🐾豆柴夫婦の記録「マメログ」

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2022年03月21日
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テーマ: 子育て(272)
カテゴリ: 🎓 親子の学び




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「子どもがテレビばかり見ていて心配」
「テレビを親子の学びへつなげる方法はないかな」
「地理や歴史に興味を持つきっかけを作りたい」

テレビを見る時間は、内容や楽しみ方によって、親子の会話が広がる時間にもなります。

わが家では、夕食を囲みながら、妻が録画した番組を見ることがありました。

なかでも家族で楽しんでいたのが、NHKの『ブラタモリ』です。

番組を静かに見るだけではありません。

登場した地形や歴史について予想し、クイズに答え、分からないことがあれば調べます。




『ブラタモリ』は街の成り立ちを読み解く番組

『ブラタモリ』は、タモリさんが街を歩きながら、その土地に残る地形、地質、歴史、文化などを読み解いていく番組です。

何気なく見ていた坂道、石垣、川、道路にも、その土地が現在の姿になった理由が隠されています。

教科書で覚えた「花こう岩」や「安山岩」などの言葉も、実際の景色や街の歴史と結びつくと、違った見え方をします。

「この坂は、どうしてここにあるのだろう」
「なぜ、この場所に町が発展したのだろう」
「この土地では、何が作られてきたのだろう」

番組に登場する景色を手がかりに、家族で理由を考えるのが、わが家の楽しみ方でした。

 黒豆柴:普通の石や坂道にも、街の記憶が残っているんやね。
 赤豆柴:ぼんやり歩いていたら、気づかないことばかりなんだゾ!


知識が点から線につながる面白さ

学校で習った知識は、覚えたときには何に役立つのか分からないことがあります。

岩石の名前。

昔の産業。
海外の島との交流。

それぞれを単独で暗記すると、試験が終わったあとに忘れてしまうかもしれません。

しかし、番組の中で実際の街並みや風景と一緒に紹介されると、

「授業で習った言葉は、これのことだったのか」



地形が産業に影響し、産業が人々の暮らしを作り、その積み重ねが現在の街並みに残る。

一つずつ覚えていた知識が、物語のようにつながっていきます。

わが家では、この「点と点がつながる瞬間」を家族で楽しんでいました。

ただし、番組を見るだけで知識が定着するとは限りません。

気になったことを言葉にし、自分で予想し、あとから調べることで、番組から得た情報をもう一度考える機会が生まれます。


豆柴家は案内人のクイズに全員で挑戦

『ブラタモリ』では、案内人から土地の成り立ちに関する問いが出されることがあります。

わが家では、答えが発表される前に再生を止め、家族全員で予想しました。

正解を知っている必要はありません。

思いついたことは、とりあえず口に出します。

間違っていても、そこから別の話題へ広がることがあるからです。

正解よりも「なぜそう考えたか」を話す


答えを当てるだけなら、クイズ番組として楽しめます。

学びへつなげたいときは、

「どうして、そう思ったの?」
「画面のどこを見て考えた?」

と、理由も話します。

地形を見て考えたのか。

以前に聞いた知識を思い出したのか。

単なる勘なのか。

答えが間違っていても、考え方を言葉にすると、どこで勘違いしたのかが分かります。

 黒豆柴:勘だけで正解することもあるよ。
 赤豆柴:毎回答えが適当だから、理由を聞かれて困るんだゾ!


小豆島からミロス島へ広がった家族の会話

小豆島を取り上げた回では、ギリシャのミロス島とのつながりが紹介されました。

小豆島とミロス島は、オリーブを通じた交流から姉妹島提携を結んでいます。

そこで息子が、ボクたちへ問題を出しました。

 白豆柴:ミロス島で発見された有名なものは、何でしょうか?
 黒豆柴:ミノタウロス?
 赤豆柴:適当すぎるんだゾ!
 白豆柴:答えは、ミロのヴィーナスです。

「ミロのヴィーナス」は、1820年にギリシャのミロス島で発見された大理石像です。

ボクは、さらに記憶をたどりました。

 黒豆柴:海の中から発見されたんだっけ?
 白豆柴:違います。

ミロのヴィーナスは、ミロス島で発見されましたが、海底から引き揚げられた像ではありません。

小豆島の番組を見ていたはずが、話題はギリシャ神話や美術史まで広がりました。

一つの地名から、

「どこにある島なのか」
「なぜ小豆島と交流が始まったのか」
「ミロのヴィーナスは、どのような像なのか」

と、次の疑問が生まれます。

これが、テレビを家族で見る面白さです。


そうめんとごま油の関係を考える

番組では、小豆島の食文化にも話が広がりました。

小豆島の特産品として知られているものの一つが、手延べそうめんです。

そうめんは、主に小麦粉と食塩水を使って生地を作ります。

手延べそうめんは、生地をより合わせながら、熟成と延ばす工程を繰り返して細くしていきます。

小豆島の手延べそうめんでは、麺同士がくっつかないよう、製造工程でごま油が使われます。

この工程は「油返し」と呼ばれます。

 赤豆柴:そうめんは、小麦粉と食塩水から作るんだゾ!
 黒豆柴:小豆島では、ごま油も使われるんやね。
 白豆柴:生地を延ばす工程に関係しています。

テレビで食べ物が登場したとき、

「おいしそう」

で終わることもできます。

そこから、

「何から作られているの?」
「なぜ油を使うの?」
「ほかの産地のそうめんとの違いは?」

と考えれば、食文化や地域産業の学びへ広がります。

 黒豆柴:赤豆柴は料理の知識が豊富やね。
 赤豆柴:お笑い担当だけではないんだゾ!


