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2017.12.08
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カテゴリ: 小説/物語
人間には「なんでこんなときにこんなことを思い出すのか」と自分で不思議になる場面が往々にしてある。
このときも私はそう感じた。

温かいシチューを食べさせてもらって身体が温かくなるのを実感したそのとき、
私はひと月ほど前に母と買い物をしていたときのことを思い出した。

買い物かごを持った母と食料品売り場を歩いていた。
母があれこれと買い物かごに食品を入れていく。
私は売り場の一画にすこしカラフルに彩られた場所を見つけた。
何かが書かれていたが難しい漢字はよく分からなかったが、袋に入ったハンバーグの売り場だということは分かった。

いつも母の手作りの料理を食べていた私には、ある意味既製品・インスタント食品等はめったに食べられないご馳走だった。



母は1つ手に取り「こんなん食べたいんか。お湯で温めるやつやろ。」と言いながら、袋に書かれている文字を読んでいる。
アカンやろな・・・と思っていると「ほな1個買うて食べてみるか。」と言葉が返ってきた。
「うん!」と返事をすると、母は「どっちにする。」と聞いてくれた。

このときのレトルトハンバーグは2種類。
赤い袋のビーフハンバーグと、黄色い袋のチキンハンバーグ。
私は「こっち」と言ってチキンハンバーグの方を指さした。

私にはビーフであろうがチキンであろうが関係なかった。
ただレトルト食品を食べてみたかったのだ。
だから袋の色で選んだ。
袋の一部が透明になっていて中のハンバーグが見えている。
その色と黄色がマッチしているように思えたのだ。





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最終更新日  2017.12.08 01:31:35
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