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昨年9月に、ニューヨーク「メトロポリタン美術館」へ行った時に会えなかった作品
フェルメールの「水差しを持つ女」に・・・「六本木ヒルズ」で、やっと会えました!
【フェルメールとレンブラント17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち】
来月に再びニューヨーク「メトロポリタン美術館」へ行く予定ですが・・・
その時にも、まだ日本で展示?だと思われるので・・・六本木へ
六本木ヒルズ・・・久しぶりです
蜘蛛のオブジェにお会いするのも・・・久々
「森アーツセンター」3月31日までの展示ですから・・・
エレベーターで一気に52階まで登ると・・・
いまいち・・・
ですが・・・美術館は、空いていました(^-^)V
「水差しを持つ女」・・・じっくり
お会いする事が、できました
フェルメールは、生涯・・・30点前後の作品だけしか存在しません!
オランダ絵画の巨匠「レンブラント」さまの『ベローナ』も見ごたえあります
17世紀のオランダは、海洋貿易により空前の黄金時代となります。
その経済の中心は、王室や貴族、教会ではなく
商人や市民が主役でありました!
富を得た商人たちは、風俗画や静物画などを家に飾る事を好みました。
そこで、オランダ絵画の巨匠たちが活躍するのであります。
「窓辺で水差しを持つ女」 ・・・とは?
1662-65年頃
45.7×42cm ・・・(小さ目です)
油彩・画布
ニューヨーク「メトロポリタン美術館」所蔵
17世紀オランダ絵画黄金期に活躍した風俗画の
ヨハネス・フェルメール作
『窓辺で水差しを持つ女』
幾つもの優れた作品を残している
1660年代に手がけられた本作は、
左側に窓が置かれた部屋の中で
日常生活を過ごす女性の単身像という
フェルメールの典型的な作例のひとつであるが
その完成度は非常に高い。
特に綿密な計算によって
塗り重ねられた透明感を感じさせる
色彩表現は特筆に値する。
窓際で水差しを手に、
おそらく窓を開けているのであろう
女性の被る白頭巾の
薄く青みがかった白色の表現は、
背後の白壁と明らかに異なる存在感を放っており、
その透明的でありながら
明暗を明確に示す色彩の階調の変化は、
観る者に清涼感すら感じさせる。
また女性が左手に持つ、
よく磨かれたであろう光沢感の強い銀の水差しの皿に映り込む、
テーブルに掛けられたタペストリー布の類稀な反射表現は、
否が応にも観る者の視線を水差しへと向けさせる。
しかし幾多の画家が陥った、
このような技巧的描写による作品全体の統一感の喪失は認められず、
むしろ、その表現力の錬度は過去の作品と比較し、より一層増している。
それは本場面を包み込む穏やかな光の表現においても言えることであり、
様々に変化する色調によって描写された構成要素に当たる光は、
人物や物体の輪郭を溶かすかのような表現が用いられている。
なお本作の画面右側壁に掲げられるオランダの地図は
H・アラルトの作であることが判明している。
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