1、家事=飯、風呂、洗濯となった瞬間、家事時間を増やすというのは無意味になりますね。

2、家事=子育て、家族との団欒、地域活動となれば、それは時間を増やす重要性が増すと思います。

日本の場合、1→2という因果関係が見えない、認識されないまま、ただ家事の時間を増やすというのは目的が無いままに努力するようなものだと思います。

どうして1→2という因果関係が構築できないのかを考えることが重要なのだと思います。 (2004.06.28 14:02:15)

P-Blog アイデア&インプレッション

2004.06.23
XML
名刺交換MLで、YahooJapanのNews(国内トピックス)に
「男の家事時間30分増やそう 仙台市が数値目標」というのが掲載された事が話題になった。
その内容は「日本人男性全体の家事時間は1日平均約30分。国際比較では男性の家事時間が2時間を超える北欧諸国はもちろん、欧州で最も短いイタリア人男性(1、2時間)にも遠く及ばないのが現状」ということだ。
しかし、これは、数値に翻弄され本質を見落としているような気がしてならない。
この何十年間の日本は、家事という労働を、減らしたいという発想で、発展した面がある。だから、結果として家事労働を増やすという「男性に家事を余分にさせよう」という運動をしても、家事に対するベクトルが、逆向きなので、いまさら受け入れる事が困難だと思う。
高度成長期の頃、三種の神器と呼ばれるモノには、冷蔵庫、洗濯機など、家電製品が並んでおり、それは、男性がサラリーマンとして働き、自らが家事が出来ない代償として、妻の家事労働を減らすために、こぞって、買い求めた面があったように思う。
そうやって、家電産業は、家事労働を軽減する製品を開発、製造、販売する事をビジネスにしています。
また、様々な、インフラ整備、サービス業、外食産業、中食産業、加工食品などの発展も、家事労働を軽減しています。
そのおかげで、家事労働を強いられていたとされている女性も、かつてより、はるかに、家事労働から解放されています。

今回の数値目標の根拠は、そういう環境の違いを、度外視して、単純に数字を並べて、外国と違うとしか言っていないように思います。
家事労働時間低減先進国(?)の日本が、必ずしも、外国と同じにする必要はないわけです。
さて、日本の男性の家事の時間が少ない原因なのですが。
日本の男性が働きすぎているのが問題・・・・という話もありますが、これは、男性に限った話でもない。それより、今の日本の働き過ぎを輸出している方が問題かも。
日本企業の海外進出とともに、高度成長期の日本男性の働かせ方も、輸出されている面もあるのか、いわゆる開発途上国での、長時間労働、サービス残業などの問題は、日本に限らない問題となっています。
じゃあ、通勤時間の問題があるのではと考えると、首都圏や京阪神では、通勤時間が、男性の家事労働の時間を減らしている部分はありますが、仙台など、地方都市では、諸外国の都市とあまり変わらない通勤時間であったり、逆に、道路が整備されている分、通勤に時間が掛からない場合もある。
他に、こういう事が考えられる。
それは、かつては、家で家事労働を強いられていたとされている女性も、かつてより、はるかに、家事労働から解放されたため、家事を女性のアイデンティティであるとしたジェンダー感を持っている女性が、家事を囲い込んでしまったため、男性が家事に参画できない状況を作り出している。
家事労働が、減ったからこそ、家事労働にしがみつかないと、生き甲斐を感じられないわけで、そこに「男の家事時間30分増やそう」ということをして、彼女の仕事をとり上げることは、女性であるというアイデンティティを奪い去る行為となってしまう。
そして、核家族化と家事労働の軽減が相まって、主婦一人が全ての家事をまかなわないと、主婦としてメンツが保てないという事が強調されている面もある。
これと、同じ原因で、手作りや、手の掛かったモノが素晴らしいという信仰も出来上がった。それだけ、家事を自分の人格にしてしまっているということだ。

このように、日本は、家事をしなくてもいい、社会構造を今まで作ってきたにもかかわらず、いまさら、家事を増やせというのは、少し乱暴な気がします。
「男の家事時間30分増やそう」というより「家族で、面白いことをやろう」ということを提唱し、面白いことをするためには、どういう障害があるかなどを分析したり、うまくいくためにはどうすればいいのかを、じっくり話し合う習慣を広めていった方が、よっぽど、男女共同参画の推進において効果的だと思います。
じっくり、話し合ったりして、家の仕事の分担を、自ら納得して、自分の仕事としてやるようにしていく方が、男女共同参画という言葉と一致しているように思います。
そのためには、話し合う能力を育てる事が、大切なように感じます。
今は、シェアドハウスという生活をしている。そこでは、積極的に参画しないと楽しくない世界ということもあり、メシをつくったり、部屋を掃除したりして、お互い楽しく、快適に過ごす事が、とても楽しかったりする。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.06.28 00:39:55
コメント(8) | コメントを書く
[「個」「孤独」「群」「共同体」] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


シェアドハウスって?  
こんにちは。

「男の家事を30分増やそう」について。
日本人の男は、世界の中でも取り分け家庭を顧みないタイプが多いという気がしますね。
家事をしろというわけではなく、子どもの相手をして欲しいのに、日曜に自分だけパチンコに行ってしまうとか、とにかく家庭より自分の趣味を最優先したい人が多いのではないでしょうか?
それなら結婚する必要なんてないのにね・・・。
だから最近では結婚しない男女が増えたのかしら?それはそれで正直な生き方だと思います。
そのために少子化が進んだとしても仕方ないですよね。年金問題は少子化とは別に対策を立てる必要ありですね。

最近では働く妻が増えたので、家事を自分のアイデンティティと考える女性は少ないのでは?
専業主婦ではまだそういう人が多いかもしれませんが。

私はお金を稼ぐ労働と家事労働を夫婦でバランスよく分担し合うのが理想です。
マイケルさんのいうシャエドハウスってちょっと面白そうですね。でもそういうセンスのある男性は日本には少ないように思いますけどね・・・。 (2004.06.25 19:31:29)

訪問ありがとうございます  
私の父は家事をしていますね。
私としては父の豪華絢爛的な食事より
母の家庭の味が良かったのですが・・・
でもこういう見方もありですね。
ここまで突っ込んで考えていなかったなぁ~
勝手にリンク貼らせて頂きます。 (2004.06.25 20:38:15)

ほんとにねぇ‥  
え~
イタリア夫って、毎日1.2時間も何してはんねやろ?

