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2017.12.24
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カテゴリ: 小説/物語
私の通っていた小学校は鼓笛隊のレベルの高さで有名だった。
そのレベルを保つために練習は長時間で、なおかつハードなことでも有名であった。
それ故やめていく者も多く、入隊希望者は多いが卒業時の生残率は3割ほどの低さであった。

その中でも一番生残率が低いのはトランペット隊!
私の同期だけでいうと1割を大きく切っていた。

だから中学1年で野球部に入ろうとしたとき、担任が「野球部なんかレギュラーになること以前に3年間続けられる人間なんか3割ほどしかおらんからやめておけ!」と言ったが、私は「3割なら楽勝です!」とい返したのも、小学校卒業時にトランペット隊として生き残っていた事実に基づく自信からであったのだ。

そのトランペット隊練習生の募集は3年になってすぐに始まる。
応募条件は1つだけ、300円を支払って練習用のプラスチック製マウスピースを購入すること。

トランペット隊は花形だった!


またどの曲を演奏するにしても、その主旋律を担当するトランペットの存在感は他のベルリラや小太鼓の楽器隊とは一線を画していた。

だから練習生希望者は毎年大勢になった。
マウスピースを購入した者は、放課後音楽室に集合してひたすらそれを吹き鳴らす練習をする。
そにはほとんど先生は顔を出さず、全くの独学で技術を習得しなければならない。

もちろん最初の何日かはだれも全く音を出すことなんてできない。
その時点でもう多くのメンバーがやめていく。

また子供たちだけがいる音楽室なので、中にはふざけだす者も出てくる。
しかし抜き打ちで先生が様子を見に来る。
そのとき練習をしていない者は、即座にクビを勧告される。

そうやって生残率はどんどん低くなってった。





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最終更新日  2017.12.24 02:13:39
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