P-Blog アイデア&インプレッション

2005.11.18
XML
津波の被害の大きかった、カオラックの街に来ています。
カオラックの街は、復興の工事で、なんとなく活気があります。
まるで、10年前の阪神大震災直後の夏ごろの雰囲気とそっくりです。

現地に行ってわかったことは、津波の被害にあった地域は、ごく狭い地域で、小高いところにあった街の中心地は、全く被害がなかったということです。カオラックには、大きな津波が来たため、かなりが破壊されたと思っていたが、現地に行くと、あくまでもイメージで判断をしていたということが良くわかる。
この小高いところにある街の中心地は、被災地域の支援活動の拠点として機能し、さらに、地震の影響が全く無かったため、地震による影崩れが無く、山側からの道路が寸断されていなかったために、救援物資も1.2日で届き。瓦礫などを片付ける作業も、1.2週間で完了したのだそうです。
現在も、活動拠点となっている地域には、精神的障害に対する対応をする本部があったりします。

そして、復興への活動は、津波により職を失った人の仕事をつくるというところに、重点が置かれるようになっています。
いろんな国や地域の政府やNGOなどの支援により、様々な製品が造られるようになったのはいいのですが。
その流通や販売については、営利の行為ということなのか、政府やNGOが支援してくれないということで、モノは作ったが、モノが売れない。そのために、せっかく手に職をつけた所なのに、また、職を失いかねないという事になってきているようです。


ただ、この手に職をつけるプロジェクトにも問題があって、大きな仮設住宅の地域と、小さな仮設住宅の地域での格差が発生しているようで。大きな仮設住宅の地域には、多くの支援者による支援が得られるため、いい製品が出来上がり、それなりに収益が上がるのですが。小さな仮設住宅の地域は、十分な支援が得られず。お世辞にもいい製品といえるものが出来にくいために、売り上げがらないという問題が発生し。仮設住宅間の格差が生じることが発生しているようです。

さて、カオラックの街は、工事で活気に満ちていると言っていましたが。
このカオラックのリゾート地としての魅力は、熱帯雨林を残し、自然との調和が考えられているということです。
これは、他の古いリゾート地は、どの国かわからないぐらい、人工的に植物を植え替えたりしているのですが。新しく開発されたカオラックは、先進的なデザイナーが計画を立てて開発をしたため。ゴム畑などとは全く違い、高木、低木がそろい、様々な植物が混在している熱帯雨林が道路からも見ることが出来ます。

kao
カオラック付近の国道4号線から見える熱帯雨林

確かに、開発はされていますが。
熱帯雨林という財産を活用し、しかも、その財産をほんの少し、人間が手軽に見れるようにすることで、自然の素晴らしさに気がついてもらえる工夫がなされています。

今回は、自然との調和を目指した、新しい世代のリゾート地が、これからという時に、津波の被害に遭い。ダメージを受けてしまいました。
そして、経済的な問題は複雑で深刻です。猶予がありません。だからこそ、安易な開発方法での復興をせず。カオラックの自然との調和の姿勢を持ったリゾートとして、普通に喰えるようになって欲しいと感じました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.11.19 01:53:05
コメント(4) | コメントを書く
[タイ・ラオス そして、アジアの国々] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:カオラックをたずねる(11/18)  
まもあん  さん
残念だったのは、先日のロイクラトーンの日、雨だったようです。そのなかの灯篭流し。海はまだ悲しんでいるのかもしれません。一方、1周年を迎え、当時の惨劇のテレビ放映自粛の声もあります。被災者の心のケアのため。
被災を体験した方には長い日々が続いているのでしょうね。まもあん (2005.11.19 02:12:54)

Re[1]:カオラックをたずねる(11/18)  
まもあんさん 書き込みありがとう。
>残念だったのは、先日のロイクラトーンの日、雨だったようです。そのなかの灯篭流し。海はまだ悲しんでいるのかもしれません。一方、1周年を迎え、当時の惨劇のテレビ放映自粛の声もあります。被災者の心のケアのため。
>被災を体験した方には長い日々が続いているのでしょうね。まもあん
-----
心のケアは、津波のときの第一次的なものだけでは、不十分です。
これから、風評被害などで、経済的なダメージを受けたとき別の形で出てくるんですよね。
たとえば、いま、カオラックは、ハイシーズンを向かえ、復興作業をハイピッチで進め。やる気十分で張り切っているのですが。
このやる気は、かなり、無意識のうちに精神的な負担を与えている状態で。お客さんが戻ってこないとか、売り上げが目標に達成せず、生活が苦しい状態が続いて、希望が持てなくなるとか。逆に、建物が出来て、商売が再開し、なんとなくほっとしたとき。この精神的負担が体に変調をきたしてくるという恐ろしさがあります。
私の母も、阪神大震災の丁度一年後に倒れ。祖父は、全壊をした家の立替が完成したその日に息を引き取りましたし。友人や会社の仲間にも、皮膚に障害が出るとか、うつ病になるとかのストレス障害が出てきました。これは、偶然ではないと思っています。
わたしが気にかけているのは、経済復興のために、いま頑張っている人たちの心の二次被害に対するケアなんです。今回は、取材できていませんが、このあたりの対策がどのように行われているのかが気になっています。
(2005.11.19 09:52:07)

Re:カオラックをたずねる(11/18)  
tropical_monkey  さん
カオラックのこと、書いて下さってありがとうございます。多くの人が、津波の悲惨な地としてではなく、違った観点でカオラックに注目をしてもらえればいいなと思います。

心のケア・・・、そうですね。正直、自分自身のことが時々不安になります。私なんかの体験は、ほんとに小さなことでしかありませんが、仕事を離れ一人になったとき、特に、一人で車を運転しているときなんか、いまだ涙がこみ上げてきます。私でさえこうなんだから、本当に心のケアが必要な人はたくさんいるでしょうね。でも、どうしたら心のケアが出来るのか・・・わかりません。

(2005.11.20 11:07:54)

Re[1]:カオラックをたずねる(11/18)  
まいける さん
tropical_monkeyさん 書き込みありがとう
>カオラックのこと、書いて下さってありがとうございます。多くの人が、津波の悲惨な地としてではなく、違った観点でカオラックに注目をしてもらえればいいなと思います。

ですです。

>心のケア・・・、そうですね。正直、自分自身のことが時々不安になります。私なんかの体験は、ほんとに小さなことでしかありませんが、仕事を離れ一人になったとき、特に、一人で車を運転しているときなんか、いまだ涙がこみ上げてきます。私でさえこうなんだから、本当に心のケアが必要な人はたくさんいるでしょうね。でも、どうしたら心のケアが出来るのか・・・わかりません。
-----
ですよね。
10年経っても、時々、、、

まあ、それとつきあっっていかないとね。
(2005.11.21 00:33:37)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01
・2025.12
・2025.11
・2025.10
・2025.09
・2025.08

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: