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2017.12.26
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カテゴリ: 小説/物語
そうしながらも高校生活がひと月を過ぎようとしていたゴールデンウィーク明けのある日・・・。

放課後の部活が始まるまでの時間に食堂でパンを食べている私にM先生が声をかけてきた。
この先生は軽音楽部の顧問で、校内で唯一といっていい音楽に精通した先生だった。

勉強なんかさらさらできないむくつけき男子高校生ばかりが通うこの学校には『音楽』という授業自体が無かった。
つまり音楽の先生がいなかったのだ。

ちなみに吹奏楽部の顧問も音楽経験が無く学生時代はずっとラグビーをしていた男だった。
ラグビー部の顧問になればよかったのだがそのポストには全国制覇を経験した先生が就いていたので、全く畑違いの部の面倒をみることになったのだ。
ごっつい体つきでプロレスラーの[ボボ・ブラジル]に似ていたので、我々部員からは[ボボ]と呼ばれたいた。

私が入部して間もないとき、この[ボボ]がやってきて「音を合わせるぞ!」と言ってタクトを持った。

先輩たちは何事もないかのようにしているので、私は「先生、この曲は3拍子です。」というと「・・・12で合うやんけ!」と平気で言い放つ男が[ボボ]であった。
悪い男ではないのだが、こと音楽に関しては頼りにならないというか話にならない男であった。

しかしM先生に関しては軽音楽部の連中から「うちの顧問はボケ~っとしとるけど、音楽に関してはスゴイ男や!」という情報を得ていたので、この先生から話しかけられたのは驚き半分・嬉しさ半分であった。





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最終更新日  2017.12.26 02:48:43
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