PR
Keyword Search
Calendar
Category
Comments
Freepage List
ロナウジーニョ
今にして思えばバルセロナ時代の2005年前後が選手として一番輝いていた時期だろう。フィジカルの強さにものを言わせてチェルシー・ジョンテリーを吹っ飛ばした場面や、同じく チェルシー・リカルド・カルバーリョの目の前で巧みなフェイントにより得点を決めた場面
が脳裏に焼き付いている人間としては、ACミランでのプレイぶりが歯がゆくて仕方が無いが、ブラジル人監督レオナルド退団が決まった時から、ロナウジーニョの去就は決まっていたと言えるのかもしれない。
バルセロナ時代に全ての名誉を手にしてしまった後のモチベーションの維持が難しかったからなのだろうか、バルセロナ時代後半からACミラン移籍後、退団まであまり私生活でいい話は聞かずに、むしろ悪い風評ばかりが耳に届いてくるようになった。時折見せる巧みなボールコントロールを見ていると、全盛期の7割から8割程度の力しか出していないにも関わらず、相も変わらずトッププレイヤーであることを再確認させてくれるが、プレイ範囲が左側に偏っていること、攻撃の起点となるべき選手なのに2010-2011シーズンはむしろ逆に雑なプレイから相手にボールを取られ相手の攻撃の起点となる場面が増えてきたこと、そして守備能力が高くないことがなどが放出の理由だろうか。
同じ問題児ならばまだ年棒が安くて年齢が若い カッサーノ
を選択した方が得策と判断したのかもしれないが、それにしてもこれだけの能力がありながら力を出し切らないのは残念としか言いようがないのだ。昨シーズン、レオナルド監督が3-4-3の布陣を敷いてロナウジーニョを左サイドに固定したときには往事の輝きを取り戻したかのように見えた。
全盛期のドリブルの切れ味の鋭いときには一人、二人を平気で交わして得点場面まで確実につなげることが出来たが、体の切れが今ひとつ悪い今現在はそのプレイを望むべくもない。そのあたり本人も自覚しているようで、強引に相手を交わすプレイから一瞬の隙を突いたスルーパスをパトに向かって繰り出すプレイに徹し、自らはアシスト専門に活路を見いだしているかのようだった。
今年アルゼンチンで開催される南米選手権、果たしてブラジルはどのような布陣で臨むのだろう。優勝を狙うつもりで乗り込むのか、それともワールドカップを見据えたチーム作りの手慣らしとして望むのか?ひょっとしたらロナウジーニョのセレソンでの勇姿を見ることが出来るのはこれが最後かもしれない。そんな気がしている。
関連記事
●2011年01月10日 とても楽しみなカッサーノ
●2010年12月05日 クラシコ・バルセロナ対レアルマドリード戦を見て
●2010年11月07日 何でいつもそこにいるんだ?インザーギ!
●2010年10月03日 反逆のFWイブラヒモビッチ、大いに吠える
●2010年10月02日 質の向上を求めたいサッカー新聞記事
●2010年09月18日 南アフリカワールドカップのFIFA報告書
●2010年08月28日 イブラヒモビッチがACミランに移籍か?
●2010年08月08日 欧州強豪クラブがアジアを歴訪する理由
●2010年08月01日 ロナウジーニョのクロスバー4連発は本物か?
●2010年07月17日 質の向上を求めたいサッカーテレビ解説陣
●2010年07月12日 リオデジャネイロ"コルコバードのキリスト像"
●2010年07月10日 感動をありがとうは正しい見方ではない
当ブログで掲載した日記・写真について、または当社販売品のオリジナルシリーズ、金属加工についてご質問のある方は、以下のメールアドレスからお問い合わせ下さい。
メール
letter341@takara-sign.co.jp
![]()
なお迷惑メール対策のためにアドレスは随時変更しています。
この日記の掲載日から時間が経過している時は、上記のメールアドレスは廃棄されます。お問い合わせの時には、最新の日記に記載されているメールアドレスをご利用ください。
ブラジル・ワールドカップ決勝戦が行われ… 2013年12月24日
ファルカオのいるコロンビアと対戦するこ… 2013年12月08日
ワールドカップの組み合わせを見ていたら 2013年12月07日