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前回までは100戸超のマンションにおける管理会社値上げの事例を紹介しましたが、今回より小規模マンションでのお話をしていきます。

最近は建築コストのメリットを出すために、大型のマンション開発が盛んですが、建築許可のハードルが高かったころに建てられた30戸未満の小規模マンションが、23区内や横浜・川崎の中心部に多く存在します。

戸数が少ない建物だと10戸未満(戸数一桁)という建物もあり、マンション会計は上手くやり繰りしないと、高額な管理費・積立金の徴収が必要になります。

なぜ、高額になるかの理由は?

・エレベータ等の設備を少ない戸数で維持しなくてはならない。

・管理員や清掃員を雇う上で、戸数が少ない為負担額が大きくなる。

・スケールメリットが働きにくく、管理会社も工事会社も「旨味」が少ない物件の為、見積りが高くなりやすい。

以上になります。

小さなマンションでもエレベーターは設置されていますし、管理員(清掃員)が巡回で勤務します。管理組合として行わなければならない業務は、物件の大小に係わらず基本メニューは同じです。



今回紹介するマンションは横浜市内にある8戸のマンションです。

イダケンが7・8年前に自主管理から管理会社委託方式へ切り替えた管理組合より、久しぶりに相談がありました。

戸数が少ない為、役員の成り手が少なく、ほぼ固定化しているため、当時とは代替わり(世帯主の替わりに所有権を生前贈与されたご子息が役員)はあるものの、役員の顔ぶれは変わりません。

相談の内容は、管理会社から値上げ提案があり、この提案を受け入れると、管理費の徴収額が増えてしまうという内容です。

前年までは管理費会計に若干ではあるものの、余裕があったそうですが、共用部保険料の値上げの影響で、管理費収支はほぼトントンの状態とのこと。

管理会社の値上げ額は月額約2.6万円。額面からみると、それだけ?と思うかもしれませんが、この金額を支払うために、戸数が少なく余剰資金がほとんどないため、管理費を1ヵ月あたり3000円以上値上げしないといけないのです。

値上げしない方法はないのかと、現行管理会社へ打診したそうですが、値上げしないと次期契約の更新はしないとの回答がありました。

お金がない状況ですが、小さなマンションは、管理会社の引受先が少ないということを前回の管理委託会社選定で学んだ管理組合は、専門家であるイダケンに助けをもとめてきました。

2-2)に続く

​2020年3月3日に読売新聞に取材された記事が掲載されました









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最終更新日  2020.05.31 03:30:05


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