家事ってジャンルの仕事はルーチンワークやし、どれだけ時間を省いてさっさと済ませられるかが 腕だと思いますよ 

手芸や料理に関しては 好きなら手間をかけるも良し そうでなければ楽にすませば良し。なのに、手をかける程 良い主婦という感じになってますよね。楽に出来る方向に世の中は進んでるはずなのに、この辺りの価値観が変わらないのは何でかなぁ?

果てには 家事に手間を掛ける事こそ家族への愛情の発露で、夫婦関係も子育ても上手く行く、みたいな事、物知りげな人は言っちゃうしね。 (2004.06.26 01:53:24)

Re:シェアドハウスって?(06/23)  
sweetrendez-vousさん 書き込みありがとう。

>「男の家事を30分増やそう」について。
>日本人の男は、世界の中でも取り分け家庭を顧みないタイプが多いという気がしますね。

うーん。残念ながら、家庭を顧みない女性も増えていますよ。

>家事をしろというわけではなく、子どもの相手をして欲しいのに、日曜に自分だけパチンコに行ってしまうとか、とにかく家庭より自分の趣味を最優先したい人が多いのではないでしょうか?

これに対しては、たとえ、子育てをしていたとしても、子供をペットや、自分のファッションの一部としか考える事の出来ない人も増えています。これは、自分のエゴを満足させているだけで、家庭を楽しむことをしていないようにも受け取れます。

>そのために少子化が進んだとしても仕方ないですよね。年金問題は少子化とは別に対策を立てる必要ありですね。

年金が破綻するから、子供を産めというのは、論理が破綻していますよね。
(2004.06.27 01:19:54)

Re:シェアドハウスって?(06/23)  
sweetrendez-vousさんへの返事のつづきです。

>最近では働く妻が増えたので、家事を自分のアイデンティティと考える女性は少ないのでは?
>専業主婦ではまだそういう人が多いかもしれませんが。

「働く妻が増えた」という指摘ですが、何十年前に比べれば、同じ日本でも、働く妻は少ないとも言えます。それはさておき。
働いても、家事は女性のモノと思い、人の何倍も働いている人も多いですよ。ちにみに、元、妻はそんなタイプでした。

また、不況のために、若年者に職につかない人が増えていて、その影響で、専業主婦指向も巻き返してきている面もあります。
マザコン、ロリコン男性ともに、若年層も、一部が、保守化しているんですよね。


>私はお金を稼ぐ労働と家事労働を夫婦でバランスよく分担し合うのが理想です。

それより、先に、まず、何のためにお金を稼ぐ必要があるのかから、見直す必要があると思います。
ここが、きっちりと、検討されていないから、目標を達成するためのリスクの検討ができず、リスクの分担や、リスクを楽しく克服する方法が検討できないのだと思います。


>マイケルさんのいうシャエドハウスってちょっと面白そうですね。でもそういうセンスのある男性は日本には少ないように思いますけどね・・・。

そういう女性も少ないと思います。
(2004.06.27 01:20:27)

Re:訪問ありがとうございます(06/23)  
ブラックパラダイス2004さん 書き込みありがとう。

>私の父は家事をしていますね。
>私としては父の豪華絢爛的な食事より
>母の家庭の味が良かったのですが・・・

かつて、論争を呼んだ石原里砂の「ふざけるな専業主婦」という本の中に「家事は趣味である」というような表現があったように思います。
ブラックパラダイス2004さんのお父さんは、まさに、趣味の家事なんですよね。

それに対して、お母さんは、仕事として家事をしたんだと思います。究極の仕事は、水や空気のように普通になってしまいます。しかし、いい水や空気は、すごくすがすがしいし、水や空気がなければ生きていけません。そのようなことを、自然と行う事が、仕事だと思います。
イベントの仕事なんかをしていた時。そのイベントが、印象に残ることも大切ですが、それより、スムーズにストレスなく自然に終わることが、究極の仕事なんだと感じました。
もちろん、対価をもらうことが仕事という話もありますが、究極の仕事は、お金をストレス無く自然に払える状態なんですよね。

だから、自然に、ストレスとか、緊張のない、お母さんの食事がおいしかったのは、趣味でなく、仕事をしてくれたからだと思います。


それと、リンク歓迎です。これで、リンクを張ってくれた方が、85人になりました。 (2004.06.27 01:32:32)

Re:ほんとにねぇ‥(06/23)  
りおじーにょさん こんにちは

>果てには 家事に手間を掛ける事こそ家族への愛情の発露で、夫婦関係も子育ても上手く行く、みたいな事、物知りげな人は言っちゃうしね。

そうそう。これが問題。

この傾向は、さまざまな商品にも波及しているのよね。
(2004.06.27 01:37:54)

Re:男の家事時間を30分増やそうってか(06/23)  
爆走課長  さん

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: