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2017.12.04
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14日から始まる「アンダマンスマイル展」の会場設営が始まりました。勢揃いした、バーンタンナムチャイの子供たちの絵。ど迫力のさをり織りのオブジェ。ちょっとした遊び心の織りもあったりするから面白い。「アンダマンスマイル展」 http://tsunamicraft.asia/andamansmile/●主旨2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震によるインド洋大津波から4年が経過しました。タイ南部における津波被災地では、被災者ケアが行われ多くの成果を挙げていて、そのひとつがアートを活用した心のケアです。津波孤児や被災者たちが、前向きに生きているところを展示を通じて知ってもらいます。一方、日本では、次々と起こる事件や出来事に翻弄され、人々は不安と閉塞感を感じています。復興のプロセスとともにタイ南部の笑顔を多角的に伝えることで、日本に笑顔を取り戻すヒントを提示します。●名称 「アンダマンスマイル展」●主催: NPO 法人市民の芸術活動推進委員会、マーヤーゴータミ財団●後援: 在京タイ王国大使館、新宿区、新宿区教育委員会、財団法人新宿文化国際交流財団、NPO 法人国際教育情報交流協会、NPO 法人さをりひろば、東京都図画工作研究会、全国造形教育連盟、スナンタナワラーム森林派寺院●協力: ぺんてる株式会社、ドゥアンプラティープ財団、ツナミクラフト●運営: アンダマンスマイル実行委員会●日時: 2009 年5 月14 日(木)~23 日(土) 10 時~18 時 ※開催期間中休みなし●場所: CCAAアートプラザ (東京都新宿四谷4-20 四谷ひろば)●入場料: 200 円 中学生以下無料●実施内容 タイの津波孤児施設に暮らすこどもたちが描いた絵、ポートレート、被災者支援のクラフトを展示◯津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」作品展 (約100点)2009 年3 月14 日~ 16 日にパンガー県タクアパー郡の津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」で実施した、訪タイ共同作業の際に制作された、タイのこどもたちの作品を展示。(指導: CCAA理事長 鈴石弘之)◯フォトグラフィック作品展 「Heart Beat」 Nory Qareeb◯ツナミクラフト展問い合わせ先 NPO 法人市民の芸術活動推進委員会 電話 03-3359-3413 FAX-3354-2708 http://www.npo-ccaa.com
2009.05.12
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私の絵が雑誌に掲載されてます。先ほど、近くの本屋で平積みされてました。そして、王子の作品も載ってます。http://opendoors.asahi.com/data/detail/9052.shtml
2008.01.30
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和歌山県の和歌浦のバグースというところで、10/26.27.28の3日間、「月のこまつり」が行われるそうです。そこに、石笛(いわぶえ)を吹いていて、ツナミクラフトを販売してくれているミュージシャンせいやさんたちの「やのん絵本ライブ」のライブが26日にあります。もしかすると、ツナミクラフトの販売も行われるかも。海の際なので寒いと思われますが。とにかく、すぐ海なので、気持ちの良い満月ライブになる事間違いなしです。 ライブ 26日(金) 16時ごろ~ ・バグースバンド&長田たこ和承 ・やのん絵本ライブ ・カズー ・天野SHO ・ラスティックパンズ 21時半終了 27日(土) 14時ごろ~ ・YOSHIKO ・シビレ ・アイパン ドレッド ・ダバダラバーズ ・バーバナ ・正垣祐樹 ・多空バンド ・生活サーカス ・シャブドウ 21時半終了 28日(日) 14時ごろ~ ・津軽三味線 ・リデンプションズ ・サナトリウム ・りんどう ・こうせい&ニョタ ・良元優作&西条わたる ・岡野弘幹 ・HALKO &ベイカー 21時半終了 ワークショップ 27日 16時~ 「暦と時間のおはなし」・冨田貴史 22時~ 「体の使い方教室~自分との対話1」・杉山依士登 22時半~ 「音のおはなし~YOSHII 9/TIME DOMAIN」・吉井啓之 28日 12時~ 「体の使い方教室~自分との対話2」・杉山依士登 14時~ 「レイキ交流会」・濱田義正&直美 参加費500円 ムーンライトカヌー・・・四万十塾スタッフによるカヌーツアー ~海のうえで月の光を感じましょう~ 有料・・・受付まで。 *ライブ、ワークショップの時間は変更することがありますので 当日、受付で確認してください。 参加費は無料です。ドリンク、フードの売り上げが運営資金と なりますので、ご協力おねがいします。 キャンプサイトはありませんが、木村屋大部屋1泊1000円を (寝袋持参・要予約) ご利用ください。 お車でお越しの方・・新和歌浦漁港内有料駐車場へおねがいします。 ドライバーの飲酒はお断りします。 のんじゃった人は、大部屋コースをおすすめします。 問い合わせ、予約・・・073-444-2559 バグースまで。。。
2007.10.23
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先日の展示会で出会った、おもちゃのまちにある手織り工房のろぼっけさんが、芸術の秋ということで、展示会が立て続けに行うようです。お近くの方、そして、ちょっいとミニ旅行気分でいかかでしょうか。まず・・・10/18(木)~21(日) 栃木市太田家見世蔵栃木市万町1-20 10時から17時そして11/14(水)~19(月) 栃木市福田屋百貨店栃木店4Fアートギャラリー10時から19時栃木市で連続で行われるのですが。実は、栃木市内って、けっこう見所があるんですよね。まず、蔵がたくさんあります。とちぎ蔵の街観光館なんてのもありますが。とにかく、この蔵を回るだけでもたのしい。有名じゃないけど、けっこう景観をたいせつにしているので、意外と見応えがあります。また、マニアックなところで、古くからあるソース屋さんがあります。このあたり、イモに衣をつけて揚げただけのようなジャンクな串カツのようなものなど、B級グルメの宝庫で。そのB級グルメを支える、地ソースが乱立している地域なのです。B級グルメも楽しみたいところ。北関東って、いまでは寂れている印象とかあるけど。複雑に鉄道が走っていることも含め。昔は栄えていたという歴史があるので。ちゃんと歩けば立派な建物や、独自の文化を楽しむことが出来るんです。これが、いわゆる観光ガイドの表紙に載っていない地名の街でもけっこういけたりするんですよ。栃木・群馬は、街を探検するにはオススメです。さてさて、のろぼっけさんの話にもどって・・・来年は、ラーメンや厄よけなどで有名な佐野市でも展示をするようです。2008年4月3日(木)~4月6(日)古民家ギャラリー 風の庵佐野市堀米町655-20TEL 0283-24-714411時~18時こちらは「カズ・スズキ」さんの個展です。栃木市で開かれるのは、グループ展なので、また違った楽しみ方も出来るかと思います。こちらも、古民家で展示ということで、楽しみです。佐野市というとラーメンが有名ですが。わたしは、「耳うどん」をオススメしたいです。いわゆる麺ではない「うどん」なんです。うどんの語源は様々あるのですが。一つは、混沌という団子のようなものが語源だという説があります。その小麦粉でつくった団子のようなものをねじったようなものが、おすましのような出しの利いた汁に入ったのが「耳うどん」なんです。どうも、おめでたいときに食べるそうで。そんな雰囲気の味がします。また、お蕎麦も美味しい地域です。近くの「葛生」と言われる地域は、高品質のそば粉の出来る地域です。だから、ラーメンもいいけど、ぜひお蕎麦も試して欲しいと思います。また、佐野市には、マドロスソース(名前が変更になったような記憶も)という地ソースがあって。こいつがおいしいです。特にトンカツソースは、リンゴの味がします。佐野厄よけ大師の近くに、観光物産館があるのですが。こちらで入手しました。ほかにも、うまそうなものがたくさんあります。環境問題に興味のある人は、田中正造の旧宅などを訪ねてみてもいいかも。物質文明について、なにか考えることが出来るかも。なんか、栃木県の観光ガイドになってしまった。
2007.10.19
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町中を歩いていて、ふと見ると。面白い発見があることがありますが。そういう発見の集大成みたいな面白い新書版の写真集があります。今月は、その写真集出版記念の写真展が阪神間を中心に行われています。不思議な写真がいっぱいあります。是非のぞいてみてください。鵜久森 典妙 写真展 「日常の誘惑」写真集出版記念 ↑巨大なオブジェが公園に置かれているように見えます・・・10/3(水)~14(日) ギャラリーリエゾン12時~20時 木曜休み神戸市東灘区岡本5-2-4阪急岡本駅北口すぐ0798-431-241010/16(火)~31(水) ギャラリー手作りの店サヤ10時~18時 10/28(日)休み西宮市今津山中町7-22旧国道沿い0798-34-2039てなことで私も得意先を回るという日常の中で、この写真展に出会っちゃいました。ちなみに、写真集は2100円で会場で売っています。新書版サイズということで、邪魔になりません。カフェやリビングの小さな本棚にこっそり置いておきましょう。
2007.10.03
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大阪のさをりひろばから手紙が届きました。そこには、夕張と津波の記事の載った「SAORI REPORT 377 2007年7月」冊子と、朝日新聞大阪本社版の「夕張の夏(5)」の記事が同封されていました。スペースの都合でしょうか、西日本の方がさをり織りの知名度が高いせいもあってか、さをり織りの方が強調されたタイトルが付いているようです。8/10朝日新聞夕刊 大阪本社バージョンSAORI REPORT 発行元 さをりひろば http://www.saori.co.jp/ 既に終わりましたが、仙台での「夕張清水沢学園がんばれ!フェア」の告知も書かれています。
2007.08.13
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8/10の朝日新聞東京版2面目に暗に新聞記事に載りました。「ブログを見た人」が私です。タイの津波被災地のさをり織りの話は、私の取扱商品の話です。タイの有名ミュージシャンは、モダンドッグのことです。そして、オリジナルのタイのリストバンドと、夕張のリストバンドを比べた写真です。偶然の出会いですが、面白い動きになっています。いま、夕張では、補助金0から、新しい施設作りが始まっています。今後も絆を大切にしてゆきたいと思います。ちなみに、タイ国内でのさをり織り体験ツアーも行われています。今の時期、夕立の後はとても涼しく、いまの東京よりかなり快適です。詳しくはこちらのブログ記事より。http://blog.canpan.info/ideaeast/archive/295
2007.08.10
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横浜の上大岡で行われているエクアドル出身アーティスト作品展に行ってきました。この展覧会は、タイの津波被災地のボランティアのネットワークを通じて知り合った、カモラさんというアーティストからのお知らせで知った。「ひまわりの郷ギャラリー」といわれる会場に行くと、いきなりエクアドルの名産品バナナが置かれていて、フレディ・アミルホスさんという若手アーティストが日本語で気さくに迎えてくれました。美しい色遣いの作品は、人の心の内面をうまく映し出しています。また、尊敬するアーティスト「ダリ」への想いを描いた作品もありました。しばらく、フレディの作品を見ていると、カモラさんがやってきました。去年のアースデイ東京以来の再会です。当時、うちの王子は地上に降りて3ヶ月ぐらいだっただけに、王子が大きくなって驚いていました。カモラさんの作品を見る。粘土、木、石、彫刻、タペストリーなど様々な作品があるのだが、モダンな中にどこか温かさを感じる。実はカモラさん、作業療法と芸術療法の専門家で、障がいを持つ子供と大人たちに芸術を通して支援をする仕事もしていて。2004年12月の津波の後、被災地に入り、アートを通した心のケアに尽力をつくされた方だったりします。再会すると楽しいね。
2007.07.16
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平成日本のモアイ像を見たしかも、一定の方向を向いて並んでいます
2007.06.11
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津波の映画の件でもいろいろお世話になっている、京都のシンガーソングライターの阿部ひろ江さんを撮ったドキュメンタリーが12/3「第3回女たちの映像祭 International Women Make Sister Waves Film & Video Festival」で上映されます。阿部ひろ江さんのライフスタイルを捕らえた映像でなにかの生き方のヒントになるかも。ちなみに阿部ひろ江さんは、12/8-10に関西地区で行われる、津波2周年イベントにも出演していただけます。映画を見てから、実際のライブも見てくださいね。第3回女たちの映像祭・大阪 2006 http://sisterwave.exblog.jp/場所 とよなか男女共同参画推進センターすてっぷホール 案内(「アクセス」をクリック):http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonaka-step/ 阪急宝塚線「豊中」駅南口すぐ 豊中市玉井町1-1-1-501 TEL:06-6844-9773チケット: 前売 1,000円 当日 1,400円 5枚綴券 4,500円 3日通し券 6,000円 障害者割引:半額、付き添い1名の方も、半額 交流会券:1,500円(前売のみ・軽食飲み物付き)チケット販売: フリーク:06-6855-3746 すてっぷ事務所:06-6844-9773 ウイメンズブックストアゆう:06-2910-8627(ドーンセンター1階)問合 波をつくる女たち 大阪:フリーク TEL/FAX:06-6855-3746 京都:Mitsuart TEL:080-3783-4552 TEL/FAX:075-461-0524主催 波をつくる女たち Women Make Sisrer Waves協賛 財団法人 とよなか男女共同参画推進財団大阪府ジャンプ活動助成事業<プログラム>12月1日(金) 13:00~15:00 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分 「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。 布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。 やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。 「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。 18:00~19:00 オープニングセレモニー Swing MASA Band 19:30~21:00 「レズビアンの何が悪いの?」 監督:WOM(韓国) 27分 韓国で10代のレズビアンたちは学校でどんなふうに思われているのだろうか? 先生、クラスメイトたち、そして親。「レズビアンの何が悪いの?」 彼女たちの気持ちをインタビュー。 「プリカちゃん」 監督:天宮沙江 内田嘉/製作:北原みのり (日本) 30分 レズビアンとバイセクシャルの為の商業誌 「アニーズ」(現在休刊)に掲載されていた人気漫画を映像に。 レズビアンのごくごく日常の生活や悩みなどを素朴でユーモラスに描いたアニメ。12月2日(土) 10:00~12:00 アニメと短編と応募作品 「ふうわり」 監督:プリムプラパー・ワウンピチャヤスク(タイ) 海の中で魚たちとたわむれる少女。 「海っていいな~、からだが自由自在にいごくよ」でも私は・・・ 「悪夢の新生児」 監督:アン・エルヴェダール リーセ・オスヴォル(ノルウェー) 赤ちゃんがうまれてルビンの生活は授乳とおむつ替えの日々。 社会から切り離され、疎外感と孤独感のなかで、 母親として失敗したくないという恐怖のほこさきは、 赤ん坊と夫に向けられてゆく、クレイ(粘土)アニメ 「バタフライウーマン」 監督:シグネ・スービー・ベック(デンマーク) 都会の第一線で働く女性TVインタビュアーが、 都会を捨てて島で暮らす女性作家を取材するうちに、 自分の価値観を問いなおしはじめる。 あなたの働き方は大丈夫ですか。 「月明かりのなかで」 監督:マドフリータ・アナンド(インド) 子ども頃に受けた性的虐待がいかに女性の心の傷となるか。 世界感や人間関係の作り方まで変えてしまう。 現実社会と精神的な内面との葛藤に苦しむ女性の姿を映像詩でつづった作品。 応募作品『レモン」 他 12:00~14:00 交流会 14:30~17:00 「塩―韓国鉄女性道労働者の物語」 監督:パク・ヨンソク(韓国) 54分 妊娠した女性のほとんどが流産を経験するほど 過酷な労働環境下ある韓国国営鉄道の女性労働者たち。 機関士、保線係、客室乗務員など、多様な業務の女たちに、 妊娠、子育て、健康についての実情と、願いを聞くドキュメンタリー。 女性にとって平等な労働環境とは? 「家政婦」 監督:エメル・セレベ(トルコ) 52分 田舎から大都市に出てきて上層階級の家の家政婦としてトルコの各地で働く女たち。 危険も伴う仕事だが、自分たちの身も将来も保障するものはなにもない中で働く女たちが、 やがて女性センターの女たちと出会い、出口を見出していくドキュメンタリー。 18:00~20:00 「布―結びあう女たち」 監督:チェン・ウエイスー(台湾) 56分 「売れ残った布をなにか利用できない?」これが手縫いの会の始まりだった。 布の表現に取り組みながら、互に自分史を語り合い、解き放たれた女たち。 やがて、あっと驚くダイナミックなアート作品がうまれた。 「上野千鶴子著『スカートの下の劇場』がどのように役に立ったのかも見もの。12月3日(日) 10:00~12:00 「花のこえ」 監督:太田綾花(日本) 41分 伊豆の山間部の分校で古屋先生と過ごした植物観測の日々。 花のこえが聞こえた。 13年ぶりに訪れた分校の6人の子どもたちに自分の姿が重なる。 草花と風と子どもたちの記録。 「ゆらりゆらゆら」 監督:下之坊修子(日本) 40分 シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのライブツアーに同行。 2006年1月、代々木公園の青テント村をスタートに東北、5月九州、屋久島を巡る。 ゆったりした彼女の生き方と多くの人々との出会いから、 ほんとうの豊かさとは何か、今私たちが必要なものは何かを問う。 12:10~14:30 「ショッキングファミリー」 監督:キョンスー(韓国) 110分 「家族」をとても大切にする韓国で個人の自由を生きるのは大変なことだ。 世代、境遇も違う4人の女性たちは個の自立を求めてこのドキュメンタリーをつくる。 それぞれの家族関係を追いつつ、戸主制度や海外養子、 受験戦争などの問題にも切り込んでいく。 15:00~17:00 シンポジウム「女の価値観をどう実現するか――女の表現を通して」 エメル・セレベ 「家政婦」監督(トルコ) (予定) MASA ジャズサックス奏者(日本) チェン・ウエイスー 「布―結びあう女たち」監督(台湾) 女たちが男性中心の価値観― 力のあるものが支配し、能率・効率を優先する価値観―を問い直し、 女や弱者が切り捨てられない価値観の重要さを主張してから35年。 女たちは表現を通して女の価値観をどのように生かすことができるだろうか。 18:00~19:30 「纏足―10センチの金色の蓮花」 監督:ユーチン・ヤン(カナダ/中国) 48分 長い間、中国の女たちを苦しめてきた「纏足」 なかったこととして消されようとしている女の苦しみの歴史を 残しておかなければ、と監督は現存する女性たちを探し始めるが・・・。 「女書」のヤン監督、執念の作この記事が気に入った方は↓のボタンをクリックしてください ブログを続ける励みになります。また、似たようなテーマのブログと出会えるかも。
2006.12.02
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今年も、パシフィコ横浜で行われる地球温暖化防止キャンペーン「モーニング娘。“熱っちい地球を冷ますんだっ。”文化祭2006 in 横浜」にからんでいるのですが。今年は、ひと味違った展示がある。それは、パシフィコ横浜に、巨木が登場するというものだ。この巨木は、直径1.3メートル以上、樹齢はなんと600年、しかも、伊勢神宮を造るために育てられた木なのだ。これが、巨木を搬入・設置したときの写真だ。なぜ、ここに伊勢神宮を作るための神宮の森の木があるかというと。200~300年前に2回ほど落雷にあったりして、木の中が空洞になり、倒れる可能性があるために伐採されたものなのだ。今回の「グリーンリバー・アート2006」は、グリーンクリエイターズネットワーク、NPO国産材、などが中心になって運営しているブースのために、わざわざ三重県から持ってきたのだ。横浜の埋め立て地で、樹齢600年の木を見て、触れてみることで、森はどのようにして維持されているのかなどを学び考える機会になると思う。ちなみに、ここは体験コーナーなので、たくさんのワークショップを行っているので、様々な形で木に触れることができます。木の楽器コーナーは燃えます。ちなみにわたしは、鎌倉・由比ヶ浜でひろった貝殻を利用したワークショップをやっています。「モーニング娘。“熱っちい地球を冷ますんだっ。”文化祭2006 in 横浜」開催日時9月16日(土) 10:00 ~ 19:009月17日(日) 10:00 ~ 18:00 開催場所パシフィコ横浜 展示ホールモーニング娘。文化祭2006実行委員会 / 日本テレビ 後 援 横浜市環境創造局 / 横浜市資源循環局 / 横浜市経済観光局 / (財)横浜観光コンベンション・ビューロー / 神奈川新聞社 /tvk( テレビ神奈川) / FMヨコハマ 協 賛 株式会社NTTドコモ / クイックシルバー・ジャパン株式会社 /クリスタルクララ / 社団法人国土緑化推進機構 / 三洋電機株式会社 /株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント / TVガイド /東京電力株式会社 / 日本航空 / 日本マクドナルド株式会社 /森ビル株式会社 / ライフワーク株式会社 / 株式会社ローソン(50音順) ■入場料(チケット購入先等詳細はこちら) 大人 \1,500 / 中高生 \1,000 / 小学生 \500※当日料金 大人 \1,800 / 中高生 \1,200 / 小学生 \500※大人は16歳以上(高校生を除く) ※未就学者は無料
2006.09.15
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23日から27日までの5日間、東京池袋の東京芸術劇場・小ホール1で、【舞台|阪神淡路大震災】のファイナルステージと言うことで、東京公演が行われます。事実演劇というスタイルで行う【舞台(ぶたい)|阪神淡路大震災(はんしんあわじだいしんさい)】は、2004年の初演(東京)を行い、2005年10月23日より全国ツアーを開始をしたそうで。中越、新潟、仙台、盛岡、一関、そして被災地である神戸・西宮などを巡ったそうで。その2005-2006全国ツアーファイナルとして東京公演を開催するとのことです。。脚本・演出の岡本貴也さんは、演劇、映画、ドラマなどでも活躍する神戸出身の作家で、震災で実家が全壊という経験を持つそうです。(バイオグラフィーを追ってみると震災当時は東京にいたようです)この作品を通して「あの日を知らない若い世代」、「震災を知らない人々」「地震災害について考えたい方」などに語り継いでいきたいと考えているそうです。実は、10年ほど前に、阪神大震災を描いたオペレッタの効果音を作った事があるんですが。公演の後、その中心人物の方が、交通事故で亡くなり、それ以来オペレッタの再演がなされていないわけですが。同じ題材を、別の方が製作し、全国を回ったというのは、個人的にとてもうれしいことだ。阪神大震災から10年目の去年は、こういうネタは注目されていたが、節目を越えて11年目になると、四谷消防署の消防博物館に飾ってある阪神大震災の大きな写真が撤去されたりと、露出が減ってしまうんです。いつまでも、引っ張るのもなんですが。そのとき何が起こったのかを知ることは、いざ自分たちがそういう目にあったときに役立つんですよね。企画的には、あくまでも被災地の人が作る企画ではない香りがするのですが。それが、客観性に繋がっているので、見やすくなっている予感です。また、ご実家が全壊したりということもあり、そのあたりからヒアリングをして、脚本を作っているようなので、テレビでは報じられていない事実を元にしたストーリーとなっているようです。震災の恐怖を煽るつもりはありませんが、その時、起こった事実をしることが、自分たちがそうなったときに役立つし。知り合いが、困ったことになったとき、適切に支援できる発想が身に付くと思います。今回が最終公演ということなので、おみのがしなく。【舞台|阪神淡路大震災】東京公演■公演概要● タイトル 【舞台|阪神淡路大震災】東京公演● 製作 【舞台|阪神淡路大震災】実行委員会● 上演時間 約90分● 会場 東京芸術劇場・小ホール1 住所:東京都豊島区西池袋1-8-1 電話:03-5391-2111● 開催期間 2006年6月23日(金)~27日(火)/昼5回・夜4回 計9公演● チケット 前売り3500円・当日4000円(全席指定)チケットぴあ:Pコード 363-640/ローソンチケット:Lコード37162<公演スケジュール>■東京芸術劇場/小ホール16月23日(金) よる19:00開場/19:30開演24日(土) 昼13:30開場/14:00開演 よる19:00開場/19:30開演25日(日) 昼13:30開場/14:00開演 よる19:00開場/19:30開演26日(月) 昼13:30開場/14:00開演 よる19:00開場/19:30開演27日(火) 昼13:30開場/14:00開演 夕方18:00開場/18:30開演 【2004年公演実績】7月28日~8月3日 東京 中野・劇場MOMO(動員率110%)【2005年公演実績】10月23日 新潟県立分水高校(中越)10月24日 新潟県民会館(新潟) 夜公演 10月25日 〃 昼公演 10月26日 大東中学校(岩手) 昼夜2公演 10月27日 千厩中学校(岩手) 10月28日 盛岡劇場(岩手) 夜公演10月29日 広瀬文化センター(仙台) 夜公演10月30日 エル・パーク仙台(仙台) 夜公演10月31日 東山中学校11月1日 藤沢中学校(縄文ホール)11月29~30日 神戸市/海洋博物館大ホール 昼夜4公演12月2日~4日 西宮市/なるお文化ホール 昼2公演・夜3公演 <東京公演 キャスト・スタッフ> =スタッフ=脚本・演出/岡本貴也照明/藤田典子 音響/玖島博喜美術デザイン/木村文洋録音/窪田健策舞台監督/間庭隆治、和田豊チーフ・プロデューサー/岡本貴也プロデューサー/田崎奈央、五十嵐智夫(JIN-X)広報/五十嵐葉子制作/志田健治(タコあし電源)製作/【舞台|阪神淡路大震災】実行委員会 =出演(出身地)=以倉里江子(大阪) 井上由紀(兵庫・伊丹)岩下貴子(鹿児島) 上田秀和(兵庫・神戸)上村敬治(山口) 魚谷佐知子(奈良)岡出美穂(三重) 荻原政樹(千葉)尾前憲一(熊本) 五辻真吾(石川)佐藤ゆず(新潟) 塩田憲義(大阪)志田健治(北海道) 高橋幸生(兵庫・神戸)杉田稔之(東京) 野地将年(福島・神戸育ち)藤波恵(大阪) 藤野友美子(兵庫・神戸)星ようこ(宮城) 松本昇大(奈良)声/間宮知子(東京) <後援(東京公演のみ)> 豊島区、阪神淡路大震災10周年記念事業、震災10年神戸からの発信事務局<お問い合わせ先>【舞台|阪神淡路大震災】実行委員会事務局〒130-0026東京都墨田区両国4-32-19-405(劇団タコあし電源内)http://tacoashi.com/kobe/ ←クリックしてね↑↑なんとなく面白そうだから貼り付けてみました。さてどのぐらいの順位になるのでしょうか。
2006.06.21
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王子も地上に降りて3ヶ月が経つ。王子の成長は強烈で、とにかく頭がでかくなる。ついに、GAPの被せるタイプの服の襟の部分から頭が通らなくなり、ほとんどが着れなくなってしまった。やはり肩幅とほぼ同じ幅の頭はでかい。そんな、頭のでっかい王子も、この服なら大丈夫。おおっ。なんとなく、すらっとして見えますね。これは、横のボーター柄の服を着ることで、身体の部分が横に広く見えるため、頭の幅が小さく見えるんですよね。頭の幅が小さく見えると、お顔がまんまるな王子の頭も小さく見える。頭が小さく見えると、なんなとく八頭身とまでいかないが、すらっとして見えるんですよね。いわゆる目の錯覚です。でも、他の4ヶ月の子供より頭がでかい3ヶ月の王子なんです。 ←クリックしてね↑↑なんとなく面白そうだから貼り付けてみました。さてどのぐらいの順位になるのでしょうか。
2006.05.02
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天気もいいこともあり、王子を連れて、恵比寿の「縄」という店に昼食を食べに行った。今日は「縄の市」ということで、いろんなお店が出たり、投げ銭ライブがあったりと楽しい雰囲気がある。店の前には、2.3台のベビーカーが置かれており。地上に降りて3ヶ月の王子も大丈夫という雰囲気だ。「縄」の2階に上がると。最近よく出会う顔があった。それは、絵描きの井上ヤスミチくんだ。彼は、いろんなことをやっているのだけど、気になっているのが、段ボールに絵を描いてくれるということで。王子の絵を描いてもらうことにした。まず、似顔絵を描くわけではないということ、線が太いのでいわゆるかわいい絵にならないという事をこちらが了解した上で製作に入ってもらった。所要時間は20分。あっという間に出来上がった。作品はこれです。おおお、サイコガンダムみたいに巨大な物体が空中浮遊する感じは、王子の雰囲気をなんとなく掴んでいるからおかしい。浮かんでいる船は、なんとなく、不審船のように見える。ということで、作品を買い取って持って帰ってきました。参考サイト 絵描き井上ヤスミチのホームページ http://yasmichi.com/この本の挿絵を描いています。戦争のつくりかた 著者:りぼん・ぷろじぇくと 出版社:マガジンハウス ←クリックしてね↑↑なんとなく面白そうだから貼り付けてみました。さてどのぐらいの順位になるのでしょうか。
2006.04.30
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「ロフトプラスワン」という新宿のライブハウスで「善宇宙○ダンシングオールナイト」というイベントが行われた。私は会場でタイのカオラックの津波復興住宅で作られた民芸品を販売するということで、このイベントに参加した。オールナイトのイベントのスタッフというのは、久し振りで、10年ぐらい前に、京都の「メトロ」や大阪・北新地の「カーマ」で、天空オーケストラの岡野弘幹さんとセックスピストルズの元プロデューサーとの「LEELA」というプロジェクトをベースにしたイベントの記録をしつつ、インターネット中継配信を何回かしていて。あとは、神戸のクラブでサックスとシンセサイザーでDJとからむという事をしたことがあったぐらいだ。さて、今回、オールナイトでイベントに絡んで、あらためて認識したのは「イベントはダンスで決まる」ということだ。いいダンサーがいてダンスが充実していると、ダンスによる興奮が観客に伝わり、そこから、DJもライブもVJも総て決まってくるから不思議だ。言葉では言い尽くしにくいので、写真を見て、その雰囲気を想像して欲しい。今回がこの企画では初めての試みだったことがあって、お客さんはそこそこの人数だったが。イベントの質が高かったことで、店長さんは、今後もこの企画の続編をやる気になっているみたいだった。ちなみに、ダンサーさんって、踊ることに集中していることもあり、意外に記録をとっていないケースが多いようで、こういう写真は貴重なのだそうだ。出演者などの詳細はこちらのページをご覧下さい。
2006.03.19
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勝手に妹分ということにしている女性がアート展に出展するそうなので、ここでお知らせします。入場料の一部はユニセフに募金をするとのことです。平日ではありますが、見に行きたいところですね。池袋という交通の便がいいところですので、仕事や買い物の合間に軽く寄ってみるのもいいかも。いつもと少し違った感じを得られるかも。 ◆◇◆――――――――――――――――――――◆◇◆ 『命の賛美展』 ◆◇◆――――――――――――――――――――◆◇◆ ~一日限りのアート展~ 2006年3月22日(水) 東京芸術劇場 地下一階にて開催!! 入場料300円(収益の一部はユニセフ募金いたします) どんな「いのち」も美しい。 こんな当たり前のことが、当たり前ではなくなっている現代。 私たちが、何処かに置き忘れてしまった感覚は、どうしたら蘇る のでしょうか。 『命の賛美展』は、作者それぞれの内なる思い、内なる祈りをア ートという表現方法で「かたち」として変容させています。 これらの作品を通して、森羅万象の「いのち」の重みを感じてい ただけましたら幸いです。 今回の『命の賛美展』は、一日限りの開催ですが、どの作品も作 家が長い時間をかけて「いのち」に対する祈りを込めたものばか りです。 どうか、それぞれの命の賛美を、直接肌で触れに来て下さい。 尚、収益金の一部は、次の世代を担う子供たちのために、ユニセ フへと寄付させていただきます。 皆様お誘い合わせの上、お越しいただけますことを心よりお待ち 申し上げております。 主催:(有)オフィスTEN ***************************************************************** ■2006年3月22日(水)開場12:30~終了20:30 ■東京芸術劇場 地下一階 ■アクセス JR池袋南口下車徒歩5分 (東京メトロ丸の内線・西武池袋線・東武東上線) ■入場料300円 【一部を財団法人日本ユニセフ協会へ寄付させていただきます】 お問い合わせ Tel03-3828-5070 Fax03-3828-5090 メールten@office-ten.net 『命の賛美展』HP http://www.office-ten.net/i.htm 主催 (有)オフィスTEN http://www.office-ten.net ***************************************************************** ■出展者(あいうえお順) 阿部ひろ江 飯村啓子 柴田謙司 高森雄登 天川 彩 土居春陽 廣田まりも 福田弥生 松岡享子 松田道英
2006.03.15
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今回は、イベント告知です。2/28に、新宿のネイキッドロフトで行われる「ヒーリングナイト」に、タイ・カオラックの民芸品の販売で出展することになりました。今回は、アースデイなどでもしられる、結成20年をむかえた、寿[kotobuki]が出演するので楽しみです。寿は、ナーグシクヨシミツさんのうねるギター、ナビィさんのナチュラルなうた楽しめるほか。 さらに、津波後のプーケットを追ったドキュメンタリー作品「STILL ALIVE」の音楽を担当してもらったり、愛・地球博やモーニング娘。のイベントなどでご一緒させて頂いている、岡さやかさんもきていただけます。子供から大人まで、パンクスから学校の先生まで、幅広く楽しめるイベントです。 ■P-Blog アイデア&インプレッション 岡さやかさん関連記事 ・2005年10月29日 元気環境共生都市宣言 ・2005年10月28日 児童買春について話す場 ・2005年09月14日 「モーニング娘。“熱っちい地球を冷ますんだっ。”文化祭2005 in 横浜」に出ます。 ・2005年08月27日 盗まれた時間 ・2005年04月29日 いただきます! ・2004年08月12日 満点の夜空の元で、流星という天体ショーを見ながら音楽を楽しむ ・2004年04月18日 森から海への音楽たち ○ ヒーリング ● ナ イ ト ○ その四 にちじ 2月28日 火曜友引 新月 ひらき 18:30~(予定) おわり 22:00 ばしょ Naked Loft 新宿区百人町1-5-1百人町ビル1F 03-3205-1556 http://www.loft-prj.co.jp/naked/ まえうり 2500円ドリンク付 とうじつ 3000円ドリンク付 すべての人がよくなりますように!今回は、森や動物と心がつながった岡さやかのやすらぐ歌、フラダンスもすばらしい石原としえ(tocchan)がヒーリングワークを行います。そしてワールドミュージックなど歌い継がれる島唄を歌いつづける寿[kotobuki]がステージに参加します!前回につづきVJ eetee、DJ IZUMI、ヒーリングコーナー・空鈴、出店・MOJORISING(民族楽器)/アイデアイースト(民芸品)。すてきな自分がみつけられたらうれしいです。 岡さやか http://ikebukuro.cool.ne.jp/sayakaok/ 寿[kotobuki] http://www.kotobuki-nn.com/ eetee http://nur-web.com/ MOJORISING http://www.amaneka.org/mojo.html アイデアイースト http://www.ideaeast.jp/ ●出演 ○ 岡 さやか (ピアニスト、1月21日生まれ・水瓶座) 小さい頃から自然の中にいることを心のよりどころとした。5歳からピアノを習い始め、曲をつくり家族に披露し始める。ある時、自然と心が一つになり空からメッセージが流れてくる経験をする。現在弾き語りと即興演奏を中心に、本来の自分に戻る音楽を求める。アースデイ東京、愛・地球博など環境イベント、長野の山の星空コンサートなどに出演。琴、尺八、インディアンフルートなど民族楽器との共演も行 う。CDに『手のひらの森』『水の音』など。 HP 岡さやかのいとをかしhttp://ikebukuro.cool.ne.jp/sayakaok ○ 石原としえ(tocchan) 幼少時より詩が自然とあり、小学生よりモダンダンス10年習得。90年代YOGAやアーユルウ゛ェーダを実践。その後レイキティーチャーとなる。2000年よりロミロミ、フラに親しみ、踊りと詩がふたたび人生に復活。03年よりサヨコオトナラでコーラス&踊りを担当。音楽の旅へお供している。 ○ 寿[kotobuki] ナビィ(広島出身)とナーグシクヨシミツ(沖縄出身) 沖縄の影響を受けながらROCK ファンク レゲエ ソウル ワールドミュージック等の要素をとりいれた音楽性を持ち、 琉球弧の島々で圧制を跳ね返し歌い継がれる島唄を歌い継ぐ男女二人組。 1985年、結成。バンド、ライブ活動開始 1989年、『イカす!バンド天国』(TBS)、『NHK BSヤングバトル』(NHK)などに出演し数々の賞を受賞。 1991年、エストニア・ロックサマー出演。1995年~寿町フリーコンサート11年連続出演。 海外では、中国、ベトナム、フィリピン(以上1999年)、モルジブ、ケニア(以上2001年)、チリ(2002年)、ヨルダン・パレスチナ難民キャンプ(2004年)などでライブ活動。国内では、WORLD PEACE NOW、EARTH DAY、沖縄辺野古・満月まつり、オルタナティブ カフェ、ナチュラルフードレストラン、沖縄料理店、寺社仏閣、学校、老人ホーム、 障害者施設などなど人権、環境問題、教育関係、市民運動、NGO、民族交流 等々 我ったーネット(寿ネットワーク)が広がり年間100~140本ライブ、日々全国縦断活動中。 オリジナルアルバム「いのちのうた」「月の空水の大地」 「KOTOBUKI MEETS GOD MOUNTAIN」「継いでゆくもの」 「A-YO」「寿魂」 オムニバスアルバム「チバリヨーウチナー」「てぃだぬふぁ」「タシャコール」「LIFE唄」等々~その他シングルCD、他アーティストCDゲスト参 加、三線教則ビデオや寿ブック(予定)など作品制作。 大工哲弘、ホッピー神山、おおたか静流、井上鑑、岡野弘幹、HIFANA、桃梨などともコラボレーション。その他たくさんの素晴らしいアーティスト達とアルバムやライブを作り出している。ナビィはライブ、TVナビゲーター、執筆、トークライブ等、 ヨシミツはSOLO活動、詩集制作などそれぞれ個人での活動も広がってる。 HP http://www.kotobuki-nn.com/index.htm ○ VJ eetee @nur/http://nur-web.com/ 「アゲ」「泣き」「ふしぎ」「地味渋」など作品の幅は広く、場の人と音にリンクした映像で盛り上げる。KOH-TAOのVJとしても活動中。 ○ DJ IZUMI @感謝/http://www.geocities.jp/kanshya_onyu/ ヒーリングコーナー/ ○ 空鈴 LOVE JOY HARMONY Channeling&Card Reading+Energy&Body Work by 空鈴 ○ 清見 幼少の頃より、エネルギー、心霊、神意識に関心があり、リーディング等を通 して神秘体験をしている。専門はカードリーディング、チャネリングなど。 昨年、男の子を出産し、 子育て&ヒーラーとして、楽しんでいるところ。 一般社会人として、OLや主婦経験の観点から、現実にもとずく確かなリーディングが好評。
2006.01.26
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赤い○印の、東京メトロ丸の内線と都営大江戸線が交差する本郷三丁目は、町全体が、ネスレ日本の広告で包まれていた。まず、駅を降りると、道路に桜の写真が描かれたフイルムが貼られている。そして、町中は、ネスレ日本の商品である「キットカット」の広告がついた、ポスターが貼られていたり、吹流しやのぼりが立っている。これは、ここ数年、受験生の間で「キットカット」という商品名を「きっと勝つぞ」とあてはめたことで、合格祈願のアイテムとして使われだしたことに、ネスレ日本が気がつき、今度は大々的に宣伝に使ってやろうという作戦を展開しだしたのだ。しかも、昨年は「ドラゴン桜」のテレビドラマ化や、本日家宅捜索を受けた東大出身のホリエモンなど、なにかと東大が話題(ちなみにレイザーラモンHGの影響で同大も話題)ということでだろうか、今回は桜の文様でキャンペーンを展開している。てなことで、赤門とキットカットポスター。ネスレ日本は、これだけではすまなかった。商店街の各店舗に、無料でキットカットグッズを配布したので、近所のお店に入ると店に来たお客さんにキットカットのネーム入りの手袋とマフラーがもらえたりする。ちゃっかりゲットしました。このような形の徹底した広告戦略って間近で見るのって日本では久しぶりだなあ。すっごく最近のアジア的な広告戦略なんですよね。プーケット島なんて、ビーチのパラソルがすべて銀行のものになったのだが。このパラソルも無料配布なんですよね。おそらく、ネスレ日本といいつつも、沈滞ムードの最近の日本的なやり方ではないので、アジアでの広報戦略のセクションのプランナーが絡んだのではないかという気がしてなりません。ちなみに、昭和の初期などは、戦争中をはさんでこういう広告戦略っていろいろ行われていたんですけどね。それはさておき、チョコレートによく使われているショ糖って、脳みそには、あんまりいい働きをしないと言われています。それより、ビタミンB群が豊富に含まれているカツどんの方が受験生にはいいというおはなしも。ちなみに、このカツどんを食べて、キットカットの手袋とマフラーをもらっちゃいました。
2006.01.17
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世の中、西洋科学では解明できないことがいろいろある。いや、科学で解明できていることは、この世の中で起きていることの、ごくごく一部かもしれない。デジタル技術の進歩は、人がふと見逃したり、人には見えないものを、画像データとして残し、パソコンの画面などで見ることが出来るようになった。そのことにより、科学では解明できないものを、今まで以上に、目にすることになる機会が増えたように思う。今回の写真は、丸いものをテーマに町を歩いて撮影しているとき、偶然に撮影されたものである。以前のまるいものの作品の紹介はこちら「まるいものを集めてみました」「妊婦と路上観察」「妊婦と路上観察 その2 」撮影は、富士フイルムのデジタル一眼レフカメラ、FinePix S2Proを使用。地下のアジア生鮮食品街を散策し、アメヤ横丁のあたりを撮影した後に、東京都バスの車輪を撮影ようとしたとき、後で紹介する写真が撮影されたのである。それにしても、地下のアジア生鮮食品街は、ここは、中国か韓国か台湾かと思えるぐらい、新鮮なアジアの食材がある。タイの野菜も手に入る。また、肉類も、普段スーパーなどで手に入らないものがたくさんある。豚の背油の部分も100グラム40円程度で売られているし。豚の頭も足の先も売られている。ここでは、言葉も日本語より、中国語、ハングル語の方がよく聞こえる。地上に上がると、黒人がたむろしていたりするが。そこを抜けると、今度は、新鮮な魚などが、1000円単位で売られている。安いのか高いのかわからないのだが。この独自の叩き売りは、いつ見ても感心することが多い。ここは、戦争後の闇市から発展した町である。この活気とは裏腹に、この街には、どこで、どういう風にこうなったのかわかりにくい世界を感じる。人は、闇の世界と言うかもしれないが。活気があると同時に、どこか裏側が見え隠れするという、この危ない雰囲気が、この街の魅力であり。人によっては、この街を毛嫌いする原因ともなっているだろう。そんなことを考えながら、山手線のガードしたで、信号を待っていると。目の前に、都バスが走ってきた。そこで、バスのタイヤが丸いということで、シャッターを切ったのがこの写真である。ほらほら何か見えませんか・・・人ではないのですが、動物の姿が見えます。上野動物園や科学博物館も近いことですし・・・見えない人は、少し下のほうを見てくださいな。居ますよ。居ます。そこそこ。鼻の穴の大きなブタさんが正面を向いている。しかも、両耳が手前に折れているし・・・。「ブタもおだてりゃ木に登る。」
