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2017.11.20
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カテゴリ: 小説/物語
家に着くと私はどこかのドアが開いていて母がいないかとすべての入り口を開けようとした。
しかし全ての入り口には鍵がかかっている。

母に言われたところに手を入れると、鍵の感触があった。
先日母が「ここに入れとくからな」といった位置より手前に鍵の感触があった。

そのカギで玄関を開ける。
家の中は静まり返っていた。
ランドセルも置かずに台所にいってみる。
洗濯機のある場所にいってみる。
二階に上がってみる。



二階の勉強机の上にランドセルを置いて再び台所にいく。
食卓の上には、朝母が言っていたとおりの食べ物が置いてあった。
さっきバスの中ではあんなに空腹を感じていたのに、なぜだか食べる気がしなかった。

意味もなく「わ~!」っと大声を出してみる。
その音はただ家の中の静寂に吸い込まれてしまうだけで、何も起こらないし何の物音も返ってこない。

その静寂に耐えられずテレビをつけてみる。
何やら難しい番組しかやっていない。
テレビを消して、階段の真ん中に座り込む。

これから兄が、母が帰ってくるまでの時間がとてつもなく長いものに感じた。





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最終更新日  2017.11.20 01:21:02
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