テレビを親子の学びに変える5つの方法

教育番組を見せるだけで、必ず学習効果が得られるわけではありません。

親子で楽しみながら、次のような小さな行動を加えます。

1.答えが出る前に一度止める


番組から問いかけがあったら、答えが発表される前に一時停止します。

家族で自由に予想し、

「なぜ、そう考えたのか」

まで話します。

録画や一時停止ができない場合は、番組を見終えたあとに気になった場面を話すだけでも構いません。

2.間違った答えも歓迎する


子どもが間違えたときに、

「違う」

だけで終わらせると、次から答えを言いにくくなります。

「面白い考え方だね」
「どこを見て、そう思ったの?」

と理由を聞きます。

もちろん、誤った情報を正しい知識として残さないよう、最後には番組や資料で答えを確認します。

3.親も知らないことを認める


子どもから質問されたとき、親がすべて答える必要はありません。

「分からないから、一緒に調べよう」

と言えば、知識だけでなく、調べ方も共有できます。

親が勘違いしていたと分かった場合は、

「海底から発見されたと思っていたけれど、違ったね」

と訂正します。

間違いを隠さず、確かめて修正する姿も、家庭で見せられる学び方です。

4.気になった言葉を一つだけ調べる


番組に登場した言葉を、すべて調べる必要はありません。

「今日は安山岩」
「今日は油返し」

というように、家族が最も気になった言葉を一つ選びます。

地図、図鑑、辞書、自治体や博物館などの公式サイトを使って確認します。

一つに絞ることで、テレビを見る時間が長い勉強時間に変わるのを防げます。

5.最後は「行ってみたい」で終わる


番組を見たあと、

「どこへ行ってみたい?」
「実際に見たいものは何?」

と話します。

すぐに旅行へ行けなくても、地図で場所を確認したり、地域の食べ物を取り寄せたりできます。

いつか現地を訪れたとき、

「テレビで見た場所だ」

と知識と体験がつながるかもしれません。


テレビ学習で気をつけたいこと

テレビを学びに活用する場合も、すべてを勉強に変えないことが大切です。

子どもは、純粋に番組を楽しみたい日もあります。

番組の途中で何度も停止したり、見終わったあとに感想を強制したりすると、家族で見ることが負担になるかもしれません。

わが家でも、毎回すべてを調べていたわけではありません。

面白いと思ったときに話し、気になったときに調べます。

また、番組で紹介された内容にも、放送時間の都合による省略があります。

歴史や科学に関する内容は、一つの番組だけで結論を出さず、複数の資料で確認することも大切です。

「正解を覚える時間」にするのではなく、
「もっと知りたいことを見つける時間」

として楽しむくらいが、家庭には合っていると思います。


小豆島の学びを食卓へつなげる

番組で知った地域の食べ物を実際に味わうと、家族の会話をもう一度広げられます。

ごま油を使った小豆島の手延べそうめん


小豆島の手延べそうめんは、製造工程でごま油が使われることが特徴の一つです。

食卓に出したときに、

「なぜ、ごま油を使うの?」
「ほかの産地では、どのように作るの?」

と話せば、番組で得た知識を思い出せます。

商品を選ぶときは、原材料、内容量、賞味期限、保存方法、つゆの有無を確認しましょう。

 黒豆柴:番組で見たものを食べると、話がまた広がるね。
 赤豆柴:そうめんは夏だけでなく、温かいにゅうめんでも食べられるんだゾ!



産地や製法を比べたいオリーブオイル


オリーブも、小豆島を代表する特産品の一つです。

国産品と海外産、単一品種とブレンドなど、商品によって産地や製法が異なります。

「どこで作られたオリーブだろう」
「ミロス島と小豆島には、どのような共通点があるのだろう」

と、ラベルや地図を見ながら調べられます。

購入するときは、原産国、原材料、内容量、保存方法、賞味期限を確認しましょう。

健康への効果だけで選ぶのではなく、香りや味、料理との相性を楽しむ食品として取り入れます。

 赤豆柴:パンにつけたり、料理に使ったりできるんだゾ!
 黒豆柴:食べ比べると、香りの違いにも気づけそうやね。



「好き」が次の疑問を連れてくる

『ブラタモリ』を見ていた豆柴家の会話は、小豆島から始まりました。

そこからミロス島、ミロのヴィーナス、そうめん、ごま油へと話が広がりました。

一見すると、ばらばらの話題です。

しかし、

「なぜ?」
「本当?」
「もっと知りたい」

という疑問をたどると、地理、歴史、美術、食文化が少しずつつながります。

親がすべてを教える必要はありません。

ときにはボクのように、堂々と間違えることもあります。

大切なのは、間違いを笑って終わらせず、

「それでは、本当はどうなのだろう」

と確かめることです。

テレビは、ただ見ているだけなら娯楽です。

そこへ家族の会話が加われば、新しい疑問を見つける入口にもなります。

子どもが好きな番組を見ているときは、

「それの、どこが面白いの?」

と尋ねてみてください。

好きなことを語る子どもの言葉の中に、次の学びにつながる種が隠れているかもしれません。


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テレビで見つけた疑問を、家族の会話と新しい体験へつなげてみましょう。

黒豆柴でした🍀

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