P-Blog アイデア&インプレッション

2005.12.25
XML
プーケットのカマラという場所に、津波で亡くなった方に対しての慰霊碑が出来たということが報道された。
6月にプーケットに取材に行った時から、一年目に向けて何かやるという動きがあることは聞いていて。6月25日のプーケット日本人祭りの時に、東京都江戸川区の方から半鐘を頂いたので、それを活用して、火の見やぐらを作ろうという計画もあったことも聞いたこともあった。
そして、慰霊碑という形となるということで、津波から1年という日まで一ヶ月を切った時期に、日本にまで来て資金集めに奔走する姿もあった。
それにしても、なぜ慰霊碑なのだろう。
確かに、多くの方がなくなったという事実があるだけに、その事実を構成まで伝えたり、魂を沈めるものは必要だと思う。
だが、それに対し、今、この時期に、タイ・プーケットに住んでいる日本人が奔走してつくるべき立場なのかは、私には良くわからない。
なぜ、わからないかと言うと。プーケットに住んでいる日本人の多くは、リタイアメント組みを除いて、観光産業に従事して食べているわけで。津波の後の一年、日本人観光客が激減し、ゴールデンウィーク実績で、昨年比マイナス90パーセントという状況で、どこかのどかな南国の風景の影で、収入が減って困っているわけで。自分たちが、どう生きていくかどうかを考えないといけないのに。他人の既になくなった命のために何かをする余裕なんてあまりないと思うんですよね。
まあ、余裕なんてないからこそ、わけのわからず何かのプロジェクトに没頭する事で気がまぎれたり癒されたりする事があるとは思うので、ひとつの結果を出せるアクションは必要なのはわかる。
さて、この慰霊碑が今問題となっている、プーケットへの日本人観光客の誘致に役立つのかということだ。

慰霊碑があることで観光客が来るということはありえるとは思うが、あくまでも亡くなった方や行方不明になったままの方と関係のある方が毎年来てくれる可能性が高くなるというだけで。毎年、時間と共に減っていくだろう。
慰霊碑に参る人は、絶えないかもしれないけど、それは、プーケット観光の小さなオプションが増えただけであって、それが原因で日本人観光客が戻ってくるという事はないし。オプショナルツアーの発注が増えるわけでもなく、同じパッケージの中に一箇所寄るところが増えたらいいところだろう。
私は、当事者でもなんでもないけど、いま食べなくてはいけない人の問題解決のことを考えると、優先順位が本当にこれでよかったのかということには少し疑問もある。
だけど、自分たちで考えてやったことだし、合意形成についてどうだったのかもよくわからないが、一生懸命にひとつの形にして成果としたということは、プーケットの日本人コミュニティにとって、とても大切なことなので。今度、プーケットに取材に行くとき、是非見に行きたいと思う。


6月から11月末まで4回に分けてタイ・プーケットを取材したドキュメンタリー作品「STILL ALIVE」のホームページはこちらです。

http://www.ideaeast.net/stillalive/

☆朝日新聞にも紹介されました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.01.12 22:55:51
コメント(0) | コメントを書く
[タイ・ラオス そして、アジアの国々] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: