクワークとミーティング。特にこれといって難儀はありませんでしたが、慌ただしかったです。午前中、先日出した結論に関する相談がありました。内部の問題なので、内部で処理するしかありません。冷たい返事しかできませんでした。少し忸怩の気持ちになりました。早く帰りたかったのですが、定例の会議が終わりませでした。待機。午後6時半、終わったのを見届けて、会社を後にしました。後は風呂、飯、寝るのルーチンです。湯船に飛び込みました。烏行水の後に続いての夕餉はこれです。今日も健康食でした。酒は1合だけにしました。 書くことがないので本のことを。昼休み、毎日新聞の読書欄を開いて、高村薫が新刊を出したことを知りました。「空海」新潮社1,800円。司馬遼太郎「空海の風景」と併せて読むとよいと書いてありました。いてもたってもいられません。近所の本屋へ在庫を確認のTELをしました。ありました。取り置きをお願いしました。帰りによりました。献血の際にもらった図書カードが残っていました。それを使いました。写真は買ったその本です。開いたら、下段の1/4に辿った足跡と、用語解説がありました。小説家の本にしては珍しいです。考証の際の思いが伝わってくるようでした。 今日の一句寒烏空海が背に鳴いたのか今日の写真はテントウムシです。昨日、掲載すること能わずでした。ちょっとボケています。飴色がいい感じです。
2015年12月14日
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平成27年12月13日日曜日 午前4時過ぎ起床。晴れ時々曇り。休みの日に早く起きるのは、まだ子どもだからです。日曜日、朝の楽しみは新聞です。読書のページです。ボリュームは各紙まちまちです。3ページを割く新聞社もあります。加えて、同じ本を取り上げることがあります。ニュースはすっぱ抜くのをよし、先に報道した方が勝ちらしいです。しかし、こと本に関しては、週遅れで取り上げた方が強い印象となります。「ああ、前に〇〇紙に載っていたな」ということで記憶に残るからです。 昼に、父がその切り抜きを持って来ました。朝日に載ったニック・タース「動くものはすべて殺せ」布施由紀子訳みすず書房。アマゾンで注文、家に送れということでした。併せて布施祐仁「経済的徴兵制」と益川敏英「科学者は戦争で何をしたか」(何れも集英社新書)の2冊も。何れも戦争の実態を暴く、反戦平和のジャンルです。新書の値段はたかだかしれています。が、前者はいけません。4,000円を超ます。料理のテイクアウトに5,000円は、美味しいものを馳走してあげようという気持ちになります。ホイホイです。が、本となると、なんだか勝手に買い物をされ、請求書をまわされる気持ちを覚えます。畜生め。ヘソクリを少し回そうか。それとも有馬資金を取り崩そうか。写真は渡された切り抜きです。 コーヒーを淹れました。香りを楽しんだあと、馬鹿の一つ覚え、七つ道具を軽トラの荷台に載せました。(続く)
2015年12月13日
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平成27年11月30日月曜日 午前4時過ぎ起床。白んで霧の朝でした。いつもより1時間早くに玄関を出ました。そのせいか、乳白色は番匠川を渡るまで続きました。今朝は、2週間に一度のボード早朝ミーティングでした。始業時間に先んじて始まります。回を重ね、板についてきた感じです。午前は先週末の整理に充てました。午後は打ち合わせに終始。懸案の一つに目途がつきました。 午後6時、今日は早めの退社。明日、大相撲の巡業、佐伯場所があります。会場は運動公園の体育館です。今夜の盛り場は力士が多いんだろうな。ホテルKで嘉風のパーティをやっているらしい。豪栄道や豊響がゲストで来るという話を聞きました。行きたかったです。しかし、真っ直ぐ帰宅。禁玉さんを真似て、節酒しようと思いました。今日からです。ただし、ウィークデーのみ。花金を含む週末はこれまで通りです。頑張ります。ということでノンアルコール。 ネタ切れです。書くことがないので本のことを。ほぼ1年前、文藝春秋巻頭コラムに丸山宗利氏が昆虫のことを書いていて、概略を梅林庵ブログに紹介しました。今年の12月号、先月発行の中に「ベストセラー対決」という数ページがありました。「植物はすごい-生き残りをかけたしくみと工夫」(中公新書)を書いた田中修氏と、「昆虫はすごい」(光文社新書)を書いた丸山宗利氏の対談です。これが面白かったです。例えば「リママメ科の植物に、ナミハダニというダニがやってきて汁を吸うと、リママメは傷口からある香りを出します。その香りは、リチカブリダニという、ナミハダニの点滴が大好きな香りなのです。つまり、リママメはピンチになると敵の敵を呼んで、やっつけてもらうのです」ウーム、確かに奥が深い。 田中氏は「活きていくための知恵や仕組みなど、普通の植物が密かに持っている様々なすごさを順番に書いた」とのこと。丸山氏は「人に重ねられる『すごさ』を一挙にまとめた」との弁。面白くないはずがありません。この2冊、買いです。 夕食を終えて、NHKFMがアンドレアス・ブランテリドのリサイタルをやっていました。途中からですが、静寂に溶け込むBachでした。燃える炎を見ながら、トラが耳をそばだてました。ノンアルコールも悪くないです。 今日の一句松脂が弦を振るわす猫背かな今日の写真はもう一枚のトラです。なんと表現したらいいのか。
2015年11月30日
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