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秘密著者:東野圭吾価格:2,000円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る 東野圭吾はガリレオシリーズの3作目「容疑者Xの献身」で「直木賞」をとりました。 例によって、1作目から読まないときがすまないオイラは、1、2作目を探しますが見つかりません。 そのつなぎとして買ったのが「秘密」です。 小林薫+広末涼子で映画化されました。 東野圭吾を読むのは今回が初めてです。 「杉田直子」は娘の「藻奈美」と2人で、スキーバスを利用して実家のある長野に向かっていました。 真夜中を過ぎたあたり、彼女たちの乗ったバスは転落事故を起こしてしまいました。 事故の連絡を受けた夫の「杉田平介」は現地に到着するが、既に「直子」は死亡しており、娘の「藻奈美」も重傷をおっていた。 娘を見舞った「平介」は「藻奈美」からある重大な秘密を打ち明けられます。 自分は「藻奈美」ではなく「直子」だというのだ。 精神入れ替わりものです。 男にとって、父として夫として試練の連続の展開です。 前評判としては「すごーく、切ない」などと書かれていましたが、僕チンが思うには、「女のズルさ」がいやらしく際立ったトンデモ小説にしか思えなかった。 女性が読むとまた違った印象なのでしょうか。 男のボクチンとしてはとしてやり切れないモヤモヤが、濃霧のように残ってしまいました。100円本に栄光あれ!!
Apr 26, 2012
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悪人著者:吉田修一価格:1,890円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見るおととしくらいに「妻夫木聡」と「深津絵里」で映画化されました。「映画化されたんだから絶対に面白いに違いない!!予告編も出来がよかったぞー!!」という安直な思いから買って読みました。作者は何年か前の「芥川賞」です。 保険外交員の「石橋佳乃」の絞殺死体が福岡と佐賀の間の旧道で発見された。 警察は同僚などの証言により、大学生の「増尾圭吾」を犯人として捜査を開始した。 事件は単純でストーリーにひねりがなく、ドストライクのストレートな展開でした。 犯人の「妻夫木聡」が登場するのもページがずいぶん進んでからで、その恋人の「深津絵里」にいたっては、もう話の2/3は終わったあたりからです。 登場人物が多く、それぞれ深い描写がなされているのはさすが芥川賞作家です。 ただ、このようなサスペンス系の小説では、もう少しあっという展開を加えないときついかなぁ。 確かに人物描写はうまいけれども、もやもやした物が残った1冊でした。 「ホント、ほしいなぁ。後ちょっとだったのに....。」100円本に栄光あれ!!
Apr 20, 2012
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夕映え天使著者:浅田次郎価格:1,470円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る「夕映え天使」「切符」「特別な一日」「琥珀」「丘の上の白い家」「樹海の人」の6編からなる短編集。・「夕映え天使」 中年真っ盛りの主人公とその父親は小さな中華料理店を細々と営んでいました。 ほんの少し前まで、女房然としていた純子が突然消えてしまってからは火が消えたような暮らしぶりです。 そこへ軽井沢の警察から身元不明の女性の死体が、店のマッチを持っていたので確認に来てくれるよう要請がありました。・「切符」 東京オリンピック直前、両親が離婚し祖父の下で育てられた少年は、祖父の家で2人でクラスしていました。 その家の2階に暮らす夫婦と、小学校の同級生の少女との交流を描いた作品。・「特別な一日」 ある中年の退職の一日。 部下へ小言をしたり、かつて不倫関係にあった女性に誘われたり、行きつけの焼き鳥屋の親父が最後だからと串をサービスしてくれたり。 このような一日の最後に待っていたのは....。・「琥珀」 定年まであと少しの警察官が休暇で東北の寂れた町にやってきます。 手持ち無沙汰で「琥珀」という喫茶店にはいると、もうすぐ時候になる殺人事件の犯人に似ている男がマスターとしていました。・「丘の上の白い家」 日本がまだ貧乏が残っていたころの話。 奨学金をもらって学校に通う少年と、同じく奨学金で学校に通う優等生、そして、丘の上の白い家に住むお金持ちの少女。 3人のなんともいえないやりきれないお話。・「樹海の人」 かつて作者が自衛隊員だったころ、富士の樹海でのサバイバル訓練での出来事。 今回の短編集は、今までの浅田次郎とは違った一面を見せる小説がいくつ書かれていました。 読者を突き放し、不安にさせるような、または、SFチックな要素を取り入れてみたりしています。 本人にとっては実験的な試みであったかもしれない。 ほんの少し次郎節に飽きていたので割りと楽しく読めました。100円本に栄光あれ!!
Apr 12, 2012
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ブラックペアン1988著者:海堂尊価格:1,680円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る海堂尊は「チームバチスタの栄光」を読んでからのファンです。しかし、各小説の面白さに山があり、駄作とまではいえないけれども読んでいて、説教がましく面白くない作品も多いのが玉に瑕。今回はどうでしょうか。「世良雅志」は東城医大付属病院の「佐伯教授」のもとで、医師国家試験の合格発表までの間、研修医として働きはじめました。 そこで、帝華大から講師としてやってきた、後にここの病院長になる「高階権太」と出会います。「高階」は当時最高技術を要するとした食道がんの外科手術を、誰にでも可能とする術具「スナイプAZ1988」を広めようとしていました。 また、「渡海征司郎」という過去になにやら「佐伯教授」と因縁のあった外科医とも親しくなります。 今回は、「医者とは、医療とはこうあるべきナノだぁ。」的な主張は鳴りを潜め、単純に医療サスペンスとして楽しめる内容でした。 医者としての使命感に燃えるのは結構ですが、小説として楽しみたい僕はこれくらいの温度感がぴったりです。「海堂ちゃん!次回も頼むぞ!」100円本に栄光あれ!!
Apr 6, 2012
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