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2008.10.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
森さんは映画監督、ドキュメンタリー作家と紹介されている。

タリー映画『A』の上映と講演であった。
テーマは『世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい』だ。
以下は私の講演記憶である。
多分に自分勝手な受け取りで、誤解や曲解もあるかもしれないが記述してみる。
世間・マスコミが、オウムの麻原他幹部逮捕以後、オウムバッシングの状況の時、取
材関係者の中では、森さんひとり、その後のオウムの施設に入り、映像やインタ
ビューなど取材したという。

それは森さんのオウム取材の内容が、オウムの非道性を暴くというようなオウムバッ
シングではなく、オウム広報担当者を実写しながら、彼の純朴さ、一途さ、普通さが
現れているから、世間受けしなかったのだという。
世間受けとは、オウムは、ひどい、いかがわしい、気味の悪い、恐ろしいもの達だと
いう世間に作り出されたマスコミによるイメージに合致するものという。
上映は、2時間以上だったか、森さんも、カメラを撮りながら、映画を作るというよ
り、オウム青年の事実を撮り続けるというものだった。
彼らは、彼らなりに、悟りとか解脱だとか、欲望を抑え、魂を浄化するようなことに
一途なようである。
森さんも言っていたが、彼らは、サリン事件や、坂本弁護士一家殺人事件や、それら
の大事件には、それは事実であったことには違いないと気づいてはいるが、でも、な

修行と犯罪の事実とがきちんと受容できぬもどかしさの中にいるように感じられた。
森さんは、オウム事件・アメリカセンタービル爆破事件以来、世界中で、過剰危機意
識、過剰監視、不安、仮想敵作り、先制攻撃、異色排除、いじめ、厳罰化、国民管
理、統合化、などというものが顕著になったと語る。
又、警察白書を見ると昨年が戦後殺人の一番少ない年で、少年犯罪もそうだという。

世間は、マスコミ報道による、殺人犯罪のニュース過剰で、国民は、戦後、殺人事件
は上昇しているという思い込みになっているというのだ。
だから、マスコミも、国民に出来上がった、戦後最悪の殺人数というような作られ
た、恐怖イメージに対して受けをねらうため、殺人事件も少年犯罪も戦後最低なの
に、殺人事件や、少年犯罪が減少し、昨年は戦後最低犯罪数であるということを報道
しないのだという。
マスコミは多く、スポンサーに配慮し、営利優先で、大衆の意識レベルに迎合するも
のだというのだろう。
国民大衆意識を作り上げてゆくマスコミの怖さも感じる。
さて、森さんの結論として、人はみな善と悪の両面他多面性を持っていて、一面的な
レッテル貼りや決め付け的なものの見方、対立的では、考え方が硬直し、その人、全
体を受け止めることにはならない。
人間が、善悪、正邪、敵味方、などと偏った、一面的な見方から解放されて行くと、
そこは豊かな世界が広がり、やさしさが生まれてくるというようなものだった。
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Last updated  2008.11.20 12:11:00


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