2006.01.16
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夕刊を見ていて、気になった写真があった。これが、この写真である。この写真は大雪でガレージが潰れたために乗用車が下敷きになったということなのだが。どうみても、雪道でスピードを出しすぎた乗用車が曲がりきれず、民家に突っ込み家が大破したというように見えてしまうんですよね。おそらく、その理由は、エアロパーツをたくさんつけた、いかにも走りそうな日産スカイラインが下敷きになっているからなんですよね。写真には、いろんな情報が写し出されている事がある。今回は、この下敷きになった車である。その情報によって実際とは違う事が起きているように見える。人間のイマジネーションって不思議なものだ。
2006.01.14
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ここんところ、臨月の妊婦のお産のための体つくりのために、いろいろ歩いているときに発見した「まるいもの」を、撮影していっていますが。建築デザインにおいて、いろんなところに○があったので、その一部を紹介します。その他のまるいものに関しては、http://photos.yahoo.co.jp/ideaeast175 ここから「まるいもの」を選択してください。そちらに1000点以上掲載されています。路上編建物編中には、機能なんてそっちのけで、見た目だけのものもありますね。公園編
2006.01.13
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ここんところ、臨月の妊婦の運動ということで町を歩きながら、まるいものの写真を撮っているが、ついに1000点を超えた。このページに載ってます。http://photos.yahoo.co.jp/ideaeast175ここから「まるいもの」を選択してください。スライドショーなら一時間ぐらい楽しめます。そんなことで、うろうろしていると、いろんなものに出会う。そこで、その一部を紹介することにしよう。渋谷区は東京オリンピックで開発された所もおおいので、もう40年以上たっても、聖火リレーの真似事をする人が多いのだろう。あ、持ち方が違うか・・・日本は、もともと、右上から左下に向けて文字を書いていく文化であったが。明治時代以降、西欧文明を吸収するにおいて、左から右に横書きで、上から下に書くという風習が出来てきた。そして、ついに、縦書きも、左上から、右下に書くようになってきたのだろう。人口の10%が外国人という新宿区では、こういう表記が出てきました。ちなみに、外国人登録は、100の国と地域を越えたそうです。そのうち「無国籍」という人が10人以上もいるんだけど、どのように身分を証明して、外国人登録をしたのだろうか。微妙に世も末感がするのですが・・・大久保近辺は、バブル崩壊後のチゲ鍋ブームから特に目立つようになった韓国料理屋から韓国芸能人グッズ街にシフトしてきています。背中を折られて、逆さになっても、標識等を持っているとは関心です。郵政民営化論争で。郵便局もヤマトも共倒れで過去のものに。表示の効果でしょうか。どうも、こちらで、路上喫煙をやめた方がいるようです。星飛馬のお姉さんが、特訓の様子を覗いているような感じで柱の影に隠れている交通標識です。明らかに、交通標識の方が街灯より後に作られているようなんですが・・・今日はこの辺で
2006.01.12
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まるいものをいろいろ撮影してみました。臨月の妊婦さんは、運動不足が大敵だそうで、一日3時間は歩かないといけないということで、都内をいろいろ歩いていると。いろんなものを発見するんですよね。それを記録しようと思って撮影を始めた。でも、アイデア自体は、前回のタイでの取材最中に思いついたんだけどね。1/6時点で400枚近くあるのですが、1000枚とか、2000枚というぐらいまで集めたらいろいろ面白いことが出来るように思います。乞うご期待。http://photos.yahoo.co.jp/ideaeast175/こちらから「まるいもの」を選択してください。スライドショーで見ると、また、違った感じに見えます。もっと早くスライドするのを見たい方は、こちらにWindows Media Playerで見ることができます。http://ideaeast.jp/mov/maru.wmv撮影は、富士フィルムのデジカメFinePix S2Proを使いました。富士フイルムの一眼レフのデジカメは、ニコンの交換レンズや周辺機器が使え、発色がきれいです。現在は、この型が売られています。
2006.01.06
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本日は、クリスマスイブですが、今年のクリスマス装飾を見ていて気がついたことがあります。それは、赤と緑という、従来のクリスマスカラーが、青と白と紫がメインになってきているのだ。東京だけの傾向かと思いきや、関西も同様の傾向があるのでびっくりだ。大阪・梅田のクリスマス装飾東京・池袋のクリスマス装飾100円ショップで売られていたクリスマス装飾原因は、青色LEDの開発により、木々をライトアップをするとき、青い光や白い光を出せるようになったため、それにあわせて、クリスマス装飾も青や白になったのだと予想される。しかし、もしかすると、他の理由があるのかもしれない。たとえば・・・クリスマスと言えばサンタクロース。そのサンタクロースが赤い服を着ているのは、コカコーラがキャンペーンとして、赤いサンタを登場させたことが始まりで。コカコーラのイメージカラーである「赤」を印象付ける事に成功したというのは、広告業界でよく知られた話である。それに対して、「青」というと、ペプシコーラのイメージカラーである。最近のペプシコーラのパッケージは、以前のデザインより、赤の比率を減らし、青を強調するデザインとなっている。クリスマスパーティに赤いサンタクロースが出てきたら、コカコーラが似合っていたのだが、そこに、青や白のクリスマス装飾が飾られると、ペプシコーラのほうがなんとなくパーティー会場の雰囲気に溶け込んでゆく。そんなことを考えると、もしかすると、青や白のクリスマスツリーは、ペプシコーラの戦略もあって、普及したのではという、イマジネーションも沸いてくる。ファッション業界でも、今年の流行色を決めてから、流行色が広まるということがあるのが知られているが。そういう部分にペプシコーラが何らかの影響を与えてクリスマスカラーの色を青や白にすることは不可能ではない。コカコーラの例があるだけに、ありえるよね。なんか、そう、想像すると楽しい。LEDの色以外の原因で、どうして、クリスマス装飾が青や白にシフトをしたのか、知っている方がいらっしゃったら、教えてください。
2005.12.24
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最近は、ストーブが問題を起こしたり、スポンサーしているサッカーチームがリーグ優勝したりしている、あの会社みたいな製品を見つけました。なかなかポップなデザインで、多くの国民に愛されそうです。次回は是非親子で使えるようにしてもらいたいです。そうすれば、ブレイク間違いなしデス。それにしても、とてもポップなパッケージです。
2005.12.20
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本日より明日まで、高円寺ハートトゥーアートが開催されています。地域密着型のアートイベントで、今日は天気がよさそうなので、高円寺北公園での展示が期待が持てそうです。いま、私の家に居候をしている、ニューヨークのカメラマンも出展します。第11回 高円寺『ハート・トゥ・アート』 ●開催日/11月5日(土)・6日(日) (5日/午後2時~夜8時・6日/お昼12時~夕方6時) ●会場/・高円寺北会議室(純情商店街&庚申通り商店街の奥)・高円寺北公園・高円寺駅北口(案内所・予定) ●入場料/無料 ※メイン会場は、雨天決行 高円寺『ハート・トゥ・アート』オフィシャルHP http://www.heart-to-art.net/
2005.11.05
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ルネッサンス絵画の再現を試みている人に会った。彼は、精密画を得意としたイラストレーター(本当はマルチなのだが、一番収入が多いのがイラストだからイラストレーターと言うことにしている)だ。ルネッサンス絵画は、木の上に、石膏を塗ったり、削ったり、卵の卵黄と顔料を混ぜたテンペラ絵具を塗り。石膏とテンペラ絵具がひび割れないように、何回も何回も時間をかけて、重ね塗りしてゆくことで描けるそうだ。作成中の作品を見せてもらったのだが、なんとなく、全体的に薄い黄土色で、ハイライトの白っぽい部分と影の部分が、少しだけトーンが違うという感じだった。そして、何層も何層も画材を何層も重ねていくことで、複雑に光が反射し、奥の深い作品が出来上がるというのだ。作品が出来るのは、まだまだ先のことになるのだが、完成が楽しみだ。古い絵画は、作品が完成するまでに、何層も重ねてあるものが多いのだが、時には、失敗したのか修正した跡があったりすることが、いろんな機器を使った解析の中でわかってくるのだが。彼の言うには、見る人が、機械を使わなくても、作品の背景にある何かを感じていて、それが作品の深みとしい感じるのではないかと主張していた。彼も、イラストレーターとして、パッケージデザインとしての果物の絵や、図鑑の精密画を提供してきたのだが、原画と印刷されたものとの違いとを、常に感じていたことからの言葉のような気がする。印刷物も、カラーの場合、通常、シアン(水色っぽいいろ)、マゼンダ(ピンクっぽい色)、イエローと、ブラックの4色で表現する。また、たとえば地図などは、グレーや緑などの特色と言われる別の色のインクを重ねるなど、何層も重ねては印刷しているのだが。インクが速乾性なこともあり。原画のような深みが伝わらないという。彼は、人間は、動物的なカンで、ものごとの背景にあるものを見る力があるのだという。だから、ESPカードのテストのように、紙の裏側の図形が読み取れる人もいてもおかしくないという。←ESPカードも出てきます。ここんところのアートと言われる作品には、うすっぺらさを感じてしまう。なんて嘆いている人も多いと思いますが。おそらくこれも「背景にあるものを見る力」によってなされていると考えられます。それは、うすっぺらさを感じさせる作品を「よし」とする風潮があるからこそ、そういうアート作品が増えていると考えることも出来る。あくまでも推測だが、その背景には、「背景にあるものを見る力」が失われている部分があるのかも知れない。いや、失われているのではなく、シフトしたのではないかという気もする。「背景にあるものを見る力」は、ものの背後にあるものを感じ取る能力から、「人が求めているものを感じる力」にシフトしたのだ。その事により、直接会ってもいない人に対し「どうやったらウケる」かという事に重点が置かれるのだろう。もっと恐ろしのは、どうやったら「相手の求めている解答」を言い当てるかという事に、かなりの労力が使われているという事だろう。そのことが「背景にあるものを見る力」に掛けるパワーを奪い、背景にあるものが見えないため、それが描けなくなる、それが、作品の浅さに繋がっているのかも知れない。新しいブログ「STILL ALIVE」も見て下さいね。
2005.09.28
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陶芸家のSAKOさんが、一年間メキシコに行くということで、壮行会があった。そういや、SAKOさんとは、久し振りだ。外苑前の小さな店には、SAKOさんをメキシコに送るために、たくさんの人が集まった。顔ぶれとしては、やはり、アーティスト関係が多い。ドラム缶に絵を描く方、舞台に携わっている方、書をやっている方など、いろんな人がいる。そして、様々な活動をしている。しかし、なかなかうまくいかない事が多かったり、アメリカに行っている間はどうにかアーティストが出来たのに、日本に戻れば、アメリカのようにいかなかったという事を。実際に身にしみてしまっているから、ついついこぼしてしまっている声も聞けた。しかし、そんなことを、ぶっ飛ばす面白い話題を持ってくる人もいた。彼は、第1回出雲・玉造アートフェスティバルに密着していたのだが、その話が面白かった。このイベントは、ある旅館の人がたまたま、アートや華道に接することがあって、それを切っ掛けに、自分の旅館で、なにかしようとしたところ、周りの旅館が乗ってきて。結局は、玉造温泉旅館協同組合が、アートフェスティバルをやることとなったそうなのだ。玉造温泉は、もともと、「瑪瑙(めのう)」がとれ、それを加工して、神話の時代の太古から「曲玉」という、宝飾品を作っていた産地でもある。その古くからある、工芸文化とアートがまた、きれいにマッチングしてしまったのだという。旅館の美しく整備された庭とオブジェはきれいにマッチングするし。お年寄りも、造形物に対して、面白さをうまく感じ取り。同時に、その面白さを、お年寄りネットワークという口コミで、伝え、次々と人を連れてくるという現象が発生したという。最後には、隣の県の山口県や鳥取県からも、見に来るという盛り上がり振りとなり。一つの小さな町が、松江市抜きにどでかいことをやってしまったものだから、松江市が嫉妬してしまうという事態にまで発展したという。まあ、感覚的には、サーカスが来たぞという感覚だったみたいですが。アーティストも、町の方が温かく迎え入れてくれたおかげもあり、気持ちよく参加出来たみたいで。箱物行政の愚作のような、景観を全く考えていない建造物、玉造温泉ゆ~ゆまでも、アートの力で、楽しく、美しく、変えてしまい。会期が終わり、作品を撤去した後は「なんか、さみしいなぁ」なんて、声が街から聞こえてきたという。この話しを聞いてしまっては、さきほどまで、日本はダメだとこぼしていたのだが。こぼしていられなくなる。こういうイベントは、毎年なんて出来ないから、これから、2年に一度だとか3年に一度だとか決まってくるのだと思うが。時々、こういう、出会いの場が出来ることは、いろんな人を元気にさせるし。常に展示しないことにより、作品があったときと、なかったときの、変化を感じ取り、違いや、それぞれの良さを見つけることが出来る。時々だからいいことって、やはりあるのかなと、七夕の日に感じました。SAKOさんは、1年後に戻ってくる予定なので、1年経って、無事に、また、みんなに会えると良いね。SAKOさんのページhttp://www.jade.dti.ne.jp/~as-gumbo/第1回出雲・玉造アートフェスティバルhttp://www2.crosstalk.or.jp/onsen/artfest/玉造温泉ゆ~ゆhttp://www2.crosstalk.or.jp/onsen/ryokan/yuuyu.html★まがたまグッズ★★めのう製品★「まがたま」にしろ「めのう」にしろ、神秘と神聖さとパワーを感じる商品が多いですね
2005.07.07
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銀座のいくつかの画廊が、青空の下に集まるというイベントに参加した。このイベントは「銀座おあぞらdeアート」と名付けられ、銀座の数寄屋橋の近くにある、泰明小学校の校庭で行われた。泰明小学校は、銀座の繁華街の中にあるレトロな雰囲気を持つ小学校で。昭和4年に竣工それた校舎は、半円アーチの窓、入り口の柱とか。そしてフランス貴族の館から寄贈された門など、とても、趣のある校舎です。この校庭に、銀座のたくさんある、画廊のうち、10廊弱が、若い作家さんの作品を中心に、青空の下で展示した。少し、風が強かったが、好天に恵まれ、とても、気持ちよく。こんなところで、作品を見ることが出来るのは、とても楽しい。おそらく、このイベントは、銀座の画廊さんのお客さんを、イベントを通して、共有することで、アートの街としての活性化を図るとともに。開放的な空間でのイベントでの新規客の獲得というか、アーティストと市民が触れる機会を作ることで、いろんな人が、アーティストの活動を支援できる環境づくりを目指したところがあるに違いない。このイベントは、作品を見るだけではない。たくさんのワークショップを通じて、アートに参加できる趣向となっている。私は「ピンホールカメラ撮影」に挑戦した。ピンホールカメラというのは、小さな穴を通じて光を通すと、レンズと同じ効果が出るという特性を利用して作ったカメラだ。今回は、ポラロイドカメラを改造して作った、ピンホールカメラを使った。実は、このピンホールカメラのデジカメ版というのは、防犯カメラなんかに使われていたりするんですよね。さて、ピンホールカメラは、小さな穴を通して、光をフイルム(今回のポラロイドカメラは、感材の付いた感光紙)に当てるため。通常のレンズを使ったカメラより光の量が少ない。だから、シャッターを開ける時間を長くすることで、きれいに写るように調整する。ちなみに、防犯カメラの場合は、CCD素子などの感度を上げて、対応。しかし、この光を当てる時間の調整は、とても繊細で、普通は、カメラの中に入っている、コンピュータが計算して、シャッターを開ける時間を調整するのだが。今回は、人間の手で、調整しないといけない。そんなこともあって、今回使う改造されたポラロイドカメラは、手動シャッターだ。ちなみに、この日は、晴れていたので、撮る場所にもるが、2-4秒という感じらしい。簡単な説明を受け、撮影開始。今回は、1人、5枚だけ撮影が出来て、そのうち、1枚を選んで、それを、アート作品として、提出し、後日(5/24-29)に、作品展を開いてくれる。また、写真作家さんや、画廊の方が、選んだ、優秀な作品については、賞が与えられるそうだ。さて、せっかくの作品づくりなので、まず撮影場所を選ぶ。レトロなデザインの校舎だけに、この校舎を活かしたい。また、シャッター速度が遅いので、動きがあるものを撮影すると、ぶれてくれるので面白い絵が撮れる。また、視点を、普段の視点から変えてみると、違ったものが見えてくる。それを、撮影をするのも面白い。構図を選んで、1枚目を撮影をする。どうしても、シャッターを空ける時間の感覚がつかめていないので、きれいに写らない。きれいに撮れだしたのは、3枚目ぐらいからだ。そのうち、手動シャッターということを利用して、多重露出という、何回かに分けてシャッターを開く方法などにも、チャレンジできるようになる。そんなことで、撮った作品です。これは、提出した作品ではないのですが、けっこう気に入っています。右の写真の赤いのは、金魚です。いやあ、はまりますね。追加情報。先日、写真展の案内のハガキが届きました。すると、なんと、すどう美術館賞ということで、入賞しているではないですか。賞品もあるみたいですので、楽しみです。「はじめてのピンホール写真展」すどう美術館 東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル 電話 03-3547-1016期間 5/24-29開館時間 火-金 12時-20時 土・日 11時-17時
2005.05.08
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4/29.30の2日間、愛・地球博でイベントやります。愛・地球博といっても、名古屋市内のサテライト会場である笹島会場 デ・ラ・ファンタジア http://www.delafantasia.jp/ です。こちらは、激混みのリニモや、座っていけるけど、時間の掛かるシャトルバスに乗らずに行けるし、入場無料ということで、気楽に楽しめる愛・地球博です。今回は、市民展示館内のエコライフプラザ http://www.ecolifeplaza.jp/ でのイベントとなります。どのような内容かというと、去年の8月に、流星を見ながら、音楽と朗読を楽しむというイベントのメンツで行います。関連記事 http://plaza.rakuten.co.jp/ideaeast/diary/200408120000/今回は、NPO国産材ワークショップの一環ということで、「季節はずれのサンタクロース」という、危機的な日本の森林を舞台にサンタクロースと子供たちの心あたたまる物語に、ピアノの即興演奏が加わります。私はと言うと、即興演奏に合わせて、効果音やら、エフェクターなどを使い、音響をいじくるわけですが、音だけでない、いろんな仕掛けを考えています。リハーサルもこれからなので、どうなることやら。こうご期待。名古屋地区の人、是非遊びに来て下さい。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■NPO国産材ワークショップ朗読&演奏会「季節はずれのサンタクロース」入場無料 日時 4月29日(金・みどりの日)15:00(予定) 30日(土)14:00(予定) 朗読 松田和義(株式会社松田ホームサービス) 演奏・歌 岡さやか(ミュージシャン) 音響 東山高志(IDEAEAST) 原作・解説 岡本功(NPO国産材理事) 内容 危機的な日本の森林を舞台にサンタクロースと子供たちの 心あたたまる物語が始まります。 物語の展開にあわせて即興演奏+ミニコンサート 企画 NPO国産材 NPOレインボーhttp://kokusanzai.jp/chikyuhaku.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2005.04.18
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4/16.17は、第10回「高円寺ハートトゥアート」だった。http://www.heart-to-art.net/この「高円寺ハートトゥアート」は、地元密着型のアートのフリーマーケットで、今回は、10回目を迎える。地域密着型といっても、商店街や自治体が始めたわけではなく、高円寺の近くに住んでいる、エディターさんを中心に、いろんなアーティストが集まって始まったイベントだ。去年の春の高円寺ハートトゥアートの一日目は、雪で大変だったのだが、今年は、3月から4月に日程を変更したためか、お天気に恵まれている。高円寺の駅に着いた。いつもなら、高円寺の駅前にも、サテライト会場があって、なにやらやっているのだが、今年は、高円寺の駅前は、工事をやっているために、イベントが行われていないので、本当にやっているのかなという感じだ。とにかく、会場方面に向かう。商店街の電柱などには、会場案内の矢印が貼られているので、会場には、すんなりといける。そして、一番大きなサテライト会場の公園にたどり着く。アクションペインティングをしている人やら、いろんな、アートグッズを売っている人がいて、天気も相まってとても楽しい雰囲気である。近所の子供たちも、アーティストたちに混じって遊んだり、作品作りに参加している。なんか、とてもほのぼのとした雰囲気だ。そんな、公園いっぱいのアートを楽しんでいると、主催者のわたなべさんが自転車にのってやってきた。実は、今回の、公園いっぱいのアートは、とび職の人が手伝ってくれたから出来たとのこと。公園を囲むように、足場用のパイプで組まれ、そこから、キャンパス代わりの、板などが吊されているが、その足場用のパイプを、とび職の人が、3人で、1時間ぐらいという素早い作業で組んでしまったのだそうだ。とび職とは、建築=アーキテクチャーの業界の人だが、アートもアーキテクチャーも、もとの語源が同じだという事を聞いたことがある。建築の技術が、公園いっぱいのアートを支え、そこで、子供たちが、アートを体験しながら遊んでいる。アートを通じて、表現する人、働く人、楽しむ人、育つ人が一体になっている風景だ。10回という節目を迎えた、高円寺ハートトゥアートだが、今後どのように、地域と繋がって発展していくのか、とても楽しみである。
2005.04.17
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散歩をするついでに、家の近くのギャラリーにたち寄ってみた。新宿通から、2.30メートル入った所の2階にある、小さなギャラリーだ。入って気が付いたのだが、今回は、女子校の学生を題材にした写真だった。女子校で男性の生徒がいない、カメラマンが女性という事もあり、油断しきった表情やしぐさが、なんとも微笑ましい。この写真を撮るのは、なかなか大変だったらしく、学校で撮影された写真が悪用される事件があるために、企画書を提出し、許可をもらい、そこの学校が特定できないように、アングルに気をつけたり、写真を修整したという。ここんところ、同居人が、来年の「愛・地球博」の会場で配る予定のフリーペーパーに掲載するために、食事中の写真を撮っているが、油断している時の方が、微笑ましい写真が撮れるそうだ。大きなカメラで撮ったら、カメラを意識して、だんだん、モデルのように撮れていくという事があるそうだが、カメラを意識しない、油断した状態でも、面白い作品が撮れる。写真というものは、とても面白い。安井千穂写真展「となりのせきのおんなのこ」12/26(日)まで 詳細はこちらをクリック
2004.12.23
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ハウスシェアリングをしている一人が、編集した本の初売りがあったので、神戸のオリエンタル劇場に行った。今回の本は、演劇集団キャラメルボックスのプロデューサー加藤昌史氏の本で、「SKIP」の神戸公演の初日から、発売になった。演劇集団キャラメルボックスは、来年20周年を迎え、上川達也などが在籍する劇団ではある。彼らは、演劇界では、いまひとつ高い評価を得ていないにもかかわらず、独自の路線で、独自のファンを獲得し、年間15万人近くの観客を動員する劇団である。年間15万人というのは、かなり大変な数字で、サッカーJリーグのJ2クラスの1チームの年間動員人数と匹敵する数字で。一度の公演で800-1000人ていどのキャパシティしかない、劇場で達成してしまうというのは、至難のわざとしか言いようがない。そして、彼らは、様々な商品開発も行い。それでも、かなりの売り上げを示しているようだ。今回の「嫌われ者のすすめ」も、そのような、演劇関連ビジネスの一部のようだ。さて、会場に、開場前につき、販売ブースを見る。販売ブースには、様々なグッズが並んでいるが、その右端に、新商品のコーナーがあり、人が入れるぐらいのアーチがついている。おそらく、ここで、劇団の誰かが、出てきて販売するに違いない。もちろん、その前に、本日、先行発売の「嫌われ者のすすめ」が平積みされている。開場してしばらくして、キャラメルボックスの加藤プロデューサーがやってくる。そして、その新商品のアーチの中に入って、直々に、売り子を始めた。そして、買った人には、もちろん、サインを書く。開演までの、あっという間に、30冊近く売れた。実は、この本、表紙に仕掛けがある。それは「演劇人生ゲーム」なのだ。内容は、事実に基づいているので、ファンだけでなく、演劇やエンターテイメントを仕事にしている人には、泣ける内容が書いてある。これだけでも、本代がでそうなぐらいの内容だ。実は、この人生ゲーム。製本が大変だそうで、機械で折ることが出来ないため、全て手で折っているという、手間の掛かりよう。今回の発売においても、書店流通に回すより先に、神戸に先に何百部を送ってもらったそうだ。それにもかかわらず、あっという間に30冊も売ってしまっては、あと、数日で、在庫が無くなるのが目に見えている。ちなみに、この本です。嫌われ者のすすめ 著者: 加藤昌史 表紙の加藤さんの写真は、なんとなく、ホリエモンに見えるのが、タイムリーというか、なんとも可笑しい。さて、私たちは、席について、引き続き、観劇となった。今回は「SKIP」という、ライトなSF小説を原作とした作品だ。高校生の意識だけが、いきなりタイムスリップして、将来の自分にのりうつってしまうというストーリー。幸いにしてか、高校の先生になっていたので、新たな、立場の違う学生生活を満喫してしまうというような話しだった。劇の始まる前に、ちゃんと、新商品などの紹介コーナーがあったりと、なかなか商売が上手いのも、楽しめるし。公演中に携帯電話が鳴らないようにするための注意までもエンターテイメントにしてしまうのもなかなか楽しい。そんなことで、新しい本がどんどん売れていくのをを見るのも嬉しかったし、劇も楽しかったということで、2倍以上楽しんだ、新神戸オリエンタル劇場でした。ちなみに、この本は、とても面白いのですが。書店対策の弱い小さな出版社のため、本屋さんでは、なかなか見つからないので、楽天ブックスなどで購入する方がいいかもしれません。買う人は、こちらからどうぞ
2004.11.04
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アースデイの時に買った、リサイクル自転車の「銭湯スペシャル」をより、実用的にするために、改造工事を行った。今回は、銭湯の雰囲気を出すために、よく壁面に描かれている、富士山の絵を取り付けること。そして、脱着式の洗面器が入るスペースに、かごを取り付ける事ができるようにした。このリサイクル自転車は、いかにも、リサイクル自転車というイメージをぶっ飛ばすために、アーティストが、企画・制作を行った、アート作品でもある。江東区か、江戸川区か忘れたが、リサイクル自転車に、いつか帰ってくるという「幸せの黄色いハンカチ」のエピソードと重ね合わせて、真っ黄色に塗ったモノを販売したという事があったが、いかにも、リサイクル自転車という雰囲気があった。こういう、いかにも・・・・という感じをぶっ飛ばすのが、このR-CYCLEだ。R-CYCLEは、銭湯スペシャルの他に、アニマルプリントを施したモノなど、様々なものがあるそうだ。何かのイベントに合わせて作られるので、もし、見かけたら、即買いだと思う。これが、銭湯スペシャルです。R-CYCLEには、全て、シリアルナンバーが振られている。アートワークは、プレートの裏側や、ライトなど細部まで及んでいる。そして、石英やニカワなど、日本画の画材など、様々な素材でペイントされている。そのせいか、約2ヶ月で、色が変化したりと、風合いが変わるというおまけ付き。
2004.06.20
