P-Blog アイデア&インプレッション

2006.03.09
XML
谷みどりさんをご存じだろうか。
ブログ が「炎上」したので一般にも有名になった方だ。

谷みどりさんは経済産業省の公報が不十分だと感じ、自らの責任でブログをつくり仕事の最中に広報活動をした。しかしPSE問題でブログが炎上。それをきっかけに経産省に知れてしまったから大変。国家公務員法の職務専念義務違反で注意を受けた。

つまり、谷みどりさんは、組織の問題点に気がつき、それを個人の判断で、個人の出来ることで解決しようとしたら罰則規定に引っかかってしまった。
これって、クリントイーストウッドの作品でよく描かれる刑事と同じ行動ですよね。腐れ切った警察組織では解決出来ないことを、自分なりのやり方で問題解決をしようとしたが。市民活動家から苦情が職場に届いたり、職務義務違反だということで罰される。

そう、谷みどりさんは、ダーティーハリーと言われる「ハリーキャラハン刑事」と同じ行動をしたのだ。

ダーティーハリー 特別版【DL-21516】=>ダーティーハリー 特別版 ダーティハリー2 ダーティハリー3 ダーティハリー4 ダーティハリー5

クリントイーストウッドの作品のもう一つの特徴は、有能な女性の活躍である。しかも、男の職場への女性第一期生という設定も何本かある。最初は、女性だと言うことで、言われなき差別的待遇をうけるが、最後には自らの知恵と行動で実力を示し、その差別を跳ね返す。
谷さんは東大を出て79年に旧通産省入省。環境省初の女性課長などを経て、05年から現職。という素晴らしいキャリアをもっている。クリントイーストウッドは映画の中というフィクションで描いているが、おそらく彼女はそれを実際に肌身で感じつつも、はねのけてきていたのだろう。

パーフェクトワールド


こういう官僚もいるんだという事が世に知れただけでもいいのではないだろうか。

そもそもの問題は、ユーザーの立場を考慮した広報が行われていなかったことであり。この問題を解決しない限り、谷さんのしたことは浮かばれないだろう。

PSE問題は、法律が曖昧で、どっちにも解釈出来る内容であったことと、その解釈を十分に告知していなかったという事がある。

谷さんは「官庁のHPは、見たい情報にたどり着くのが大変だし、広報予算も限られている。官僚言葉でなく、個人として語りかけたかった。職務中の更新は注意が足りなかった」と語ったそうだ。
個人として。=人として。 ステークホルダーと対話をしたかったという姿は、役人として評価をすべきであろうと思う。
しかし、大きな問題は、個人では受けきれない。
役所の広報のあり方を根本的に見直す必要があるだろう。
また、一般職員ならまだしも、部長という組織をまとめる上級管理職から、こういう動きが出るというのは、省の運営や意志決定のプロセスに大きな問題を抱えていることの現れでもあるともいえる。

谷みどりさんの今後の活躍に期待致します。



#今回の件は「暴れん坊将軍」が、世の中の政治をどうしようと思い、じいやにだまって、職務を放棄し、お城を抜け出し、市中をうろうろしながら、人々の生活を観察しようとしたら。じいやにばれて怒られたのと似ているという見方もある。ただ、違うのはお庭番がついていないので、全くの無防備だったと言うことだ。



参考 朝日新聞より -------------------


2006年03月08日15時13分

 「わかりやすい言葉で政策を伝えたい」と経済産業省の現役部長が、役職と氏名を明示して開設したインターネットのブログが、3週間ほどで閉鎖に追い込まれた。反対の声もある電気用品安全法(PSE法)に触れたところ、書き込みが殺到したためだ。その上、ブログの更新が執務中だったことが問題視され、部長は大臣官房から注意を受けた。

 ブログは、経産省の谷みどり消費経済部長が2月1日、個人で開設した「谷みどりの消費者情報」。谷さんは東大を出て79年に旧通産省入省。環境省初の女性課長などを経て、05年から現職。

 谷さんはブログで、悪質な内職商法の問題など消費者関連の政策を紹介、経産省のホームページ(HP)への誘導を狙った。当初は好意的な書き込みが多く、読者との関係は良好だった。

 しかし、2月13日にPSE法について書くと、様子がおかしくなった。



 ブログで谷さんは、この法律への理解を求めた。だが、同法に対する意見に交じり、反対派とみられる人たちから「死んでわびろ」「能なしの税金泥棒」など中傷も寄せられた。冷静な意見を含めて、書き込みは最終的に1600通にのぼった。ネット用語で言う、書き込みが殺到し、収拾がつかなくなる「炎上」状態になった。他のネットの掲示板でも話題になり、騒ぎは大きくなった。また、ブログ更新が平日の勤務時間内だったため「公務中の更新は問題」と議論は思わぬ方向に飛び火した。

 このため、谷さんは閉鎖を決断、2月19日に「閉鎖のお知らせ」を掲載し、25日に閉じた。「公務中の更新を巡り、国民の非難を浴びた」として今月3日、国家公務員法の職務専念義務違反で注意を受けた。

 谷さんは「官庁のHPは、見たい情報にたどり着くのが大変だし、広報予算も限られている。官僚言葉でなく、個人として語りかけたかった。職務中の更新は注意が足りなかった」と話した。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.03.10 01:17:25
コメント(4) | コメントを書く
[「個」「孤独」「群」「共同体」] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


