P-Blog アイデア&インプレッション

2004.02.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
いま、教材の構成案を作るために、ITS(高度道路交通システム)の資料を集めている。このITSの一部に交通管制がある。テレビカメラなどを利用して、道路状況を監視し、信号をコントロールするシステムである。
さて、この交通管制システムを混乱させる事により、犯罪を行う映画として「ミニミニ大作戦(The Italian Job)」がある。
1969年に作られた作品では、当時、いち早く交通管制システムを備えた、自動車工業の町、トリノを舞台に、イギリス人の泥棒が、サッカーの試合に便乗して潜入。交通管制システムのプログラムを誤作動させることで、大渋滞を起こし、イギリスの国旗の色の3色のミニクーパーで逃亡する。
ちなみに、日本も、1970年には、交通管制システムを稼動するが、当時は、イタリアが先進国であった。
さて、この交通管制の混乱のさせ方だが、前日に、管制センターを停電させた隙に、センターに進入し、プログラムを入れ替え、予定時刻に、作動させるのと、監視カメラに、一個ずつ誤動作させるための機械を取り付けることで、機能を混乱させる。
それにしても、コンピュータのテープの遅さと、ポコポコという音は、処理速度の遅さを感じさせる。
それにしても、この泥棒たちは、手際が悪い。リーダーも性格があまり良くないし、影で指示していた人物も、部下の手柄を自らの成功として賞賛されるのを喜んでいる権威主義だ。
イギリス流の皮肉なのかどうかわからないが、不愉快とも思えるぐらい、部下が、あまりにもバカに描かれている。イギリスって階級社会なんだとつくづく感じさされる。
また、見ていて新鮮だったのは、日本でオタクというものが登場する10年以上前に、既に、イギリスで日本と同様のコンピュータオタクのイメージが作られていたという事である。

さて、新作の方だが、2003年にアメリカで作られたものだが、モチーフは似ているが、別の作品と言える。
まず、交通管制については、駅にあるホットスポットを利用し、ネットワーク経由で侵入し、交通管制を混乱だけでなく、コントロールしている。交通管制は、道路だけでなく、地下鉄も同時にコントロールしているため、交通管制ネットワークの高度化が、諸刃の剣となっている。
人物に付いては、旧作のお間抜け軍団とは違い、新作は、完全なスペシャリスト集団だ。スタッフも少なめだ。そして、それぞれのキャラクターが明確に描かれている。
そして、コンピュータオタク像だが、ネットワークを我が物にして遊び、どこか、自己主張をしてみたいという、愉快犯的な、ネットワークオタクとして登場し、WIRED誌の表紙に載る事に権威を感じている。これは、いかにも、現代的だ。
30年の間に、同じThe Italian Jobでも、仕事のやり方が随分と変わったものだ。
30年前は、多くの能力の低い人を使うために上下関係と規律を重視し、成功すればリーダーのたちの成果になるの大企業型なのに対し、今は、少数精鋭で、成果は、働いたもので分け合うベンチャー企業型だ。
新旧見比べてみると、とても面白い。

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最終更新日  2004.03.01 05:49:38
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Re:新旧ミニミニ大作戦(02/25)  
エンスー さん
原作は、コメディーでしょ。
車好き、特にエンスーは、新作よりは、旧作の方が、好きだと思いますよ。また、このコメディーの映画を、当時の時代背景など考えて映画を観るものではないでしょ。 (2004.05.18 23:36:53)

Re[1]:新旧ミニミニ大作戦(02/25)  
エンスーさん 書き込みありがとう。

確かに全作は、確かにコメディとして作られていますね。
コメディーとアクション映画という違いはあれど、30年前は、多くの能力の低い人を使うために上下関係と規律を重視し、成功すればリーダーのたちの成果になるの大企業型なのに対し、今は、少数精鋭で、成果は、働いたもので分け合うベンチャー企業型という差が出たのは、お互いの時代背景がそうさせたのではないでしょうか。

また、私も、エンスーのはしくれですが、旧作は、確かに車の魅力を出そうとしているし、車が活躍しているという面では、コレクター的価値があります。特に、冒頭のランボルギーニミウラを、はじめ、いろんな名車が、特撮なしで、実際に崖から落とされてしまうというのは、今では考えられない話です。
一方、新作は、ミニのアクションについては、旧作に負けていると思います。しかし、イタリアン・ジョブと考えると、ベネチアでのアクションシーンは、貴重だし、すばらしい。それだけに、技術は高いのだが、魅せることがうまくいっていない、ミニ対ヘリコプターのシーンで、マシン対決の後半の山場にしてしまうのは、少し寂しい。

とはいえ、映画としてのクオリティは、当時の撮影技術を換算したとしても、新作の方が良くできてはいます。ただ、点数がいいだけで、毒は少ないですがね。

だからといって、エンスーだったら、旧作の方が好きだとは言い切れないと思います。
(2004.05.19 01:16:19)

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