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アートイベントの検索サイト「POSTCARD」(http://www.postcards.jp)に、一枚の封書が届けられた。その中に、個展のチラシが同封されていた。だが、「POSTCARDS」は、その名のとおり、ハガキまたは、ハガキ大のものしか掲載しないという企画なので、残念ながら、この送られてきたチラシを掲載するわけにはいかない。しかし、せっかく、送られてきたものだし、もしかすると、会場にハガキがある可能性もあり、その個展が開かれている、会場に足を運んでみることにした。ここは、ギャラリーアートサロンII(http://www.artsalon.co.jp)というところで、千葉駅の西口から歩いていける所にあり、西千葉駅、西登戸駅からもほど近い、住宅地にある。JR千葉駅付近は、様々な商業施設が建ち並び、かつてのSF映画のように曲がりくねった高架軌道の上に、新交通システムが、ビルを避けるように走っているが、その一方で、西口は、寂れていて、すぐに閑静な住宅地になっており、典型的な地方都市のJRの駅の様相を呈している。そんな、住宅地の中に、喫茶店を併設したギャラリーがあった。今回は、高円寺ハートトゥーアート・エコーズ2に出展していた、谷口さんの銀座で行われた個展の会場で知り合った、板垣さんの個展が行われていた。谷口さんは、昆虫をモチーフにした作品を多く作っているが、この板垣さんも、昆虫や植物をモチーフにした作品が多い。今回は、油絵の作品と、油絵の作品と同じ構図だが、インクで書かれた絵に和紙やら布を貼り付けたものと、同時に展示していた。今回は、ギャラリーのうち2室を同時に使っているために、片一方は、油絵、そして、もう片一方が、インクで描いた作品と分けて展示。回っているうちに、これらが、対になっている事に気づき、もう一度、作品を見たくなるという、レイアウトになっていた。東京のギャラリーは、土地代が高いこともあるのか、狭いスペースを有効に使おうという感じが強いが、ここは、ゆったりと広く使っているという感じだ。そして、このギャラリーと、喫茶店が併設されているのも、面白い。ここには、各種美術関係書籍や、美術雑誌のバックナンバーが置かれている他に、ちょっとした、アーティストの作品なども販売されている。このギャラリーのオーナーが、飲食店のオーナーでもあるという事が、このアートサロンと併設した喫茶スペースを作る事への切っ掛けとなっていると思われるが、アート作品が、簡単に売れない状況の中で、他の収入源をもち、しかも、その収入源は、既に実績のあるものであるというのは、長く、アートサロンとして続けていくには、有利だと感じた。しかも、アーティストや、アートが好きな人が気軽に集まれる場所となっていて、作家さんと少しお話ししていると、次の個展をなさる作家さんがちょこっと顔を出し、今回の作家さんから、次回の作家さんを紹介してもらったりと、このアートサロンから、コミュニティが出来上がっていっているという事が見えていた。人が気軽に集まれる場所が、少ない日本の街にあって。このような、アートサロンの存在は、コミュニティの核の一つになるだろう。だが、個人の力というか、一企業の力や熱意でしか、コミュニティの核を作れていないという現状も同時に感じた。ここも、オーナーが変わったりすると、せっかく出来たコミュニティの核となる場も無くなってしまう確率が高い。これから、ここに集まる人が、どのようにアクションし、この場所を活性化させ、どのように運営に関わり、存続させていくのか、少し気になるところだ。
2004.05.24
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朝から、雨というか、雪が降る中、高円寺ハートトゥーアートに行ってきた。イベントは、いい天気の日に行くのもいいが、悪い天気の日にいくと、一部中止になったり、観ることが出来ない事がある。だが、その一方で、意外にゆっくりと楽しめたり、突発的な豪華キャスト参加の出し物が出たりと、それは、それで、いい天気の人は違う楽しみ方が出来ることがある。とはいえ、今回の高円寺ハートトゥーアートは、かなり大変だったようだ。まず、数日前からの突風。告知のポスターが飛んでいくならまだしも、野外の大型造形物の設営や管理が大変だったそうだ。そして、当日の雪、そして、雨。メイン会場は、高円寺駅から、徒歩5分とはいえ、この天候では、客足が遠のく。とはいえ、足場が悪い中、足を運んだなら、運んだで、いいことがある。やはり、作家さんとゆっくりお話できた所だ。今までの、高円寺ハートトゥーアートで、一番、ゆっくり、作家さんとお話が出来た。切り絵やさん、妖怪やさん、時計屋さん、アクションペインティングやさん・・・・。今回は、ちょっとお金を持ってきて、衝動買いが出来るようにしたのですが、思惑通り、衝動買いをしました。それは「第六指」と名付けられた時計で、真鍮と皮で出来ていて、手の甲から、時計が指のように生えているように時計がついている。これが、どこか古いようで、そうかというと近未来的な雰囲気を持っていて、この時計自体が、時間を超えて存在しているようだ。この時計屋の向かいのブースの妖怪屋さんは、架空の妖怪が何十体も並んでいて、中々壮観である。その片隅に置いてあったポストカードでは、これらの妖怪を、自然の中に置いて、撮影したものがあった。これが、見事に、その自然の中にとけ込んでいた。妖怪は、自然の中、生活の中に存在する。身近な神様といわれる。展示されていた妖怪は、妖怪図鑑に載っていない妖怪たちだが、この作家さんに見えた、ちゃんとした妖怪で、この作家さんが、妖怪を忠実に再現したからこそ、自然の中や、生活の中にとけ込んだのだろう。切り絵やさんは、とにかく、何でも、切り絵にしてしまうし。アクションペインティング屋さんは、とにかく、暴力的に、だるまでもなんでも、ペインティングしてしまう。ちょっと風邪をひいていて辛そうだったけどね。別会場の銭湯で行われたライブにも行った。なぜか、金曜日の夜中12時頃に、高円寺のガード下で演奏するバイオリンデュオや、ウクレレで、乗りのいい演奏をする、パーカッションの女性に頭の上がらないバンドなど盛りだくさんだった。こちらも、少し余裕を持って観ることができた。こちらは、お楽しみ抽選会つきで、2等が当たったのはいいが、アドビシステムズのルービックキューブが当たって少し微妙な気分。いま、アドビのプリミエ、アフターエフェクト、オーディション、フォトショップと戦ってる最中だし・・・・。まあ、そんなことで、堪能してきました。明日、3月21日までなので、お見逃しなく。土日は、高円寺駅を、中央線快速が通過するので要注意。
2004.03.20
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[誰も知らないカトラント王国 - 7人のイラスト展]に行ってきました。これは、イラストの専門学校での出会いそして、quatreという小冊子を通して知り合った、櫻井美奈子、金子典生、池田百代子、ふるやたかし、末永あき子、おぐらきょうこ、スズキトモコの7人のイラストレーターのグループ展だ。小さなギャラリーを「ヨーロッパのはずれにあるカトラントという小さな王国」と設定し、部屋を、空港、キオスク、アクセス鉄道、街(朝・昼・夜)、教会、墓場、宮殿、湖、カフェテリアなどと想定し、それぞれのテーマに合った、イラスト、グッズなどのアイテムが展示されている。普通、グループ展というと、一人当たりのスペースを決めて、そこに作品を陳列したり、点数を決めて展示する事が多い。ところが、このグループ展は、全体のテーマを決め、テーマを持ったブースにおいて、それぞれ、リーダーを配置、それぞれのブースには、全員の作品が展示されているという風になっている。たとえば、キオスクのブースの特産品のチーズのパッケージでは、基本的なデザインは、メンバーの一人が行い。その中に、それぞれのイラストレーターの作品が描かれることによって、7種類の個性的で且つ、統一感の取れたチーズが並ぶ。これが、各、ブース毎に、展開され、しかも、全体も、うまく統一感が出ている。これを実現するために、約一年間、何度となく話し合いを続け、コンセプトを決め、アイデアを出し、それをまとめ、形にしていっている。今回の7名は、イラストレーターとはいいながら、殆どはデザイナーと兼業とのことだ。なるほど、納得。そうなんです。このグループ展は、デザインされているのである。通貨、切手、空港の案内図、町並みなどの部分から、カトラントという架空の国の世界観を、完全にデザインしている。これは、アーティストというより、デザイナーの仕事なのだ。そういや、以前、プランナー仲間と「プランナーにしろデザイナーの究極の仕事は都市計画だね」という話をしていた。今回のグループ展は、小さなギャラリーにある架空の国とはいえ、都市計画、国のデザインをした。これは、まさにデザイナーの仕事なのだ。航空券案内ハガキが、航空券になっているガイドブックとメントースメントースは、よく見ると、オリジナルデザイン
2004.02.11
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ビデオ製作をするにおいて、映像作家やビデオカメラマンは、40歳以上というか、50代が多い。テレビが産業となり、映像スタッフの必要性があった事が、作家やカメラマンの数に反映している面もあるが、やはり、映像に対する執着が強いのだ。それは、なんといっても、映画世代という部分が大きい。先日会ったカメラマンは、20歳ごろは、年間200本の映画を見たという。当時は、2本立て、3本立てが多く、半日映画館で暮らすという感覚だった。また、この2本立て、3本立ては、一本あたりの映画のコストが低いことも、たくさんの映画を見ることになっていると思う。今なら、レンタルビデオで、一週間、7.8本借りても、それだけ見ている人は少ない。それに、映画以外にも、ゲームや漫画そしてインターネットなど、時間をかけるものがある。とはいえ、映像作家は、決して20代、30代が少ないわけではないように思う。30代から40代の映像作家は、漫画や特撮、アニメに影響されているし、20代から30代は、ゲームやアニメに影響を受け、そちらの業界で力を出している。ただ、若い作家において危惧するポイントは、一般的にわかりやすく説明するのが、下手で、なんとなく、身内ウケ、業界ウケが見えてしまう。また、カット割りや、構図はいいのだが、光に関する感覚が弱く、どこか後でデジタル処理をする事に甘えているように思えるように感じる。これは、裏を返せば、創作には向いているが、ドキュメンタリーなど事実を撮り伝えるには、あまり向いていない。インターネット時代になって、二次三次情報が氾濫する中、一次情報が大切になってきている。そして、二次三次と情報化するにあたり、事実をいかに伝えるかがも重要だ。インターネット時代だからこそ、事実を伝えられる、映像作家やカメラマンが大切になってきている。IT化には、ついて行きにくいかもしれないが、インタへーネット時代だからこそ、40歳以上の映像作家やカメラマンが必要となり、また、そのノウハウを若い世代に継いでいかないといけない。また、40代になると管理職になり、現場を離れてしまうという、民放などテレビ業界も、もう少し、ノウハウを若い世代に継ぐ仕組みへの変革が必要であろう。BSデジタルが始まって以来、放送の質が落ちている。もちろん、スポンサーの数はかわらないのに、放送枠だけ増えたという現実もあるが、金銭以前に、人をうまく使わない限り、いい放送は出来ないであろう。このままでいけば、今から10年後には、日本の映像製作能力は急激に低下すると予想している。それを防ぐには、収益構造の変革と、先人の技術を引き継ぐという、マネージメントと現場の両方のアクションがないと防げないように思う。
2004.02.07
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「馬車道」という、埼玉県を中心に存在する。明治時代テイストとスパゲティがウリのレストランでランチを食べた。ここの明治時代テイストは、徹底していて、窓はステンドグラス風、客席を囲う濃い色の木で作られた縦の桟の柵、女性店員のユニフォームは「すみれ女史」と言われる袴姿という具合である。そこで、ランチを頼み、料理が届くまでの間、ふと、店内を見て気が付いた事があった。それは、窓や照明は、明かり取りというより、影を楽しむように作られているという事である。現在の建築物の多くは、広い窓と明るい照明で、部屋の隅々まで、明かりが届くように作られている。部屋の隅々まで、明かりが届くと、全てのものが、明瞭に見える。その一方で、立体感が失われ、ベタっとした感じになる。ところが、馬車道の明治時代風の窓や桟、薄暗い照明は、影をつけることで、明るさを調節し、装飾品の立体感を強調する。これは、ステンドグラス風の複雑な紋様の窓の桟から出来る、影が作る紋様と共に、影を大切にしている。影を大切にした窓や部屋の作りは、昭和初期の建築物にも見られる。甲子園には、戦火と震災を耐えた、いわゆる、ハイカラな作りをした、大正から昭和初期の住宅が残っている。そこには、様々な、丸い窓、複雑なグラフィクを描く桟や、柵を見ることができる。これらは、見た目の形状の面白さだけでなく、影を作り、光の量をコントロールする機能をもっているように感じる。さて、このように、窓の考え方が変わったのは、蛍光灯の普及があるのではないかと思う。蛍光灯は、太陽光や電球という点から出る光ではなく、直線や円形など、線で出る光だ。そして、蛍光灯を横に並べる事により、面の光源になる。蛍光灯のない時代は、一点から出る光を拡散させ、影を少なくするために、障子を貼ったり、複雑な桟を取り付けそこで反射させるなど様々な工夫をすることで、明るさを調整していた。そして、蛍光灯という、面での照明が実現した事で、いろんな工夫で光をソフトにする必要がなくなった。これは、いままで、出来なかったことなので画期的なことだったに違いない。そのおかげで、部屋から、影がなくなった。手に入れたものもあれば、失ったものもある。それが、部屋における「影」である。(参考)甲子園近辺に残る大正-昭和初期の建築物
2004.01.28
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幡ヶ谷にある、このコンビニエンスストア、なんとなくパチンコ屋に見える。駅前商店街というロケーション。店頭にぎっしりと放置されている自転車。白く光沢のある壁。銀色に輝くサッシ類。窓の大きさ。窓ガラス上部の日よけ用のタペストリ。天井に並んだ蛍光灯・・・。とにかく、どことなく、パチンコ屋に見える。○○らしさって、どこで、感じるのだろうか。
2004.01.26
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人は、大人になる過程で、多くの夢を失っていく。しかし、一度は失いつつも、夢見る気持ちを忘れずに、細々と続けていった結果、ちょっとした切っ掛けで、夢を手にする事がある。そんな話しです。この人に出会ったのは、いろんな偶然の積み重ねでした。先週行われた「21人+α の個展たち」の会場に案内ハガキを持ってやってきた、一人の作家一人の作家の個展を、たまたま、仕事で、近くに行ったので見に行った。個展の行われている部屋に入ろうとすると、隣の部屋の人に「作家さんは、いまいないよ、4時ごろになったら、戻ってくるよ」と声を掛けられた。これが、パソコンを切っ掛けに画家になった外村さんとの出会いだった。しばらく、近所の画廊を廻って、もとの部屋に戻り、先週会った作家さんと、無事に会えたので、知らせてくれたお礼にと、声をかけてくれた外村さんの部屋に行った。動物の絵を中心に展示され、ちょっと雑なつくりの素朴な手作りの額物に、多くの作品が収められている。これは、仮の額縁で、お買い求めになった場合は、別の額縁がつくという。額縁売りじゃないのだから、これで、いいと思うのだが、なかなか既成概念に囚われていない人である。外村さんに、奨められるまま、部屋の中央にある、椅子に座った。「お隣さんのお知り合い?お隣の作家さんは、私より若いけど、キャリアが長いから、売り込み方を良く知っているよ」まずは、そんなところから話は始まった。外村さんは、50前後の方なのだが、画家になったのは、最近らしい。その切っかけは「水彩」と名のつく、NTTデータが作った、ペイントソフトである。低価格なこのソフトは、値段の割りに、奇麗な絵が描けるのが特徴で、フォトショップやペインターなど、定番のドロー系ソフトの何分の一かの値段で、繊細な色調の絵が描けるソフトである。私も、7.8年前、パソコン雑誌の仕事で、このソフトに出会い、その優秀さを感じていたソフトで、国産パソコンソフトの中でも傑作の一本だと思っている。外村さんは、この「水彩」を使い、マウスを使って絵を描き出し、ホームページに掲載したところ評判が良かったために、作品を次々と作ることになる。そのうち、何度もコンテストに入選するようになってから、マウスから、筆に持ち替える。そして、今から3年ほど前に、40代半ばを過ぎてから、地元の宮崎にて初めての個展を開き、そこから、様々な出会いがあり、一昨年あたりから、銀座で、半年に一回のペースで個展を開く事になったという。長男で、一人息子、保守的な気風のある、宮崎で、一度は、あきらめた画家への道。サラリーマン時代も、ぽつり、ぽつりと、作品を描いていたが、一本のパソコンソフトとの出会いから、画家へになりたいという夢が現実のものとなった。しかし、画家という作家として生きていくのは、なかなか厳しい。銀座で、個展を開き、作家としての形となったが、ビジネスとしての、作家活動としては、これからも、やるべき事が山積している。これから、どのような活動をしてゆくか、楽しみである。★情報★1/24日まで、個展をやってます。「空を思う」外村直之(ほかむらなおゆき)銀座 小野画廊IIhttp://www.postcards.jp/2004/01/24ono2b12.html ★参考ページ★ココナッツのホームページhttp://www.dango.ne.jp/hokamura ペットの肖像画も描いてくれるそうです。こちらへ肖像画のいいところは、一瞬を切り取る、写真では捉えられない、そのものの特徴を、同時に再現できることです。一つの絵を描くときに、多くのデッサンをするのは、微妙に違う様々な角度から、様々な時間で見ることで、そのものの特徴なり魅力を描きとめるからです。人間より短い命のペットの記録を一枚に収めるには、肖像画はオススメです。「水彩」http://www.nttdata.co.jp/services/suisai/ 「水彩」はここで売ってます。
2004.01.21
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アートイベントの紹介サイト「POSTCARDS」を開設して、2ヶ月少し経った。去年の年末には、Yahoo!Japanにも掲載され、1/8には、My Yahooに載ったために、一日、IPアドレスの重複なしで2000カウント増えるなど、少しずつ知名度も高まってきた。そのおかけででか、朝から「ハガキを印刷したいのですが」という問い合わせ電話が掛かってくるなど、いろんな事が起こる。新しい会場の案内状を頂いた所には、なるべく足を運ぶことにしている。昨日から、銀座で行われている個展があったのだが、昨日は、なんとなく、行く気がせず、自分のページの「おすすめ新着」を見ると「銀座で個展!?」と書かれている。それで、リンクを辿っていくと、どこかで、見覚えのある画廊の名前が。そう、昨日、行こうとしていた個展と同じ画廊のフロア違いの別室で、それぞれの個展が行われていたのだ。びっくり。そういう事で、銀座に向かおうと、部屋を出て、ポストを見ると、郵便物が何通か届いている。大阪からや、いつもDMをくれるトマトが大好きな主人のいる画廊、先日紹介した高円寺の画廊、そして、画廊廻りをした時いろいろアドバイスをくれた画廊からは、なんと「水木しげる展」の案内ハガキが届いた。今晩は、スキャニングが大変だと思いつつ、銀座に向かう。まず、一階の個展を見に行く。いままでは、夏らしい涼しい感じが多かったそうだが、今回は、冬をテーマにしているという。少し、清々しくキリッとしつつも、どこか温かくしようとしている部屋の雰囲気も伝わってくる。大きな作品から、手軽な小さな作品まであり、ハガキに印刷された作品など、数点は真っ先に売れていた。次に、下のフロアへ行く。そこでは、楽天広場でブイブイ言わせている人がけっこういる、21時から倶楽部主宰「21人+αの個展たち」である。ここは、なんとなく、文化祭のような楽しい雰囲気と熱気で満ちていた。なんか、いろいろ、談笑していると、同じ会場で、来週個展を開くという女性が入ってきて、案内ハガキをゲット。そういうことで、今日は、一日で2桁ハガキが増える事になった。これから、どういう事になるやら。参考ページ「21人+α の個展たち」http://plaza.rakuten.co.jp/shimma/006000 http://plaza.rakuten.co.jp/fujianienter/ちなみに、「21人+α の個展たち」の会場での情報によると、今回の「水木しげる」の作品展は、荒俣宏など、妖怪に詳しい人の協力を得て、妖怪についてさらに深化しているそうである。★本日の成果★
2004.01.13
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POSTCARDSに新しい、ギャラリーの情報が届くと、なるべく足を運ぶことにしている。そういうことで、高円寺の近くにある「ギャルリー・ジュイエ」に行った。この「ギャルリー・ジュイエ」は、まだ新しいギャラリーで、高円寺駅から北に商店街を抜け、早稲田通り沿いに、少し西に行ったところで、コンクリート打ちっぱなしの小さなマンションの一階にあった。キャラリーに入ると、いきなり、女主人に声をかけられた。そういえば、女主人のギャラリーが多いような気がする。大阪の Studio J、銀座の ギャラリー舫や、Gallery Nike、銀座九美洞ギャラリーなど、訪問した所の、半数は女主人のような気がする。まあ、今回のギャラリーは、貸しギャラリー主体なので、少し趣が違うが、やはり、女主人が多い。さて、話は戻って。この「ギャルリー・ジュイエ」は2003年9月中旬オープンした、まだ新しいギャラリーで、しかも、テナントで入っているわけではなく、建物自体も独自に設計し施工されている。また、高円寺駅から、徒歩10分という、位置であり、来たからには、きっちりとしたスペースでありたいとの、オーナーの意向もあり。それだけに、いろいろな、オーナーの拘りが見える。まず、右の奥にある、幅1.5メートル弱の奥まったスペース。この適度な閉塞感は、ちょっと気持ちがいい。しかも、その部分だけ専用の照明の系統があるために、ちょっとした演出に使える。そして、天井が少し高いのもいい。テナントビルに入ってる場合、天井がどうしても低いために、天板をはずして、配管を露出させることで、高さを稼ぐ事をしているが、ここは、通常より少し高い。しかも、一部は、天板に目の粗いブラックアウトされた金網を使っており、見かたによっては、最大3メートルの天井の高さにも見える。その金網の中に、ボーズのスピーカーを発見した。実は、ギャラリーには、音響設備を持たないところが多いのだが、ここは珍しい。ロックカルチャー以降、アートと音楽、ファッションなどは、連動するものとなった。しかし、多くのファインアートは、ファインアートであるがために、スペースとして、音響設備を持たなかった。音を活用したい作家は、ラジカセや、ミニコンポや、テレビモニターとビデオを持ち込むとか、作品自体にスピーカーを組み込んだりしていた。しかし、その多くは、スペースに合った音を奏でるものではなく、会場に相応した音が出せなかった。ここでは、サラウンドシステムではないにしろ、スペースに合った音の出る仕組みになっている。このギャラリーのような、ソリッドな感じのスペースは、音の反射が多く、音の反射を利用して、いい音に聞かせる、ボーズのスピーカーは適している。同じボーズでも、壁への埋め込み式のものがあるが、それでは、このスペースの音の特性に合わない。埋め込み式は、もう少し防音が聞いたところで、人の耳元にささやくように聞かせるのに向いている。そうすると、音の廻るところは、やはり、吊り下げるタイプでないと、このスペースに合う音が出ないのである。しかし、吊り下げると、スピーカーの存在感が問題になる。カラーバリエーションとして、白いスピーカーもあるが、それでも、やはり邪魔である。この問題を、金網の中に設置する事で解決している。生活空間としては、少し冷たい感じにはなってしまうが、こういう店舗スペースとしては、有効な処理方法だと感じた。音をさりげなく活用するギャラリーは、密かに貴重です。貸しギャラリーを探すとき、音についても、判断基準に入れてみてはどうでしょう。
2004.01.10
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銀座のギャラリーアートポイントというところで、12/28まで、おっぱい大好きアーティストで有名!?な松山賢の個展が開かれている。今回は「神話のアイドル」と題し、古典絵画の本質を突こうとしている。古典的な主題を持つ作品は、実際は、裸体を描く口実としてあると思う。女性のポーズに注意し、性器、陰毛などを描かないようにしつつも、理想的な肉体、女性の裸体の美しさを表現いいつつ、結果として、当時の流行の女性を描いていた。松山賢氏は、ここに、今の日本を象徴するポルノグラフィの対象物であるコギャルをぶち込む事で、アートとポルノグラフィの境目や、アートの持っている免罪符的な、お約束事の滑稽さを表現している。これは、同時に、今の日本では、消費文化となっている、グラビア等の女性の裸において、一線を越えなければ許されるという現象への皮肉でもある。世の中、大義名分や、ある約束事を守れば、それでいいという事が多い。今、話題になっていることでたとえると。自衛隊が、イラクへ行くにしても、武器をもってなければいいとか、戦争の最前線でなければいいとか、まあ、いろんな理由をつけて、結局は派兵している。政治的に偏りがちなネタが続くが・・・実際は、仕事が欲しくて、建設がしたいだけなのに、なにか理由をつけて行う公共事業。法的に特例を設ける事によって無意味になるザル法。人は完璧ではないので、逃げ道は必要であるが、こういう、お約束や大義名分がまかり通ることで、事実上のモラルが低下したり、本来のコンセプトが守られない。これは、じつに不思議な現象である。ちょっとエッチな作品だけど、とても、今の日本社会の現象を表した作品たちであった。ちなみに、1月には、大阪でもやるみたいです。
2003.12.21
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神戸アートビレッジセンターに、メディアアーティストの飯村隆彦 個展「見ること/聞くこと/話すこと」-DVDインスタレーション/パフォーマンス/ビデオ上映-を見に行った。この個展は、飯村隆彦氏の映像製作40周年を記念し、1970年代より四半世紀にわたり、ライフワーク的に作られた「見る/見られる」という、「知覚」のビジュアル表現を試みた「見ること/聞くこと/話すこと」を中心に展示されている。DVDを駆使し、4方向に映写された作品や、過去に作られた作品を見たあと。今、開催されている、神戸ルミナリエを見ようと、新開地駅からハーバーランドまで続く地下商店街と、西元町から続く商店街を抜けて、歩いて移動する事にした。神戸ルミナリエも、東京・丸の内のミレナリオなど、似たようなものが出てきたり、そろそろ神戸市もお金が尽きてきたせいもあり、規模が縮小しているそうだ。しかし、神戸には、もともと、地下街やアーケードの商店街が発展していて、そこを歩くと、ずっと、灯りのアーチの下を歩く事になる。今回歩くルートは、特別な雰囲気はないが、常設の神戸ルミナリエを歩いているようなものだ。そんな事を思い、ふらふらと、新開地駅から、高速神戸駅に向かって歩く。地下通路の脇には、地下卓球場がある。普通の卓球場は、窓ガラス超しに、プレイをしている所が見れるのだが、ここは檻のような金網に囲まれていて。あたかも、動物園で「卓球をする人間」を見ているようにも見える。そんな、ちょっとキッチュな、不思議な空間である。しかも、卓球場の向い側の壁画と相まって、相変わらず不思議時空が展開していた。高速神戸駅に近付くと、寂れた地下街になる。ここから、ハーバーランドまで、地下街の両側は店で埋め尽くされるのだが。高速神戸駅の西改札と東改札との間の地下街は、少し寂しい。お腹がすいたので、その一件の串カツ屋で、串カツ特盛り定食780円を食べ、どこか食後のコーヒーを飲もうと店を探していた時、なにやら、空き店鋪を利用したギャラリーらしきものを発見した。壁面は、打ちっぱなしの上に、紙やら布をかぶせただけの所に、手作りのものが展示されている。最初は、少し、躊躇したが、中に入ってみる。どこか、楽しい空間である。先程、見た、西洋哲学的に研ぎすまされたアートとは全く別の、どこか和む世界が展開している。ギャラリーを一通り見て、外に出たとたん、また、不思議なものが目に入った。先ほどのギャラリーの2倍のスペースに、どこかのリサイクルセンターから持ってきたような家具が置かれ、その手前に、手作りの陶芸などの工芸品やら、花やら、野菜が無造作に置かれている。もちろん、内装は、打ちっぱなしで、はつられたコンクリートがそのままむき出しになり、厨房らしきものも、器機がそのまま置かれている。無茶苦茶だけど、センスのある、どこか楽しい空間だ。なにやら、おもしろそうなので、野菜を見に行くと。この野菜は無農薬野菜だと、女主人に声をかけられた。ここは、空き店鋪の有効活用の実験店鋪のカフェで、ハーバーランドや神戸ルミナリエの「ハレ」の空間に対し、勝手口、台所、土間、庭先、軒先きから入るような感覚の「ケ」の空間を意識し、和めるスペースを提供しているという。女主人に声を掛けられるまで、コーヒーが飲めるとはわからなかったが、丁度、コーヒーをいただきたかったので、ここで、一服することにした。彼女は、様々な神戸の活性化イベントに噛んでいたという。そして、その活動の実績もあり、この地下街の空き店鋪を、一年間限定で、安く借り受けるチャンスを得たという。その一年間の期限が、来年の1月の末に来る。それまでに、きっちりとした結果を出し、すっきりと出ていきたいので、一つのイベントに力を入れていると言う。それが「和の灯(あかり)」コンテストだと言う。同じ「灯り」を使ったイベントでも、道路を閉鎖し交通を遮断し、多額のお金を使い、イタリアの技術者で作り上げる神戸ルミナリエに対し、もともと、歩行者しか通らないところで、少額の予算で市民が和の感覚で作る「地下街の手作り神戸ルミナリエ」のようなものらしい。今は、プロのアーティストの方の展示即売をしているが、19日からは、スペースを広げ、一般公募のアマチュアの作品も展示するという。この一般公募は、まだ行うという。それは、多くの人に参加してもらい、多くの人にこの街に来てもらい、それが、積み重なる事で、閉ざされたシャッターの中に、灯が点る事に繋がる。そのような願いもあるというのだ。だからこそ、なるべく多くの人に参加してもらいたいので、12/10に応募は一度は閉め切ったが、今からでも、参加を受け付けたいそうである。しかも、上位3名には、3万円分の商品券が当たるというので、これも楽しい。最終審査は、12/31に行うとの事。当初の展示期間も、12/31までだったが、楠公さんで有名な、湊川神社に初詣に来た人も見れるように、期間も延長して展示するという。今からでも間に合うので、募集要項を下記します。そんな、こんなで、ゆっくりしていたせいもあり、10時前に神戸ルミナリエまで辿りついた。遅いせいか、今まで見た、神戸ルミナリエより人が少ない。阪神大震災の鎮魂の想いを込めて「上を向いて歩こう」を心の中で唄いながら灯りのアーチの下をくぐった。他にも、似たようなものが出てきているが、このような気持ちで見る事ができるのは、ここだけである。しかし、観光、公共事業という、足下の事を見過ぎたために、物語を伝える事を忘れてしまっているような気がしている。それは、「見ること/聞くこと/話すこと」というすべてが揃った形で、市民の参加ができる形態で、プロジェクトが進められていないからかもしれない。物語りが伝承されない。物語が伝承されないという事は、ブランドも成立しない。地下街での出合いを中心に、「見ること/聞くこと/話すこと」を考えさせられた、神戸の夜だった。「和の灯(あかり)」コンテスト 募集要項■テーマ 自然・手作り■仕様自然素材(和素材)を使用した手作りの行灯(あんどん)。置くタイプでも吊り下げるタイプでも可。ろうそく不可。20W以下の電球使用。5時間以上の連続点灯に耐えるもの。■サイズ一人で、動かせるもの。最大、幅や高さ1m以内。■展示方法作品は、神戸高速の地下街(高速神戸駅と新開地駅の間の「星の広場」を予定)展示品は、販売可能。値段は各自設定してください。搬入・搬出は各自お願いします。■展示期間 12/19~12/31 16時から21時まで点灯。■審査 アート展に出展しているアーティスト等により審査。■賞品 上位三名に「メトロこうべお買い物券」3万円分。その他。■出展料 1人1作品につき、1000円■申し込み受け付け作品タイトルと説明(主な素材、大きさ)などを考えた上。とにかく、期間が過ぎており、多少フレキシブルに運営されているので、世話人に確認して下さい。■主催 神戸高速興業株式会社「メトロこうべ地下街」■世話人 カフェ・イグレック 米澤清美〒650-0027 神戸市中央区中町4-2-23 B-5 メトロこうべ内 カフェ・イグレック 米澤清美TEL 078-341-6578 地下街の灯をテーマにしたアート展 地下街の空き店舗を利用したカフェと主人 カフェ内部 カメラつき携帯電話で神戸ルミナリエを撮影する人々。今まではこういう光景はなかった。
2003.12.14
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そうそう。もう、5.6年、聞き続けているCDがある。いや、流し続けているという方が正確かもしれない。CDなのだが、製本されており。CDサイズの本にCDが付いているという感じになっている。タイトルは「ロバの音探し」。文・絵:松本雅隆 写真:中里和人 音楽:ロバの音楽座。吸血鬼ドラキュラの舞台で有名な、ルーマニアのトランシルバニア地方の小さな村の音と風景の写真と古楽器の演奏が楽しめる。特に、現地で収録した様々な音がとても気持ちいい。足音、荷馬車の音、川遊び、子守唄、小鳥、牛の鳴き声、教会の鐘、子供たちの声、夜行列車の音、そして、現地の老夫婦の民族楽器の演奏・・・なにか、どこかに忘れ物をしてきたような音が入っている。その合間に、いつのまにか、素朴な古楽器の演奏が入る。中世の琴であるプサルテリー、バグパイプ、リコーダー、リュート、サズ、フォークフルート・・・・そして、いつ間にか曲が終わる。流行のJ-POPなど、隙間恐怖症と思えるぐらい、音を詰め込んだサウンドとは対極の世界です。昔のヨーロッパに、タイムスリップできるCD。絵本というより、写真集です。老夫婦が民族楽器を演奏する様子の載っているページより。CDの入手は、ロバハウスでできるみたいです。ちなみに、私は、なぜか、無農薬野菜の店で買いました。私は、こういう生活音や自然音を音楽に入れるのが好きで、自宅録音で曲を作るとき、時々わざと入れたりするんですよ。けっこうはまります。
2003.12.11
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案内ハガキを掲載する、アートイベント情報サイト「POSTCARDS 」に、掲載したイベントには、特に始めて掲載したものを中心に、実際に行ってみるようにしている。今日は、朝から、四谷で打ち合わせだったこともあり、その勢いで、飯田橋のギャラリーに向かった。今回は、手芸の展示である。東京デザインフェスタ会場で少し、作品を見たが、失礼な話だが、あまり印象が残っていなかった。駅から歩道橋渡り、階段を下り、銀行のATMの横の階段を上がり、会場に入ると、そこは人でいっぱいだった。しかも。全員女性。そして、壁一面に、毛糸で作られた縫いぐるみで覆い尽くされている。すごいパワーだ。私は、黒のスーツで行ったので、浮いていた。このイベントは「あみぐるみコレクション 」といい、 日本あみぐるみ協会が主催している。このあみぐるみというものは、あみもので作った縫いぐるみのことで、様々な毛糸を駆使して編み物をし、その中に綿を詰めて、縫いぐるみにしたものである。サイズは、15センチぐらいのものが、多く、手軽に作れるのが、人気の秘密のひとつだろう。また、毛糸も、毛足の長いものなど、様々なタイプがあり、いろんな表現が出来るアイテムが揃っているのも。その人気を後押ししているように思う。このイベントも約2年半、協会は一年少しだが、本当に、パワーがある。このあみぐるみ作家は、全国にいるらしく。インターネットを通じて、噂が噂を呼んで、今回は、140名の作家の作品が展示し、作品が販売されている。どおりで、全ての壁が、あみぐるみで埋まるわけだ。一人一人の情熱が、折り重なり、さらに強力なものになっている。私は、ただただ圧倒されるだけだった。壁一面に、人形で、圧倒されたと言うと・・・今年の10月に行われた、高円寺『ハート・トゥ・アート』 のメイン会場の一室で行われていた、柳瀬忠彦 vs 滝町昌寛 のこーナへでは、壁一面に手袋で作った縫いぐるみが貼り付けられていた。関連ページ 。一日5個作ったとしても、何年かかかりそうな物量である。これを、一人で作ったというから、ほんとうに驚きだ。しかも、ひとつひとつ、表情が微妙に違う。どういう気持ちで、作り続けたのだろうか。機会があったら聞いてみたいものだ。さて、この、手袋を使った、ぬいぐるみの材料である、手袋も、もとはというとニット。つまり、あみものである。この技術というのが、やはり、日本が世界に誇る技術なのだ。自動でニットを作る機械のトップメーカーは、和歌山の島精機であろう。この会社は、現社長の島正博氏が、軍手を作る、手袋編機の自動化をするめたに、今から40年ほど前に設立された。この島氏は、町工場で働いている10代の時に、既に、手袋編み機を開発。特許取得。それから、現在まで数々の発明をしつづけていると言う。ディスカウントショップなどで、軍手が安く手に入るのも、この島精機が、自動手袋編み機を開発したからである。さらに、軍手を良く見ると、継ぎ目がなく、正確に、複雑な形状の手袋が編まれていることに気が付く。これは、全自動シームレス手袋編機によるもので、これもかなりの技術である。この技術は、さらに発展し、セーターの継ぎ目を無くする技術に発展。同時に、デザインから生産までトータルにカバーするシステムとなり、ファッション業界にとって、必須といえるアイテムとなる。このおかげで、服のデザインの自由度が格段に向上。さらにコストも抑えている。設計システムと連動することで、いままで、人間が最初から考える事では困難な設計も可能となっている。それらの技術のおかげで、なにげなく着ている、おしゃれなセーターが存在するのである。そして、柳瀬忠彦氏の作っている、手袋でつくった、縫いぐるみたちも、日本の優れたテクノロジーを背景にして出来たものなのだ。日本人の編み物への情熱は、手作りにしても、機械生産にしても、いずれにしても、熱いものを感じる。もしかして、日本は、編み物大国かも。今は、ものづくりは、海外に移転していると言われるが、これだけ、日本は、ものづくりのパワーをもっているのだから。これを、生かさないわけにはいかないように思う。それを生かすには、国内のものづくりパワーを食わせていくビジネスモデルや環境作りを進めていく必要があると思う。
2003.12.10
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案内ハガキを掲載するアートイベントの検索サイトを始めて、一ヶ月を過ぎ、ぽつりぽつりと、誰のつてか、わからないアーティストからも、案内ハガキが届くようになってきた。そういう案内ハガキに誘われて、応募のお礼と、さらにサイトに掲載するために応募してもらえるようにお願いをしようと、神宮前のある小さなギャラリーに足を運んだ。地下鉄銀座線の外苑前の駅を降り、クリスマス前という事で、ナイアガラの花火の様に無数の小さな電球で装飾された、キラー通りを千駄ヶ谷方面へ少し歩く。古いビルの下にある看板を目印に、細い階段を4階まで上がると、目的地であるギャラリーがあった。その日は、二人の作家の金属で作った小さなオブジェと、木版画を木片に貼った作品が展示されていた。一通り観て、会場を後にしようとして、ふと、入り口にある、案内ハガキ置き場を見ると、どうも、トイレでも作品を展示しているらい事が、書いてある案内ハガキ案内ハガキがあった。しかも、展示期間中である。これは、見逃したと思い、もう一度、ギャラリーに入り、置くの扉をノックして、事務所に入った。そこで、トイレを見たいと告げると、左手にあるトイレを案内された。トイレに入ると、和式便所の便器とタンク以外全て、鮮やかな色の糸で円を描いたものが、全面に敷き詰められていた。これは、ドアを閉めて、しゃがんで見るしかない。そうすると、短い時間だが、目が廻るというか、なんとなく、ボーっとする感覚を覚えた。トイレを出て、ギャラリーの主人に、この企画について聞くと、どうも、毎月、違うアーティストによって、トイレが飾られるらしい。こういうのは、めずらしい。よくあるのが、アーティストにトイレをデザインするパターン。SAKO さんは、今はないが、クラブのトイレを、彼女の独特の有機的な陶器で真っ赤に埋め尽くすという事をしていた。そして、東京、大阪に何軒か店のある「青龍門」という台湾小皿料理屋は、仕掛けトイレで有名だ。そこのトイレは、いろんな形のトイレや、ちょっとエッチなものも含め、いろんなオブジェが置いてある。そういう、商業施設として、しかも常設という形で展示する事が多い中で、月がわりで替えていくというのは、面白い。ところで、トイレという空間は、不思議な空間である。これは、一種の瞑想空間ともいえる。名将、武田信玄も、トイレにこだわりのある人物で有名で、トイレについて、かなり拘りをもっていたようだ。そういう理由かどうか知らないが、JRの甲府駅前にある、武田信玄像は、なんとなく、和式トイレにかがんでいるようにも見える。しかも、ある角度から見れば「公衆トイレ」という看板が同時に視野に入るので、余計に、トイレをイメージさせる。今回のギャラリーアートスペースの展示は、私には瞑想空間としてのトイレと感じた。それは、「青龍門」のエンターテイメントとして、話題性のためのトイレとは一線を引いているような気がした。しかし、このギャラリーのトイレって、なんとなく、使いたくないよなあ。瞑想空間にはいいけど・・・ついでに、ですが・・・そして、また違うトイレのアートがある。西洋の古いトイレだ。これは、インドにある、トイレの博物館「Sulabh International Museum of Toilets」に、数多く展示されているらしい。ここには、行ったことがないが、大阪のインテックスでこの春に行われた「水のEXPO」の会場でインド人にいきなりパンフレットを渡されてその存在を知った。ホームページやパンフレットを見ていると、華やかにデコレーションされたトイレが並んでいる。これは、華麗に装飾され、あたかも、一つの調度品という雰囲気がある。これは、これで、一つのアートの世界がある。インドに行く機会があったら、是非とも行って見たい所だ。もし、そこに行ってきた人がいれば、感想を書き込みしてください。お待ちしています。最後に・・・今回行った、ギャラリーは、さらに、同時にもう一つ、小さな展示もしています。これも、月替わりのようです。多くの作家にチャンスを与えるためにいろいろ工夫をしてますよね。本当に、ギャラリー一つとっても、ほんと様々ですね。
2003.12.07
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横浜の野毛での飲み会で、川口市の鉄工所のオヤジさんに会った。埼玉県川口市は、東京23区と荒川を挟んで対岸にある。いまのように、道路が整備される前は、川が物流の中心であったり。第二次世界大戦中は、大きな軍事工場や、演習場にも近かった事もあり、戸田市、板橋区、赤羽などの北区、荒川区、足立区、墨田区、台東区と共に、工業で成長した町である。終戦後も、それらの製造業の町工場は、高度成長期、日本の生活や産業に役立つ様々なものを作り続けた。それは、子供が遊ぶベーゴマから、工場のプラントまで、様々なものを作った。しかし、生産拠点が、海外に移行したり、コンピュータ制御の機械の導入による設備投資の増大は、中小、零細工場の経営を圧迫し、次々と、工場が閉鎖されていった。そのような中、生き残った鉄工所が、その技術を使った新しい試みとして、一つのチャレンジを始めたのである。それは、自らの技術を使ったアート作品の製造である。彼らの技術はかなりのもので、微妙な曲線や、分厚い鉄板のくりぬき、複雑な溶接、表面処理は、何十年も、顧客の高い要求に堪え続けることによって培われたものである。デザインは、独特の風合いがある。鉄工所のオヤジさんは、お茶、料理など様々な教室に通っているそうで、そこで様々な感覚を習得したものではないかと思われる。ここ数年、1960-70年代の日本の工業製品のデザインが、キッチュだってりと、一部の愛好家に受けている。あのデザインの多くは、デザインを専門に勉強していない、無名のデザイナーや、町工場の職人が、時代の感覚を掴んで、作ったものが多いといわれる。そして、私は、この鉄工所の作品に、職人が自らの技術と、自らの感覚で作った、独自の感性を感じている。しかし、この鉄工所のオヤジさんは、自分ではデザインは、いまひとつだという認識を持っている。私は、このオヤジさんの感性を大切にしたいと思うが、彼の考えと一致していない限り、無理強いはできない。しかし、もしかすると、職人とアーティストをマッチングさせることによって、新しい可能性が出てくるかもしれないと思う。この鉄工所では、芸術系の大学や、そのあたりのアトリエや、工房では、作れない技術を持っている。そこで、原案を、アーティストが作り、できない部分を、この鉄工所で作るという手法である。1990年大阪の鶴見緑地で、花の万博が開かれたが、その一つのイベントとして、巨大な古木を再生するという事をやった。私は、完成後に、古木の再生をイメージした舞踏の演出側で関与していたので、その舞台の裏側から見る機会を得た。実は、この巨大な古木の再生のインスタレーションは、いけばな小原流という、近代いけばなの流派による作品で。「前衛いけばな」の延長上にある作品だ。古木もかなり巨大で、クレーンを、花の万博の会場に持ち込み、来場者の目の前で設営するという大掛かりなものだった。その危険な作品作りに、とび職の人が参加していたのだ。これは、通常のいけばなでは出来ない事を、職人がコラボレーションする事により、作品が作る事ができ、アーティストと職人と、お互いの技術を融合することでより素晴らしい作品が提供できるのだ。このような例もあるので、町の鉄工所の技術を生かす、一つの可能性として、アーティストと組むことで、より素晴らしい作品を作り出せる可能性を秘めている。彼らは、芸術系の学校で教えない様々な技法と技術を持っている。それを生かさないという手はない。ファインアートの分野でも、職人をうまく使うことにより、作品をより高度にしていくことができるのだ。11月28日に記した勝間嘉久氏の場合も、アーティストと技術者とのコラボレーションで作品作りをしている。技術の伝承がなされていない現在、今も残っている町の技術者とアーティストが組む事で、より想像性豊かで、高度な表現活動が可能になるように思う。そのためには、職人と芸術家の出会いの場や機会を作る必要があるように思う。そのことにより、日本の町工場の技術を習得しようと志す人が増えたり、その技術を再認識し、付加価値のある、新しい産業として生かそうとする者が出てくるように思う。まずは、ちいさな成功が欲しい所である。
2003.12.03
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