責任者出て来い  
非公開@個人情報保護のため さん
『この4月から、自動車は新しい形式認定試験に合格したものしか販売できなくなります。中古車も同様です。車検ではなく、新規形式認定と同様に衝突試験等を行なわなければ販売できません。これは尼崎の脱線事故のような悲惨な出来事を繰り返さないために必要なことです。あなたもご家族が死んでしまったらいやでしょ?』

知識の宝庫さまへ。
谷部長がブログでやったことは単なる印象操作です。1000を超えたコメントの9割以上は論理的な批判や疑問の提示でした。谷部長はこれに一切の返答をせず。閉鎖されたのは論理的返答が不可能だったからというのがもっぱらの噂。
コメントのごくわずかのものだけが、多分1~2人による誹謗中傷でした。あまりの支離滅裂さに本人あるいは近い人によるやらせ説まで流れました。これが功を奏してか、新聞は同情的な論調となり、あなたのように騙される人間も出ました。
この問題に関しては本庁と現場で言うことは違うし、本庁も日替わりで前言を翻しまくって混乱を極めましたが、その責任者は消費生活部長谷みどり氏です。組織の問題点を・・・という、その組織の責任者が谷氏ですよ。
個人的にはとても正義の味方とは思えませんね。 (2006.04.06 01:10:27)

Re:責任者出て来い(03/09)  
非公開@個人情報保護のためさん 書き込みご苦労さんです。

>知識の宝庫さまへ。
>谷部長がブログでやったことは単なる印象操作です。1000を超えたコメントの9割以上は論理的な批判や疑問の提示でした。谷部長はこれに一切の返答をせず。閉鎖されたのは論理的返答が不可能だったからというのがもっぱらの噂。
>コメントのごくわずかのものだけが、多分1~2人による誹謗中傷でした。あまりの支離滅裂さに本人あるいは近い人によるやらせ説まで流れました。これが功を奏してか、新聞は同情的な論調となり、あなたのように騙される人間も出ました。
>この問題に関しては本庁と現場で言うことは違うし、本庁も日替わりで前言を翻しまくって混乱を極めましたが、その責任者は消費生活部長谷みどり氏です。組織の問題点を・・・という、その組織の責任者が谷氏ですよ。
>個人的にはとても正義の味方とは思えませんね。
-----
ダーティハリーって、ヒーロー的行動をしているけど、あくまでもダーティなんですよね。
つまり「問題あり」ということです。
そこがミソです。


(2006.04.06 01:26:20)

ダーティハリーというより…  
くわくわ さん
先日予算委員会で、民主党の川内議員が谷部長にPSEの質問をしていましたね。55分ほどの質疑をネット中継でみましたが、谷部長そのものが、この法律の「中古も含む」判断の強力な推進者であり、おかしな判断の役職としての当事者というだけでなく、真の意味の首謀者であると強く認識しました。

ブログには、「谷さんは志のある官僚だ」「こうして民意を汲もうとしている」「叩くのではなく、むしろ私たちの意見を汲み取ってもらうための窓口になってもらおう」なんて意見が多数書き込まれていましたが、こういう意見を彼女はどう思って眺めていたんでしょうね。一切の返答をせず、いきなりコメント全削除ですから、すすけて見えてくる気はしますけれど。

国会の答弁も、議員の質問には一切答えず(議長から何度も「谷部長は質問に答えるように」とたしなめられ、代理の副大臣が答えるしまつ)、自らの独りよがりな意見だけをとうとうとしゃべるだけ。ブログのスタイルと全く同じでしたよ。 (2006.04.16 13:40:00)

Re:ダーティハリーというより…(03/09)  
くわくわさん 書き込みありがとう。

ところで、ダーティハリーというより、誰なんでしょうか。

みなさん、真面目に読んで頂いて有り難いのですが。
ダーティーハリーをヒーローという認識で読んでいらっしゃいますが。ダーティハリーは、現実にいたら犯罪者なんですよね。その事を忘れていると思います。

ここで説明するのも野暮なのですが、敢えて擁護した書き方をするという、褒め殺ししているだけなんですよね。

ダーティーハリーの他にも、いわゆるヒーローは、酷いヤツが多いです。
特に昔のは、頭がくらくらします。
絶対、ヒーローって、実際に世の中にいない方がいいって思える作品が山のようにあります。

それなのに、ヒーロー気取りになったお嬢さんがいたということです。

だから、ヒーローなんてこの世にいたら困ることが多いという前提で、ヒーローとして認めてあげたわけです。


本文にも敢えて擁護した書き方をしましたしたが。「一般職員ならまだしも、部長という組織をまとめる上級管理職から、こういう動きが出るというのは、省の運営や意志決定のプロセスに大きな問題を抱えている」ということで、個人の問題をカバー出来ない、組織の弱さも今回露呈したと考えています。

つまり、行政は、立法で決めたことを実施する組織といいながら。ひとり、ヒーロー気取りのキチガイ官僚がいたら、その組織の力で暴走を止めることが出来ないということです。
今回は、止まりましたが。恐ろしいことです。

これって危険ですよね。


もちろん、文末の「谷みどりさんの今後の活躍に期待致します。」なんて書いてるけど。期待してないって。
期待しているのは、次の粗相だったりする。
(2006.04.17 00:21:24)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: